2018年10月の記事一覧

親子クルーズ企画展物語「たまごからパカッ☆くねくねアートで発見!」

 企画展『阿部展也―あくなき越境者』を見て、海外の描き方を取り入れ、作風がどんどん変わっていく作品を楽しみました。最初の頃に描かれたのは、詩画集『妖精の距離』の絵です。「何に見える?」と聞くと、「ダンスしている人、走っている馬」など想像が膨らみました。晩年の作品《R-9-ROMA》は、幼少期に卵から出てくるものに神秘や美しさを感じた経験から作られています。そこで今日は、卵が「パカッ」と開いて絵が飛び出す作品を作りました。絵はたこ糸を使って描きます!絵の具をつけた糸を二つ折りにした画用紙に好きな様に挟んで、画用紙を押さえながら色々な方向にひっぱります。開くと美しい曲線や複雑な模様ができました。卵の殻をかたどったパーツを両端につけて、間から海や山、地球外?の生き物が出てくる楽しい作品ができました。 

作品を鑑賞しているところ

◆「ねじに見えるよ!」「人の胃袋みたい。」

たこ糸をひっぱって模様を描いているところ
◆「模様が重なって
おもしろい♪

模様から生き物を見つけているところ
「模様の中に生き物を探してみよう!」

 「鳥を発見!」「魚がいるよ!」「閻魔大王も!!」

みんなの卵を並べて鑑賞会を始めるところ

みんなの卵の中から何が出てくるかワクワク☆


卵の中から出る生き物のお話をしているところ
◆パカッ!くじら、クラゲ、エイ、ちょうちょ、ワニ

 予想外の生き物が飛び出しました!

(参加者の声)

・いろいろな動物のそうぞうができてよかったです。(小3)

・たまごから「パカッ」ってできて楽しかった。(小2)

・鑑賞会の時、自分の作品に対していろいろな考えが聞けて、驚きがありました。(保護者)

「アート★ビンゴ」

 「アート★ビンゴ」は、作品や美術館に関する9つの問題に挑戦します。今日は、ヴェナンツォ・クロチェッティ《マグダラのマリア》の後ろ姿をみて何をしているのか考えたり、橋本真之《果実の中の木もれ陽》の中には何が住んでいるのか想像したりしました。グッドデザインの椅子は形を見立てても楽しめます。「オリヴィエ・ムルグ《ジン》は何の形に見える?」という問題では、「犬の顔、馬に乗っている人、お相撲さん、口を開けたところ」などユニークな答えがいっぱい!近代美術館には、思わぬところに展示されている作品もあります。ビンゴを楽しみながら「こんなところにも作品がある!」と新たな発見をしてくださいね♪


作品をみて、想像しているところ
◆「中に、小人がいそう。」「穴から外を覗いているのかな。」

椅子にある丸を見つけているところ
◆この椅子に丸はいくつあるかな?

 「座るところにも丸があるよ!」

展示室以外の作品を見つけたところ

◆「よく見ると、数字がいっぱい!」「あれ?速さも違うよ!」

想像したことを話しているところ
◆「どんな発見があったかな?」スタッフも楽しい答え合わせです。

親子クルーズ「絵の具をポンポン!まる・マル・丸」

 MOMASコレクションに展示中の、瑛九《青の中の黄色い丸》を鑑賞しました。題名の『黄色い丸』、絵に一番多く登場する形「丸」に注目しました。よく見ると、色が透けて重なり平らに見えたり、影が描かれ立体的に見えたり、「丸」の違いに気づきました。今度は『青の中』に注目しました。実は細かい線がたくさんあり、改めて作品全体を見ると、「洞窟の中、雨、宇宙」など様々に想像が広がりました。鑑賞後、題名にちなみ《○色の中の、△色の丸》色で2つの世界を表現しました。色画用紙に、クレヨンや丸い形にくり抜いた透明なシートと、絵の具をつけたスポンジを使って描きます。体験したこと、空想の世界、自分の気持ち、家族の様子、それぞれを表す色を重ねます。親と子で、絵の具やシートを交換したり、イメージを伝え合ったりすることで、親子クルーズならではの作品となりました。
 

絵を鑑賞しているところ
◆どんな丸?手でつくってみよう!

イメージした色で制作しているところ
◆「黒い色は宇宙だよ。」「丸は家族をイメージしたよ。」


透明シートに丸を描いているところ
◆「イメージに合う丸はこんな感じかな。」

作品について親子で話しているところ
◆親子で作品について自然に会話がはじまります。

できた作品を鑑賞しているところ
◆鑑賞会では、親子でお互いの作品の素敵なところも発見できました。


(参加者の声)

・丸に人それぞれいろんな考えがあってよかったです。(小4)

・丸のなかでいろいろな色がまぜられて楽しかった。(小3)

・説明していないのに、イメージしていたものが伝わるところがあって、うれしかったです。(保護者)

・想像力を働かせて、親子で素敵な作品ができました。(保護者)

わくわく鑑賞ツアー

 わくわく鑑賞ツアーは、スタッフと一緒にMOMASコレクションや館内を巡るツアーです。30分位の短時間でどなたでも参加できます!今日巡った作品は、寺井力三郎《出発》と李禹煥《線より》、船越保武《ダミアン神父像》。中でも、2本の線だけで描かれた作品《線から》との出会いは、皆さんを驚かせていました。「何が描かれている?」と聞くと、「落書き?」「彗星!」「鳥かな?すごい速さの鳥を飛べない鳥が見上げている。」「空と海」それぞれに面白い返答がありました。さて、皆さんが注目しているのは絵の中の青い線です。「では、線以外のところは何?」と聞いてみました。ベージュの画面はしだいに、風景、霧や煙の中、はたまた無の空間へと変化して見えます。「これも作品なの!?」新しい発見、新しい感覚、新しい刺激を求めて、ぜひご参加くださいね。

寺井力三郎≪出発≫をみているところ

◆「絵の右側、飛行機の続きはどうなってる?」

「お客さんが10人くらい乗っている」「荷物を積んでいるところじゃないかな。」

リ・ウーハンの作品をみている

◆漢字の一部みたい。書いてみよう!

 「真ん中にも線が入ったらつながりそうだな~」

ダミアン神父のマネをしている

◆彫刻のポーズ! 口が開いて体が傾いてダラ~っとしてる?

 「いや、手の指が延びてるからしっかり立ってる」名推理