MOMASのとびら これまでの報告

親子クルーズ(企画展物語) 「私に風景をかさねて!」

 今日の親子クルーズは、開催中の<ラルティーグ展>の中から、少年時代の写真作品を鑑賞しました。人や猫がジャンプしたり水に飛び込む直前の表情をとらえた写真など、どうやって撮影したのかを考えても楽しい作品がいっぱいです。鑑賞後は、富士フィルムの《チェキ》を使って、1枚の写真に風景が2枚重なって映る【2重露光】に挑戦しました!カメラ初体験の子供たちはドキドキしながら撮影開始。親子でお互いを撮ったり、面白い風景を探して館内や公園を行ったり来たりしていました。白いフィルムに画像が浮かび上がると「わぁ、こんな風になるんだ!」と楽しんでいました。意外な重なりのおもしろい作品が出来上がり観賞会では、友達の作品に「すてき!」「かっこいい!」と歓声があがっていました。



◆この表情、どんな気持ちかな?          ◆上手に撮れたかな?


◆親子で撮影!                           ◆すごい!自分が水玉になっちゃった!


◆(左)空の上を歩いているみたい      ◆(左)手の中に噴水が!

 (右)お花がいっぱい            (右)黄金のマハラジャの手!?


 <参加者の声>

◆写真をかさねるとおもしろい写真ができて楽しかった(5年男子)

◆フィルムが出てくるカメラを初めてやったので楽しかった。(3年女子)

◆子供と話しながら作品をつくっていく過程が楽しかった。(保護者)


 

 

アート★ビンゴ 「さくら」

 アート★ビンゴは、小さなお子さんから大人までどなたでも楽しめる9つの問題に挑戦するプログラムです。「公園の入り口に立つ《ゆあみ》という彫刻に似合う服を描いてみよう!」など、想像して絵を描く問題もあります。《ゆあみ》にかっこいいマントを着せた子は「このポーズ、ヒーローみたい!」と話してくれたり、体操着を着せた子は「運動の前にストレッチをしているから」と教えてくれるなど、参加者の答えはいつも自由でユニークです。親子や友達でお互いに思いついたことを比べてみると、とっても楽しめます。

 今年度はフリー参加プログラムに「わくわく鑑賞ツアー」が加わり、スタンプカードがリニューアルしました。ビンゴや鑑賞ツアーにたくさん参加して美術館博士を目指してみてはいかがですか?お待ちしています!




◆コインロッカーの中に何かあるよ!?     ◆「実際に座ってみて名前を考えよう!」

                        「するするするり~!」いい名前だね!


◆「どんな音を聞いてるのかな?」       ◆公園で遊んでいたグループも、常連さんも

 「さらさらさら~風の音」           たくさん参加してくれました♪

 

みる+つくる(MOMASコレクション) 「曲の感じを表わそう!」

 今回のMOMASコレクションみる+つくるでは、難波田龍起さんの作品を鑑賞した後、音楽のイメージを広げて制作をしました。音楽を聴きながら難波田さんの作品をみると、線の強弱や色の変化がまるで色々な音楽を聴いているようにも感じます。みんなもクラッシックの曲を聴きながら、イメージをクレヨンの色で表現してみました。気持ちが乗ってきたら今度はドリッピングという技法で線を重ねます。そこで絵の具の代わりに登場したのは黒飴です!細く長くとろ~っと伸びて、リズミカルな線、激しい線、ゆったりした線が描けました。観賞会ではお友達の発表を聞きました。「2人がダンスしているイメージ」「音楽に合わせてどんどん色を増やしていきました。」など、とっても素敵な観賞会になりました。


◆学校のどんなところに飾ってみたい?     ◆ドビュッシー「月の光」にピッタリな
                                                                       絵はどれかな?


◆この曲の春らしい感じを色で表そう!     ◆流れるような曲の感じに合わせて、
                                                                       飴を垂らそう!



◆曲の強いところや弱いところを色で描きました。◆音楽の楽しいリズムをギザギザで表し ました。

 <参加者の声>

◆クレヨンの色のまぜ合わせや、アメの落とし方、動かし方が工夫できて良かった。(4年男子)

◆わたしはアメで音楽にあわせてかくのははじめてでした。楽しかったです。(2年女子)

企画展物語みる+つくる 「自由なわたし・理想の世界」

 人は誰でも、心の中に理想の世界が詰まっています。作品の中にも、作者が大切にしていることが色や形に表れています。開催中の原田直次郎展の作品も、原田直次郎さんとその仲間たちの理想の世界が詰まっています。鳥のポーズ、人の姿勢、草木の形などに注目しながら、どんな場面なのだろう、どうしてこういう絵を描いたのだろう…と、作者の中の理想の世界を探りました。参加者のみんなの理想の世界もみてみたいな!そこで”トンネルブック”という仕掛けを使い、美術館や周辺の景色の中に一人ひとりの楽しい空想を加えながら、理想の世界に変えていきました。美術館の吹き抜けには巨大なカブト虫やクワガタ虫が現れ、公園の音楽噴水からは音符の妖精が飛び出しました。資料閲覧室の中にきれいな花が咲いたり、公園の池には河童や動物が遊びに来たり…とても楽しい世界がたくさん生まれました。



◆展示室に出発!               ◆どんな音が聞こえてきそうかな?

 動くものを探してみよう。           どうしてこの場面を描いたんだろう?



◆こんな場面、みたことない!         ◆自分の理想の世界を生み出します。

 作品の中なら、何でもできるよね。       桜だけじゃなく…好きな花全部咲かせちゃおう。


  

◆昼間でも関係なく、きれいな花火!       ◆公園の噴水から人魚が登場!


 <参加者の声>

◆おもしろく見えたのでたのしかったです。(小3女子)

◆いいのができてよかった。(小1男子)

工房「昆虫を作ってアートしよう!-新種発見-」

 外は雨・・・しかし、今日の工房が始まると「もますの森」の探検に出発です! 隣の部屋に入ると、段ボールで作られた森が出現。「森にはどんな生き物が住んでいるのかな~」と、みんなで探しました。「あ、虫がいる!」次々と見つかった虫の標本を、虫眼鏡や拡大カメラを使ってじっくり観察しました。すると、虫は形や色がとっても面白いことに気づきます。観察の次は、新種の虫作りに挑戦です。「シャベルみたいな口をつけようかな」「夜空みたいな羽の色にしようかな」と、アイディアがふくらみます。ミラマットで作った色々な部品をつけて色を塗ると、新種の昆虫が次々と生まれました。観賞会ではもう一度森に入って、自分の虫を住まわせます。森が夜になると昆虫たちはキラキラと光りはじめました。みんな「もますの森」をとっても楽しみました。

 

◆もますの森で昆虫さがし♪          ◆昆虫を虫眼鏡で観察しよう!

 木の葉や皮の裏側も探してね!         足や羽はどうなっているのかな?



◆もっと詳しく観てみよう!          ◆ぴかぴか光る絵の具やチョークで

 「拡大したら点々が見える!」         色を付けます。


   

◆夜になると虫が光り出した!         ◆虫に囲まれて、もますの森で発表会!

 真田幸村の角を持った虫が誕生         「きれい~」「新種発見!」


 <参加者の声>

◆わたしは虫が大すきだから自分のおりじなるの虫がつくれて楽しかったです。(小2女子)

◆子供たちの発想の豊かさに関心した、また童心に返ってクリエイトしたい。(一般)

 

み~っけ!「ふしぎな椅子の美術館」

 今日の「み~っけ!」では、当館のグッドデザインの椅子を観て座って楽しみました。創作室に入ると椅子が1つもありません・・・ そこで、お家の人に人型椅子になってもらいました。ゆらゆら揺れたりトンネルになったり、お家の人の椅子は楽しくて座り心地が最高です! 次に、巨大スクリーンが登場して椅子の影が現れました。「本当にこれは椅子かな?」影に映してみると椅子の形が大きくなったり、飛んだり跳ねたりして違うものにも見えます。みんなも実際の椅子に座り、LEDライトで照らしながら壁に自分と椅子の影を映して遊びました。「鳥の羽の上に乗って飛んでいるみたい!」「空飛ぶバイク」「一寸法師になったみたい」最後の発表では椅子の影で生き物を作って発表してくれました。



◆お家の人の椅子               ◆布も椅子に変身!

 「とっても気持ちいいなあ~」           「ゆらゆら楽しい~!」


◆「どうしてこの椅子座れないの~?」     ◆この椅子、大きな口があるよ!
     実は…スクリーンの裏に秘密が☆       みんな掌の食べ物をあげてみよう!



◆こうすると、ぽろんぽろん♪         ◆「こっちから照らすと《鹿》みたい」

 「楽器を演奏してるみたい」           「ほんとだ~角に見える」


 <参加者の声>

◆ いつものかげじゃなくてふしぎなかげがあったので楽しかった。(女子)

◆いろいろな形のイスにすわれて楽しかったです。(男子)

◆子供たちの連想がゆたかで楽しかったです。(保護者)


 

アート★ビンゴ【さくら】

毎回ビンゴには季節にちなんだ名前がついています。3月と4月は【さくら】です。早く温かくなって桜が咲くといいですね。今日は2階でエレベーターの扉が開いたら何が出てくるか想像したり、吹き抜けの天井から何をつるしたらいいか考えて楽しみました。また「君ならどんな展覧会を開く?」という問題では、トマトやお肉などの大好物の展覧会や、宝石やシャンデリアなどの豪華なもの展、そして空の展覧会など、想像しただけでもわくわくする企画を考えてくれました。親子で答えを見せ合うと「子供って頭が柔らかいな~」「お父さん、すごい!」と会話がはずみます。ぜひ家族やお友達と一緒にご参加下さい。

 


「鳩にすてきな羽をかいてね♪」      ◆「この穴なんだろう?」                                      

                        「かじられちゃったのかな?」「秘密基地かな?」

 


 
◆「エレベータから何が出てくるかな?」   
「どんな展覧会にする?」

 「おもちゃ」「いっぱいでてくるの」     「きょうりゅう!!」

MOMASコレクション 親子クルーズ「お顔をトレース★肖像画!」 

 今日は展示室Aの人物画をじっくり鑑賞するとともに、島州一さんの形を写し取る技法を学び、みんなも肖像画に挑戦!親子でお互いの顔を描きました。「お顔をトレースしてみよう!」そこに登場したのは長さ50センチの長い鉛筆。半透明なシートに頭を当てて輪郭をなぞります。次に、顔にシートを当てて目・鼻・口など顔のパーツをなぞっていきます。これは親子の信頼感がなせる作業です。「やさしく、よく観て描こうね。」「あ、似てる!!」実物大でそっくり()なお顔が描けたら、クレヨンで色を塗ります。「怒らせると怖い感じ」「いつもきらきらしている感じ」など、相手の人柄を考えて色を選びます。ラミネートをして額に入れたら完成。観賞会では「おとうさんの○○なところを…」「娘の○○なところを…」など、その人の人物像を聞きながら楽しく鑑賞しました。



「この人どんな人だと思う?」        ◆「なるほど!」

 「まじめそう」「こわそう」           「こんな風にできてたんだ~」

 
50㎝の巨大鉛筆で輪郭を描きます       
◆母「きゃ~くすぐったい!」

 「じっとしてね~」「変な感じ~!」       娘「なぞって目がかけた~」


 
◆母「ねぇ、私こんな感じなの!?」      
◆お互いに良き理解者なんですね。

 息子「…似てる!」周囲(うんうん。)      絵に温かさが出ています。

〈参加者の声〉

・色づかいや線の書き方に注意して書くことができ、とても楽しかったです!(小6男子)

・顔をトレースするという初めての経験がとても新鮮でした。(保護者)


 


 

企画展物語 親子クルーズ「大事なことすごろく」

 今日は美術館の企画展を親子で楽しむ日です。いま、美術館では、「原田直次郎展」が開催されています。原田直次郎さんの人生が、展示室に詰まっているのです。そこで、原田さんの人生の大切な出来事に触れるだけでなく、参加者1人ひとりの人生についても考えてみましょう。展覧会を楽しんだあと、子どもと親それぞれが、自分の人生の大切な出来事をすごろくのマスに書いていきます。挿絵も工夫して、生まれた時から幼稚園や小学校へ…家族が増えていくことも大切な出来事です。実際の出来事だけではなく、来年はこうなっていたいな、20年後は…なんて、これからの夢も思い描きます。親・子それぞれの出来事が揃ったら、それを時系列に並べて家族のすごろくが出来上がりました。最後は、参加者全員の大切な出来事を繋げて、巨大すごろくを楽しみました。家族の大切な出来事が確認できたプログラムになりました。


まずは原田さんの人生を           ◆いよいよ原田直次郎展へ…

 すごろくで知っていきます。          原田さんの大切な出来事を見つけてみよう。


◆親、子、それぞれの大切な出来事を      それぞれの人生を、真剣に振り返り中…
出していきます。どんなことがあったかな~。  「弟に初めて出会った日!」

 
◆並べてすごろくにしてみよう!        
◆巨大すごろく完成!

                        みんないろんな出来事があるんだね。

〈参加者の声〉

・思い出が、あんなにあつまるとは思いませんでした。(小2男子)

・思いがけず自己の人生を振り返ることになりました。楽しかったです。(保護者)

 

MOMASコレクションみる+つくる「いろはがるた~読めるかな?」

 MOMASコレクション第4期では、島州一さんの作品の《ASAMAいろは歌》が壁一面に展示されています。何が描いてあるのかじっくり鑑賞すると、お洋服、いちご、地球の一部…などなど、色々なものが見えてきます。そしてすぐに「文字」が隠れていることを発見!!今日は絵と文字を組み合わせて《いろはかるた》を作りました。自分の好きな文字を、模様や色の違う布を切ったり貼ったりして作ります。とてもカラフル☆キラキラな絵札が完成。それから読み札も考えます。「いろんな色のカーニバル!」の『い』など周りの人に内緒で考えます。なぜなら最後にみんなでかるた大会をして遊ぶからです!「読み札を読んでも見つからない!」と、笑いも起こりましたが楽しく鑑賞しました。今日、たまたま一緒に作って遊んでお友達になれた人もいました。ぜひ皆さんのご参加をお待ちしております。


ふきぬけ周りにも島さんの作品が      ◆「絵の中に何か見つけた人?」

 「この中にも文字が…!?」         「お洋服みたい。」「ひらがなの”を”」

 

 
◆みんなにわからないように         
読み札を制作中~ 

 絵に文字を隠すぞ!ふふふ♪         まだみんなには、な・い・しょ!

 

 
◆「これだ~!」「あれだ~!」       
「絶対これ~!」ダイブ!!! 

 「え!?ちがうの~~!!?」        白熱の試合に…。

 

〈参加者の声〉

・いろんな絵札や読み札があって、自分で初めて作って楽しかった。またやりたい。(小3男子)

・自分でかるたをつくって遊ぶことができて楽しかったです。(小4女子)

アート★ビンゴ【わかくさ】

 お天気が心配な週末でしたが、参加者が約80人と大盛況!初めての方もリピーターの方も、アート★ビンゴを楽しんでくれました。今日の問題は、島州一さんの《CFP43》という作品を観ているとどんな気持ちになるかを考えたり、美術館のグッドデザインの椅子の中から、自分がお昼寝するならどの椅子にするかを選んだり、間もなく始まる原田直次郎展のポスターから《靴屋の親爺》はどんな人かなと、自由に想像して楽しみました。また、1年間で4枚作るMOMASコレクションのポスターにはスタッフも知らなかった秘密が…。これを知っていたら美術館マニアですね! 様々な問題をぜひお楽しみください。



「凸凹していてたくさん色があるね。」    ◆「お昼寝するならどの椅子?」

 「楽しい気持ちになるかな・・・」         「これもいいなあ~」



◆ポスターにはすごい秘密が…         
みんなの発見や想像したことを報告! 

 「あ~わかった!!!」            笑いあり感動あり楽しく盛り上がります。


 

工房「宇宙センターMOMAS ~謎の星を調査せよ~」

 工房は、作るのが大好きな子供から大人まで参加できるプログラムです。子供に交じって今日も一般の方が参加してくださり、大いに盛り上がりました!今日は埼玉大学の学生さんがリーダーとなり、グループで相談して宇宙の星を作ります。みんなの想像力が大爆発!すっぱい星・しょっぱい星・苦い星などが集まる『味の星』のグループや、やせすぎたネコ星・体を鍛える星などが集まる『ごちそうの星』のグループ、同じポーズの『兄弟の星』や『動物がいっぱいの星』など愉快な星がたくさん誕生しました。最後に暗くした部屋に作品をつるし、照明を当てて鑑賞会をしました。宙に浮かんだ星をみていると、なんだか宇宙旅行をしている気分!楽しい観賞会になりました。


 

◆子供と大人が一緒にミーティング&制作!  ◆初めて会う子とも仲良くなれます!

 工房ならではの楽しみです♪           「なるほど!そんな星もいいね!」



◆『ごちそうの星』の近くに住むと      ◆色粘土づくり職人~見事なレインボーカラー

 ムキムキ★スポーツマンになっちゃうかも!



   

◆ユニークな星に囲まれて宇宙旅行!      ◆「真ん中の星は、『ごちそうの星!』」

                        「あったらいいなぁ~こんな星!!

 <参加者の声>

◆みんなで『味の星』たちを作るのはとても楽しかった!ピザの星面白かった。(小3男子)

◆子供たちと一緒につくってみて、子供たちの想像力や発想の自由さに圧倒されました。(一般女性)

企画展物語 親子クルーズ「妄想世界地図」

今日は初めに創作室のモニターで、企画展「旅と芸術」の入り口にある約700年前の地図や、昔の地図を見ました。「あれ?変だぞ!」 洞窟の壁に描かれた地図や、巨大なタコが描かれた地図、国の形が人でできている地図など、みんな興味芯々です。昔の地図には想像した不思議なものがたくさん詰まっていることがわかりました。そこでみんなも妄想世界地図作りに挑戦! まずは大陸づくりです。親子でペンを握って大きな色紙いっぱいに描きます!「山はどこ?」「川や森や砂漠は…」親子で交互に描き加えていきます。次に、自分の地図に加えるものを、企画展を巡ってメモしてきます。創作室に戻るとメモを切って貼ったり、色を塗ったりしてどんどん地図ができていきました。観賞会は、みんなの作った地図に出てくる生き物などのお話を聞いて、楽しい旅をした気分になりました。



◆「あ!服を着た人が横になっている。」     ◆「こんな動物がほんとにいたの?」

 「どこどこ?」「ほんとだ!」



◆「知ってる!ピラミッドとスフィンクス」    ◆「お父さんこれ切って~」「ここには洞窟があるよ」

  短時間なのによくみて描いているね!!      親子の会話がはずみます



◆たくさん生き物がいたり、線路が走っていたり   ◆みんな乗り出して盛り上がった観賞会!

 楽しそう♪


<参加者の声>

・見てかんがえて作ひんがつくれてよかったです。(小2女子)

・いろいろ描きたいものが増えてきて最後は時間が足りないくらいでした。楽しかったです。(保護者)

 

出張!MOMASの扉in蕨市旭町公民館

今日は美術館から飛び出して、蕨市で親子参加のプログラム、「一枚の板から椅子ができた」を行いました! 当館のコレクション「グッドデザインの椅子」を8脚鑑賞しました。お気に入りを探す場面では、人気を分けたのは人型の椅子《ブルム》と折り紙から発想した椅子《パタパタ》でした。《パタパタ》はねじを外すとパタンと一瞬で平らに! みんな椅子の秘密をたくさん知って、座るのが楽しくなりました。「背中が私にぴったり!」「寝そべってマンガを描きたい」など、会話もはずみます。鑑賞の後は一枚のボードからミニチュア椅子をつくりました。下書きもなく切った形をホットボンドでくっつけて椅子にします。最初は緊張気味でしたが、親子で部品を交換するなどして、楽しく制作しました。最後の観賞会では、子供達から大人に「ここは何でこうなってるの~?」などと質問が飛び交い、盛り上がりました。鑑賞と制作を通して親子のコミュニケーションが広がったのではないでしょうか。

 

「この椅子どうやって使うのかな?」     ◆会議室が図工室へ変身!

 「丸いところに乗って二人で遊ぶの」      「つくるの大好き~」

 

◆「旭町公民館コレクション」が勢ぞろい☆   
◆「みんなぜんぜんちがう~!!」

 

<参加者の声>

◆いろんないすに座れたことが楽しかった。自由に作れたことが楽しかった。(小2男子)

1まいのいたでいろんなイスがつくれることがわかった。(小1女子)

◆制作では自分もかなりハマり刺激をたくさん受けました。子供達がいきいき取り組んでいるのを見られ

 たことも楽しかったです。(保護者)

◆いすの見方を子供は自由な発想で見られるんだなと感心しました。(保護者)

MOMAS親子クルーズ「カゲのダンス」

 今回のMOMASの扉は、開催中の宝船展に出品されている田中清隆さんを講師にお招きして行いました。作家さんのお話を直接聞ける、またとない機会です! 田中さんの《遊影雑技》という作品は、クリップやねじ等の身近で小さな素材をたくさん並べた上に、光の装置が吊られています。田中さんに「ゆらしてごらん」と言われ、みんなでそっと光の装置をゆらします。「あ、カゲが動いておもしろい!」「きれい」予想外のカゲの動きに心がときめきます。「こんな素敵な作品をつくってみたいね!」という事で、なんと光の装置の作り方を教えてもらうことに! そして、色紙を切ったりくり抜いたりして、カゲにする面白いカタチを考えました。さぁ、観賞会! 部屋の電気を消して…、自由にのびて踊るカゲに再び心躍り楽しい観賞会になりました。


◆「光をゆらすとカゲが動くよ!」      ◆親子で話しながら作るって楽しい!

    カゲがのびて、右へ、左へ…


 
◆だんだんとマイワールドへ…真剣。    ◆みんなの作品が勢ぞろい!

 

 
◆「ゆらゆらお化けが現れた!」     ◆一斉にカゲがゆれるとまるでダンスを

 「赤鬼も!」切り抜きが上手。      しているみたい!「家でも遊んでみてね」


 <参加者の声>

◆かげがすごくたのしかった。(小1女子)

◆光と影の面白い使い方を学びました。ありがとうございました。(保護者)


 

アート★ビンゴ【きん】

 2016年最初のMOMASの扉はアート★ビンゴ【きん】を開催しました。アート★ビンゴは美術館にまつわるクイズ9問に挑戦し、スタンプを集めます。家族や友達、カップルなどで、作品を鑑賞しながらお互いに想像したことを伝え合うと、新たな発見や驚きと出合います。それが楽しい!と、リピーターも多いのです。今日の問題、動く彫刻《cycle 90°》をずっと観て「動物に例えると何に観える?」の問いでは、キリン・ウマ・ワニ・ウサギ・シカなど、たくさんの動物が出てきました。観る人によって、感じ方は様々です。真ん中に大きな穴のある椅子《トム・バック》が「もし椅子じゃなかったら何に使う?」という問いでは、「穴から音楽が聞こえるスピーカー」「金魚鉢を置いて下からのぞく」など、デザイナーもびっくりの発想が膨らみました。皆さんのご参加、お待ちしています。

 

 

 

「あ、ほんとに動いてる!!」      ◆枯れ木に花を咲かせましょう!

 「キツネみたいだな・・・」          「幹からこっそり1輪」「それ素敵~」

 

 
◆「この形何に使おうかな?」      
僕はサカナ。どこに隠れているか探してね! 

 「何かはまりそうだな~」

MOMASの扉アートカードをつくろう!

 今日は、埼玉大学の大学院生が考えてくれた、アートカードを使った楽しいプログラムでした。アートカードは県内の美術館の作品が絵葉書のようなカードになっており、遊び感覚で鑑賞が楽しめます。「○○なのはどっち?」とゲームで盛り上がった後、展示室へ行って好きな作品をスケッチしました。みんなも色鉛筆で絵を仕上げ、世界に1枚の『MOMASの扉アートカード』を作りました! そして、自分のカードに関する3つのヒントを考えました。鑑賞会では「ふわふわ・明るい色・家族、さぁ、このカードはど~れだ?」と、ヒントをもとにそれぞれのカードを選びました。中には同じ絵のカードが2枚並び、ヒントが微妙に違う難問があり楽しめました! お迎えに来た保護者の方が「元の絵はどんなだろう?」と子供に手をひかれて展示室へGO。本物の絵とカードをみて、たくさんお話してくださいね。



◆「音がしそうなのはどっち?」             ◆「絵を描くの? さっきの絵だ~!」



◆「この猫の絵にしようかな?」          ◆「おいしそうな果物だね!」



◆素敵なカードが完成!              ◆「やっぱり、このカードだったんだ!」

 

<参加者の声>

・わたしは、ばらがあったえのなかにいたやぎがちいさかったので、おおきくかきました!(小1女子)

・最初のヒントゲーム楽しかったです。家でももっとカードを作りたいです!(小5男子)

工房「宇宙センターMOMAS ~謎の星を調査せよ~」

 今日はいつもの創作室がなんと宇宙センターに変身! 参加者は隊員となって宇宙の星を調査して、その星を制作しました。プログラムを考えてくれた埼玉大学の学生さんが隊長となり、色々なミッションが出されました。ミッション1では、調査班のチームワークを高めるために、ジェスチャーゲームや伝言ゲームで大盛り上がり! ミッショ2は調査会議です。担当の星群についてチームでたくさんお話をします。「とっても小さい生き物が住んでいる。」「この星はあの星を守っているよ!」などと、星について想像を巡らせます。ミッション3では、紙粘土で星を作ります。「星と星が仲良しだから梯子でつなげよう!」「くさい星の横には、いい香りがする花の形の星を作ろう!」と、どのチームも工夫がいっぱい。最後は、宙に浮くみんなの星たちを鑑賞しながら班ごとに発表をしました。きっと広い宇宙にはこんな素敵な星がありそうですね☆

 

◆調査はチームワークが肝心!!ゲームスタート! ◆「この星には弱虫がすんでいるの」

 ちゃんと伝わるかな~??            みんなで想像したことを話しています



◆「こんな形を作りたいときはどうする?」    ◆みんなでお話しながら作ります。

 「こんな方法があるよ!」「あぁ~そうか!」   絵の具で色をつけたり楽しい~♪


 

◆色とりどりの星ができました!!!    ◆「みんなこの星の周りを回っています!」

                      「なるほど~!」

 <参加者の声>

◆自分だけで星を作るのは大変だったが、みんなで空想が広がって面白かった。(小4男子)

◆初めて参加しました。ただ作るだけではなく、周りの子供達と話し合い考える面白い内容でした。(保護者)

 

アート★ビンゴ【そら】

 アート★ビンゴ【そら】を開催しました。元気な子供たちがたくさん参加してくれました。花壇の近くにある関根伸夫さんの作品は、座れるだけでなく遊べる彫刻として作られました。「みんななら、どうやって遊ぶかな?」の問いに、眼を輝かせながら想像を膨らませます。「《子午線-1993》という機械のような作品が動いたらどんな音がするだろう?」と、作品から聞こえてきそうな音を想像して楽しみました。今日の難問は、2つの彫刻作品《天空へのメッセージ》と《風の中で》の大きさを比べる問題でした。「どうやったら比べられるかな・・・」と、影を歩いて測ったり、家族や友達と相談してこの難問に挑んでいました。今日も、美術館博士が誕生!!皆さんのご参加、お待ちしています。


「どうやって高さを比べようかな?」   ◆「角からボールを転がしたら面白いぞ!」

 「影を歩幅で測ってみようかな・・・」      「水を流して何か浮かべようかな~」

 
◆「機械みたい、どうやって動くかな?」  
◆「おめでとう! 美術館博士に認定♪」 

 「どんな音が鳴りそうかな?」

 



 

み~っけ!「 おおきいね! 」

 今日は常設展示室にある辰野登恵子さんの版画作品《MAY-21-91》を、未就学児の親子で鑑賞しました。作品に描かれた紫や水色の大きなマルを見ていると、大きなブドウの粒やタコの吸盤、お団子にも見えてきます。鑑賞後は制作です。子供が大きく描いたマルを、お家の人が専用のカッターを使ってギコギコ切り取ります。子供たちは自分の体より大きなマルを頭に乗せたり寝そべったりしてとっても楽しそう♪ 次にそのマルに絵の具を塗って、参加者が全員乗れるほどの大きな紙の上にひっくり返してペタンとスタンプ。さらにその上に乗って踏み踏みダンシング! はがしたらきれいな版画が完成!!のはずが、段ボールがくっついてしまう失敗も・・・。しかし、みんなで作った大きな作品を眺めると色々なものに見えてきました。子供たちの想像力に驚かされる観賞会になりました。

 

 

◆「これ何に見える?」                 ◆「も~っと大きく描こう!」

 「ワインがこぼれたところ」


  
◆とっても大きなマルができた!       ◆踏むの何だか楽しいぞ~♪    


 
◆手をつないでダンスダンスダンス♪   ◆「何に見えるかな~?」

                      「怪獣~」「ここはけん玉!」      

 <参加者の声>

◆ペタンとして、ふむのがとってもたのしかった。(4才女子)

◆家ではできない大きな作品が作れて大満足でした。(保護者)