MOMASのとびら これまでの報告

1月18日 おしりでアートを楽しもう!(領家公民館)


領家公民館でMOMASの扉を行いました。今回はいつもより参加者が多めで、にぎやかな雰囲気の中でプログラムを進めることができました。
美術館にあるグッドデザインの椅子にすわり、その中にあるお気に入りの形から針金でモビール制作をしたり、夢の椅子制作をしたりしました。「ハートの椅子」や「恐竜椅子」など、個性的な作品が並びました。

とても華やかな椅子が完成しました!


暗闇で光る椅子がとても幻想的でした!

〈参加者の声〉
◆椅子が光ったので楽しかったです。(小1 男子)
◆今回のイベントに参加して、近代美術館へ行ってみたいと思いました。(保護者)

1月25日 おしりでアートを楽しもう!(針ヶ谷公民館)


今年度最後のMOMASの扉は針ヶ谷公民館でした。当館所蔵のグッドデザインの椅子に座り、椅子のなかにあるおもしろい形を見つけ、針金で表現しました。最後ということもあって、スタッフも余った材料で制作し、色とりどりの針金作品がずらりと並びました。夢の椅子制作では、参加者が全員女の子ということもあり、かわいらしいデザインの椅子が多かったです。親子で会話をしながら楽しく過ごせたのではないでしょうか。

美術館クイズから楽しくスタート!


ネコちゃんの椅子かわいいでしょ。

〈参加者の声〉
◆楽しかったしおもしろかったし、もう1回やりたいな~。椅子のかざりつけ。(6歳 女子)
◆親子で大いに楽しませてもらいました。(保護者)

6月15日 MOMASコレクション みる+つくる


今回のプログラムテーマは「会話」でした。いろいろな作品の鑑賞を深めながら、そこに描かれるモチーフがどんな会話をしているのかを想像して楽しみました。紙と割箸でふきだしをつくり、作品の前で自分たちの考えた会話を発表しました。

感じたことを積極的に話してくれました。


つくったふきだしを使って、会話の発表。

〈参加者の声〉
◆ふきだしの中に文字を入れて、人の気持ちを考えるのはおもしろかったです。(小4 女子)

5月18日 工房


今回の工房では、箱カメラをつくりました。写真の作品鑑賞をきっかけに、工作用紙と虫眼鏡で手づくりのカメラです。ある程度の部品は切り取っていたものの、組み立てにもずいぶん時間がかかってしまいました。とても天気の良い日で、感光させるには十分すぎる日差しでしたが、逆に強すぎて真っ白い写真になってしまうことも…。しかし、参加者は、苦労して作ったお手製のカメラに画像が写ることに喜び、楽しんでくれました。

常設展示室にも作品があります。


立体的な作品になりました!

〈参加者の声〉
◆作品を探している時の、子どもの楽しそうな様子を間近で見られて、とても貴重な体験ができました。(保護者)
◆ぼくが一番工夫したところは口です。また楽しくやりたいです。(小2 男子)

6月1日 アート★ビンゴ【やまぶき】


美術館に関する9つの問題を解いて回る「アート★ビンゴ」。いつもは、雨の日を想定して、館内の作品で問題をつくるのですが、初夏の気持ちよい公園の中を歩いてもらいたいと思い、外の彫刻作品を問題にしました。題して「北浦和公園スペシャル」です。参加者は家族連れが多く、親子で作品鑑賞を楽しんでくれました。毎回アート★ビンゴに通い、スタンプを40個集めて、賞品を手に入れた参加者が3人いました!
次回は6月29日「アート★ビンゴ【わかくさ】」です。

大人の参加者が多いのも嬉しいです。


作品と同じポーズ「キ・ツ・イ…。」

6月8日 MOMASコレクション 親子クルーズ


現在、MOMASコレクション[Ⅱ]では、「生誕100年記念 点描の詩情‐高田誠の世界」というタイトルで、さいたま市にゆかりのある高田誠の作品を展示しています。今回のプログラムでは、高田誠の特徴である点描に注目しながら親子で鑑賞しました。鑑賞の後は、点描で静物(キュウリやナス)を描きました。高田誠の作品には、四角い点がたっくさんあったことから、小さくカットした消しゴムを使って、スタンプのように点を打ちました。参加者は、できあがった作品を近くで見たり、遠くで見たりして楽しみました。

高田誠の作品をみんなで鑑賞しました。


クオリティの高い作品がズラリ!

〈参加者の声〉
◆初めての発見があり、作品づくりは親子ともども楽しめました。(保護者)
◆点描は、見るのと自分で描くのとでは全然違いました。のせていく色の違いで絵が変わっていくのが実感でき、とってもおもしろかったです。(保護者)

企画展物語 親子クルーズ


企画展「たまもの」を巡るワークショップです。
資料を入れると約1000点の作品が展示されていますので、今回は焦点を絞り、木村直道の作品だけを鑑賞しました。展示室だけでなく、館内のいたるところに作品が置かれていますので、参加者は、あらかじめ作品の印刷されたシートを持って作品探しを楽しみました。創作室では、日用品の部品や廃材を使って、親子でお互いの顔を制作しました。部品の形によって表情が変わりどの作品もおもしろいものになりました。


常設展示室にも作品があります。


立体的な作品になりました!

〈参加者の声〉
◆作品を探している時の、子どもの楽しそうな様子を間近で見られて、とても貴重な体験ができました。(保護者)
◆ぼくが一番工夫したところは口です。また楽しくやりたいです。(小2 男子)

アート★ビンゴ【そら】

ゴールデンウィークの土曜日、北浦和公園にはたくさんの人が訪れていました。おかげで「アート★ビンゴ」にもたくさんのお客様が参加してくれました。現在、企画展「たまもの」を開催しますが、展示室以外のあちこちにも作品が点在していますので、ビンゴに参加しただけのお客様も、いろいろな作品を見ることができ、楽しめたと思います。次回は6月1日に「アート★ビンゴ【やまぶき】」を予定しています。どうぞご参加ください。


多くの家族連れが参加してくれました。


お気に入りの椅子を見つけました!

MOMASコレクション 親子クルーズ

当館のコレクションである、ピカソの《静物》を鑑賞しました。
ピカソは、対象をいろいろな方向から見て、それらを組み合わせるキュビスムの手法で描いており、私たちが見慣れている物の形とは違って見えます。この描き方を取り入れて、親子でお互いの似顔絵を描いてみました。白紙からのスタートでは難しいので、輪郭、目、鼻だけはピカソの作品から取り入れ、そのほかの耳や髪形などは自分で描きました。目や鼻など、ピカソの表現は一部しか使っていないのに、出来上がった顔はどれもピカソが描いたような作品になりました。それだけピカソの表現は力強く強烈であるということですね。

実物とは違って見えるピカソの《静物》。


どことなくピカソのような作品になるから不思議です。

〈参加者の声〉
◆頭ではわかるのですが、自分でピカソのように描くのは難しかったです。次は、もっと思い切って描いてみたいです。(保護者)
◆ピカソになった気分。結構、頭を使いますね。(保護者)

企画展物語 みる+つくる

企画展「たまもの」は32のテーマで構成されています。今回は展示してある作品から「どんなテーマなのか?」を考えながら鑑賞しました。「世界は丸い」というテーマの部屋では、さまざまな球や丸い作品と出合い、中でもマルセル・デュシャンの《ロト・レリーフ》を鑑賞しました。中心のずれた大小の円が重なっている作品ですが、これが回ると奥行きがあるように見えてくるので不思議です。創作室ではこの《ロト・レリーフ》をまねてつくりました。


丸や球の作品がいっぱいです。


できた作品を並べて回してみました。

〈参加者の声〉
◆いろいろな色を混ぜるとどうなるのか予想がつかないところが楽しかった。(中1 女子)
◆回している時と回していない時の感じが全然違ってびっくりしました。(小4 女子)

MOMASコレクション みる+つくる

北浦和公園内にはたくさんの彫刻作品があります。今回は、その中でも子どもたちに人気のある《果実の中の木もれ陽》という作品を鑑賞しました。作品に触れて感触を確かめるところから始め、「何に見えるかな?」と聞いてみました。「アリの巣」「野菜」「ウナギ」「人の横顔」と参加者の感じ方はさまざまでした。
創作室に戻ってからは、それぞれが感じた作品のイメージをもとにして、身近な物で作品をつくりました。作品がヘビに見えた子は、そのお友達をつくり、果物に見えた子はそれを入れるかごをつくるなどして、自分の感じたことをもとに制作を楽しみました。


「触ると冷たいね。」「意外とツルツルしている!」


制作した物を、作品の近くに飾りました。

〈参加者の声〉
◆身近な物でつくっておもしろかった。(小2 男子)
◆いん石が落ちたようにつくっていたけれど、だんだん違ってきてしまった。でも、楽しかった。(小5 女子)

アート★ビンゴ【さくら】

4月4日から企画展「たまもの」が始まっています。この展覧会は、当館所蔵の作品や関連資料を1000点近く展示している、いわば当館の大コレクション展です。展示室だけでなく館内のいたるところに作品が展示してあり、いつもよりにぎやかな雰囲気の館内です。今回は、「アート★ビンゴ」だったので、いろいろな作品をお客様に見てもらうことができました。特にふきぬけ周りには、グッド・デザインの椅子がたくさん置いてあります。親子連れが多く、楽しく座っている姿が微笑ましかったです。みなさんも、ぜひいらしてください。


「座り心地いいなぁ。」


どんな人が座るとピッタリかな?

工房

ドアなどに使われている蝶番(ちょうつがい)を知っていますか?実は、当館の屏風(びょうぶ)の作品にも使われているのです。私たちの身の回りでは金属性の蝶番が一般的ですが、屏風の作品には紙蝶番が使われているのです。しかも、一方向に開くのではなく手前にも後ろ側にも開くという仕組みです。先人の知恵って素晴らしいですね。
今回の工房は、この紙蝶番の原理を利用してパタパタ開く屏風をつくりました。開き続けると全部で八面あります。それぞれの面にあらかじめ切ってある色画用紙を組み合わせて作品をつくりました。原理はちょっと難しかったけれど、皆さん制作を楽しんでいました。


それぞれの面に色画用紙でコラージュしました。


最後にみなさんの作品を鑑賞しました!

〈参加者の声〉
◆何かをイメージして、貼ってつくるという楽しみがわかりました。(小2 男子)
◆想像することがとても楽しくて、自由にできた。イメージをふくらます力も使えて、すごく楽しかったです。(中1 女子)

MOMASコレクション 親子クルーズ

当館ではグッド・デザインの椅子を多数コレクションしています。
今回の親子クルーズでは、この椅子のなかにある「おもしろい線」をさがしました。椅子をいろいろな方向から見たり実際に座ったりして、お気に入りのラインを探します。その線をパネルを台にして紐で表現しました。親子でじっくり椅子を鑑賞して楽しそうに制作していました。


横から見たり下から見たりして鑑賞の段階から工夫をしていました。


この椅子は、足の形がおもしろいんです。

〈参加者の声〉
◆はじめてこういうことをやって楽しかったです。今度はイス以外のものでやってみたいです。(小4 女子)
◆普段見ない角度からいろいろな椅子の形を見て、新たな発見があった。(保護者)

み~っけ!

去年10月以来の「み~っけ!」。楽しみにしてくれている参加者も多いようです。
今回は、ビニール袋に絵を描きました。最初は細長い傘袋にクレヨンで描き、気持ちも乗ってきたところで、巨大ビニールに水性マジックで好きなものを描きました。イチゴやハート電車など、ちびっこたちの好きなものがたくさん詰まった夢の世界が出来上がりました。床に寝転がり、下から作品を見上げて鑑賞しました。いつもと違うシチュエーションに幼児たちは大興奮でした。


傘袋の作品は、上からつるして飾りました。


大きなビニール袋の作品をドームにして中から鑑賞しました。

〈参加者の声〉
◆身近にある素材で、こんなに楽しく遊べるなんて驚きでした。(保護者)
◆みんなで描いた大きなビニール袋の作品を下から寝転がって見たのが楽しかったです。(保護者)

工房

MOMASの扉の運営を手伝ってくれている研究員の蓜島さんは、普段は大学で版画の制作を行っています。そこで今回の工房では、蓜島さんが主担当になり、「リトグラフ」という版画に挑戦しました。アルミ板にアラビアゴムで絵を描き、薬品を刷り込むと…あら不思議、これで版の出来上がりです。学校で版画をやったことのある参加者もいましたが、インクの付け方も版画の摺り方も違い、びっくりしていました。


リトグラフの説明です。後ろは蓜島さんの作品です。


すてきな作品に仕上がったね。

〈参加者の声〉
◆リトグラフという言葉は聞いたことがありましたが、こんなに楽しいことだとは知りませんでした。(一般 男性)
◆子どもがいつも楽しみにしている理由がわかりました。とても楽しかったです。(一般 女性)

企画展物語 親子クルーズ

今回は、親子でデルヴォー展を楽しみました。デルヴォーの好きなものがたくさん詰まった夢のような世界をたっぷりと鑑賞した後は、《夜明け》という作品の一部分を北浦和公園の景色や噴水などに置き換え、写真に撮って作品にしました。親子で協力しながら構成を考えて写真を撮っている姿が、なんとも微笑ましかったです。出来上がった作品も秀作ぞろいでした。


「何か不思議なところはないかな?」


写真を撮り重ねるにつれて面白い工夫が見られました。

〈参加者の声〉
◆親子ならではの写真が撮れたのでとても楽しかったです。(小4 女子)
◆普段見落としていたものの見方、見え方の発見を不思議な世界を通してみることができました。他の人たちの作品を見ると、さまざまでさらに発見があり、楽しめました。(保護者)

アート★ビンゴ【きん】

美術館にかかわる9つのクイズが印刷されたビンゴシートを手に、参加者が館内をまわって楽しむアート★ビンゴ。今回は今年度最後のビンゴでした。風が強く日が差しても寒い日中でしたが、常連参加者の方や地下で行われていた「埼玉県小・中学校児童生徒美術展の中央展覧会」の出品者の方も参加してくださり、多くの参加者でにぎわいました。初めて参加した方が多く、美術館や作品の面白さを知っていただくよい機会になりました。
次回は、来年度の4月6日(土)13:30-15:30「アート★ビンゴ【さくら】」となります。ふるってご参加ください。


「フカフカしていい気持ち!」


この作品の中に描かれている遊び道具は?

企画展物語 みる+つくる

「ポール・デルヴォー展」の中に美しい女性が並んで歩いている絵画《行列》という作品があります。この作品を見て、参加者の子どもたちは「きれい」「お祈りに行くのかな?」などと感じてくれたようです。作品の鑑賞をもとに、参加者は女性のお面をかぶり、ランプを持って体に白い布を巻き、美術館の周りの小道で《行列》の作品の再現をしてみました。どの場所で、どんな速さで歩くとよいかを話し合い実際に歩いてみました。周囲には北浦和公園の木々が立ち、石造りの道を行列で歩くとすてきな雰囲気が漂いました。


みんなで《行列》の鑑賞をしました。


木の間から一人ずつ加わって行列になりました。

〈参加者の声〉
◆歩き方やランプの持ち方を工夫して歩いてみて、後でビデオの自分を見たら変だったけど楽しかった。(小4 女子)
◆いつもは経験できない“変”な世界に浸れて面白かったです。(小6 女子)

MOMASコレクション みる+つくる

MOMASコレクションの3室には郭徳俊の〈大統領と郭〉のシリーズ作品があります。これは、TIME誌の表紙を飾るアメリカの大統領と自分の顔を重ね合わせた作品です。この作品の鑑賞をもとにして、参加者は他人の顔画像と自分の顔を鏡を使って重ね一つの作品にしました。まったく自分と似ても似つかぬ顔の人物と自分を重ね合わせても、一つの顔になるところが面白く楽しく活動することができました。


なぜ、大統領と自分を重ね合わせたのかな?


輪郭や鼻の位置調整が意外と難しいのです。

〈参加者の声〉
◆変な顔ができて面白かった。(小3 女子)
◆いろいろな顔と組み合わせて、全然違う顔ができました。(小6 男子)

アート★ビンゴ【わかくさ】

MOMASコレクションの第Ⅳ期がスタートした初日のビンゴです。吹き抜け周りの作品も一新しました。寒い1日でしたが、家族連れの方が多く参加してくれました。作品の中に描かれている生き物を探したり、木のおもちゃ(一般展示室の作品)を触って遊んだりと楽しんでいただけたようです。次回は2月16日「アート★ビンゴ【きん】」を開催します。たくさんの参加お待ちしています。


何種類の生き物がいるのでしょう?


木のおもちゃを振ると音が出るのです。

工房

夜の美術館を見たことはありますか?中からの光が建物の側面にある格子を通り、とても素敵に映ります。今回は建物の外観を鑑賞し、それをもとにランプシェードをつくりました。LEDライトを光源にして、ケント紙にカッターで穴をあけたものをライトの周りにおきました。そこから漏れる美しい光を「夜の美術館」に見立てて表現しました。部屋を暗くして作品を並べると、さまざまな光が浮き上がり「ワーッ」という歓声が上がりました。


灯りをつけたらどんなふうに見えるかな。


作品を並べると幻想的な世界になりました。

〈参加者の声〉
◆こんなにカッターを使ったこともなかったし、こんなに光がきれいだと思わなかったからびっくりした。(小3 女子)
◆上に三角の模様をつけたら天井に映ってきれいでした。(小3 男子)

MOMASコレクション 親子クルーズ

MOMASの扉では、絵画や彫刻作品を鑑賞することが多いのですが、今回は写真の作品にスポットを当てて鑑賞をしました。その中にはカメラを使わないで制作された作品があり、それを見てから参加者の方にも実際に体験してもらいました。コピアートペーパーという光に反応する紙を使い、その上におはじきや自作の型紙などを置いて光(日光)にあてます。その紙にアイロンで熱を加えると…。なんと、置いた物が紙に写るのです。自分の指を写したり紙にわざとしわをつくったり、それぞれの工夫があって面白い作品に仕上がりました。


「どんな作品にしようかな…。」上は既に完成した作品です。


光の当て具合で色が変わります。みなさん真剣ですね。

< 参加者の声>
◆光を当てたり当てなかったりで色が大きく変化するのが面白かったです。重ねたり折ったりして面白い作品ができました。(小6 男子)
◆コピアートペーパーは初めて使い、仕上がりが想像できない点もあり、ワクワク感が今まで体験した親子クルーズNo.1でした!(保護者)

MOMASコレクション みる+つくる

MOMASコレクションの作品を鑑賞し、かんたんな制作を行う「MOMASコレクション みる+つくる」。
今回は作品の色や形、感じることを視点にしてグループで鑑賞をしました。その後、自分のお気に入りの作品を選んでさらにじっくりと鑑賞します。制作では、自分の選んだ作品を思い出しながら、すでに用意しておいたさまざまな色や形をした紙片を組み合わせて、コラージュ作品を作りました。再び展示室に行き、作品を見せながらどの作品かを当てるクイズをして楽しみました。


「こんな感じだったよなぁ。」思い出しながら制作をしています。


「ぼくは、この作品からつくってみました。」

〈参加者の声〉
◆人の描いた作品を作るのも、人の描いた作品を作ってクイズで当てるのもどちらも楽しかった。(小3 男子)
◆自分の想像したものを工夫して表現できた。(小6 女子)

MOMASコレクション みる+つくる

今年最後のビンゴの日。寒い中、多くの方が来てくれました。今回は、40スタンプを集めて賞品を手にした方が6人もいました。毎回ビンゴに参加してくれて、とてもうれしいです。
参加者は、作品をよ~く見て想像したり、椅子に座ってどんな人が座るとピッタリか考えたりしながら、館内巡りを楽しんでいました。次回は1月26日(土)にアート★ビンゴ【わかくさ】を予定しています。どうぞご参加ください。


離れてみたり目を細めてみると…。この作品、何に見えますか?


この椅子、座る以外の使いみちを考えてね。

企画展物語 親子クルーズ

企画展「ベン・シャーン展」を親子でまわるプログラム。
今回は、ベン・シャーンの作品の特徴の一つである、「人物の顔」にスポットをあてて鑑賞しました。鑑賞後は、親子でお互いの顔の特徴を考えながら描き合いました。子どもたちが親の特徴をよくとらえて顔を描いているのがとても楽しかったです。中には、我が子の眉毛だけを描いた親もいて、そのデフォルメや強調の手法はまるでベン・シャーンのようでした。


「顔って意外と難しい。。。」


力作がズラリ。みんなの作品を見あいました。

〈参加者の声〉
◆単純そうでむずかしい。線の力は凄い!!ベン・シャーンもスゴイ。(保護者)
◆お父さんの顔を真剣に描いたことがなかったし、筆で初めて描いたので楽しかった。(小4 女子)

企画展物語 みる+つくる

現在行われている「ベン・シャーン展」を知るプログラムです。
今回は、ベン・シャーンの描く「手」に注目し、手が象徴的に描かれている作品を中心に鑑賞しました。それと同時に、ベンシャーンの作品にみられる、細く震えたような線にもスポットを当てて、次の制作に生かしました。鑑賞後は、面相筆とインクで自分の手を描きました。手にもいろいろな表情があることを知り、ベン・シャーンのような山の入った線をまねて描きました。


手だけしか描かれていないのに、その手にも表情があるように見えてきます。


実際の手に比べると、指が大きく強調されて描かれ、まるでベン・シャーンのようです。

〈参加者の声〉
◆ベン・シャーンの手の形が楽しかった。(小1 女子)
◆手にはいろいろな動きがあることを改めて実感した。(小5 女子)

工房

テーマは「とびだせ美術館!」。美術館の内外をまわり、鑑賞した作品からイメージを膨らませてポップアップカードを作りました。制作後は、スタッフが作った巨大美術館ポップアップカード?!のまわりに参加者の作品をおいて、小さな北浦和公園になりました。


「この作品をイメージしてつくったんだ。」


創作室が小さな北浦和公園になりました。

〈参加者の声〉
◆つなげたり考えたりするのは大変だったけど、とっても楽しかったです。(小4 女子)
◆試行錯誤をしていい作品ができてよかったです。(小3 男子)

アート★ビンゴ【そら】

今回も「アート★ビンゴ」のために多くの方が来館してくれました。参加者は、お気に入りの椅子を見つけたり作品を見て自分なりの想像をしたりして楽しんでいました。今回は、スタンプを40個集めてアート博士になった方が、なんと3人もいました。うれしいことです。


「どの作品が、いいかな…。」


「私はこの椅子がお気に入り!」

MOMASコレクション 親子クルーズ

美術館にある作品は、よく見ると不思議なものがたくさんあります。今回は「不思議」をテーマに作品を鑑賞しました。たっぷり不思議を感じた後は制作です。あらかじめ準備しておいた画像を切り抜き、一見、関係のない物を組み合わせたり途中で切り離したりして、不思議な作品をつくりました。


「いすに羽根が付いているなんて不思議だなぁ…」


無関係なものをはり合わせた作品に見えますが、制作者にはちゃんと意図やストーリーがあり、それを話してくれました。

〈参加者の声〉
◆ひとりひとり、全く違った作品ができあがったのがおもしろかったです。チョキチョキペタペタでさまざまなイメージが広がりとても楽しいひとときでした。(保護者 女性)
◆自分でふしぎの世界をつくるのがおもしろかったし、おもしろい発表もよかった。(小3 男子)

30周年特別企画 「音で奏でる美術館」

11月3日は美術館の誕生日。さらに今年は30周年という記念の年です。そこで、特別企画「音で奏でる美術館」を行いました。ホーメイ・口琴奏者である尾引浩志さんを特別講師に招き、「音と作品」のコラボレーションを試みました。
特別企画なので、いつもより長い丸1日のプログラムでした。午前中は身近なものから音を作り出し、午後は作品から感じたイメージを1曲に作り上げました。発表会は展示室の本物の作品の前で行い、一般のお客様にも演奏を聴いてもらいました。音を存分に楽しむ1日となりました。


尾引さんの手にかかると、プラステチックのスプーンも楽器に早変わり。


本物の作品の前で発表会。お客さんもたくさん聴いてくれました。

〈参加者の声〉
◆ストロー笛や風船で作った太鼓など、いっぱい楽器が作れたのでよかったです。音が鳴らなかったときに工夫したら音が鳴りました。(小2 女子)
◆美術館の絵の前で演奏するなんて、なんて楽しい経験なのでしょう!今日は1日、美術館に遠足に来た感じでした。(一般 女性)

MOMASコレクション みる+つくる

今年度は当館の開館30周年記念の年です。そこで第3期のMOMASコレクションでは、「コレクション名作選」として収蔵品の中でも選りすぐりの作品を展示しています。夏休みに行った作品の人気投票の結果、上位に入っている作品も数多く展示されています。そこで、今回のプログラムは、他の人が「すき」と感じる作品を鑑賞し、自分の「すき」な作品も探しました。さらに、作品から感じたイメージを色画用紙の紙片を組み合わせて表現する制作も行いました。


「写真みたい!」「でも、よく見ると絵なんだね。」




〈参加者の声〉
◆絵を覚えて、色紙で工夫しながらやるのが面白かった。(小4 女子〉
◆いろいろな形を重ねると楽しかったです。(小3 女子)

アート★ビンゴ【さくら】

ようやく涼しくなりました。公園内にもたくさんのお客さんが来ていたので受付を外に出してビンゴを行いました。そのせいか、たくさんの方が参加してくれました。美術館にまつわる9つの問題が印刷されたシートを渡し、自分たちで美術館の中をまわります。友達同士、親子連れなど楽しい会話をしながら問題の答えを考えてくれました。


作品の画像の一部を見て、作品探しをしました。


「外にも椅子があるんだね。」
「何の形が彫られているのかな?」

企画展物語 みる+つくる

「日本の70年代」展では、作品のほかにもポスターや雑誌、漫画など展示物が多岐にわたっています。今回は、その中でも文字のフォントに焦点を当てて、デザインされたフォントを探しながら展示室をまわりました。創作室では、植草甚一の作品をもとに、「大入り袋」の白抜きの文字の中に絵を描きました。直線を何本も書き入れ素敵なデザインにしたり、文字の中を海に見立てていろいろな魚たちを描いた子もいました。本来は「大入」という文字なのに、見方を変えると絵のようになって楽しかったです。


再現された70年代の部屋に上がりました。
参加者の子どもたちにとっては「これなんだろう?」という物も…。


大入り袋に絵を描きます。「何を描こうかな。」

《参加者の声》
◆70年代は、今と違うものがたくさんありました。(小6 男子)
◆「大入」やいろいろな文字があって楽しかったです。(小6 女子)

み~っけ!

MOMASの扉の幼児向けプログラム「み~っけ!」。今回は、作品の影が印刷されたシートを持って、館内で作品探しの旅に出かけました。創作室では、作品の形の型紙に蛍光色の絵具を付け、指で伸ばして遊びました。型紙を外すと作品の形が白抜きであらわれます。その形からイメージを膨らませ、蛍光チョークでさらにお絵描き。最後は、ブラックライトの光を当てみんなの作った作品が幻想的に光りました。参加者からは、「ワーッ!」とおもわず歓声が上がりました。


絵具を指でのばします。
型紙をはがすと…。「あっ、形が出てきた!」


最後は、ブラックライトでピカッ。
みんなの作品が、すてきに浮かび上がりました。

〈参加者の声〉
◆初めて美術館に来たので、作品を探しながらいろいろな作品を鑑賞でき、楽しかったです。子どもが作った作品も思わぬ形で引き立ててくれて感動でした。(保護者)
◆最初は7つの作品を「見つける」だけなのかなと思ったのですが、その後に制作があって楽しかったです。光る絵具は初めてでしたが、とても素敵に仕上がって、きれいで感動的でした。(保護者)

企画展物語 親子クルーズ

9月15日から始まった「日本の70年代」展を親子で巡るプログラムでした。
70年代のポスターや雑誌のロゴに注目し、いろいろなフォントをが印刷されたワークシートをもって、展示室内で作品探しをしました。同じく、70年代にはやったスマイリーのマークを美術館の階段や椅子などにはりつけて、美術館をスマイルマークでいっぱいにして楽しみました。


椅子の形とニコちゃんがピッタリ合ってかわいいですよね。


最後は、みんなの作品を飾って鑑賞しました。
これは、時計にニコちゃんをはりました。

〈参加者の声〉
◆ニコちゃんマークをいろいろな所につけて、楽しかった。(小3 女子)
◆親子でニコちゃんはりをしましたが、うちの子にこういう感性があるんだ~と新たに小さな発見がありよかったです。私の感性のなさも同時に気付きますが…。(保護者)

フリー工房

今回のフリー工房は、「色の実験室」と題して染料を使って色水づくりをしました。数色の染料を混ぜてオリジナルの色を作り、美術館のエントランスに飾りました。灰色主体の美術館がカラフルで華やかになりました!


多くの方が参加してくれ大盛況。
「この色とこの色を混ぜると何色になるかな…。」


さまざまな色が点在し、エントランスが華やかになりました!

フリー工房

幼いころにせんたくバサミで遊んだことはありませんか?
今回のフリー工房は、美術館の吹き抜けにたくさんのせんたくバサミを用意し、思い思いにつなげていくプログラムを行いました。他の人がつくった作品にさらにせんたくバサミをつなげ、作品がどんどん広がっていきました。


せんたくバサミをつなげてつなげて…。
「あれっ!こんなに長くなったよ。」


ふきぬけの床いっぱいに、せんたくバサミの作品が広がりました。

えんぴつの庭


午前中はひとりひとり描き、
午後はグループごとに合わせて大きな作品にしていきました。


2階の講堂では、フリー参加型のプログラムでした。
凹凸のある画用紙に、感じた線や形を描いていきました。

〈参加者の声〉
◆鉛筆で大きな作品を協力して仕上げることは初めてでしたが、ひとりひとりの個性を生かした作品ができました。(中2 女子)
◆とても楽しくて、大きくて、エネルギーのあふれる作品になったのでよかったと思います。(中2 女子)

ドローイング2012 YOUGO! -融合-


それぞれが、おもいおもいに感じたことを絵にしています。
黙々と集中していますね。


グループメンバーの作品を、巨大パネルに貼りました。
他の人の作品から、さらにイメージが広がり、ひとつの大きな作品に!

〈参加者の声〉
◆今まで、絵はひとりで描くものだと思っていたけれど、みんなで協力したらきれいな絵ができたので、みんなで描いてもいいんだなと思いました。(小4 男子)
◆ひとりでドローングするより、のびのび描けました。他の人の絵に描き足すと自分の中からだけでは出てこないイメージが出てくるので楽しかった。(大学生)

からだでビジュツ感 -ほぐす・つながる・つくるー


午前中はウォーミングアップ。
大きなビニールの中に、みんな入っちゃいました!


ふきぬけでグループ発表。
他の人の体に2か所ふれて、「ハイ、ポーズ!」

〈参加者の声〉
◆久しぶりに体を動かして楽しかった。知らない間にいろいろな人と友達になれて、すごく楽しかった。(中2 女子)
◆みんなでひとつのことを考えたり工夫したり、いろいろなことを一緒に楽しめてうれしかったです。普段は、ずっと机に座っているような生活なので、身体がよろこんでいるような気がしました。(大学生)

怪獣をつくっちゃおう!


短冊状のボール紙と色画用紙を使って、怪獣のマスクづくり。
怖そうなオリジナル怪獣ができました。


生き物のパーツを組み合わせたら、オリジナルの怪獣になっちゃった!

アート★ビンゴ【わかくさ】


受付でビンゴシートをもらって、クイズに参加です。
「今日は、どんな問題かな?」


ふきぬけまわりに貼ってある当館の収蔵作品の中から、お気に入りの作品を選んでいます。
あなたならどれですか?

企画展物語 親子クルーズ


親子でゆっくり「ウルトラマン・アート!」を楽しみました。


制作では、オリジナル怪獣を考え、色画用紙でお面作りです。
「ガオーッ!」

〈参加者の声〉
◆「ウルトラマン・アート!」をみて、怪獣のもとになった生き物を考えることが楽しかったし、つくるのも楽しかったです。(小3 女子)
◆自分でオリジナルの怪獣をつくれたのがとても楽しかったです。(小6 女子)

企画展物語 みる+つくる


ビラ星人をみんなで鑑賞しました。
「もとになっている生き物は何だろう?」「エビだ!」「エイの体みたい。」


生き物の一部の絵を組み合わせて、オリジナルの怪獣を想像して描きました。

〈参加者の声〉
◆「ウルトラマン・アート!」をみて、怪獣のもとになった生き物を考えることが楽しかったし、つくるのも楽しかったです。(小3 女子)
◆自分でオリジナルの怪獣をつくれたのがとても楽しかったです。(小6 女子)

MOMASコレクション みる+つくる


美術館を探検して、正方形を探しました。
「あっ、ここの石の椅子も正方形だね!」


美術館探検が終わった後は、正方形の紙を重ねて複雑な模様の作品をつくりました。

〈参加者の声〉
◆四角形をいろいろ重ねた作品をつくるのが楽しかった。(小4 女子)
◆四角を探すのも楽しかったし、四角で作品をつくるのも工夫してつくれたので良かったです。(小3 女子)

工房


本物の化石をさわらせてもらうことができました。「スベスベしてる!」


ブラックライトで作品に光をあてると、まるで水族館のようになりました。

〈参加者の声〉
◆蛍光絵具がとてもきれいに光っていてすてきでした。難しいと思っていたけど簡単にできて、楽しかったです。(中1 女子)
◆作品をつくる楽しさだけでなく、化石についての勉強もできて楽しかったです。(小6 女子)

MOMASコレクション 親子クルーズ


絵の具の飛沫を歯ブラシで飛ばして表現しました。親子で一緒に楽しそうです。


下地に描いた色の線が、淡い感じに見えてどの作品もすてきです。

〈参加者の声〉
◆かんたんにすてきな絵をつくることができたので、家でもやってみようと思います。(小4 女子)
◆親子で夢中になって作品づくりをすることができて、楽しいひとときでした。(保護者)