2019年5月の記事一覧

みる+つくるMOMASコレクション「見つけた色で光を描こう!!」

 今回は、埼玉大学の学生が考えたプログラムです!最初に、ポール・シニャック《アニエールの河岸》を鑑賞しました。近づいたり離れたりしてみながら、「ピンクや黄色、茶色、いろんな色がある。」「なんだかキラキラしてみえるよ!」「くもりの日なのかな?」「太陽がかくれて、ちょっと寒くなってきた時かな?」など、色や描かれた時間について話し合いました。シニャックは、その季節、その時間の光に照らされた風景を描いています。そこで今日は、みんなも外に出て、太陽の光のもと風景を描きました。公園に設置したアクリルボードに、指をつかって絵の具を置くように描いていきます。どんどん色が増えていき、今日だけの、初夏の午後の色が広がるすてきなアートになりました。

 みんなでシニャックの絵をみているところ

◆「夕方かな?」「あらしのあとで晴れたのかな。」

指を使って絵を描いているところ

◆アクリル絵の具で、てんてんてん…

点が集まって何かに見えてきました。

◆葉っぱの色、空の色、光の色で描いていきます。

みんなの絵を裏側からのぞいたら…

◆みんなの絵がだんだんできてきました。

 ほかのお友達の作品をみているところ。

◆最後は鑑賞会♪

 作品が出来上がりました!

◆今日の色の作品です!


(参加者の声)

・とおくからみるのと、ちかくからみるのと ちがってたのしかった。いっぱいかけた。(小1)

・作品をみて、その色の使い方を知って外の絵をかくのが楽しかったです。(小5)

彫刻あらいぐま「あらって見よう!彫刻作品」

 今日のプログラムは、彫刻を親子で洗って楽しむ「彫刻あらいぐま」です。彫刻を洗うボランティアの皆さんに教わって、普段はさわれない作品を洗いながら鑑賞しました。「泥がついている!端っこまで洗ってあげよう!」「こんなに大きな彫刻だったんだ!」「ツルツルとデコボコのところがあるよ。」近づいてみたりスポンジで洗ったりすると、新しい発見もたくさん出てきます。洗った後には、橋本真之《果実の中の木もれ陽》をみて「うれしくてもっと伸びていきそう!」、フェルナンド・ボテロ《横たわる人物》は「すっきりした~って言ってる!」など彫刻の気持ちを話し合いました。今までよりも彫刻を身近に感じて、「もっと好きになったよ。」という声もあがりました。作品をずっと大切にしていきたいですね。

彫刻の汚れや洗い方について話し合っているところ

◆彫刻の汚れや洗い方について勉強中!

 
洗う前の彫刻を鑑賞しているところ

◆「何の汚れだろう?」「雨のあとかな。」

 
洗いながら発見をしたところ

◆普段はさわれない作品を洗っていると発見!

 「こんなところにも穴があいていたんだ!」

 
高圧洗浄機で洗っているところ

◆高圧洗浄機で高いところもきれいにします!

 
スポンジを使ってやさしく洗っているところ

◆「背中ながしてあげるね~♪」

 
水をふきとっているところ

◆最後は丁寧にふいていきます。彫刻も気持ちよさそう!

(参加者の声)

・大きいちょうこくがピカピカになってとてもうれしそうだった。(小4)

・日頃何気なく見ている彫刻を、洗いながらじっくりと鑑賞できました。(保護者)

「伝えていきたいことチェア」

 企画展「ブラジル先住民の椅子」の、動物の形をした椅子を鑑賞しました。「背中がぷっくりしていて本物みたい!」「どこかをじっと見ているね。」「今から草を食べようとしているんだよ!」「前の部屋の椅子と同じような模様があるね。」など、形や模様について話があがりました。先住民の人々の椅子の使い方は変わってきたけれど、作り方を受け継いで、今では文化を伝える方法のひとつになっているそうです。そこで今日は、世界の人にどんなことを伝えたいかみんなで考え、そのイメージをもとに、紙粘土でミニチュア椅子を作りました。自然、建物、食べ物など、伝えたいことが形になった椅子、世界中の人に座ってもらいたいですね!

 
動物の椅子を鑑賞しているところ

◆「さっき見た椅子より、動物の形が大きくなったね!」

 「こんなに大きい木あるのかな?」


粘土で制作しているところ 

◆紙粘土に絵の具を混ぜます。

 
粘土に模様をつけているところ

◆細かいところも作っていきます!

 
みんなの作品を並べて鑑賞会

◆お城や温泉、富士山…伝えたいこといっぱいあるね!

 
素敵な作品が並びます

◆座ったら楽しくなりそうな椅子ができました♪

 
世界中の皆さんに紹介したいですね

◆どんな座り心地かな?

(参加者の声)

・おふろのいすをつくりました。たのしかったです。(小1)

・おすもうさんのいすを作りました。日本の文化をみんなに伝えたいです。(小5)

フリープログラム

 新緑の映える青空の下、3つのフリープログラムを行いました。「風を描こう!」は、北浦和公園に吹く風を感じながら、アクリルボードに絵を描きます。「そよそよ~」「ぐるぐる~」カラフルな風が現れました。「リキシャカメラ」は、美術家の佐藤時啓さんが制作した作品です。きらびやかな3輪車の座席に乗ってカーテンを閉めると、中は真っ暗!そして膝の上に置いた白いボードに外の景色が映ります。「すごい!どうなっているの!?」「歩いている人が見える!」お子さんにも大人の方にもカメラの世界を楽しんでもらいました。毎回人気の「洗濯ばさみで絵を描こう!」では、長~い線路やたくさんの動物など、力作が床一面に並びました。どなたでも参加できるフリープログラム、ぜひ遊びに来てくださいね♪


風を描いているところ 

◆「いろんな色の風が吹いているんだ!」

 
様々な色の風ができたところ

◆「あ!風の中にいるよ!」

 
リキシャカメラで何が見えるか楽しみにしている様子

◆何が映るかワクワク☆

 
外の世界を見ているところ

◆ただいま「カメラの世界」お楽しみ中♪

 
洗濯ばさみを使って親子で絵を描いている様子

◆大きな絵ができました!

 
親子で大きな作品を作っているところ

◆「どんどん上に伸びていくよ!」