企画展等 2023-24

戸谷成雄 彫刻

2023年2月25日(土) - 5月14日(日)
一般1200円(960円)、大高生960円(770円)

現代日本彫刻の転換点―彫刻をめぐる「彫刻」

戸谷成雄(1947-)は1970年代から彫刻家としてのキャリアをスタートさせ、戦後の日本美術における彫刻表現を牽引してきました。本展では初期作品のほか、「森」、「ミニマルバロック」シリーズを含む代表作を紹介し、その活動の全貌を振り返ります。

戸谷成雄《POMPEII‥79 Part1》1974/1987年
撮影:山本糾  ©Shigeo Toya  Courtesy of ShugoArts

第71回埼玉県美術展覧会(県展)

5月31日(水) - 6月22日(木)
無料

多くの出品点数を誇る県内最大の公募展です。審査によって選ばれた入選作品等、約2000点を展示します。

部門│日本画、洋画、彫刻、工芸、書、写真


問合せ先:埼玉県教育局文化資源課 tel: 048-830-6925

※県展開催中はMOMASコレクション観覧料が半額になります。

横尾龍彦 瞑想の彼方

7月15日(土) - 9月24日(日)
一般1000円(800円)、大高生800円(640円)

霊性の画家、当館初の回顧展

横尾龍彦(1928-2015)は、日本とドイツを往来しながら活躍した画家です。1960年代後半、神話や聖書を題材とした幻想画を描き、澁澤龍彦や種村季弘ら著名人に認められました。1980年以降には、禅やルドルフ・シュタイナーの思想に影響を受け、瞑想によって湧き上がるイメージを、絵具の激しい飛沫やダイナミックな描線によって抽象的に表現するようになります。晩年は埼玉県内のアトリエを拠点に、制作やワークショップに尽力しました。本展では、約90点の作品で活動の全貌を紹介します。

横尾龍彦《青い風》2003年 個人蔵

イン・ビトウィーン

10月14日(土) - 2024年1月28日(日)
一般1000円(800円)、大高生800円(640円)

越境する身体、アーティストたちの軌跡をたどる

本展では、1930年代から50年代にかけてシュルレアリスムの表現を探究した画家・早瀬龍江(1905-1991)、「もの派」の理論形成に影響を与える一方、版画やドローイング、水墨による作品を手がけた林芳史(1943-2001)などの足跡を、当館のコレクションを中心にたどります。自身の身体的な感覚を拠りどころに、日常や歴史、国境などさまざまな境界の間に立ち、往還を試みるアーティストたちの眼差しを紹介します。

早瀬龍江《妖火》1954年 埼玉県立近代美術館蔵

アブソリュート・チェアーズ

2024年2月17日(土) - 5月12日(日)
一般1300円(1040円)、大高生1040円(830円)

「椅子の美術館」が発信するあらたな意味

美術の中の椅子は、権威の象徴として、記憶の依り代として、あるいは拡張された身体として、さまざまな機能や象徴性をまとっています。椅子という身近でありながら特異な造形物の背後には、どのような哲学や思想を見出せるでしょうか。デザインの文脈を離れ、現代のアーティストによる平面・立体・映像作品を通して、「究極・絶対」なるものとしての椅子に迫ります。

アーティスト・プロジェクト

アーティスト・プロジェクト#2.07 永井天陽

2023年10月14日(土) - 2024年1月28日(日)
無料

永井天陽(1991-)は、アクリル材や剥製、既製品など、異なる素材を重ね合わせることで、多重の境界をもつ彫刻作品を制作してきました。内と外が主張し合いながら一体化する作品群は、表層とかたち、輪郭の関係を揺らがせ、日常の認識を問いかけます。本展示では、永井の最新作を交えたインスタレーションを館内各所で行います。

永井天陽《metaraction#25 O-1》2021年
撮影:赤羽佑樹

MOMASコレクション 2023-24

2023年5月13日(土)-8月27日(日)

セレクション:企業の支援によるコレクション

埼玉りそな銀行(旧埼玉銀行)のご支援で開館当初に収蔵された主な作品を取り上げ、当館のコレクションの形成について振り返ります。埼玉りそな銀行発足20周年に関連した展示です。

MOMASノ海

埼玉に、潮の薫りを。海をテーマにした作品を紹介します。

ピエール=オーギュスト・ルノワール《三人の浴女》1917-19年

2023年9月2日(土)-11月26日(日)

セレクション

モーリス・ドニ、瑛九ほか、MOMASコレクションの名品を紹介します。

特集:須田剋太

埼玉出身の画家・須田剋太は、生命感あふれる力強い抽象画を数多く制作しました。当館の須田剋太コレクションが一堂に会します。

モーリス・ドニ《シャグマユリの聖母子》1925年
モーリス・ドニ《シャグマユリの聖母子》1925年

2023年12月2日(土)-2024年2月25日(日)

セレクション

モネほか、MOMASコレクションの名品を紹介します。

魅惑のリアリズム

倉田弟次郎、上田薫など近現代の作家による「リアル」な表現に注目し、その多彩な魅力を紹介します。

クロード・モネ《ジヴェルニーの積みわら、夕日》1888-89年

2024年3月2日(土)-6月2日(日)

セレクション

ピカソほか、MOMASコレクションの名品を紹介します。

チェアーズ―椅子の美術館

当館が所蔵するデザイン椅子を一挙公開。「椅子の美術館」としての歩みをたどりながらお楽しみください。

さいきんのたまもの

田中保や正木隆など、近年新たに収蔵した作品を紹介します。

田中保《膝をつく裸婦》1920年頃

MOMASコレクション関連事業

作品ガイド

美術館サポーター(ガイド・ボランティア)が当館建築や彫刻作品などについてガイド(解説)を行います。

詳細はこちらのページをご確認ください。

サンデー・トーク

年に10回程度、日曜日に展示中の作品について学芸員が解説します。

詳細は各展覧会のページをご確認ください。