MOMASのとびら これまでの報告
2024/8/3 みる+つくる「大きな布に手で描こう!」
今日は、企画展『吉田克朗展 ―ものに、風景に、世界に触れる』から《触 "春に"Ⅴ》を鑑賞しました。「端から端までじっくりみてみよう。」「何か自分が知っているものに似ているところはあるかな。」という問いかけに、「動いているように見える」「横にしてみるとアイスクリームみたい」など、色々な感じ方がありました。作者の吉田克朗さんは、この作品を描くとき、まず色をぬって、黒い粉を手のひらでこすりつけて描きました。今日は、みんなで吉田克朗さんのように手で描いてみましょう!手のひらで絵の具を塗ったり、粉末状のパステルも使ったりして、大きな布にダイナミックに描いていきます。最後に、みんなで作ったものを鑑賞して、一人一人が、お気に入りの部分をお話ししました。
◆「何か知っているものに似ているところはあるかな。」
◆手のひらで描いていこう!
◆最後はみんなで鑑賞会をしました。
(参加者の声)
・いろんな色をまぜてたのしかったです。(小2)
・絵の具を手でかいてつかったことがあまりなくて、楽しかった。(小5)
2024/7/20 工房「板から椅子ができた!」
今回のMOMASのとびら「工房」のプログラムは、埼玉大学の学生が進行し、3脚の椅子鑑賞から始まります。
変わった形の椅子の鑑賞で、学生から「この椅子は、どんなものにみえるかな」という質問を投げかけると、参加者からは「鳥みたい」「ぐにゃぐにゃしている」と様々な見方が出てきました。1枚の板からできた椅子《ビン チェア》の鑑賞では、同じ形がたくさん使われていることを発見しました。鑑賞した椅子のように板を切って椅子作りに挑戦!スチレンボードを適当に切り出し、全てのパーツを組み合わせて・・完成!切り方の工夫や組み合わせを工夫して、自分らしい椅子をつくることができました♪
◆「この椅子は、どんなものに見えるかな?」
◆板を切って、椅子作りに挑戦!
◆次はどこを組み合わせようか考え中・・・。
◆それぞれに良さがある椅子が完成しました!
(参加者の声)
・いすをつくるのはたのしかったです。はじめてさわるどうぐ、はじめてつくる物、はじめてのことばかりで
楽しかったです。(小4)
・いろんなかたちをつくれてよかった。またきたいです。(小1)
2024/7/6 工房「板から椅子ができた!」
今回のMOMASのとびら「工房」では、お部屋を変えて、グッドデザインの椅子鑑賞から始まります。「どんな形が見つかるかな」上から、下から、斜めから・・・色々な角度から椅子を鑑賞していきます。最後に、1枚の板からできた椅子《ビン チェア》をよく見てみると、「同じ形がある!」という発見がありました。鑑賞した椅子のように、1枚の板を切り出して、椅子作りに挑戦してみましょう!スチレンボードを、スチロールカッターで自由に切り出していきます。ジグザグ、ゆらゆら、くねくね・・・。そのパーツを全部使って椅子にします。パーツを組み合わせると「ドラゴンがあそぶ椅子」「炎の椅子」「2人が背中合わせで座る椅子」など、雰囲気の違う色々な椅子ができました♪
◆上から、下から、斜めから・・・色々な角度からみてみよう。
◆ジグザグ、ゆらゆら、くねくね・・・自由に切り出していきます。
◆雰囲気の違う色々な椅子が完成しました!
(参加者の声)
・スチロールを切るのが、ぼたんをおしただけで切れるからおもしろかった。(小2)
・座りたくなる椅子には、色々な工夫がされていることが良く分かった。(中1)
2024/6/1、6/29 み~っけ!「キラキラ枢機卿に大変身!」
「み~っけ!」は、初めて美術館に来るお子さまにぴったりなプログラムです。地下1階にある彫刻作品、ジャコモ・マンズー《枢機卿》の鑑賞からスタートします。作品の表情や姿から、どんな気持ちなのかを考えていきます。「寒いから布をまいているのかな?」「眠って夢をみているみたい。」と、姿や表情から、気持ちを想像します。そうだ!この作品になりきったら、もっと作品の気持ちがわかるはず・・・!
みんなで一緒に枢機卿のようにマントや帽子を身に着けて大変身!作品の前で同じようにポーズをとってみます。でも、このままだと、みんな真っ白で同じ…だから、自分だけの模様を描いておしゃれにしましょう。
自由に描ける部屋に移動して、絵の具で模様をつけます。「くるくる、とんとんとん、リズムよく♪」好きな模様でマントがカラフルになっていきました。描いている途中で・・「停電!?」急に暗くなった部屋では、ブラックライトでみんなのマントが光りました!光る模様を楽しみながら、もっともっと描いていきます。最後はみんなでお披露目ランウェイ♪なりきってポーズも決まりました。光マントと帽子を身に着けて、枢機卿もびっくりの美しさでした。
◆白いマントと帽子で大変身!
◆同じポーズになってみよう。
◆光る絵の具を楽しみながら、好きな模様を描いていこう!
◆みんなでお披露目ランウェイ♪
(参加者の声)
・作品を着ることができて、うれしかったとのことです!(保護者)
・本物の服やぼうしみたいでよかったです。(保護者)
・くらくて、ひかってたのしかったです。(6歳)
・もようをかんがえるのが、むずかしかった。(5歳)
2024/5/18、6/22 みる+つくる「『MOMASのかたち』でオブジェをつくろう!」
「みる+つくる」では、埼玉県立近代美術館にある「四角」をテーマに自分だけのオブジェ作りを楽しみました。まずは、みんなでクイズからスタート!「美術館に隠れている形」を探します。「窓が四角!」「扉や天井にも四角があるような・・・」そうなのです。埼玉県立近代美術館には四角がたくさんあります。美術館探検をすると、床や扉だけではなく、柵や壁などいろいろなものが四角いことに気付きました。今回は、四角で作品づくりです。大・中・小それぞれ大きさの違う立方体を使って、組み合わせていきます。「上に高くしたい」「ななめにつけてみようかな」思い思いの形に、立方体を貼り付けていきます。形が決まったら、絵の具を塗って色を楽しみました。途中、描いていると停電が!?暗くなった部屋では、ブラックライトでみんなの作品が光りました!光る模様を楽しみながら、もっともっと描いていきます。最後はみんなで鑑賞会をしました。美術館もびっくりの素敵な色に光るオブジェができました!
◆美術館でたくさんの四角を発見!
◆この角度がいいな・・・自分だけの形をつくろう。
◆もっと描いてみようかな。色々な模様があるね。
◆光る模様を楽しみながら描いていこう。
◆もっともっと高く・・!
◆光り輝くオブジェたち!
◆鑑賞会でさらに感動!
(参加者の声)
・いろいろなもようをかいてたのしかったです。またMOMASのとびらに来たいです。(小学2年)
・いい作品ができた。(小学5年生)
・グルーガンでつけるのがむずかしかったです。(小学3年生)
・さいごのひかるえのぐでびっくりしました。(小学3年生)
2024/5/11 彫刻あらいぐま
5月の彫刻あらいぐまは、フェルナンド・ボテロ《横たわる人物》、鹿間厚次郎《静の旋律No.31》、志水晴児《NEGATIVE BALL》、関根伸夫《空の柱》を洗いました。空が気持ちよく晴れ渡る中、いざ、彫刻洗い!です。今回も、彫刻をボランティアの方と一緒に洗います。彫刻の素材によって用具や洗い方を変え、スポンジに洗剤をつけたり、刷毛や雑巾を使ったりして、彫刻が傷まないようにしました。近くで彫刻をみると細かいところにも気付き、「石の中に青色がまざっている!」「この彫刻はツルツルして気持ちがいいな」普段みている彫刻から新しい発見ができました。洗い終えた彫刻はどれも気持ちよさそうでした♪
◆白くなって、気持ちがいいね。
◆ここにも、気になる形を見つけたよ!
◆洗ったあとは、さらに輝いて見えました。
(参加者の声)
・きれいになってうれしかったです。(保護者)
・すごくたのしかったです。またさんかしたいです。(小学2年生)
2024/05/04 フリープログラム「風を描こう!」「洗濯ばさみで絵を描こう!」
5月のMOMASのとびらフリープログラムでは、「風を描こう!」と「洗濯ばさみで絵を描こう!」を実施しました。「風を描こう!」は、若葉輝く北浦和公園のなかで感じた風のイメージを、アクリル板に映った風景の上に描いていきます。初夏らしいさわやかな風や、そよそよとした優しい風が吹き、全身で風を感じながら描きました。
「洗濯ばさみで絵を描こう!」では、カラフルな洗濯ばさみを使って色々な模様や形をつくりました。「大きな羽を広げたドラゴンができた!」「一緒にハートの中に入ってみよう。」など、出来上がったお互いの作品を鑑賞し合い、「すごいね。」「きれい!」など、笑顔で語り合う姿もありました。MOMASのとびらフリープログラムは、どなたでも参加できるプログラムです。ぜひ美術館へ遊びに来てくださいね☆
◆「風を描こう!」
◆「洗濯ばさみで絵を描こう!」
2024/4/27 彫刻あらいぐま
今年度最初の彫刻あらいぐまでは、普段は入れない空間へ入り、作品を洗いました。田中米吉《ドッキング(表面)No.86-1985》は、美術館の2階から3階へ向かう踊り場に巨大な物体が突き刺さっているだけではありません。よくみると、別の立方体がワイヤーで吊るされていたり、地下にも物体が刺さっていたり、美術館全体でダイナミックに鑑賞できる作品になっています。初めて入る地下空間に戸惑いながらも、洗浄前に作品をじっくり観察しました。地下から空を見上げるように作品を見つめてみると「(作品の形が)空に向かってのびていく矢印みたい。」という声もありました。「洗ったらどんな色になるのかな。」と形や色の変化を観察しながら、作品を洗っていきました。みんなで協力し合い、洗い終わるとすがすがしい気持ちになりました。天候にも恵まれて、貴重な体験ができた彫刻あらいぐまでした☆
(参加者の声)
・きれいになったところがぴかぴかでした。(小学1年)
・とっても勉強になり、貴重な体験をしました。(保護者)
2024/04/20 フリープログラム「キラキラ・カチカチ★スプーンワールド」
フリープログラム「キラキラ・カチカチ★スプーンワールド」を実施しました。「キラキラ・カチカチ★スプーンワールド」では、当館収蔵作品である上田薫《ジェリーにスプーンC》を鑑賞します。絵の中には、ゼリーとスプーンがあり、そのスプーンの中をよ~くみると…何か写っています!本物のスプーンをよ~くのぞき込んだり、組み合わせたりして好きなかたちを作りましょう。「光の塔ができた!」「ママが写っているよ」など、たくさんの発見がありました。つなぎ合わせたスプーンの形が知っているものにみえたり、スプーンに写り込んだものを楽しんだりしました。フリープログラムはどなたでも参加できます!美術館でお待ちしています☆
2024/04/06 フリープログラム「洗濯ばさみで絵を描こう!」
新年度最初のMOMASのとびらでは、「洗濯ばさみで絵を描こう!」を行いました。カラフルな洗濯ばさみを床に並べたり、つなぎ合わせたりして、想像力を広げながら形をつくりました。「花火みたい」「遊園地をどんどん広げてみよう!」など、さまざまな模様やかたちができました。最後は、つくりあげた作品と記念撮影する姿もありました。フリープログラムはどなたでも参加できます!ぜひ美術館へ遊びに来てくださいね♪
2024/3/2、3/9 工房「自分だけのNo.1チェアー」
企画展「アブソリュート・チェアーズ」では、椅子とは何なのかを考えたアーティストの椅子作品が展示されています。「空気が入った椅子があったよ」「人が寝ていたソファ?があった」「ビー玉みたいな椅子がある」。今までは座るだけだった椅子をいろいろな角度からよーくみました。よくみた後はアーティストのように自分だけの椅子つくりに挑戦します。素材は、7種類の中から1~3種類に限定して選びます。グルーガンを使ってくっつけていきますが、途中にカラーグルーも登場して、自分らしさを足しました。鑑賞では、みんなの作ったものがもっと作品みたいになるようにスポットライトをオン!選んだ素材の影もみえて雰囲気がかわりました。「海に沈んだ椅子を作ったよ」「乗ったり滑ったりできるアトラクションの椅子にしたよ」。展示室で鑑賞した椅子に負けないアイデアでたくさんの椅子ができました♪
◆展示室では心を働かせてみましょう。
◆「透明な石で座るところを飾っていくよ」
◆「どんどんつなげて大きな作品にする!」
◆「透明な部分にさわると音が鳴る椅子だよ」
◆展示室のようなしつらえで、作品を鑑賞しました。
(参加者の声)
・氷のつもりで立ててみたスプーンがたおれてしまって、あれ、と思ったけど、だんだん水やわかめのようにみせたらうまくいってよかったです。(小2)
・グルーガンで透明石をつけました。つけるのが少し難しかったけどうまくいって楽しかったです。(小4)
2024/2/3,2/10親子クルーズ「身近なものでつくろう魅惑のウェア!」
MOMASコレクション「魅惑のリアリズム」コーナーの作品、上田薫《ジェリーにスプーンC》の鑑賞では「スプーンに何か写っているよ!」「和室かな?」「桃味のゼリーかな?」じっくり作品をみていきます。このコーナーで描かれていたのは身近なものや身近な風景でした。制作する部屋ではまず親子で材料準備です。両手を広げたほどの大きな紙を1人1枚クシャクシャにしていきます。全身を使って紙が柔らかくなるまで続けていきます。準備ができたら鑑賞した作品のように身近なものをつくります。身近といえば…身に着けている服!先ほど柔らかくした紙で、自分だけのオリジナルな服を作っていきます。服の型は、親子で協力して線を引きました。「かっこいいワンピース型にするの」「ふわふわ素材で雲みたいになるかな」。出来た服はハンガーにかけてみんなで鑑賞会。最後に親子で着てみたら魅惑のウェアの完成です★
◆「ゼリーはぶどう味かもしれないなあ」
◆全身で力をこめてクシャクシャに!
◆親子で協力して型をとります。「あんまり小さくしないしないでね」
◆「何をイメージしているの?」「色が鮮やかだね」。親子でお互いの作品をみながら進めます。
◆「浴衣っぽくしたよ」「アイススケートの衣装みたい」「お花をたくさんつけました」。三者三様ですね。
(参加者の声)
・毛糸や紙などを重ねたり、ねじれさせたりするのがむずかしかったけれど、とっても楽しかったです。(小4)
・視点やアイデアの発見、体験がいつも楽しめます。(保護者)
2024/1/20、1/27 工房「絵画の中から飛び出して!」
MOMASコレクションの絵画作品をさまざまな角度から見ながら、展示室を進んでいきます。描かれた作品の数々…作品にはどんな思いが込められているのでしょうか。今回は思いを込めた作品作りに挑戦します。メイン素材は「描かれたキャンバス」です。平面のキャンバスの中に描かれているものを取り出すように自分で好きなだけ切り取って、鑑賞した作品や自身の気持ちを思い描き立体に仕立てていきます。「黄色で優しいものにしたい」「ジグザグの形でかっこよくする」。さまざまな形に変形したキャンバス。「心の中を表したよ」「よく見る夕焼けをイメージしたよ」。切り取った形が新しい作品として誕生しました。
◆作品の中にどんな気持ちが隠れているだろう?
◆キャンバスを切り取って作品にします。
◆「ピンクのキャンバスで包んでいく!」
◆「いろいろなキャンバスを使って変な木を作ったよ」「ひとつも同じ葉がないね」
(参加者の声)
・作品から作品をつくるのははじめてだったので、たのしかったです。(小2)
・材料を使ってにぎやかな作品になったのでよかったです。(小2)
2024/01/13 「アート★ビンゴ」
約4年ぶりに開催の「アート★ビンゴ」では、作品や美術館に関するクイズに挑戦します。当館には展示室以外にもたくさんの作品があります。地下1階から3階までの空間を移動して、いつもは当たり前にとおっていたスペースにも目をやると新たな形で作品に出会えるかもしれません。企画展「イン・ビトウィーン」のポスターの中からどんな声や音が聞こえてくるか考えたり、アリスティド・マイヨール《イル・ド・フランス》の彫刻と同じポーズをして作品の気持ちになってみたり、グッドデザインの椅子が何かの食べ物にみえるか考えたりしました。最後はスタッフさんとビンゴシートをみながら、考えたことや気持ちをお話ししました♪フリープログラムはどなたでもご参加いただけます☆
◆「座ってみたらやわらかい!」
◆じーっくり見つめて、作品がどんな色やかたちをしているか観察します。
◆大人だって、作品と同じポーズで作品の気持ちに寄り添います!
◆「あんな高いところに…!」
2023/12/9、12/16 みる+つくる「みえる?みえない? 感じて!『間の世界』」
企画展「イン・ビトウィーン」の早瀬龍江の展示作品の鑑賞で、何が描いてあるか聞いていくと「はちどり」「バッタ」「ジャングルのようなうねうね」…たくさんのものが見つかります。この作品実は、ブラックライトを当てるとへビ座の姿が浮かび上がるそうです。(作品が傷むのでライトは当てられませんが。)今回は鑑賞した作品のように「見える、見えない」を表現した作品つくりに挑戦です。まずは特別な絵の具で動物を描きます。「こわいサメにしたよ」「かっこいいかまきり」動物の絵を乾かしている間は、見えない世界をつくります。透明な素材を使って、自分が思い描く想像の世界を作っていきます。最後に2つを重ねたら完成です。見えない想像の世界では、「野原をイメージしたよ」「とびらが開くみたいな感じ」と、自分なりの世界を発表しましたが、何だか動物が見えにくい…「そろそろ動物に出てきてもらいましょう!」合図とともに部屋が暗くなると、動物が浮かび上がりました。「世界が逆になったね」「動物が住んでいるよ」見えたり、見えなかったり…正解のない作品の間をゆらゆらと鑑賞してみるのも楽しいかもしれませんね♪
◆気づいたことを教えてね。
◆「強いライオンを描くよ」
◆「線をのばして描こうかな~」
◆自分の思うようなかたちに切ったりはったりしていきます♪
◆奥に動物、手前に想像した世界が。重なるとまた別の見え方ができました!
(参加者の声)
・中の世界と外の世界でいろいろなちがいがみつかりました。(小2)
・自分が作った作品の中に入ってみたいです!(小2)
2023/11/25,12/2 み~っけ!「MOMASで紙の上の運動会!」
MOMASのとびら「み~っけ!」では、美術館に親しみを持ってもらうために、まずはかたちや線を見つけに美術館を探検しました。グッドデザインの椅子をいろいろな角度から見ると、ぐにゃぐにゃの線がみつかったり、つるつるした面がみつかったりしました。美術館の建物にはまっすぐな線や四角、ゆるりとした線などたくさんの発見がありました。探検が終わったら、かたちや線を思い描きながらボールを転がしてみます。「優しく優しく…」「そーっと」心と体の準備体操が整ったら、絵を描いていきます。今日はクレヨンや鉛筆は使いません。ボールを転がすようにカラフルなひもやテープで描きます。「赤の長い線を描くよ」「くるくるの線に挑戦だ」最後はみんなで描いた線を壁に飾ります。「ハートができたよ」「重なったオレンジがきれいだよ」素敵をたくさん見つけることができました!
◆「うしろはどうなっているのかな?」
◆普段は入らないところもじっくり探検!
◆「いくよ~」「ゆっくりね~」やさしいキャッチボール!
◆「ぐぐっと、しっかりはるよ」
◆11月25日と12月2日の成果物。どんな線が見つかりますか。
(参加者の声)
・へびさんの作品、道路の作品を作って楽しかったです。(4才)
・日頃見ない目線でものを見ることができて楽しかったです。(保護者)
2023/10/28、11/4 みる+つくる「世界にひとつ!喜びの自分旗をつくろう!」
今回のMOMASのとびら「みる+つくる」は、モーリス・ユトリロ《旗で飾られたモンマルトルのサクレ=クール寺院》の鑑賞からスタートです。この絵の中はどんなところだろう?「白い建物が外国っぽい?」「暖かいところかも」と、作品をじっくりみて考えていきます。よくよくみると、絵の中には人が描かれていません。人はいないけれど、どんな音がしそうでしょうか?「旗があるからうれしい音!」「お祭りみたいな音!」想像する音はどれもにぎやかです。実はこの作品は、戦争が終わった喜びや解放の時の様子を描いたものです。つくる時間では、自分の気持ちを旗に込めた喜びの旗をつくっていきます。ふわふわの素材や固めの素材など、触り心地も表現の一部に入れていきます。出来上がった作品について聞くと、「友達ができた時の喜びにしたよ」「マラソンで賞を取った時の気持ちを詰め込んだよ」など、ひとりひとり違う思いが込められていました。自分だけでなく誰かも嬉しい気持ちにさせるような楽しい旗ができました♪
◆「夏の空みたい」「笑い声が聞こえてきそう」
◆最後の仕上げにどんな喜びを足すのかな?
◆「メダルをもらえた時の気持ちをかたちにしたよ」
◆プログラム後にはおうちの方にもみてもらいました。
(参加者の声)
・みんなとの違いがあっておもしろかったです。(小6)
・自分のよろこびを表現できてたのしかったです。(小5)
2023/10/07 フリープログラム「洗濯ばさみで絵を描こう!」「お顔をトレース★肖像画!」
過ごしやすい秋の日、MOMASのとびらフリープログラムが開催しました。「洗濯ばさみで絵を描こう!」は、地下1階センター・ホールで行われました。3つの彫刻が参加者を見守る中、色鮮やかな洗濯ばさみで思い思いのかたちをつくります。「高くて大きなタワーにしたいな~」「オレンジでハートをつくってみよう!」出来上がったら1階から地下をのぞいて…遠くからみるとまた違ったかたちにみえてきました。「お顔をトレース★肖像画!」では、ラミネートフィルムを使って相手の顔を写しとり、その人のイメージにあった色でお顔を塗っていきます。「よーくみながら写しとってね。」「優しい色は何色かな?」いつも近くで見ているお顔でも、じっくりみつめると今までは気づかなかった魅力に気づけたかもしれませんね♪
2023/9/16 彫刻あらいぐま
9月の彫刻あらいぐまでは、普段は入れない空間へ入り作品を洗いました。田中米吉《ドッキング(表面)No.86-1985》は、美術館の2階から3階へ向かう踊り場に巨大な物体が突き刺さっているだけではありません。よくみると別の立方体がワイヤーで吊るされていたり、地下にも物体が刺さっていたり、空間も含めた作品になっています。「私たちが作品の中で作品を洗うっていうこと!?」参加者も初めての空間に戸惑いながら、地下から建物を見上げたり床のタイルを観察したりしながら、作品を洗っていきました。「水が反射しているね。」洗い終わったらすがすがしく、とても貴重な体験ができた彫刻あらいぐまでした☆
(※9月9日は雨天のため中止となりました。)
◆「この作品を洗うよ!他にも探せるかな?」
◆じっくり素材に触れながら洗っていきます。
(参加者の声)
・きれいになると達成感があって楽しかったです。(小学5年)
・洗ってみて、美術品をながめる時はちがった角度から何度もながめてみたいと思った。(保護者)
2023/8/26 サマー・アドベンチャー みる+つくる「横尾龍彦さんになりきろう!-無意識から生まれる色とかたち‐」
8月最後のサマー・アドベンチャー第4弾は「みる+つくる」。企画展「横尾龍彦-瞑想の彼方」から《不可知の雲》を鑑賞しました。作品は2mあります。端から端までじっくりみると、「月がみえるよ」「砂嵐かも」「水の中かな」、ひとつの作品からさまざまな世界が浮かんできました。「横尾さんは、水や風、土に描いてもらおう!と無意識に描くことを目指したんだよ」。作品を描くのに無意識なんて…何だか難しいけど、楽しそう!今回は、横尾さんのように無意識の色やかたちの作品づくりに挑戦です。出てきたのは、大きなカンヴァス。グループで描き方を工夫します。「絵の具を流すよ~」『え~!』。「ながーい筆を使ってみよう」『思うようにいかないなあ』。道具や材料をわざと不便にして描きます。いろいろ試したら、ここからMOMAS式。カンヴァスを切って、ひとり一人の作品にしました。最後は少しだけ好みの描き方を付け足して…オリジナルカンヴァスの出来上がり☆横尾さんの作品のように展示室へ並べたら、『同じようにみえて、ひとつも同じじゃないね』。一緒につくってもみんな違う色やかたちが生まれた作品となりました♪
◆「どこがどこが?」みんなで作品をじっくり鑑賞。
◆大きなカンヴァスをゆらして~ゆらして~
◆”パテ”を使って描いてみると…
◆「カンヴァスを切ります!」「どうなるのかな~」
◆最後は、もう少し試したい絵の具や素材を付け足します。
◆「同じ赤も黄色も青もないね。」「宇宙みたい。」
(参加者の声)
・ナスカの地上絵みたいになったのがよかったです。(小4)
・遠くから自分たちの作品を見ているといろいろ浮かんできて楽しいです。(中2)