2015年4月の記事一覧
企画展物語 親子クルーズ「写真を撮ってアートしよう!」
今回の企画展 親子クルーズでは、「private,privateわたしをひらくコレクション展」のセクション「アナザー・ヴィジョン・サイタマ」を鑑賞し、自分のお気に入りの作品を選びました。これは埼玉にゆかりのある現代アートの作品コーナーです。写真や写真のように見える作品は、私たちの眼には映らない世界を浮かび上がらせています。作家さんの様々な表現をみると、やってみたくなるものです。鑑賞の次は、一人一枚風景写真を撮影し、障子紙にプリントしました。表にはクレヨンでぐにゃぐにゃした線を描き、裏側から透明水彩絵の具で色を塗りました。にじみを生かしたり、現実とは異なる色を塗ることで、写真がアートになりました。
◆「この作家さんの作品が気に入った人は?」 ◆「現実とは違う色を塗ってみよう!」
◆「美術館のこの曲面が好きなので、きれいな ◆噴水を眺める少年がアートに!
色に塗ってみました。」
<参加者の声>
◆絵が発表に出されてうれしかったです。(2年女子)
◆写真を撮って何をするのかとてもワクワクしました。色をつけて新しい作品ができて楽しかったです。(5年男子)
MOMASコレクションみる+つくる「えっ?《ドッキンgood》をつくろう」
今回のMOMASコレクションみる+つくるでは、埼玉県立近代美術館を外から眺めました。「あっ!四角い形が突き刺さっている!」「美術館を支えている大切な四角かな・・・」 みな、不思議そうに眺めます。何とこれは、彫刻家 田中米吉さんの《ドッキング (表面)No.86_1985》という作品なんです。美術館の中からも鑑賞を楽しんだ後、2つの形を合体させた作品をつくりました。まず、粘土に物を押し当ててくぼみをつくります。そこに角柱を押し当ててから石膏を流すとあら不思議!貝殻やドアノブなどの形と直方体が合体するのです。最後に粘土の型からそ~と石膏を取り出すと「わ~、できた!」ドッキンgoodな作品が完成しました。石膏が固まる45分間は、みんなで彫刻作品を鑑賞して回りました。これも楽しかった!
◆どうですか? 美術館にささているんです! ◆中に何が入っていると思う?
「お宝!」「綿」「星」
◆「どの形をドッキングさせようかな~ 」 ◆「ここに棒をさしてみよ~っと!」
「何が見えるかな?」
◆最後は鑑賞会。「私の作品はこれです!」 ◆いろんなドッキンgoodがあるね!
<参加者の声>
◆貝殻と木をドッキングさせたのが楽しかったです。(2年女子)
◆中を取り出す時にドキドキしました。(5年男子)
もますまつり「リキシャカメラ登場」「洗濯バサミで絵を描こう!」
半年間に及ぶ改修工事をようやく終え、4月11日(土)に埼玉近美が再起動しました。11日、12日には リニューアルオープン記念イベント“もますまつり”が盛大に行われ、たくさんのお客様でにぎわいました。MOMASの扉では、美術家 佐藤時啓さんが1999年にバングラデシュで制作したリキシャカメラに乗る体験と、ワークショップ「洗濯バサミで絵を描こう!」を行いました。リキシャカメラに乗車してカーテンを閉めると、膝の上に置いた白い板に外の景色が映し出されます。この不思議な体験に、子供も大人も思わず「お~!」と驚きの声をあげていました。洗濯バサミの方も、親子で夢中になって遊んでいました。2日間でリキシャカメラを637人が体験し、洗濯バサミは550人が参加してくれました。
◆コバトンとさいたまっちがお出迎え! ◆大人気!!! コバトンの優しいハグ!
◆「この白いボードに景色が映ります。」 ◆「あ~、面白かった! また乗りた~い!」
「何が見えるかな?」
◆センターコートに広がる洗濯バサミの ◆はみ出してしまってもそれがアート!
世界。「美しい。」