MOMASのとびら これまでの報告

2024/3/2、3/9 工房「自分だけのNo.1チェアー」

企画展「アブソリュート・チェアーズ」では、椅子とは何なのかを考えたアーティストの椅子作品が展示されています。「空気が入った椅子があったよ」「人が寝ていたソファ?があった」「ビー玉みたいな椅子がある」。今までは座るだけだった椅子をいろいろな角度からよーくみました。よくみた後はアーティストのように自分だけの椅子つくりに挑戦します。素材は、7種類の中から1~3種類に限定して選びます。グルーガンを使ってくっつけていきますが、途中にカラーグルーも登場して、自分らしさを足しました。鑑賞では、みんなの作ったものがもっと作品みたいになるようにスポットライトをオン!選んだ素材の影もみえて雰囲気がかわりました。「海に沈んだ椅子を作ったよ」「乗ったり滑ったりできるアトラクションの椅子にしたよ」。展示室で鑑賞した椅子に負けないアイデアでたくさんの椅子ができました♪

 

◆展示室では心を働かせてみましょう。

 

◆「透明な石で座るところを飾っていくよ」

 

◆「どんどんつなげて大きな作品にする!」

 

◆「透明な部分にさわると音が鳴る椅子だよ」

 

◆展示室のようなしつらえで、作品を鑑賞しました。

 

 

(参加者の声)

・氷のつもりで立ててみたスプーンがたおれてしまって、あれ、と思ったけど、だんだん水やわかめのようにみせたらうまくいってよかったです。(小2)

・グルーガンで透明石をつけました。つけるのが少し難しかったけどうまくいって楽しかったです。(小4)

2024/2/3,2/10親子クルーズ「身近なものでつくろう魅惑のウェア!」

MOMASコレクション「魅惑のリアリズム」コーナーの作品、上田薫《ジェリーにスプーンC》の鑑賞では「スプーンに何か写っているよ!」「和室かな?」「桃味のゼリーかな?」じっくり作品をみていきます。このコーナーで描かれていたのは身近なものや身近な風景でした。制作する部屋ではまず親子で材料準備です。両手を広げたほどの大きな紙を1人1枚クシャクシャにしていきます。全身を使って紙が柔らかくなるまで続けていきます。準備ができたら鑑賞した作品のように身近なものをつくります。身近といえば…身に着けている服!先ほど柔らかくした紙で、自分だけのオリジナルな服を作っていきます。服の型は、親子で協力して線を引きました。「かっこいいワンピース型にするの」「ふわふわ素材で雲みたいになるかな」。出来た服はハンガーにかけてみんなで鑑賞会。最後に親子で着てみたら魅惑のウェアの完成です★

 

◆「ゼリーはぶどう味かもしれないなあ」

 

◆全身で力をこめてクシャクシャに!

 

◆親子で協力して型をとります。「あんまり小さくしないしないでね」

 

◆「何をイメージしているの?」「色が鮮やかだね」。親子でお互いの作品をみながら進めます。

 

◆「浴衣っぽくしたよ」「アイススケートの衣装みたい」「お花をたくさんつけました」。三者三様ですね。

 

 

 

(参加者の声)

・毛糸や紙などを重ねたり、ねじれさせたりするのがむずかしかったけれど、とっても楽しかったです。(小4)

・視点やアイデアの発見、体験がいつも楽しめます。(保護者)

2024/1/20、1/27 工房「絵画の中から飛び出して!」

MOMASコレクションの絵画作品をさまざまな角度から見ながら、展示室を進んでいきます。描かれた作品の数々…作品にはどんな思いが込められているのでしょうか。今回は思いを込めた作品作りに挑戦します。メイン素材は「描かれたキャンバス」です。平面のキャンバスの中に描かれているものを取り出すように自分で好きなだけ切り取って、鑑賞した作品や自身の気持ちを思い描き立体に仕立てていきます。「黄色で優しいものにしたい」「ジグザグの形でかっこよくする」。さまざまな形に変形したキャンバス。「心の中を表したよ」「よく見る夕焼けをイメージしたよ」。切り取った形が新しい作品として誕生しました。

 

◆作品の中にどんな気持ちが隠れているだろう?

 

◆キャンバスを切り取って作品にします。

 

◆「ピンクのキャンバスで包んでいく!」

 

◆「いろいろなキャンバスを使って変な木を作ったよ」「ひとつも同じ葉がないね」

 

(参加者の声)

・作品から作品をつくるのははじめてだったので、たのしかったです。(小2)

・材料を使ってにぎやかな作品になったのでよかったです。(小2)

2024/01/13 「アート★ビンゴ」

約4年ぶりに開催の「アート★ビンゴ」では、作品や美術館に関するクイズに挑戦します。当館には展示室以外にもたくさんの作品があります。地下1階から3階までの空間を移動して、いつもは当たり前にとおっていたスペースにも目をやると新たな形で作品に出会えるかもしれません。企画展「イン・ビトウィーン」のポスターの中からどんな声や音が聞こえてくるか考えたり、アリスティド・マイヨール《イル・ド・フランス》の彫刻と同じポーズをして作品の気持ちになってみたり、グッドデザインの椅子が何かの食べ物にみえるか考えたりしました。最後はスタッフさんとビンゴシートをみながら、考えたことや気持ちをお話ししました♪フリープログラムはどなたでもご参加いただけます☆

 

◆「座ってみたらやわらかい!」

 

◆じーっくり見つめて、作品がどんな色やかたちをしているか観察します。

 

 

◆大人だって、作品と同じポーズで作品の気持ちに寄り添います!

 

◆「あんな高いところに…!」

2023/12/9、12/16 みる+つくる「みえる?みえない? 感じて!『間の世界』」

企画展「イン・ビトウィーン」の早瀬龍江の展示作品の鑑賞で、何が描いてあるか聞いていくと「はちどり」「バッタ」「ジャングルのようなうねうね」…たくさんのものが見つかります。この作品実は、ブラックライトを当てるとへビ座の姿が浮かび上がるそうです。(作品が傷むのでライトは当てられませんが。)今回は鑑賞した作品のように「見える、見えない」を表現した作品つくりに挑戦です。まずは特別な絵の具で動物を描きます。「こわいサメにしたよ」「かっこいいかまきり」動物の絵を乾かしている間は、見えない世界をつくります。透明な素材を使って、自分が思い描く想像の世界を作っていきます。最後に2つを重ねたら完成です。見えない想像の世界では、「野原をイメージしたよ」「とびらが開くみたいな感じ」と、自分なりの世界を発表しましたが、何だか動物が見えにくい…「そろそろ動物に出てきてもらいましょう!」合図とともに部屋が暗くなると、動物が浮かび上がりました。「世界が逆になったね」「動物が住んでいるよ」見えたり、見えなかったり…正解のない作品の間をゆらゆらと鑑賞してみるのも楽しいかもしれませんね♪

 

◆気づいたことを教えてね。

 

◆「強いライオンを描くよ」

 

◆「線をのばして描こうかな~」

 

◆自分の思うようなかたちに切ったりはったりしていきます♪

 

◆奥に動物、手前に想像した世界が。重なるとまた別の見え方ができました!

 

(参加者の声)

・中の世界と外の世界でいろいろなちがいがみつかりました。(小2)

・自分が作った作品の中に入ってみたいです!(小2)