MOMASのとびら これまでの報告
アート★ビンゴ【やまぶき】
今回のアート★ビンゴもたくさんの常連さんと初めての親子連れの方々で、大いににぎわいました。北浦和公園にある大きな機械のような作品を見て、「いったい何をする機械だろう・・・」と想像したり、近代美術館に突き刺さった巨大な直方体を見て、「自分だったら何をドッキングさせようかな~?」などと想像を膨らませました。今開催されている県展の作品の中から、自分のNo.1の作品を選ぶなど、親子で鑑賞を楽しみました。次回の「アート★ビンゴ【わかくさ】」は、6月28日(土)です。乞うご期待!
◆「このロッカーを開けたら何が起こる?」「時間が止まる!」
◆「この人、寒くて毛布にくるまっているのかな~」
工房
ここ埼玉県立近代美術館は、建築家 黒川紀章さんの設計によるものです。正方形の格子がデザインの基調となっており、いたる所に構成されています。今回の工房のテーマは「しかくいかたち」です。まず、グループごとに美術館にある「しかくいかたち」を探すミッションをクリアーしに行きました。戻ってきたら制作です。障子紙を貼った四角い格子を基に立体を構成し、きれいに色を塗ったらモダンなランプの完成です。最後に部屋の照明をおとすと、たくさんのランプがきれいに浮かび上がり、「わぁ~!」と子どもたちの歓声があがりました。
◆にじみやぼかしを生かして塗ると、きれいだな~!
◆組み合わせた格子の隙間からこぼれる光もきれいですね!
<参加者の声>
◆四角をいろんな向きから見たり、組み合わせたりしておもしろかったです。ライトを当てたらちがう感じにもにもなってきれいでした。(5年女子)
◆とても夏にぴったりのプログラムでした。(6年男子)
み~っけ!ファッションショー
今回は「みっけ!ファッションショー」を行いました。ファッションショーといっても、ここは美術館。ミラマットというフワフワしていて柔らかい梱包材量を使って、真っ白な飾りのある服を作りました。まず、模造紙に寝転がり、体の周りを鉛筆でなぞって体のサイズを測ります。次に、ビニール袋で下地を作り、そこにミラマットをくるくる丸めた飾りや、ジグザグに折って真中をキュッととめたリボンや、ハサミでちょきちょきしたハートをセロテープでぺたぺた貼るとオリジナルの服のでき上がりです。ファッションショーでは〝決めポーズ“を決めるなど、気分はモデルさんでした。
◆ミラマットをくるくるしたりビリビリして飾りを作ろう!
◆とげとげがいっぱいついて強そうです。決めポーズも決まった~!
<参加者の声>
◆めちゃめちゃすごく楽しかったって感じする!(5歳女児)
◆男の子なので普段あまり興味を示さないファッションに触れる貴重な機会で、夢中になって作っていました。(保護者)
企画展物語 親子クルーズ
「企画展物語 親子クルーズ」で現在開催中の「ピカソの陶芸」展を紹介しました。
展示室にはピカソが描いた様々な「顔」があります。じっと見ていると、どこかで見たことのある「顔」が見つかったり、逆にどこにもない不思議な「顔」に出会ったりします。親子で鑑賞した後、ピカソになって「顔」を陶器のお皿に描きました。お母さんのニコニコ「顔」、ピカソ風の息子さんの「顔」、弟さんの特徴をとらえた「顔」など、いろいろな「顔」が出来上がりました。この食器で家族との食事を楽しんでいただければと思います。◆「こんな作品もあるんだね」親子で展覧会を楽しみました。
◆たくさんの楽しい「顔」ができました。
<参加者の声>
◆ピカソやみんなの顔を見ることができて楽しかったです。(小学校5年女子)
◆とても楽しかったです。娘も息子も個性的な作品を作ることができました。お家で大切に使います。(保護者)
アート★ビンゴ【そら】
次回は5月31日「アート★ビンゴ【やまぶき】」を開催します。たくさんのご参加をお待ちしています。
◆カラスが「あそぼ~」って言ってるよ!
◆「背中に乗って、お空に行くの~」「うん!」
MOMASコレクション 親子クルーズ
「MOMASコレクション 親子クルーズ」では、小清水 漸さんの《作業台―硯―》を紹介しました。
この作品は真っ黒なテーブルの表面に窪みがあり、そこに水を注いであるので、硯(すずり)にも見えます。そこで今回は、硯をヒントに 墨と水、割り箸を使って“アートな水平器”を制作しました。親子で相談しないで交互に割り箸を付けていき、水を注ぐ小皿を取り付けます。割り箸を墨で真っ黒に着彩し、最後に水を注ぐと、親子の感性が詰まった“アートな水平器”が完成しました。
◆水平にするのって難しいな~
◆墨で真っ黒に塗ると、がらっと雰囲気が変わりますね!
<参加者の声>
◆てきとうに作っていったらできたのでとってもうれしかった。すみでぬるのも楽しかった。(小学校3年男子)
◆話し合わず、インスピレーションだけで制作していくのは予想もつかない偶然の楽しさがありました。(保護者女性)
企画展物語みる+つくる
「企画展物語 みる+つくる」で現在開催中の「ピカソの陶芸」展を紹介しました。
知っているようで知らないピカソのことを創作室でお話しし、展示室では、「顔」に注目して作品を鑑賞しました。楽しい顔、悲しい顔、不思議な顔などいろいろな「顔」に出会った後、様々な形の紙皿から気に入った形を選び、ピカソになって「顔」を作りました。紙皿が参加者の手でたくさんのカラフルな「顔」に生まれ変わりました。ちょっと紙皿には見えないかも・・・。◆この「顔」はどんなときの顔でしょう?。
◆できあがった作品は、展示をしてみんなで見ました。
<参加者の声>
◆太陽みたいにして、面白い顔になった。(小学校3年男子)
◆ピカソの気持ちになって作品を作ることができた。とても楽しかった。(小学校6年女子)MOMASコレクション みる+つくる
今日は、第1回「MOMASコレクション みる+つくる」を開催しました。小学1年生から高校生まで20名の参加者と、新しくなった常設展示室で最上壽之《バッ ドラネコミャオ―》を鑑賞しました。蜘蛛に見えたり、山や相撲の取り組みに見えたりした作品ですが、実は二匹の猫が睨み合っている様子がもとになっていたりします。最後は、最上さんになって木材を組み合わせる作品作りを楽しみました。
◆この作品は木ととっても関係が深いんです。
◆最上さんになってカタカナ題名もつけました。
<参加者の声>
◆つくった人のきもちになれた。(小3女子)
◆どの人も作品の題名のつけ方が面白くて、形もそれぞれ違うところがよかったです。 (小6男子)
アート★ビンゴ【さくら】
リニューアルオープンしてから初めてのビンゴです。晴天に恵まれ、桜が咲き誇る中、北浦和公園にはたくさんの人々が集い、アート★ビンゴにも多くの親子連れの方々が参加してくれました。作品を生き物にたとえたり、美味しそうな作品を選ぶなど、想像力を働かせながら鑑賞したり、グッドデザインの椅子の座り心地を楽しみながら、親子の会話も弾んでいました。次回は5月3日「アート★ビンゴ【そら】」を開催します。たくさんの参加をお待ちしております。
◆同じに見えるけど・・・「あっ、ここが違う!」
◆この唇、あなたに何を語りかけてくると思う?
6月22日 工房
皆さん制作に夢中です。
すてきな写真でしょ。
◆つくる時に、どきどきわくわくしました。ふねを1だい、2だい、3だいつくりました。またやりたいです。(小2 女子)
◆想像力を働かせたりアイデアを出したりして時間を忘れるほどおもしろかった。(小6 男子)
6月29日 アート★ビンゴ【わかくさ】
次回は7月27日に「アート★ビンゴ【きん】」を開催します。今年度最後の「アート★ビンゴ」になりますので、たくさんのご参加お待ちしております。
友達同士で楽しんでいます。
この作品の人たちは何をしているのかな?
7月6日 MOMASコレクション みる+つくる
まさにいろいろな角度から鑑賞していますね。
透明なシート越しに、椅子を描きました。
<参加者の声>
◆いろいろなイスを見て、最後にイスをいろいろな角度から描いたのが、難しかったけれど楽しかった。(小4 男子)
◆片目をつぶって絵を描くのが、楽しかった(小5 女子)
7月13日 み~っけ!
「このランプの形がおもしろいな。」
絵具でぬると、白い形が浮き出てきます!
<参加者の声>
◆絵具でぬるのが楽しかったようです。絵が浮き出たとき、思わず「出た!」とつぶやいていました。(保護者)
◆最後にすてきな大作ができてびっくりしました。自由にさせてもらえて、ほめてもらえて大満足でした。(保護者)
7月20日 企画展物語 親子クルーズ
《ミス ブランチ》をみんなで鑑賞しました。
できあがった作品は、まるで宝石のようです。
〈参加者の声〉
◆つくったものの中の写真が、「浮遊するデザイン」と共通していると思った。(小5 女子)
◆光、透明、屈折、影、鏡で不思議な世界を見せていただき楽しかった。(保護者)
7月27日 アート★ビンゴ(きん)
そして今回は、今年度最後の「アート★ビンゴ」でした。受付でビンゴシートをもらい、親子連れや友達どうしで、美術館散策を楽しんでくれました。次回は、来年度になりますが、スタンプカードは引き続き使えますので、パーフェクトを目指して保管しておいてください。
今回もたくさんの方が参加してくれました。
この作品は何に見えますか?
8月3日 「身近なものが生き物に変身!」
また、2階の講堂では、フリーのプログラムも同時開催しました。こちらも富田さんの作品をもとに、新聞紙のカラー刷り広告をコラージュし、海の生き物を制作しました。2時間近くも制作に没頭する、熱心な参加者もいました。
自身の作品《俊彦》に乗って説明する富田さん。
かわいいペンギンができそうです。
8月10日 「せんたくバサミで絵を描こう!」
並べるだけでもきれいですね。
センターコートが華やかなせんたくバサミで埋まりました!
8月17日 「親子でペーパーキルト 動物王国!」
オープン参加のワークショップも同時並行で行い、多くの方に楽しんでもらいました。
親子で楽しむテツさんのワークショップ。
オープン参加のワークショップもにぎわいました。
〈参加者の声〉
◆ただの三角や四角が組み合わさることで、もっと素敵な作品に変身できる発見がありました。また家でも親子で作品づくりをしたいです。(保護者)
◆アフリカの大草原の動物たちを見てみたくなりました。(小2 男子)
8月24日 「企画展物語 親子クルーズ」
思わず、「この椅子ほしい!」という子も。
闇に浮き上がるようなランプたちが並びました。
〈参加者の声〉
◆すごくすてきなものができて思い出になると思いました。(小2 女子)
◆子どもが切った紙を親が貼りました。共同してできたことがとてもよかったです。(保護者)
8月31日 座れる段ボールの椅子大集合!
大人でも座れるような構造をよく考えている椅子、デザイン的に見ても面白い椅子、使う人を想定してつくられた椅子などそれぞれのグループの思いの詰まった作品ばかりでした。
31日は、受賞作品の表彰式と椅子の鑑賞会を行いました。
制作者の子どもたちはもちろんのこと、先生方や保護者の方も参加してくださり、盛況のうちに終えることができました。
副館長より賞状が贈呈されました。
鑑賞会は制作者へのインタビュー形式で行いました。