MOMASのとびら これまでの報告

MOMAS親子クルーズ「カゲのダンス」

 今回のMOMASの扉は、開催中の宝船展に出品されている田中清隆さんを講師にお招きして行いました。作家さんのお話を直接聞ける、またとない機会です! 田中さんの《遊影雑技》という作品は、クリップやねじ等の身近で小さな素材をたくさん並べた上に、光の装置が吊られています。田中さんに「ゆらしてごらん」と言われ、みんなでそっと光の装置をゆらします。「あ、カゲが動いておもしろい!」「きれい」予想外のカゲの動きに心がときめきます。「こんな素敵な作品をつくってみたいね!」という事で、なんと光の装置の作り方を教えてもらうことに! そして、色紙を切ったりくり抜いたりして、カゲにする面白いカタチを考えました。さぁ、観賞会! 部屋の電気を消して…、自由にのびて踊るカゲに再び心躍り楽しい観賞会になりました。


◆「光をゆらすとカゲが動くよ!」      ◆親子で話しながら作るって楽しい!

    カゲがのびて、右へ、左へ…


 
◆だんだんとマイワールドへ…真剣。    ◆みんなの作品が勢ぞろい!

 

 
◆「ゆらゆらお化けが現れた!」     ◆一斉にカゲがゆれるとまるでダンスを

 「赤鬼も!」切り抜きが上手。      しているみたい!「家でも遊んでみてね」


 <参加者の声>

◆かげがすごくたのしかった。(小1女子)

◆光と影の面白い使い方を学びました。ありがとうございました。(保護者)


 

アート★ビンゴ【きん】

 2016年最初のMOMASの扉はアート★ビンゴ【きん】を開催しました。アート★ビンゴは美術館にまつわるクイズ9問に挑戦し、スタンプを集めます。家族や友達、カップルなどで、作品を鑑賞しながらお互いに想像したことを伝え合うと、新たな発見や驚きと出合います。それが楽しい!と、リピーターも多いのです。今日の問題、動く彫刻《cycle 90°》をずっと観て「動物に例えると何に観える?」の問いでは、キリン・ウマ・ワニ・ウサギ・シカなど、たくさんの動物が出てきました。観る人によって、感じ方は様々です。真ん中に大きな穴のある椅子《トム・バック》が「もし椅子じゃなかったら何に使う?」という問いでは、「穴から音楽が聞こえるスピーカー」「金魚鉢を置いて下からのぞく」など、デザイナーもびっくりの発想が膨らみました。皆さんのご参加、お待ちしています。

 

 

 

「あ、ほんとに動いてる!!」      ◆枯れ木に花を咲かせましょう!

 「キツネみたいだな・・・」          「幹からこっそり1輪」「それ素敵~」

 

 
◆「この形何に使おうかな?」      
僕はサカナ。どこに隠れているか探してね! 

 「何かはまりそうだな~」

MOMASの扉アートカードをつくろう!

 今日は、埼玉大学の大学院生が考えてくれた、アートカードを使った楽しいプログラムでした。アートカードは県内の美術館の作品が絵葉書のようなカードになっており、遊び感覚で鑑賞が楽しめます。「○○なのはどっち?」とゲームで盛り上がった後、展示室へ行って好きな作品をスケッチしました。みんなも色鉛筆で絵を仕上げ、世界に1枚の『MOMASの扉アートカード』を作りました! そして、自分のカードに関する3つのヒントを考えました。鑑賞会では「ふわふわ・明るい色・家族、さぁ、このカードはど~れだ?」と、ヒントをもとにそれぞれのカードを選びました。中には同じ絵のカードが2枚並び、ヒントが微妙に違う難問があり楽しめました! お迎えに来た保護者の方が「元の絵はどんなだろう?」と子供に手をひかれて展示室へGO。本物の絵とカードをみて、たくさんお話してくださいね。



◆「音がしそうなのはどっち?」             ◆「絵を描くの? さっきの絵だ~!」



◆「この猫の絵にしようかな?」          ◆「おいしそうな果物だね!」



◆素敵なカードが完成!              ◆「やっぱり、このカードだったんだ!」

 

<参加者の声>

・わたしは、ばらがあったえのなかにいたやぎがちいさかったので、おおきくかきました!(小1女子)

・最初のヒントゲーム楽しかったです。家でももっとカードを作りたいです!(小5男子)

工房「宇宙センターMOMAS ~謎の星を調査せよ~」

 今日はいつもの創作室がなんと宇宙センターに変身! 参加者は隊員となって宇宙の星を調査して、その星を制作しました。プログラムを考えてくれた埼玉大学の学生さんが隊長となり、色々なミッションが出されました。ミッション1では、調査班のチームワークを高めるために、ジェスチャーゲームや伝言ゲームで大盛り上がり! ミッショ2は調査会議です。担当の星群についてチームでたくさんお話をします。「とっても小さい生き物が住んでいる。」「この星はあの星を守っているよ!」などと、星について想像を巡らせます。ミッション3では、紙粘土で星を作ります。「星と星が仲良しだから梯子でつなげよう!」「くさい星の横には、いい香りがする花の形の星を作ろう!」と、どのチームも工夫がいっぱい。最後は、宙に浮くみんなの星たちを鑑賞しながら班ごとに発表をしました。きっと広い宇宙にはこんな素敵な星がありそうですね☆

 

◆調査はチームワークが肝心!!ゲームスタート! ◆「この星には弱虫がすんでいるの」

 ちゃんと伝わるかな~??            みんなで想像したことを話しています



◆「こんな形を作りたいときはどうする?」    ◆みんなでお話しながら作ります。

 「こんな方法があるよ!」「あぁ~そうか!」   絵の具で色をつけたり楽しい~♪


 

◆色とりどりの星ができました!!!    ◆「みんなこの星の周りを回っています!」

                      「なるほど~!」

 <参加者の声>

◆自分だけで星を作るのは大変だったが、みんなで空想が広がって面白かった。(小4男子)

◆初めて参加しました。ただ作るだけではなく、周りの子供達と話し合い考える面白い内容でした。(保護者)

 

アート★ビンゴ【そら】

 アート★ビンゴ【そら】を開催しました。元気な子供たちがたくさん参加してくれました。花壇の近くにある関根伸夫さんの作品は、座れるだけでなく遊べる彫刻として作られました。「みんななら、どうやって遊ぶかな?」の問いに、眼を輝かせながら想像を膨らませます。「《子午線-1993》という機械のような作品が動いたらどんな音がするだろう?」と、作品から聞こえてきそうな音を想像して楽しみました。今日の難問は、2つの彫刻作品《天空へのメッセージ》と《風の中で》の大きさを比べる問題でした。「どうやったら比べられるかな・・・」と、影を歩いて測ったり、家族や友達と相談してこの難問に挑んでいました。今日も、美術館博士が誕生!!皆さんのご参加、お待ちしています。


「どうやって高さを比べようかな?」   ◆「角からボールを転がしたら面白いぞ!」

 「影を歩幅で測ってみようかな・・・」      「水を流して何か浮かべようかな~」

 
◆「機械みたい、どうやって動くかな?」  
◆「おめでとう! 美術館博士に認定♪」 

 「どんな音が鳴りそうかな?」

 



 

み~っけ!「 おおきいね! 」

 今日は常設展示室にある辰野登恵子さんの版画作品《MAY-21-91》を、未就学児の親子で鑑賞しました。作品に描かれた紫や水色の大きなマルを見ていると、大きなブドウの粒やタコの吸盤、お団子にも見えてきます。鑑賞後は制作です。子供が大きく描いたマルを、お家の人が専用のカッターを使ってギコギコ切り取ります。子供たちは自分の体より大きなマルを頭に乗せたり寝そべったりしてとっても楽しそう♪ 次にそのマルに絵の具を塗って、参加者が全員乗れるほどの大きな紙の上にひっくり返してペタンとスタンプ。さらにその上に乗って踏み踏みダンシング! はがしたらきれいな版画が完成!!のはずが、段ボールがくっついてしまう失敗も・・・。しかし、みんなで作った大きな作品を眺めると色々なものに見えてきました。子供たちの想像力に驚かされる観賞会になりました。

 

 

◆「これ何に見える?」                 ◆「も~っと大きく描こう!」

 「ワインがこぼれたところ」


  
◆とっても大きなマルができた!       ◆踏むの何だか楽しいぞ~♪    


 
◆手をつないでダンスダンスダンス♪   ◆「何に見えるかな~?」

                      「怪獣~」「ここはけん玉!」      

 <参加者の声>

◆ペタンとして、ふむのがとってもたのしかった。(4才女子)

◆家ではできない大きな作品が作れて大満足でした。(保護者)

企画展物語 みる+つくる「人類の旅の物語」

 企画展「旅と芸術」には、人類の旅に関係する作品がたくさん集まっています。今日のMOMASの扉ではグループごとにミッションが与えられ、ヒントをもとに1枚の絵を探しました。「荒れた土地の作品?」「いつもと違う森の中ってどんな作品だろう?」1周しただけでは分かりません。さらにヒントを聞いて2周目をまわると「分かった!この作品だ!」と、作品にたどり着くことができました。次はその作品の調査です。作品の隅々まで観察すると新たな発見があります。描かれている人物に注目し、「この後、この人は何をするのだろう?」と、作品に描かれていないことを想像して観ました。目と頭と心のフル回転です。グループで旅の物語を紡いだら絵巻物に仕立て上げ、最後に発表会をして楽しみました。

 


◆いざ、旅と芸術の世界へ!          ◆「あの作品かなあ?」

 大昔からの人類の旅の世界です。        「向こうにあるんじゃない?」

 

◆「絵の中の人は、何をしているのだろう?」  ◆鑑賞の後は、物語づくり。

  1つの作品をじっくり鑑賞します。      挿絵までこだわっています。



◆みんなの物語お披露目会。壮大な物語です。  ◆挿絵まで、熱のこもった力作ぞろい。

        

 <参加者の声>

◆みつけるのがたいへんだったけど、たのしかったです。(小1女子)

◆みんなが「この人はこういうふうに思っているんじゃないか」と考えてまとめたので、みんなのかんがえがよく分かりました。(小4女子)

アート★ビンゴ【やまぶき】

 アート★ビンゴ【やまぶき】を開催しました。外の公園では衣装をまとってパフォーマンスをする発表会が行われ、いつにも増してにぎやかでした。ビンゴでは「彫刻になったつもりで決めポーズ!」という出題をしました。ヨガのポーズやお相撲のポーズなど、みんな上手!家族そろって披露するなど、こちらも負けずに盛り上がりました。今日は美術館の地下や3階の一番奥にある作品など、見つけにくい作品も問題に出しましたが、美術館探検をしながら楽しんで見つけてくれました。今日でビンゴ40個を達成し、美術館博士になった子もいました。認定書とプレゼントを渡すと大喜び! 皆さんからの挑戦をお待ちしています!!

 

◆「玄関の上のガラス何かにみえてこない?」 ◆「あの中には何が入っているのかな?」 

「ちょうちょ」「バッタ!」「水の上みたい」「お菓子だといいな」「巨人がとじこめられているの」               


 
◆「おめでとう! 美術館博士に認定♪」    
◆お兄ちゃんの椅子に僕も座りたい!!

                      ベビーカーから乗り出してきました!


 

◆三人でポーズ!! 決まってますね~♪

県民の日 もますまつり

 県民の日のMOMASの扉は、特別なプログラムを行いました。あいにくのお天気でしたが、延べ265人もの方にご参加いただきました。美術館の中で、佐藤時啓さんの「リキシャカメラ」に乗る体験ができたり、2階では今日から始まった『旅と芸術』展のワークシートを使ってお手紙を出したり、地下一階のセンターコートでは「洗濯バサミで絵を描こう」というワークショップ(WS)を行いました。WSでは素敵な出来事が! 参加した小学生が2人で大作を完成させた後、スタッフのもとへやってきました。「隣の展示をしている作家さんに僕たちの作品をみてもらいたいんだけど…」モジモジ。スタッフが手伝って隣の作家さんをお呼びし、感想や作品についてのお話ができました。さらに作家さんの展示も見せていただき、多分彼らは今日一日で素敵な出会い、新しい発見をしたのではないでしょうか。少しの勇気って大切ですね!

 


◆リキシャカメラに乗ると外の景色が    ◆おや!コバトンも見えたかな?

 ボードに映ります。             



◆洗濯バサミは友達・家族みんなでも楽しめます♪  ◆これは植物?生き物!?



◆企画展を先に観た人からお手紙が届きます。 ◆「旅と芸術」展を楽しんだら、次は

 お奨めがどの作品か探してみてね!      みんなもお手紙を出してみよう!

 

 

MOMASコレクションみる+つくる「花束を作ってプレゼントしよう!」

 今回は、前回から続くお花シリーズ! 堀田 操《花言葉》と長谷川 潔《二つのアネモネ》をモニターで鑑賞しました。《花言葉》は、きらきらの星空やお花畑、海の中のサンゴ礁に見えたり、「馬の顔が見える!」「くらげがいる。」「街もある。」などと、見る人によって色んなものが見えてくる想像が膨らむ作品です。タイトルにちなんで“花言葉”を紹介すると、興味を持って聞いていました。鑑賞の後、真白なミラマットを使って誰かに贈る花束を作ると、自分で作ったお花に花言葉を付ける子もいました。オリジナルの花にラッピングをすれば、素敵な花束の出来上がり! 観賞会では、みんなの白い花束が大変身! プロジェクターでたくさんの色を映してとても幻想的でした。最後に誰にプレゼントするのか発表です!「明日誕生日のお父さんに、いつもお仕事お疲れ様といってプレゼントします!」 それを聞いたスタッフが涙ぐむ場面も… 感動をありがとう!

 

◆「お魚に見えていた所に街があるよ!」 ◆「元気のよい花と枯れている花・・・

 「夜の街みたい」            戦争と平和を表わしているんじゃないかな」

 

◆針金を花びらにしている!おもしろい! ◆今日は大きなテーブルを囲んで和気あいあい♪

                     スタッフや先生と相談しながら作りました~


 

◆作品の一部になったみたい!       ◆「誰に渡すの?」「お父さん!」


 <参加者の声>

◆おとうさんのたんじょうびプレゼントに、おとうさんのようなおはなをつくりました。(1年女子)

◆人のためにものをつくるというのは難しかったけれど楽しかった。(6年女子)

工房「思いを込めて“世界に一つだけの花”をつくろう!」 

 今回の工房は、シャガールの《二つの花束》を創作室のモニターで鑑賞しました。絵に描かれている様々なものや色に注目し、みんなでお話をしながら鑑賞しました。また、絵の中に登場するシャガールさんのように、頭の上に花瓶を乗せて運ぶ真似を実際にしてみると「落とさないように大切に運んでいる!」「重くて動けないよ~」とシャガールさんの気持ちがちょっと分かった気がしました。そして絵の題名にもなっている”花束”、大切な人へ贈る“世界に一つだけの花”を作りました。材料はミラマットという緩衝材を切ったり丸めたりして作ります。針金で茎をつくり、色も塗ると生き生きしてきます! 最後はみんなの作品を「朝日」「夕焼け」「月の光」など様々な光の下で鑑賞し楽しみました。


◆「ここに動物がいるよ!」                 ◆どんどん手が進みます。


◆「花の色、全部変えよう!」          ◆お花もみんなも夕焼けに包まれました。   


◆今度は月の光~キレイ☆           ◆世界に一つだけの花ができたね♪   

 <参加者の声>

◆せかいで1つのはなを、じぶんでつくれるなんてうれしかった。(小1男子)

◆絵のお話がおもしろく、その後の花の制作につながってなるほどと思いました。楽しかったです。(保護者)

 

アート★ビンゴ【さくら】

 午後から雨も上がりアート★ビンゴを外で開催することができました。ビンゴの問題を考えたのは埼玉大学の学生さんです。どんな答えが聞けるのかわくわくして待っていました。彫刻広場の《天空へのメッセージ》は見上げると作品に周りの景色も映りとってもきれい。空に向かってそびえたつ作品の続きを考えました。また、地下の彫刻達が3人でどんな会話をしているのか考えたり、《流水の門》の向こう側はどんな世界になっているかなど想像して楽しみました。初めて参加した方が「また来たい!」「スタンプもためて美術館博士になる!」といって帰りました。とっても嬉しかったです。またお待ちしております!

 


 
◆「近くで見るときれいだな~」  ◆「誰かに包まれているみたい」

                    「お父さんの膝の上みたい」

 

◆「こんなところに鳥がいる」    
◆作品をじっくり見て、お話が止まらないほど

 「この模様燃えている炎みたい!」  たくさん想像してくれました。

 

企画展物語 親子クルーズ「空をつくろう!」

 今回は親子で前田諒太郎さんの空を描いた作品シリーズを鑑賞しました。色鉛筆で描かれた空はたくさんの色があり幻想的で、絵の中に入ったらどんな気持ちだろうと想像がふくらみます。今日は先に子供達が鑑賞し、それぞれ1枚お気に入りを選びます。それを目隠しをしてもらった保護者に一生懸命伝えます。子供の話を聞いて頭に想像した絵と作品を見比べ、親子で感じたことを話し合いました。しっかり鑑賞した後は、ふわふわの羊毛で空の絵を作りました。白い羊毛の上にカラフルな羊毛を少しずつちぎって並べていきます。「なんだかおいしそう…!」次に、羊毛に石鹸水を振りかけて、ひたすらこすってフェルト化します。ここからは慎重な、そして根気のいる作業。絵は石鹸水でぺったんこです。大丈夫かな~と不安になりますが、乾かして木の枠にはめるととってもきれいな作品が完成。みんなの素敵な空を鑑賞しました。



◆「どんな気持ちになる?」      ◆ふわふわな雲みたい~

「広い世界に入ったみたい」


◆しっかり押さえてぺったんこ!!   ◆ゆっくりなでなで、ひたすらなでなで



◆アイロンをかけるの上手~      ◆世界に1つだけの空が素敵☆

 ふわふわ復活♪上手にできた♪


<参加者の声>

・わたをつかったりしてたのしかったです。がくにはめたときまちに見えました。(小1女子)

・目かくしをして作品を観た後、考えていたものと違い、子供なりの感性で見ていたことに感動しました。(保護者)

企画展物語 みる+つくる「怪盗Yからの挑戦状」

 MOMASの扉が始まろうとする時、突然警官が入ってきて騒がしくなります!「大事件発生!美術館の作品を狙う怪盗からの、謎の手紙を解読してくれ!」と、みんなにミッションが言い渡されます。探偵気分で隅々までじっくりと作品を観て、見事作品を探し当てました。企画展に展示中の本田雅啓さんの作品には、たくさんの動物が隠れていたり、とってもおもしろい題名がついています。鑑賞した後は制作です。丸いスチレンボードを自由に切ってひとつひとつのピースを見ていると、何かの生き物に見えてきます。ペンで目を描いたり色を付けると生き物パズルができあがりました。最後にピースを一列に並べて生き物の名前のタイトルをつけました。今日は一番長い名前を付けた人がグランプリ!楽しく鑑賞しました。


 

◆「あった~!!田魔根義!」         ◆「作品の中に何かみつけたら教えてね。」

 私が読めた題名の作品だ~       「ライオンの頭からカタツムリの角がでているよ!」



◆「この形はくじらに見える~」    ◆この形は何の動物かな~?

   


◆すごい! 62文字?長い名前がついたね~ ◆今日は一列になが~く並べて鑑賞です!

        

 <参加者の声>

◆たいへんだったけどさいごの鑑賞が楽しかった(にせけいじさんおつかれさまでした。)(小3男子)

◆いろんなどうぶつをつくったりならべたりしてとてもたのしかった。(小1女子)

MOMASコレクションみる+つくる「おしゃべりする掛け軸」

 今回は絵の中に入ったつもりで会話を楽しむプログラムを行いました。展示室で、アンドレ・ドラン《浴女》を観て「背中が焦げちゃったわ~」と嘆いたり、ロダンの彫刻の目の力強さから「社員の前に立つ社長さんに見えてきた。」などと、子供の想像したことを楽しく聞き合いました。創作室に戻った後は、小茂田青樹《春の夜》を鑑賞しました。登場するミミズクやネコの物語を考えて、会話を親子で考えました。考えた物語は創作室に現れた梅の花の舞台で実演! 動物になりきるために、画用紙で耳や髭や口ばしも作りました。ミミズクやネコに変装?し、照れていた親子も全員舞台で素敵な動物を演じてくれました。


◆「3人はなんて言っているのかな?」 ◆「ミミズクは何をしているのかな?どんな気持ち?」

 「ちょっと太った?」「え!?」    「星空をボーと眺めている」「獲物いないかな~」

 

◆物語を考え中             ◆耳はこの位置でいいかな~?

 「ネコはこの後どこへ・・・」    


   
◆悪いネコがお魚くわえて・・・  ◆ミミズクの丸い目やネコの口元の表情がいいね!

 「ちょうだい!(鳥)」      
  

 <参加者の声>

◆絵の中に入ってみたときにとても楽しかったです。またこんな体けんをしてみたいです!!(小3女子)

◆制作だと思っていたので「劇」をすることにオドロキました。他の方たちの劇も見られて

 楽しかったです。変装するのもみんなですると面白かったです。(保護者)


 

み~っけ!「 風になって 」

 小島喜八郎さんの《9月の庭にて》は、花々が揺れている瞬間をとらえた風を感じる大きな作品です。作品をしっかり観た後、みんなで風と遊びました。みんなが走ると飾りがひらひら揺れたり、紙の花吹雪が舞い上がってとってもきれい。ヒュルル~風の音も聞こえ、創作室に素敵な風が起こりました。たくさん遊んだ後は風になりきって絵を描きました。筆なんて使わず、手や足に絵の具を付けて勢いよく、みんな夢中で描いていました。まだ描き足りないので紙袋に親子で思い思いの風を描きました。「くるくるたつ巻扇風機~」「タンポポの花畑を吹く風」など、色がきれいな素敵な紙袋がいっぱいできあがりました。今日捕まえた風も詰め込んでみんな笑顔で帰っていきました。

 

◆「何に見えるかな?」          ◆ビニールが揺らして風になろう

 「魚が泳いでる!」「とりが飛んでる」     「僕は大きな風~、ビュォー」



◆風になって絵を描くぞ~        ◆手や足を使って描くなんてはじめて!! 

「ひゅるひゅるひゅるぅ~」


      
◆仲良く描いたら紙袋に戻します     ◆こんなに大きな風になりました~

 


 <参加者の声>

◆えのぐでぬるぬるしておもしろかったです(5才女子)

◆ずっと家でやらせてもらえず、やりたくてやりたくて仕方なかったことなので

 ものすごく楽しんでいました。(保護者)

 

アート★ビンゴ【きん】

 台風が通り過ぎ秋らしい晴れ間が広がりました。今日のアート★ビンゴは初参加の方が多く、「美術館にこんな楽しみ方もあるんだ~!」と楽しんでいる姿が見られました。今日は特別に展示室Aの中からも出題がありました。ロートレックのポスターでは、『この人は何をしているのかな?』という問題に、ポーズを真似しながら考えて、「踊っているところだよ」などと会話が盛り上がっていました。他にも、小島喜八郎の《草》シリーズをみて、『草の中にはどんな生き物がいるだろう?』と想像しました。MOMASの扉の新キャラクターの名前を募集したところ、素敵な名前がたくさん集まりました。どれにしようか迷ってしまいます。ビンゴをきっかけに、再び美術館を訪れて、たくさん想像力を働かせて作品を見てもらえると嬉しいです。


◆「こっちに傾いている?」         ◆3回目の彼は見方も上級者!



◆「私はタコにみえるわ~」        
◆「この人何をみているのかな~?」

 「俺は横になってる人にみえる!」 


 

サマー・アドベンチャー「ロボぐるみをつくろう!」

 2015サマー・アドベンチャーもいよいよ最終回!! 押忍!手芸部の男前部長 石澤彰一氏をお招きし、動くぬいぐるみ『ロボぐるみ』をみんなで楽しく作って遊びました。スタートは衝撃的!!! 犬のロボットが着ている毛皮をぬがせてあげるのです。「キャー! かわいそう」そんな声も飛び交いますが、裸になったロボットにくつ下をかぶせて綿を詰めてあげると、それだけで新しい生き物に早変わり。尻尾フリフリ四足歩行、首を縦に振りながら「ワンワン」と鳴く姿は何とも言えずキュートです。参加者も好みの布やボタンで鼻や耳をつけて、毛糸やリボンで着飾ります。縫うのが苦手でも、部長がやさしい作り方を教えてくれました。結束バンドやホットボンドを使って簡単に作れました。最後は愛するロボぐるみたちが一斉に走ります。「速さじゃなく可愛さを!笑いを取れたら一番!!!」みんな楽しく完走できました。926日(土)北浦和西口銀座商店街に再集結し、運動会を行います。乞うご期待!


◆ぬいぐるみの正体は…?         ◆「へんなの~歩いてる~!」


◆わくわく楽しい材料選び♪        ◆「縫い物なんて普段は…」と言いながら

                       父と息子でちくちくちく  
                  


◆一斉にスタート!「可愛い~」     ◆「行け~!」応援も盛り上がりゴール!

 「アァ、まっすぐ進まない~!」

 

<参加者の声>

◆最初はぬいぐるみをぬがすところがこわかったけれど、さいごはかわいくできて楽しかった。(小2女子)

◆へたな感じがいいあじがでていておもしろいロボぐるみができました。部長に直接教えて 
 もらえて
とても良い記念になりました。(一般女性)

サマー・アドベンチャー「座れる段ボールの椅子大集合Ⅲ」

 2015サマー・アドベンチャーの第4弾は、講師に埼玉大学の高須賀昌志先生を招き、「第3回座れる段ボール椅子グランプリ」受賞作品8点の観賞会をしました。受賞グループには、作品の見所や制作中のエピソード等をインタビュー形式で聞きました。見事に総合グランプリに輝いたグループが「実は最初は、馬じゃなくて鶴を作る予定だった!」という意外なエピソードを披露し、場の空気も一気に和みました。「こんな風に座ってほしい」と実際に座って見せたり、名前の由来や何度も試作を繰り返し計算して作ったことなど、各グループのアイディアや工夫点が聞けて、楽しく学べる観賞会でした。高須賀先生からも「3回目でも、またまだ驚かされるアイディアがいっぱい出てくる!」と褒めていただきました。30日まで、全ての出品作品をご覧いただけます。ユニークな椅子達をぜひお楽しみください。



◆座り心地は??                    ◆4人で座ってもこの安定感!素晴らしい構造。


◆中学生の見事なプレゼン!              ◆審査員は実際に座っています



1階展示風景                               ◆3階展示風景
 

サマー・アドベンチャー「洗濯バサミで絵を描こう!」

 2015サマー・アドベンチャーの第3弾は、大人気の洗濯バサミを使ったワークショップです。地下一階のセンターホールに、20000個の色とりどりの洗濯バサミをつなげて、絵や模様や立体作品をつくります。

近くにいた幼稚園児から「この動物は何でしょう?」とクイズが始まりました。「馬!」不正解でした。「もっとよ~く見て~!」と言われて答えますが、なかなか当たりません! なぜなら、動物は変身してロケットになったり、ロボットになったり……次々に形が変わるのです、これは超難問でした。中には動物を100体も作った子も… 終わるには頃には、フロア一面に色鮮やかな作品が並びます。一階の吹き抜けから見下ろすとこれもまたきれい!! 他のお客さんも思わず足を止め、興味深く見入ります。親子や友達同士で洗濯バサミをたくさんつなげて、みなさん楽しんでいました。



◆トンネルをくぐって            ◆風船をもって飛んでるよ!


◆おしゃれ~☆似合う?           ◆友達とつなげちゃった



◆すごい!きれいな模様ができたよ  ◆吹き抜けから見下ろすと


サマー・アドベンチャー「折り鶴お椀を池に浮かべよう」

 2015サマー・アドベンチャーの第2弾は、美術家の木村仁氏をお迎えして、ワークショップを行いました。日本で、必勝祈願や病気治癒祈願、平和の願い等を鶴に込めて折るようになったのはいつからでしょうか。この作品ができるまでの木村さんのお話を聞き、制作をしました。内側を朱色に塗られたお椀にそれぞれの願い事を描き、祈りを込めながら白い折り鶴を折ります。風に吹かれても沈まないように、鶴に重りをつけてバランスを取って完成です。「もでるさんになりたい」「サッカー選手になりたい」と、将来の夢を書く子や、子供の健康を願うお母さんなど、たくさんの願いがこもった作品が公園の徒渉池に浮かびます。中には「食べても食べてもなくならないカレーが食べたい」といった楽しいお願い事も! 風に吹かれて鶴が、すいすい進んだり、くるくると回ったり、たくさん集まってとってもキレイ! みんなの願い事が叶いますように!



◆初めての折り鶴、折れた~!     ◆お願い何にしようかな~?


◆「お母さん、ツル教えて」      ◆願い事、叶いますように☆



みんなでそ~っと水に浮かべます  ◆水上に広がる白い鶴に朱色のお椀、素敵な                                                        光景です。

<参加者の声>

◆ねがいごとが叶うといいな…。おもしろかった。(5才女子)

◆願いが叶うようにていねいに鶴を折ることができた。戦争を忘れないようにしたい。(中3女子)

◆原爆投下の日に平和を願う気持ちを込めて、作成しました。素敵なイベントに参加できて良かったです。(40代女性)


 

サマー・アドベンチャー「からだとボールでアートしよう!」

 2015サマー・アドベンチャーの第一弾は、スーパーリフティングパフォーマンスチーム球舞のMarco.氏と、Yoshio-kunお迎えして、からだとボールを使ったアートに挑戦しました。2人は登場するなり音楽に合わせてボールを巧みに操る超絶パフォーマンスを披露! 「おぉ!」と歓声があがります。からだとボールを自由自在に操り、まさに動く芸術です! 次はみんなの番、「すごく難しそぅ。」「やってみたい。」みんな最初はドキドキしながらボールを受け取りました。最初は、みんなで並んで波を表現したり、動きをビデオで録画して、見て楽しみました。次は、ヒールリフトやネックキャッチを伝授してもらいました。分かりやすく個別指導もしてもらい、どんどん上達しました。午後は発表会です。グループで技や構成を考えて元気いっぱいに表現しました。最後は球舞のスペシャルパフォーマンスで盛り上がりました!



◆みんなつながれ~                             ◆ぜったいに成功させるぞ!



◆発表の打ち合わせ中。この技はどう?    ◆みんな上手~



◆女子中学生も頑張りました。                  ◆すごい・・・神業☆

<参加者の声>

◆あんなすごい技よくできるなと思いました。ボールの表現の発表がすごい楽しかった。(小3男子)

◆とっても楽しかったです。難しかったけど、球舞のみなさんや大きい人が教えてくれたので成功しまし       
 た。今日はほんとうに楽しかったです。(小4女子)


 

アート★ビンゴ【そら】

 子供たちは待ちに待った夏休みに入りました。今日のアート★ビンゴ!には、暑さに負けない元気な子供たちがたくさん参加してくれました。企画展「動く、光る、目がまわる、キネティックアート」のポスターのしましま模様をみて何に見えるか想像したり、カラスの彫刻の足元をみて何をつかんでいるのか考えたり、グッドデザインの椅子にすてきな名前をつけたりして楽しみました。丸いクッションがついた《ガーデン:リトル・ツリー》という椅子では、「どんな人が座ったら似合うかな?」という質問に、「りす」「キノピオ」「赤ちゃん」「芸術家」など色々な答えがありました。この夏、1階~3階までたくさんの椅子が並んでいます。是非、お気に入りの椅子を見つけたり、椅子に名前をつけて楽しんでくださいね。


◆何か獲物をつかまえたのかな         ◆7人連れでビンゴに挑戦!


 
◆「どんな人が座ったら似合うかな?」     
◆みんなで休憩? 

 

MOMASコレクションみる+つくる「わくわく☆額縁職人」

 今回は、MOMASコレクション第Ⅱ期の中から、ドニ、ユトリロ、ピカソの絵画を3点鑑賞しました。絵に描かれているものや、絵から感じることを発表しながら、じっくりと鑑賞しました。次に注目したのは額縁です。「こっちは彫刻がしてある。」「この額縁はつるっとしている。」面白い発見がありました。絵に合わせて額縁も選んでいるのですね。もし、自分だったらこの絵にどんな額縁を付けようかな~と、 今日は額縁職人になって絵に合う額縁を作りました。枠の土台に木端やスチレンボードで飾りをつけていきます。いつもは接着に使うホットボンドを盛り上げて、模様を描きました。最後に黒・金・銀にスプレーして完成です。みんなの作った額縁に、今日鑑賞した絵を入れて壁にかけ、スポットライトで照らすと額縁も主役! まるでちがう作品のように見えました!


◆この作品に合う額はどれかな?        ◆絵の中にあるのも額縁?テレビ?

      

                         
◆どの絵にしようかな?                ◆すごい!!立体的な額縁!

   

                        
◆絵の中のレンガや波をつけたよ。     ◆楽しい感じの額縁にしました。                                                   


 <参加者の声>

◆一人一人同じ絵なのに額縁だけで印象が変わったので面白かったです(小5女子)

◆絵をかくと思っていたけれど、がくをつくったのははじめてなのでおもしろかったです!!(小3女子)

企画展親子クルーズ「 くるくるきらきらキネティック 」

今回の企画展親子クルーズは、開催中の「キネティック・アート」のグラツィア・ヴァリスコの作品を4点鑑賞しました。動いて、光って、まわる作品を見ると、「どんな仕組みかな?」とみな興味津々です。近づいてよく観察すると「あ、わかった!」と声が上がりました。「2枚重なっている!」「後ろのボードが光って回っている。」など、作品の特徴や仕組みをしっかり理解して制作に入りました。「作品はこうなっていたね~。」「光を通すにはもっと切ろう!」とあちこちで会話が聞こえてきます。親子でそれぞれつくった円盤を重ねて箱にのせ、下から光を射すと「すご~い!きれい!」と大興奮! 観賞会で部屋の明かりを消すと、天井にも赤、青、黄色の光が反射してとっても幻想的! 親子で動く光と遊びました。


◆「どんな仕組みかな?」                     ◆いろんな形を切ってみよう!

 「2重になっていたよ」                      お父さんの上手だな~


                        
◆60年ぶりの工作♪                       ◆思い思いの作品ができたね

    

                         
◆高速で回すと下の絵が浮き出た!             ◆超力作!予想以上になって感動~☆                                                   


 <参加者の声>

◆父が初めてあんなに上手いとは知らなくて驚きました。父のすごさを知れてよかったです(小4男子)

◆まわして はなびみたいできれい(6才女子)

み~っけ!「 もます 音楽隊 」

 今回のみ~っけ!のテーマは“音”です。色々な水の音を聴いた後、水の音が聞こえそうな作品を探しに行きました。《浜風》《あじさい》などの絵を見ていると、たくさんの音色が聞こえくるようです。鑑賞した後は、手作りの音を楽しみました。大きな筒をゆらすと「ごろごろごろ!」「ざ~~~」 中に入っていたのは木の実や小豆です。「大きな音がして楽しい!」「波の音みたい!」 音がなるものをみんなも作ってみたくなりました。木をはしごの様に並べてホットボンドでくっつけて、かわいい顔や手足をつけると、「♪けろけろ♪」カエルの鳴き声がする楽器のできあがり! そこへ、演奏会の招待状が届くと、色々な音の注文に合わせて楽器を作りを楽しみました。最後はみんなで大合奏。「♪やまのおんがくか♪」の曲に合わせて演奏すると、様々な音色が創作室に響きわたりました。「あ~、楽しかった!」


◆「どの絵が音がしそうかな?」   ◆「ぴちゃぴちゃ」雨が降ったら

 「ざーざーって音が聞こえる」     「けろけろ」カエルも出てきそうだね


 

◆「ビー玉が転がる音がした!」  ◆カエル(の楽器)、上手に鳴くかな?                                      
 「電車の音みたい!」 


                       
◆「ふーふー」猛練習中、えらい!!  ◆もますの仲間で大合奏~♪


 <参加者の声>

◆すごくたのしかった。かえるつくるのがたのしかった。(5才女子)

◆《あじさい》の絵から音が聞こえたことは『目からウロコ』、発泡スチロールをこする音
   がバイオリン
とは!『耳からウロコ』でした。(保護者)

MOMASコレクション親子クルーズ「一枚の板から椅子ができた!」

 今回は、当館のコレクション「グッドデザインの椅子」を4脚鑑賞しました。最初に出てきたのは、自転車のサドルに長い棒がつき、下は丸くてグラグラする椅子です。「これ、本当に椅子なの?」「座れるの?」みんな不思議そうに見つめます。ずっと見ていると何かの形に似ていることに気づきます。「鳥」「フラミンゴ!」「キリン!」そう言われるとそう見えてきます。最後に《Bin.Chair》という椅子を鑑賞しました。この椅子の秘密は、一枚の板を無駄なく使って組み立てられていることです。みんなも一枚のパネルを全て使ってミニチュア椅子づくりに挑戦です! スチロールカッターを使ってスイスイ切って、ホットボンドでくっつけていきます。お家の人と部品を交換するのもOK! 作っているときも、出来上がった作品を見ているときも親子の会話がはずみます! 実際に、こんな椅子があったら楽しいですね。


◆「何に見えるかな?」                     ◆座り心地はどうかな?

 「人の口にみえる!」

◆お家の人と一緒ならスイスイ切れるね! ◆足の長いこの椅子は!                                      
                       「タツノオトシゴ」

                       
◆お母さんの黄色の部品、ここに    ◆みんな工夫しているな~                            
 着けたらカッコいいかなぁ。


 <参加者の声>

◆思うがままに切ったのに、いい椅子ができたのでよかった。(小5女子)

◆リラックスできました。自分のひらめきの通りに何かを作るのは楽しいです。(保護者)

「気分は彫刻家!彫刻作品をつくってみよう!」

 今回は石の彫刻《ゆっくりと起き上がる精神の集積》《流水の門》《NEGATIVE BALL》の3点を鑑賞しました。進行は、埼玉大学の学生さんです。「この彫刻にはどんな形が隠れているかな?」「触ったらどんな感じがすると思う?」と問いかけると、するどい意見を次々と答えてくれました。子ども達の発言には、いつも驚かされます。じっくりと作品を鑑賞した後は、石の代わりにお花を生ける時に使うオアシスを使って彫刻作りに挑戦! 簡単に穴を開けたり線を彫ったり、石のように割ることもできます。ゆったりと鑑賞したおかげで、抽象的で素敵な作品がたくさん出来上がりました。完成した作品を持って外に出ると、石の上や草むら、彫刻の横に自分の作品を置いて発表会をしました。風景にとけこんだ作品は、部屋の中で見るより更に素敵に見えました。


◆「穴がいっぱい並んでる~」                ◆「これは何だろう?」

 「これは石を割るためにあけたよ。」          「Tシャツ!」「大きい穴あきチーズ!」

 
◆「何で穴があいてるのかな?」            ◆気分は彫刻家!「どんどん彫るぞ~!」

 「中のボールが飛び出ちゃったんだ。」 
 

◆彫刻に負けない素敵な作品たち          ◆「鳥のイメージなんだね~」「ステキ!!


 <参加者の声>

◆くっつけんのがたのしかった!(1年男子)

◆指でおしたり、さしたり、色々な道具の色々なところを使って作品を作れることがわかりました。(6年女子)

アート★ビンゴ【わかくさ】

 今回のMOMASの扉は、どなたでも参加して楽しむことができるアート★ビンゴ!です。開催中の県展を見に来た大人の方もグループで参加してくれました。展示室Aの前にある彫刻作品《イル・ド・フランス》を見ながら「何をしているところかな?」「今から温泉に入るところだよ。」「海水浴に来ているんだよ。」と会話を楽しんでいました。地下の彫刻作品《マグダラのマリア》では、「なぜ、こんなに泣いているのかな?」と彫刻の気持ちになって考えました。「きっとこの場所から離れたくないんだよ。」「みんなが服を引っ張るから泣いているの。」「寒くて泣いているのかな・・・」今回も子ども達が見て感じたことをたくさん教えてくれました。



◆水に入って気持ちいい~って言っているよ!


◆美術館を何色に塗ろうかな~
  

◆壁のサイはなんて言っていると思う?

み~っけ!「おしゃれな枢機卿になろう!」

 み~っけ!は未就学児と保護者対象のプログラムで、お子様の美術館デビューに最適です。今回は、みんなで彫刻家ジャコモ・マンズーの《枢機卿》を鑑賞しました。その後、枢機卿が着ているマントや帽子を身につけて神様にお祈りしてみると、すっかり気分は枢機卿です。「まっ白なマントと帽子をおしゃれにしよう!」と、絵の具を使って親子一緒にたくさん模様を描きました。完成が近付いてきた頃、突然電気が消えました。「停電かな?」心配していると、ブラックライトがつきました。「わぁ~きれい~!絵が光りだしたよ!」「光の線を描いているみたい!!」みんなのテンションは最高潮! 最後は、光るマントと光る帽子を身に付けて発表会です。音楽に乗ってファッションショー風に鑑賞を楽しみました。おしゃれな枢機卿が勢揃いしました。


◆「みんなで神様にお祈りしよう!」 ◆「ぐるぐる、くねくね・・・うん、いい感じ!」
 


◆「光る線路に電車が走るよ!」
  ◆ファッショナブルだけど、崇高さが漂います。
 


 <参加者の声>

◆ピカピカになってたのしかったです。おててもピカピカでたのしかったです。(4歳男児)

◆初めての絵の具を使ってとても楽しそうでした。美術館、好きになってくれるかなと思います。(4歳男児保護者)

工房「マリオネットで踊ろう!」ダンスパーティーへようこそ

 今回の工房は、埼玉大学の学生達が企画し、進行をしてくれました! 音楽が流れる会場はいつもと違う雰囲気!「何を作るのかな?」と期待していると、おかしなマリオネットの「クモまる」達が登場! みんなの目がキラッと輝きます。「一緒にダンスパーティーをしてくれる友達を探しているよ!」ということで、今日はスポンジやたわし、ストローなどを使ってマリオネットをつくりました。木村直道さんの作品でも使われているように、身近な材料を体の一部分に見立てて組み合わせると、面白い生き物や人形ができます。糸を結び付けて操ると、手足をくねくねと動かすマリオネットの完成です。最後は班ごとに音楽に合わせてダンスを披露。ビデオ撮影したものをみんなで鑑賞しました。作ったマリオネットに命が吹き込まれて踊りだすと、観ていた大人も「お~」っと心躍りました。ダンスパーティーは大成功!



◆「銀色の束子をゾウの鼻に使おうかな~」 ◆「どんなダンスにしようかな~」



◆「ちゃんと踊っているように見える?」  ◆鑑賞会「みんなの動きが面白いね!」   

 <参加者の声>

◆じょうずにダンスをおどれてたのしかったです。(2年女子)

◆みぢかなもので作るというのが楽しかった。(4年男子)

◆あやつり人形を作るのは初めてだったので、糸がこんがらがったりして難しかったけれどいろいろな道具を使って人形を作ることができて楽しかった。(中学1年女子)

企画展物語 みる+つくる「瑛九になろう!カリカリエッチンgood!」  

 今回の企画展物語 みる+つくる では、企画展「private,privateわたしをひらくコレクション展」関連作品の中から、瑛九の版画作品を鑑賞しました。版画といっても、学校でやったことがある木版画や紙版画ではありません。エッチングという銅版画の作品や、リトグラフの作品です。髪の毛のような細い線に注目してみると、風や動きを感じとることができました。鑑賞の後は制作です。透明の塩ビ板に鉄筆でカリカリ絵を描いたら、クレヨンで色を塗ります。タオルで余分なクレヨンを拭き取ると、鉄筆で描いた線の中にクレヨンの色がつくのです。カリカリ描いてはクレヨンで塗って拭き取る・・・を繰り返すこと1時間。塩ビ板の裏に和紙を貼ると、子供の思いが詰まった素敵な作品が完成しました。摺らなくても版画ってできるのです!

 

◆「風が吹いてるみたいで気に入りました。」◆「雷神竜を描くぞ!カリカリ!」



クレヨンを拭き取ります。馬楝(ばれんで擦っているみたい!◆鑑賞会「素晴らしい作品ばかりだね!」   

 <参加者の声>

◆たのしくてしぬまでやりたかったです。(2年男子)

◆鉄筆でたくさん線を引いたり線の太さを変えたりして、とても楽しかったです。(4年女子)

アート★ビンゴ【やまぶき】

 今年度初めてのアート★ビンゴ! ベビーカーを押しての親子連れや友達同士などたくさんの方が参加してくれました。動いて形を変える屋外彫刻を再発見して驚いたり、美術館入口扉の中が光っている佐藤時啓さんの写真を見て、この扉の中ではいったい何が起こっているのだろう・・・と想像したり、ヒト型の椅子『ブルム』に似合う洋服を考えたりしました。お話をしながら毎回ユニークな答えや豊かな発想が聞けるので、スタッフもとても楽しみにしています。常連の方がスタンプを40個ためて美術館博士となり、表彰状と記念品でお祝いしました。次回は613日(土)です。ふるってご参加ください。


 

◆ほんとだ!形が変わった!
 


◆美術館に何がドッキングしたらおもしろいかな?   


◆「へぇ~そんな風にみえたんだね!」  

もますまつり「リキシャカメラ登場」「洗濯バサミで絵を描こう!」

 ゴールデンウィーク5日、6日に、リニューアルオープン記念イベント“もますまつり”が行われました。MOMASの扉では、美術科 佐藤時啓さんがバングラデシュで制作したリキシャカメラに乗る体験と、「洗濯バサミで絵を描こう!」を行いました。リキシャカメラに乗車してカーテンを閉めると、膝の上に置いた白い板に外の景色が映し出されます。佐藤さんはこの映し出された景色をもとに、12点のドローイング作品を制作したそうです。今回はスケッチブックを持って乗車して、実際にスケッチを描いた子もいました。洗濯バサミの方も新作が続々登場していました。子供の想像力は無限です。2日間でリキシャカメラを509人が体験し、洗濯バサミは372人が参加してくれました。


◆子ども達に大人気のコバトンとさいたまっち! ◆「リキシャカメラに乗って絵を描いてみましょう!


◆こんな風に逆さまに映って見えます!   ◆絵も逆さまに! ジャグラーがいるのが分かりますか?


◆洗濯バサミを使って親子でアートします。  ◆カニさんパラダイス!がんばったね♥

もますまつり「オリジナル万華鏡箱カメラをつくろう!」

 この春リニューアルオープンした埼玉近美。ゴールデンウィークも“もますまつり”で盛り上がりました。MOMASの扉では、箱に虫眼鏡とミラーとフィルムを貼って、万華鏡箱カメラづくりを楽しみました。これは、美術家 佐藤時啓さんの作品《リキシャカメラ》の原理と四面万華鏡を組み合わせた、埼玉近美オリジナルのものです。中を覗くと「あら、不思議!」外の景色が格子状に連続して映ります。黒川紀章さんが設計したこの美術館も、格子状のデザインが特徴的なのです(^_^)V。組み立てた万華鏡箱カメラに思い思いの飾りをつけて覗き込む子ども達は、とっても嬉しそうでした!



◆外箱には虫眼鏡、内箱にはミラーを付けます ◆「フィルムを貼って!」親子で協力して作ります。



◆外箱に内箱を差し込み、覗きながらピントを合わせます。◆絵を描いたり飾りをつけるのも楽しいな!


◆鯉のぼりの口から入った外の景色が尾から見えます! ◆デジカメに取り付けて彫刻広場を撮影


企画展物語 親子クルーズ「写真を撮ってアートしよう!」

 今回の企画展 親子クルーズでは、「private,privateわたしをひらくコレクション展」のセクション「アナザー・ヴィジョン・サイタマ」を鑑賞し、自分のお気に入りの作品を選びました。これは埼玉にゆかりのある現代アートの作品コーナーです。写真や写真のように見える作品は、私たちの眼には映らない世界を浮かび上がらせています。作家さんの様々な表現をみると、やってみたくなるものです。鑑賞の次は、一人一枚風景写真を撮影し、障子紙にプリントしました。表にはクレヨンでぐにゃぐにゃした線を描き、裏側から透明水彩絵の具で色を塗りました。にじみを生かしたり、現実とは異なる色を塗ることで、写真がアートになりました。


◆「この作家さんの作品が気に入った人は?」  ◆「現実とは違う色を塗ってみよう!」



◆「美術館のこの曲面が好きなので、きれいな  ◆噴水を眺める少年がアートに!
  色に塗ってみました。」

 <参加者の声>

◆絵が発表に出されてうれしかったです。(2年女子)

◆写真を撮って何をするのかとてもワクワクしました。色をつけて新しい作品ができて楽しかったです。(5年男子)


 

MOMASコレクションみる+つくる「えっ?《ドッキンgood》をつくろう」

 今回のMOMASコレクションみる+つくるでは、埼玉県立近代美術館を外から眺めました。「あっ!四角い形が突き刺さっている!」「美術館を支えている大切な四角かな・・・」 みな、不思議そうに眺めます。何とこれは、彫刻家 田中米吉さんの《ドッキング (表面)No.86_1985》という作品なんです。美術館の中からも鑑賞を楽しんだ後、2つの形を合体させた作品をつくりました。まず、粘土に物を押し当ててくぼみをつくります。そこに角柱を押し当ててから石膏を流すとあら不思議!貝殻やドアノブなどの形と直方体が合体するのです。最後に粘土の型からそ~と石膏を取り出すと「わ~、できた!」ドッキンgoodな作品が完成しました。石膏が固まる45分間は、みんなで彫刻作品を鑑賞して回りました。これも楽しかった!

 


◆どうですか? 美術館にささているんです! ◆中に何が入っていると思う?

                      「お宝!」「綿」「星」


◆「どの形をドッキングさせようかな~ 」  ◆「ここに棒をさしてみよ~っと!」
 「何が見えるかな?」


◆最後は鑑賞会。「私の作品はこれです!」  ◆いろんなドッキンgoodがあるね!


 <参加者の声>

◆貝殻と木をドッキングさせたのが楽しかったです。(2年女子)

◆中を取り出す時にドキドキしました。(5年男子)

もますまつり「リキシャカメラ登場」「洗濯バサミで絵を描こう!」

 半年間に及ぶ改修工事をようやく終え、411日(土)に埼玉近美が再起動しました。11日、12日には リニューアルオープン記念イベント“もますまつり”が盛大に行われ、たくさんのお客様でにぎわいました。MOMASの扉では、美術家 佐藤時啓さんが1999年にバングラデシュで制作したリキシャカメラに乗る体験と、ワークショップ「洗濯バサミで絵を描こう!」を行いました。リキシャカメラに乗車してカーテンを閉めると、膝の上に置いた白い板に外の景色が映し出されます。この不思議な体験に、子供も大人も思わず「お~!」と驚きの声をあげていました。洗濯バサミの方も、親子で夢中になって遊んでいました。2日間でリキシャカメラを637人が体験し、洗濯バサミは550人が参加してくれました。

 


◆コバトンとさいたまっちがお出迎え!   ◆大人気!!! コバトンの優しいハグ!



◆「この白いボードに景色が映ります。」  ◆「あ~、面白かった! また乗りた~い!」
 「何が見えるかな?」


◆センターコートに広がる洗濯バサミの   ◆はみ出してしまってもそれがアート!

 世界。「美しい。」

冬の特別プログラム「昆虫を作ってアートしよう」in自然の博物館

今年度最後のMOMASの扉は埼玉県立自然の博物館とコラボして「昆虫を作ってアートしよう―色の冒険ー」を行いました。企画展「カラフル昆虫記」を、博物館の曽根﨑先生の面白解説を聞きながら鑑賞した後、拡大鏡を使って昆虫を細部まで観察しました。「げっ!毛が生えてる。」 そうです!、昆虫ってよく見ると結構毛が生えているんです。科学体験の後はアート体験です。ミラマットの昆虫パーツを自由に組み立て、蛍光チョークの粉を振り掛けたり、メタリックなタミヤカラーで色を塗っていきます。そうすると世界に1っぴきだけのオリジナル昆虫の出来上がりです! 最後に部屋の明かりを消してブラックライトを点けると、たくさんの昆虫が蛍光色に光り輝きました。幻想的な虫たちの世界を思う存分堪能しました。



◆「モルフォ蝶の羽の表面はギザギザして     ◆「わ~、絨毯みたい!」

  いて、青い光だけ反射するんだよ。」



◆光の素の蛍光チョークを振りかけたり、  ◆何とも愛らしいせ虫たちです。(新種?)
 蛍光アクリルで模様を描きます。
 


◆作者の想像力が光り輝きます!「ま~、きれい!!!」

<参加者の声>
◆チョークで羽に描くと光りました。びっくりしました。(小1男子)

◆人間が見た昆虫の色と昆虫が見た昆虫の色。この二面性の色があることをブラックライトで表現されていた。自分の昆虫を美しく見せてもらって、ARTがまた好きになった。(保護者女性)

冬の特別プログラム「粘土で作ろう!みんなの街」

前回と同じく、若手陶芸家の森一平さんに講師をお願いし、埼玉大学さんで《粘土で作ろう!みんなの街》を行いました。素足になってブルーシートの上に上がり、用意されたテラコッタ粘土の山を見ると子供達は「え~、こんなにあるの!!!」とビックリ!!! 掻き出しベラで粘土をたくさん掻き出したら、それを細いひも状にしていきます。森さんの「用~意、ドン!」の掛け声で競争すると、一生懸命伸ばしていきました。次に、森さんが制作したテラコッタ製近代美術館が登場すると、「すげ~っ!」と興味しんしんに見ていました。「みんなで近代美術館の周りを街にしよう!」と言うと、自分の家や学校、公園や噴水、新幹線やクリスマスツリーなどがどんどんでき上がり、ステキな街になりました。

 

    ◆小さい子も上手に伸ばしていきます。      ◆「学校に階段を取り付けるぞ!」


◆さすが大人! ハイクオリティーです。 ◆鑑賞会では自分が頑張って作った作品を紹介し
                                                           ました。

<参加者の声>
◆新幹線やジバニャンを作っていたら、「すごいね!」って来てくれて、いい1日でした。(小1男子)
◆夢中で粘土工作をしたのは久々で、楽しかったです。低い姿勢で作品を見ると、粘土の世界が広がって面白いですね。
  (保護者女性)

冬の特別プログラム「粘土で作ろう!みんなの街」

今回は、若手陶芸家の森一平さんに講師をお願いし、埼玉大学さんをお借りして《粘土で作ろう!みんなの街》を行いました。用意したのは何と、テラコッタ粘土の山!「これ、何キロぐらいあると思う?」と質問すると、「300キロ!」驚くことにズバリ正解! 学校で使っている油粘土とは違った土の匂いと滑らかな感触を確かめた後、「だれが一番、長~くできるかな。」「だれが一番、高くできるかな。」と競争するなどして粘土と遊びました。次に登場したのは森さん制作の埼玉県立近代美術館です。「みんなで近代美術館の周りを街にしよう!」の声掛けで、皆、思い思いに制作を楽しみました。作った作品を美術館の周りに置くと、参加者みんなが暮らすステキな街 ができ上がりました。



◆長~くした粘土をくるくる積み上げます。 ◆「みんな、街には何があるのかな?」



◆自動販売機をリアルに作ってます!!!      ◆美術館の周りには家だけでなく、学校やトン
                                                               ネル、クリスマスツリーができました。
                                                               よ~く見ると、富士山やゴジラまで登場!!!

<参加者の声>
◆学校や変人などを作りました。校庭のタイヤとすべり台が力作です(小4男子)
◆粘土を掻きだしベラで掻きだしたり、紐状にしたり、紐を積み上げるなど、いろいろなやり方を教えてもらい、楽しかったです。他の人のアイディアとつながって広がるのが面白く感じました。(保護者女性)

秋のアーティストプログラム「どろせんワークショップ」

今回は、画家で埼玉大学教授である小澤基弘先生を講師に招き、埼玉大学さんをお借りして《どろせんワークショップ》を行いました。《どろせん》とは、「ドローイング1000枚プロジェクト」を縮めたもので、思い思い気の向くままに描き続けることで、自分の内面の奥底にあるものを表出させるプログラムです。小学校低学年の児童が多かったのですが、小澤先生から「ドローイング=らくがき!!!」という分かりやすい説明があり、皆、肩の力を抜いて自由に描いて描いて描きまくりました。わずか2時間足らずで884枚ものアートなドローイングを描くことができました。親子で絵を描く時間を共有し、芸術の秋を満喫できたようです。


   ◆「こんな絵、簡単に描けそうだろ~!」 ◆自然に鼻歌を歌いながらノリノリで描きます。
     小澤先生の楽しい講義に夢中です!


  ◆全員のドローイングを並べると圧巻!!!  ◆お気に入りの1枚を持って「はい、チーズ!」

<参加者の声>
◆いつも絵を描いているけど、見たり考えたりで新しい発想が生まれました。(小5男子)
◆久しぶりに絵をたくさん描いてストレス発散になりました。一生残したい作品がいっぱいできました。(保護者)

出張MOMASの扉@県庁「洗濯バサミで絵を描こう!」

1114日は埼玉県民の日! 県民の皆様に埼玉県庁を開放する“県庁オープンデー”で、出張MOMASの扉「洗濯バサミで絵を描こう!」を行いました。県庁には朝から様々なブースが立ち並び、たくさんの親子連れで大賑わい! スタンプラリーやステージショー、ワークショップなどなど・・・、ワクワクする催し物が目白押し!! そんな中、10000個の洗濯バサミを自由に使ったアート体験に、100人を超える参加者が集まってくれました。抜群のバランス感覚で首を立てた龍や、バベルの塔の様なタワーなど、力作がたくさん生まれました。3歳の男の子も洗濯バサミ3個を上手に使って出来た形を見て、「チョウ!」と叫びながら、お母さんに笑顔で見せていました。


◆「これをここに つ~けよっかな~・・・」 ◆「もう6段にもなった~!」構造的に優れた建築物のようです。



◆教育委員会室が洗濯バサミで彩られました。まさに彩の国!!!

<参加者の声>
◆「はぁ~、がんばった! 楽しかった!」(小4女子)
◆「子供の発想って、ほんとに豊かですよね~。家でもたくさん買ってやってみます。」(保護者)

秋の特別プログラム「み~っけ!ファッションショー」

今回は伊奈町総合センターさんをお借りして、「み~っけ!ファッションショー」を行いました。You Tubeで子供服のファッションショーを見た後、「今日はファッションショーをするよ!」「でも、着る服が無いね~・・・」「じゃぁ、今から作ろうか!」と言って、服作りに取り掛かりました。使う材料はミラマットという梱包材量です。コップやお茶碗が割れないように包む、白くてフワフワした素材です。これを使うと真っ白な飾りがいっぱい付いたカワイイお洋服ができるのです。帽子やアクセサリーまで作って、思い思いに変身?しました。最後はきゃり~なみゅぱみゅさんの曲に合わせてブルーカーペットの上を歩き、かわいくポーズを決めました。みんなと~ってもステキ♥でした!


◆「ひらひらの次はリボンを付けようかな~」


◆「魔法使いのイメージです。」「帽子がキュート!!!」◆「1歳でもがんばりました!」


<参加者の声>
◆すごいたのしかった。もいっかいやりたい。(6歳男子)
◆ファッションショーをやって緊張したけど、服を作ったりショーをやったりして楽しかった。(小4女子)

秋の特別プログラム「かくかくしかくのアートなランプをつくろう!」

今回は東松山市の松山市民活動センターさんをお借りして、「かくかくしかくのアートなランプをつくろう!」を行いました。「美術館に隠れている形はな~んだ?」黒川紀章さんが設計した埼玉県立近代美術館には、正方形の格子状のデザインがたくさん用いられています。美術館の中の四角い形クイズで盛り上がった後は制作です。障子紙を貼った正方形の格子パネルを5枚、6枚、7枚、8枚・・・と、ホットボンドで接着していくと、様々な立体造形ができ上がりました。LEDライトにこれを被せると、ランプシェードになるのです。水彩絵の具でお気に入りの動物やお花の絵を描くと、きれいなオリジナルランプのでき上がり! 最後に真っ暗な部屋で灯りをともすと「わ~、きれい!」みんな大満足でした。



「今度はどこに付けようかな・・・」「ちょっとずらして貼るのも芸術的だよね!」



同じ材料で同じ様に作っているのに同じ形は一つもありません。そこがアートのイイところ!

<参加者の声>
◆普段はできない活動や体験ができたのでとても良かったです。とての楽しかったです。(中学生女子)
◆障子紙に色を塗るのは初めてで、にじみ具合が美しく、子ども達も楽しんでいました。ライトを点けた時、また違った雰囲気になりステキでした。(保護者女性)

美術館がとびだす! 秋の特別プログラム「洗濯バサミで絵を描こう!」

今回は和光市立北原小学校さんの体育館をお借りして、和光市の小学生を対象に「洗濯バサミで絵を描こう!」を行いました。体育館にグレーのカーペット10m×12mを敷き、カラフルな洗濯バサミが映えるように工夫しました。もちろん用意した洗濯バサミは20000個です! さて、集まった子供たち32人で、体育館がどの様に彩られたのでしょうか。

友達と相談しながら協力してつくる子や、一人で黙々と洗濯バサミを繋げる子など様々ですが、みんな笑顔! 富士山周辺の大自然を表現したり、組体操のピラミッドあり、カッコイイ恐竜あり、中には巨大な大統領まで出来上がりました。最後に体育館2階のギャラリーから全体を眺めたり、一人ひとりお気に入りの角度からデジカメで撮影し、それをもとに鑑賞会をして見どころを発表しました。楽しんだ子供たちですが、もう少しやりたかったようです。家の洗濯バサミでも遊んでみてね!


◆「ここに富士山を置こうよ!」 湖に影富士が映っているの、分かります?



◆「見所は、大統領のお腹の★です!」 とってもユニークな作品ですね!


<参加者の声>
◆はじめて洗濯バサミで遊んで、何も言えないくらい楽しかった。(小1女子)
◆洗濯バサミで遊んだのが意外で、面白かった。(小3女子)

美術館がとびだす!秋の特別プログラム「カクカクころころ90°」

9月から近代美術館が改修工事に入ったため、さいたま市岸町公民館をお借りしてMOMASの扉を行いました。図工が大好き♥な子供達25人と、アートが大スキ♥な大人達10人が集まりました。まず、ビデオで撮影した松本薫さんの作品《Cycle90°》を見て、何か気付いたら答えるゲームを行いました。実はこの作品、ゆっくりと形を変えながら動いているのです。
「あっ!」と気付いた時にはアハ体験で脳が活性化されました。次に、美術館で作ってきた模型を外で組み立てると、その大きさに驚きの声が上がりました。が、なんと次の瞬間に模型が倒壊!!! 実際に動くところが見られず残念・・・ 制作はストローを90°に曲げながら何本もつなげていき、スタートとゴールを決めてビーズを転がして遊びました。運動会のBGMをかけながら、みんなで競争して遊びました。


◆ショック! この模型、あまりの重さに耐えられず途中で折れてしまいました。


◆競争が始まると子供も大人も真剣勝負!「あ、ビーズが何処か分からない・・・」

<参加者の声>
◆長い角角ころころ90°になったけど、上手に転がせたので楽しかったです。(小2男子)
◆家族の良いひとときになりました。(保護者男性)

サマー・アドベンチャー「自分だけの小屋をつくってみよう」

この夏 最後のサマー・アドベンチャー(第5弾)は、講師に彫刻家で埼玉大学教育学部准教授の石上城行氏を招き、旅するオブジェプロジェクト「自分だけの小屋をつくってみよう」を行いました。午前中の活動はなんと、粘土作りです。粘土の素を木槌でガンガン叩き割り、ふるいにかけてさらさらなパウダー状にしていきます。そこに水を少しずつ混ぜてこねこねしていくと あら不思議、やわらか粘土の完成です! 手にマメをつくった甲斐がありました。午後は自分だけの小屋作りです。1人20kgの粘土を与えられ、紐で同じ厚さに切ったり棒で伸ばしたりして板状にします。壁や屋根を どべ という粘土の接着剤でつけていきます。すると、子供たちの夢がいっぱい詰まった家ができました。実はこの後、埼玉大学で焼成され、完成した小屋が旅をしていきます。920日に北浦和商店街に展示され、小さな街をつくります! 是非、ご覧ください!!!

◆「まさか、粘土から作るとは・・・ でも楽しい!」驚きのワークショップです!


◆「なんだか美味しそうだね!」ケーキにも見えてくるから不思議!(石上先生)

<参加者の声>
◆粘土づくりからやれて楽しかったし、先生たちのアドバイスがうれしかったです。(小3女子)
◆とても自由に考えられました!(小6男子)

サマーアドベンチャー「座れる段ボールの椅子大集合!」

サマー・アドベンチャー第4弾は、講師にデザイナー・埼玉大学教育学部教授の高須賀昌志氏を招き、「第2回座れる段ボールの椅子グランプリ」受賞作品8点の鑑賞会を行いました。受賞した制作者が自分達の作品の制作意図や工夫したところなどをプレゼンテーションし、高須賀先生に講評をいただきました。プレゼンテーションを聞き、「この形にはこんな意味があったのか~」「こういう使い方ができるのか~」と、ただただ感心させられました。中には、食べ物の消化を良くする座り方ができる椅子や、コアラのように抱きつくことで癒される椅子もあり、楽しい笑い声が聞こえてくる温かな鑑賞会でした。


◆「タルトの生地に幼稚園の先生が座り、読み聞かせをします。園児はフルーツの椅子に座り、読み聞かせを聞きます。        リンゴは本を入れるラックになっています!」(中学校準グランプリ)「オォォ~」(観客)


◆「バンズに丸みがあるともっと良かったね!」受賞を逃した作品にも丁寧に講評をしてくださる高須賀先生

<参加者の声>
◆何回も試作してやっと完成した作品が受賞で来て、超うれしいです。(高2女子)
◆「子ども達が作った作品はとってもいいわね~。どの美術館よりも見応えがありますね!(一般鑑賞者)

サマー・アドベンチャー「住みつくってなに?」

サマー・アドベンチャー第3弾は、講師に建築家の青山恭之氏を招き、企画展「戦後日本住宅伝説」関連ワークショップ「住みつくってなに?」を行いました。建築展で展示されている16の住宅の中からお気に入りの住宅を選び、そこに寄生するこころみで親子で家を作りました。主な材料はスリット(切り込み)が入った1畳サイズの段ボール8枚と半畳サイズの段ボール15枚と大きな布です! このスリットを上手く組み合わせると、瞬く間に巨大な建造物ができ上がっていきました。中庭のある家や、部屋の中に橋がかかった家、リボンの形の家など、親子の夢が詰まった唯一無二の家々が建ち並びました。鑑賞会では部屋にライトを付けて、夜の街並みも楽しみました。


◆近代美術館の講堂が、あっという間に段ボールの街に大変身!


◆「お姉ちゃん、ここ押さえてて。」「あいよっ!」

<参加者の声>
◆カーテンの上にライトを付けたことで、光がぼやぼやっとなるようにしたら、きれいだった。(5年女子)
◆すごくステキな家が作れました。しばらく住みたいくらいです。息子のこだわり(天窓、カウンター、高い天井など)の実現した家です。(保護者)