MOMASのとびら これまでの報告

どこへ行く~イスと旅する365日~

 今日の『工房』は、<ツル><レッド&ブルー><タン>の3脚のイスを取り上げました。「このイスと一緒にどこへ出かける?」と想像を膨らますプログラムを、埼玉大学の学生が考えてくれました。鑑賞では、タンが「滑り台、チョウチョ、トランポリンに見える!」という参加者に、常連の参加者が「これはベロなんだよ!」と教えている場面もありました。ざらざら・ふわふわなど“触り心地”や、“誰にぴったり?”、“座って何をする?”と対話が盛り上がりました。制作の時間には、色々な景色の写真を眺め、自分とお気に入りのイスで“どこを旅したいか”考えました。「雲の上、自然の森の中、外国の街…」イスに座ってこんな景色を見れたらいいなとイメージの旅を楽しみました。

鑑賞の様子
3脚とも個性的。「どのイスが好き?」

≪ツル≫鑑賞の様子
◆「このイス 紙飛行機みたい」


制作の様子
◆海にしようかな~山にしようかな。

制作の様子
◆制作の様子


作品
◆大きなひまわりの葉っぱの上にみどりのイス


作品を見せているところ
◆外国のおしゃれな街を旅しているレッド&ブルー

<参加者の声>

・同じいすでも人それぞれちがうところにもっていくのがおもしろいと思った!(小2・女子)

・今日はいすをいろんなところから見るのが楽しかった。しゃしんをえらぶのが楽しかった(小1・男子)


 

アート★ビンゴ

 2018年最初のMOMASのとびらは「アート★ビンゴ」です。館内や公園にある作品などに関わる問題に答えます。北浦和公園にある橋本真之《果実の中の木もれ陽》が何の形に見えるかを考えたり、「MOMASコレクション」ポスターにある作品の中に人は何人いるかを数えてみたり、シャルル・デスピオ《ビアンキーニ嬢》と見つめ合って会話をしたりして楽しみました。最後にスタッフと答え合わせ。お話をしながら、どんどん想像を膨らませることができました。とても寒い日ではありましたが、たくさんの方に参加していただけました。これからも、ぜひ親子や友達と一緒に美術館へ遊びに来てください!

 

受付をしているところ
◆アート★ビンゴに出発!9つの問題に挑戦しよう!

《果実の中の木もれ陽》を鑑賞しているところ
◆「クジラやイルカみたいだな~」「アリの巣にも見えるよ!」

MOMASコレクションのポスターを見ているところ
◆「この作品に描かれているのは人なのかな…?」

《ビアンキーニ嬢》を鑑賞しているところ
◆子供「首を曲げて体操しているの?」ビアンキーニ嬢「そう!気持ちいいよ!」

答えあわせをしているところ
◆子供の発想力にスタッフもびっくり!「その考えはとても面白いね!」

 

 

わくわく鑑賞ツアー

 今年最後の「MOMASのとびら」は、館内の作品をスタッフとお話をしながら楽しむ「わくわく鑑賞ツアー」です。展示室ではモーリス・ドニ《トレストリニェルの岩場》を観ました。参加者からは「海岸で楽しそうに遊んでいるね!なんで裸なんだろう?」などの感想がありました。1階吹き抜け周りにあるオーギュスト・ロダン《ウスタッシュ・ド・サンピエールの頭像》では、「この人はどんな人なんだろう?偉い人かな?」など、表情を真似しながら人物像を想像していました。3階では4脚のグッドデザインの椅子を鑑賞。ベストデザインの椅子グランプリを獲得した《マリリン》の他、とても大きな《XL(プランクトン1.8)》やシンプルでかわいい《タン》、ゆらゆら揺れる《ロッキング・チェア》に実際に座って、楽しくお気に入りを見つけていました。来年も「MOMASのとびら」に是非ご参加ください!!

 

モーリス・ドニ《トレストリニェルの岩場》を鑑賞しているところ
◆「この作品には何が描かれているのかな?」

オーギュスト・ロダン《ウスタッシュ・ド・サンピエール》を鑑賞しているところ
◆「立派なひげだな~。何をしている人だろう?」

グッドデザインの椅子に座っているところ
◆「私はこの椅子がお気に入り!!」

スタンプカードを手渡しているところ
◆たくさんスタンプ集めてね!

 

 

工房「なりきり瑛九!シュシュシュッあーちすと」

 今日の工房は、いつもMOMASのとびらのスタッフをしている埼玉大学教育学部の学生が内容を考え、進行をしてくれました。まずは、瑛九の作品《手》の鑑賞からスタート。「どんな色や形があるかな。明るいかな。暗いかな。」《手》は、いろいろな型紙を使って吹き付けの技法で制作した作品です。カラースプレーを使って実演すると、子供たちは「やりた~い!」と大興奮。早速、制作に取り組みました。型紙を変えたりずらしたりして着色していくと色も形もどんどん変化していきます。「裏と表で全然違う!」「クリスマスみたいになってきた!」など、偶然の造形を発見することからイメージがわいていきます。できたアクリル板を重ねて、作品の変化を更に楽しんで完成。最後にスポットライトの前に素敵な作品を並べて鑑賞会をしました。「4色のスプレーからたくさんの色ができた!」「偶然できた色や形だったけど、すごいきれいでびっくりした!」みんな瑛九に負けないくらいの『あーちすと』になれましたね!

 

《手》を鑑賞しているところ
◆どんな形がありますか?「丸!四角!手もあるよ!」

型紙を選んでいるところ
◆どの型紙を使おうかな!

スプレーで着色しているところ
◆スプレーで色を塗ろう!

制作しているところ
◆アクリル板を重ねると、色も重なってきれいだね!

作品についてお話しているところ
◆「見て!見て!向こう側が透けて見えるよ!」

鑑賞会の様子
◆光を通すと、さらに素敵な作品になるね!

 

<参加者の声>

・たくさんの色を重ねて、きれいな色ができたから、おもしろいなと思いました(小2・女子)

・思ったものとは違った色・形ができ、いろいろ工夫ができて楽しかったです。(大人)

 

 

アート★ビンゴ

 今日のMOMASのとびらは「アート★ビンゴ」。館内の作品や美術館に関わるクイズに答えます。北浦和公園内にある石のベンチ《風のかたち》の形が何にみえるかを考えたり、美術館の建物に何がドッキングしたら面白いかを想像して描いたり、舟越保武《ダミアン神父》と向き合ってどんな会話をするかを考えたり、1階エントランスで実施中のポスター展の中から好きなデザインを見つけたりして楽しみました。最後にスタッフとお話をして、さらに想像を膨らませることができました。どなたでも参加できるプログラムです。ぜひ親子や友達と一緒に遊びに来てください!

 

 

石のベンチを鑑賞しているところ
◆ヘビみたいでかっこいい!!

美術館の建物を見ているところ
◆「建物から大きなお菓子が生えてると面白そう!」

《ダミアン神父》を鑑賞しているところ
◆子供「今日も寒いですね!」神父「風邪ひかないようにね!」

ポスター展を見ているところ
◆今までの企画展ポスターを展示中!「このポスターは色がきれいだね!」

答えあわせをしているところ
◆どうしてそう思ったの?「それはね、ここが○○だからだよ!」

 

「みんなで大きな壁画を作ろう!」

 企画展『ディエゴ・リベラの時代』の最終日が近づいてきました。今日は、リベラが画家として成功し注目を浴びた【壁画】を鑑賞後、協力して壁画制作をしました。絵を描いて社会に貢献したいと思っていたリベラは、大臣からの依頼を受けメキシコ国内を取材して公共の場へ壁画をたくさん残します。今日の参加者もチームで相談してテーマを決めてクラフト紙に絵描きました。また、《アラメダ公園での日曜日の午後の夢》という作品は、横15メートルあり、たくさんの人物が描かれています。大きな壁に自分の姿を投影して、ペアでなぞり合い、参加者全員が登場する壁画も完成!「どこに顔出す?どんなポーズにしようかな?動かないって大変!」初めて会った友達とも協力できて、時間内で2つの壁画を完成させました。☆お見事です☆


鑑賞の様子 

◆「ディエゴ・リベラはどの人でしょう?」


農家の絵を描いている 

◆「農家」がテーマ、水をまいて野菜をいっぱい育てます


制作の様子 

◆このチームは「ダンスしてる人たち」がテーマ


制作の様子 

◆「動かないで~!!」友達の顔なぞっています

鑑賞会の様子

◆「悪者は何をしたの?」「国の人を苦しめたんだよ!」

作品

◆大きな《土曜の午後の夢》

 

<参加者の声>

・きょう力してすばらしいのが作れてよかったです。(2年女子)

・大きな絵をはじめてかけたのでうれしかったです。(1年男子)

『洗濯ばさみで絵を描こう!』『風を描こう!』

 今日はどなたでも参加できるフリープログラム。地下1階センターホールでは、いつも大人気の『洗濯ばさみで絵を描こう!』を実施しました。カラフルな洗濯ばさみをつなげたり、並べたり、敷き詰めたり、今日も素敵な作品がたくさんできました。外では『風を描こう!』を実施し、公園で遊んでいた子供たちがたくさん参加してくれました。木にぶら下がっている葉っぱの揺れや、子供の髪がなびいている様子など、あらゆるところで風を感じながら、透明のアクリルボードに描きました。「子供の発想は素晴らしいですね!」とご覧いただいた方々から称賛の声があがりました。これからも「MOMASのとびら」に是非ご参加ください!

 

「洗濯ばさみで絵を描こう!」に取り組んでいるところ

◆みなさん洗濯ばさみに夢中です!

洗濯ばさみでつくった作品
◆「家で飼っている鳥さんを描いたよ!」

上から作品を見たところ
◆上から見ると、本当にきれいだね!

「風を描こう!」に取り組んでいるところ
◆公園内の子供たちがたくさん集まりました!

「風を描こう!」に取り組んでいるところ
◆葉っぱの揺れから風を感じよう!

「風を描こう!」に取り組んでいるところ
◆向かい合って描くのも楽しいね!

 

MOMASコレクション 親子クルーズ「風のかたち~野面石 石積みのベンチ~」

 北浦和公園内に設置された石積みベンチ「風のかたち」を作った日本庭園協会埼玉県支部の職人さんを講師に招き、親子で『石のアーチ』づくりに挑戦しました。このアーチ形は石を積むだけで出来ています。「どうやって作るのかな?」みんなで考えます。重い石を親子で運んだり、石の大きさや形を考えてパズルのように積み上げたり、土のうでアーチの土台を作ったりなど、知恵を出し合い、グループで力を合わせて取り組みました。職人さんに的確なアドバイスをもらい、5つ全ての『石のアーチ』が完成!どれも素敵な形です。ライトアップするとさらにカッコイイ★職人さんてすごいな~と憧れる子もいて、楽しい時間を過ごすことができました。

 

 

石積みのベンチを鑑賞しているところ
◆石積みのベンチを鑑賞!硬い石でできているやわらかい曲線を楽しみます。

みんなで考えているところ
◆どうして下が空いてるのに崩れないんだろう!?

親子で制作しているところ
◆「どうやったら『石のアーチ』ができるのかな?」

職人さんにチェックしてもらっているところ
◆「これならできそうだね!」職人さんからも太鼓判!

土のうを取ってもらっているところ
◆土のうを取っても崩れないかな…。「できた~~~!!!」

できた作品の様子
◆美しいアーチができました!

全員で記念撮影しているところ
◆最後にみんなで記念撮影!

<参加者の声>

・少し緊張したけど、できてよかった!職人さんありがとう!(小1女子)

・大人も子供も頭と体を使って一生懸命取り組んだので、できた時はとても嬉しく、達成感がありました。(保護者)

 


 

もますまつり

 今日は埼玉県の県民の日ということで、どなたでも参加できる「もますまつり」を開催しました。生憎の天気ではありましたが、たくさんの方が参加してくれました。地下1階センターホールでは、人気の『洗濯ばさみで絵を描こう!』を実施しました。色とりどりの洗濯ばさみをつなげて並べて、床一面に素敵な作品が埋め尽くされました。美術館の外で行った『風を描こう!』では、透明のアクリルパネル越しに見える景色に、自分が感じる風を描きました。『カクカクつなげて遊ぼう』では、ストローをつなげてカクカクと曲がった作品を作って楽しみました。申込不要のプログラムはこれからも予定しています。ぜひみなさんでご参加ください!

 

 

「洗濯ばさみで絵を描こう!」に取り組んでいるところ
◆大人気の『洗濯ばさみ』!

制作しているところ
◆カラフルな作品が次々とできていくよ!

「風を描こう!」に取り組んでいるところ
◆向かい合って描くのもおもしろいね!

親子で制作しているところ
◆親子で仲良く描こう!

「カクカクつなげて遊ぼう」に取り組んでいるところ
◆もっとカクカクさせたいな~!

制作しているところ
◆ブレスレットにしてオシャレだね!

 

アート★ビンゴ

 清々しい秋空のもと、館内の作品や美術館に関わるクイズに答える「アート★ビンゴ」を実施しました。外で空を見上げているフェルナンド・ボテロ《横たわる人物》の表情から「この像は何を考えているかな?」と想像したり、ヴェナンツォ・クロチェッティ《マグダラのマリア》と同じポーズをとって何をしているのかを考えてみたり、ベスト・デザインの椅子グランプリのノミネート作品の中から自分のお気に入りを見つけたりして楽しみました。大人から子供まで、どなたでも参加できるプログラムです。来月も違う問題で行います。初めての方もリピーターの方も、ぜひ親子や友達と一緒に遊びに来てください!

 

受付しているところ

◆作品を見つけて、問題に答えよう!「目指せ!美術館博士!」

問題に取り組んでいるところ
◆階段の白いものは何だろう?「けむりみたいだね~」「水が流れているんじゃないかな」

問題に取り組んでいるところ
◆座るとどんな気持ちになるかな?「抱っこされているみたいであたたか~い」

答えを書いているところ
◆「やった!全部できたよ!」

答えあわせをしているところ
◆最後にスタッフとお話!見事8ビンゴ達成!!「アート★ビンゴ楽しい~!」

 

 

み~っけ!「発見!北浦和公園に住む生き物たち!」

 秋晴れの空の下、「み~っけ!」を実施しました。彫刻広場にある山本信《這うものたちの午後の眠り》という細長くてカラフルな3つの彫刻の鑑賞から始めました。「何に見える?」と聞くと、凸凹した形や色から「ヘビとキリンがお昼寝している、追いかけっこしている」など、幼児たちの発想に驚かされました。生き物にも見えたので名前をつけて遊びました。その後は彫刻の“友達”を作りました。まず、クレヨンで絵を描いたり色を塗ったりした大きな紙を、筒状に丸めて新聞紙を詰めました。次に、結束バンドやモールなどでくびれさせ、飾りをつけると細長くてカラフルな“友達”が完成!“名前は何にしようかな~”。最後に、今日の参加者にも“友達”を紹介して仲良くなりました。カラフルな仲間が増えて彫刻もなんだか喜んでいるようでした!

 

《這うものたちの午後の眠り》を鑑賞しているところ
◆「黄色い滑り台みたいだね。」「じゃあ名前は『滑り台ちゃん』!」

外で制作しているところ
◆美術館の外でお友達作り!

親子で制作しているところ
◆「あの作品みたいに色をたくさん使おう!」

親子で制作しているところ
◆絞ったり、ねじったり、今にも動き出しそうな形にしよう!

作品を紹介し合っているところ
◆紹介タイム!

 

<参加者の声>

・外でできたのが楽しかった。生き物の名前を考えたり、お友達を作ったのがおもしろかった。(5才女子)

・親子で夢中になって取り組めました!子供の創造力を見ることができてうれしい発見にもなりました。(4才保護者)

わくわく鑑賞ツアー

 「わくわく鑑賞ツアー」は、館内の作品をスタッフとお話をしながら楽しむプログラムです。始めにクロード・モネ《ジヴェルニーの積みわら、夕日》を観ました。参加者からは「藁のお家だから『三匹の子ぶた』が住んでいそうな世界だなぁ。夕日がきれいで、暖かい感じがする!」などの感想がありました。山本日子士良《室内母子》では、「()お腹がすいたよ~。()じゃあすぐにご飯にするね!」など、作品に描かれている親子の会話を想像していました。地下1階のジャコモ・マンズー《枢機卿》は、同じ姿勢になってみたり、表情を真似したりなど、体を使って楽しみながら観ました。1223()にも実施しますので、ぜひお気軽にご参加ください!


《ジヴェルニーの積みわら、夕日》を鑑賞しているところ
◆「この作品に描かれているのは何かな?」

《室内母子》を鑑賞しているところ
◆「この親子はどんなお話をしているのかな?」

《枢機卿》を鑑賞しているところ
◆「《枢機卿》はどんな人だろう?」

カードにスタンプを押しているところ
◆参加するとカードにスタンプがたまります!たくさん集めてね!

 

みる+つくる MOMASコレクション「観音様はどんな世界にいるのかな?」

 今日は日本画の鑑賞です。始めに川合玉堂《蓬莱暁色図》には何が描かれているかを鑑賞しました。その後、山と山の間などの余白に注目して「霧がかかっているんじゃないかな・雲の上の世界だ・滝があるんだよ」など、想像して楽しみました。次に川端玉章《魚籃観音図》を鑑賞し、観音様のまわりの余白はどんな世界なのかを想像しました。「雲の上にいる神様が下の人間の世界を見てるよ・海で魚を取ってきた帰り道だよ・魚屋さんが魚を売っている」鑑賞後は、一人一人が想像した世界を観音様のまわりに描き加えました。同じ作品でも想像する世界は人それぞれで、とてもおもしろいですね。


鑑賞しているところ

◆「何も描かれていないところには何があるかな?」

制作しているところ
◆どんな世界が見えたかな?描いてみよう!

作品の説明をしているところ
◆「海でお魚を取って、砂浜を歩いて帰っているの!」

鑑賞会の様子
◆「私が想像した世界に似てる!」「へぇ~こういう世界もあるんだぁ!」

鑑賞会の様子
◆想像した世界を発表して楽しみました!

 

<参加者のこえ>

・自分オリジナルに描いたりできたので、とても楽しかったです(小3女子)

・いろいろな世界を想像できました。(小4男子)

『洗濯ばさみで絵を描こう!』『キラキラ★カチカチスプーンワールド』

 今日は、どなたでも申込不要で参加できるフリープログラム。生憎の天気でしたが、会場は参加してくれたみなさんの笑顔がキラキラと輝いていました。大人気プログラム『洗濯ばさみで絵を描こう!』では、大きな生き物を描いたり、床いっぱいに長くつなげたり、ダイナミックな作品が出来ました。上の階から眺めると、全体をきれいに見渡すことができ、他の来館者からも感嘆の声があがっていました。『キラキラ★カチカチスプーンワールド』では、上田薫《ジェリーにスプーンC》を鑑賞し、その後、スプーンを並べたり重ねたりして、光や部屋の中や顔がそこに映るのを楽しみました。時が経つのも忘れるくらい、夢中になっていました。来月もフリープログラムがあります。また是非ご参加くださいね!


制作しているところ

◆「たくさんつなげていくぞ~!」

親子で制作しているところ

◆床いっぱいに大きく描けたね!

上から作品を見たところ

◆上から見るととってもきれい!

《ジェリーにスプーンC》を鑑賞しているところ

◆「スプーンに顔が映っている!」「向きを変えると違うのが映るよ!」

親子で制作しているところ

◆親子で楽しく制作中!

できた作品の様子

◆キラキラ輝く素敵な作品が出来ました!

 

親子クルーズ 企画展物語「『夢の世界』を旅しよう!」

 今日は「駒井哲郎展~夢の散策者~」から《夢の始まり》《束の間の幻影》など4点を鑑賞しました。それぞれの作品に何が描かれているかをじっくり見ると、「家がある・窓じゃないかな・目の形に似ているよ・魚にも見えるよ・いろいろな世界に行ける扉だよ」など、子供たちの想像が広がりました。「もっと見たい!」と展示室へ移動し、親子でたくさんの作品を見て回りました。鑑賞後は、スポンジのスタンプを使って、それぞれの『夢の世界』を作りました。優しく押して薄い色を付けたり、スポンジの角をずらして線を描いたり、親子で紙をつなげたり、工夫を凝らして表現していました。「お菓子の世界にしたよ!」「星が流れてるみたいだね!」「大きな虹があってきれいだよ!」最後に一人一人が想像した世界について話しました。これからも親子で会話をしながら、作品を楽しんでくださいね。


鑑賞しているところ
◆「何が描かれている?」「木の中に顔が!魔法をかけられちゃったんだよ!」

親子で鑑賞しているところ
◆「これは何だろう?」「きっと星だよ!」

制作しているところ
◆スポンジでペッタン!楽しいな!

親子で制作しているところ
◆親子で世界をつなげよう!

鑑賞会
◆みんなの想像力はすごいなあ!



 

彫刻あらいぐま

 心地よい秋晴れの中、今日の「MOMASのとびら」は屋外彫刻を洗うプログラムです。日頃から大切にメンテナンスしている学芸員と彫刻洗いのプロに教えてもらいながら、親子で2つの彫刻をピカピカにしました。最初に外にある彫刻について、クイズを交えて楽しく勉強しました。その後、橋本真之《果実の中の木もれ陽》の近くへ行き、じっくり鑑賞。「ヘビみたい!」「かぼちゃやリンゴがつながっている!」「穴の中に種がある!」など、この彫刻は色々な形に見立てて楽しむことができます。さらに洗うと「あれ?こんなところに穴があるよ」「へこんでいるところに汚れがたまってるね」と細かいところまで気がつきます。「きれいになってすっきり!」「きっと彫刻も喜んでるね!」「また洗いたいな~」彫刻を大事にする気持ちが育った素敵な時間でした。


彫刻洗いについて話を聞いているところ

◆彫刻を洗うのはなぜでしょう?

鑑賞しているところ
◆穴の中をのぞいてみよう!

洗っているところ
◆高圧洗浄機で手の届かないところを!

洗っているところ
◆見えない下側もゴシゴシ!

拭いているところ
◆指と指の間までピカピカに!

 

<参加者のこえ>

・ボテロピカピカ!気持ちよさそう!(小2女子)

・屋外にあり、普段は通り過ぎてしまう彫刻ですが、洗浄のお手伝いをすることで、じっくり作品を見ることができました。(保護者)

みる+つくるSMF 「光るたまごをつくろう!」

 MOMASのとびらでは、様々なものと出会い、関わり、表現をするワークショップを開催しています。アーティストとの出会いも、美術館での大切な出会いのひとつ。今日は、埼玉県内の様々な場所で展覧会やワークショップを行っているSaitama Muse Forum(サイタマ・ミューズ・フォーラム)という団体から、光を使った作品を制作している みゃうかさんをお呼びして、光るたまごをつくるワークショップを開催しました。美術館の創作室に集まってみると、暗い中でやさしく光る作品が展示されています。内側からの光で色や模様が浮かび上がる、みゃうかさんの作品です。みんなが作るものは、不思議なたまご。怪獣のたまごかな、お花がいっぱいのたまごかな、どんなたまごを作りたいか考えて、お花紙でパーツを切り出します。さて、どうやって光るたまごが出来るのでしょう。たまご型の風船を土台にして、和紙を貼り重ねていきます。どろどろの水溶き糊の触感に驚いたり、何度も何度も和紙を重ねることに驚いたり、部屋のあちこちから歓声が上がります。同じ机の人同士、教え合ったり励まし合ったり。みんなめげずに一生懸命制作に取り組んでいました。どんなたまごになるんだろう…残念ながら乾かしている間に、今日は時間切れ。みゃうかさんから乾いた後の作業を教えてもらって、残りはお家で仕上げです。完成はしなかったけれど、みゃうかさんに負けないくらい自分の世界を作り上げたみんな、満足気に帰宅していきました。

鑑賞しているところ

◆みゃうかさんと直接お話しながら、作品を鑑賞してスタートです。
アーティストの話を聞いているところ
◆作品のこと、作り方のこと、アーティストの言葉を真剣に聞いています。

卵のイメージを考えているところ
◆どんなたまごにしようかな。お花紙の使い方もいろいろ工夫をしています。

制作しているところ
◆べたべた、どろどろ。触り心地も楽しみながら、一生懸命制作中。

乾かしているところ
◆乾いたら、どんな風になるのかなあ。大事なたまごを見守ります。

みゃうかさんの作品

◆みゃうかさんがつくったたまごです。みんなのたまごも、楽しみだね。


<参加者の声>

・べたべたのところがたのしかったです。(小2)

・また作ってみたいと思いました。(小5)

「レッツゴー!○○の世界へ!」

 今日は,屋外彫刻の橋本省《流水の門》を親子で鑑賞しました。作品名をふせて「何に見える?」と聞くと「パズルみたい!お城へ続く門だと思う!」といった声が。さて《流水の門》はどこかに水があるのでしょうか? ”門を開けると向こう側にはどんな世界が広がっているか” 親子で想像して絵に描きました。創作室に戻り、絵に描いた世界を粘土で作りました。「川が流れてて自然がいっぱい!動物たちの学校にしよう!」、「山の頂上にピアノがあって、素敵な音楽が流れているよ!」など、子供たちの豊かな想像力があふれていました!久しぶりに粘土にさわった参加者もいて、粘土の感触を楽しんでいました。最後に、みんなの門の中に広がる世界へ遊びに行きました!とってもおもしろい旅でした。

 

《流水の門》を鑑賞しているところ 

◆「大きいね!」「穴があいてるね。」

親子で鑑賞しているところ 

◆裏側からみてみると「文字がある!楽譜かな?」

粘土で作品を作っているところ 

◆とっても仲良し親子。相談しながら作っていました。

できた作品の様子 

◆海の中?人魚の世界が!

鑑賞会の様子 

◆お友達が作った世界をみてみよう!

 

<参加者の声>

・自分の世界が作れてよかったです。(3年女子)

・門の向こう側を想像するのが楽しかったです。子供の発想と自分のとが違うのも面白いものですね。(保護者)

空洞の世界を楽しもう!

  遠藤利克展の作品はどれも色が真っ黒!!さらに大きさにびっくりします! また、作品に水を使ったり水を連想させたりするので、展示室に入る前に、みんなで水について思い起こしました。目に見える水もあるけれど、目に見えない水もあります。“知らないところで水は地球をぐるっと巡っている”そんな大きな視野で《空洞説》シリーズを鑑賞しました。《円い沼》では、「中は火山とつながっている」、《(ドラム状の)-2013》では、「これはきっと砂漠の落とし穴だよ、中にはきっとトゲトゲが! ゴジラ(未知の生物)が出てくる」、《木の舟》では、「この舟は沈んで別の世界につながっているの」など想像が広がりました。さて鑑賞後は、円(空洞)の中を子供たちに楽しんでもらおうと秘密のトンネルが用意してありました♪ 楽しんだ後は、円をつなげて生け花で宇宙をイメージした制作です。円が重なって球になったり、隣の別の円(宇宙)とつながったり、そんなことを考えながら素敵な作品を作りました。
氷を観察している

◆掌に氷をのせて水になるまでじっくり観察!

作品を鑑賞している

◆「この中どうなっているのかな?」

 「マトリョーシカのように次から次に木の箱がでてくる!」


ビニールトンネルの中
◆トンネルの中は楽しいな~!



◆遠藤作品とどっちが長い!?

制作中
◆円をつなげてパチン。


作品
◆2段重ねの空間に花を!

作品

◆みんなの作品を鑑賞~

<参加者の声>

・丸を作って楽しく遊べたと思います。(小3女子)

・(作品が)すみでできていることがびっくりしました。(小2女子)


 

~音楽に合わせて遊ぶ!描く!~「リズム&アートで遊ぼう!」

 今日は、東京造形大学から石賀直之先生、そしてミュージシャン松田光弘さんとKAKUEIさんをお招きし、音楽でアートするプログラムを実施しました♪ 部屋に入ると生演奏が始まり、子供たちのテンションもアップ!リズムにのってきたら足にビニール袋と靴下をはいてダンスしながら紙の上にスタンプ。創作室の床一面がカラフルになりました。次にKAKUEIさんから楽器の作り方や演奏方法を習います。二つの球に絵を描き、つなげて<パチカ>を作ります。後半はカラフルな紙で衣装作りに挑戦。「こんなのはどお? カッコいい!私はお姫様みたいでしょ~!」どの親子も素敵な衣装が完成しました。最後に楽器を持ってステージ上で演奏会です!! 目で楽しい、耳に、心に残る素敵なパフォーマンスをみんなありがとう!

演奏にのって遊んでいるところ

◆音楽にのって心も軽やか♪

絵の具でスタンプをしている。

◆演奏に合わせてステップ♪


絵の具をつけているところ
◆足元が素敵な色に染まっていきます。

      
衣装をつくっている                        

◆衣装作りは保護者のみなさん頑張りました!!

楽器の練習中

◆パチカの練習中~

記念にポーズしている

◆それぞれ好きな決めポーズ!!楽しかった~♪

<参加者の声>

・足でもようをつけたり、舞台にのって踊るのが楽しかった。(小3・4歳姉妹)

・創作と音楽が一緒で楽しい!”足で描く”のも新鮮でした。(保護者)


 

「座れる段ボールの椅子大集合!」

 第5回目を迎える『座れる段ボールの椅子グランプリ』。29校が参加し、51作品が美術館の1階と3階に並びました。今日は、その中から受賞した作品の鑑賞会を行いました!今回、総合グランプリをとったのは高等学校。“油絵具チューブ”をモチーフに、ユニークかつ実用的な作品になるように制作したそうです。審査員からは「鉛チューブを絞った表情と、くたびれた段ボールの姿が重なってよい」「とてもポップで楽しい作品になっている」と評価が高く、今回の受賞となりました。制作した児童生徒に作品の見どころや制作におけるエピソードを楽しく聞き、さらに審査員のデザイナー高須賀昌志先生や美術館学芸員からそれぞれの作品のよいところをたくさん聞くことができました。27日()まで展示していますので、ぜひ工夫を凝らした作品をお楽しみください。


インタビューしているところ
◆制作者にインタビュー!


解説しているところ
◆デザインの専門家と学芸員による楽しい解説!


実際に座っているところ

◆実際に座ってみよう!

サマー・アドベンチャー フリープログラムDAY

 夏休みも中ごろ、今日は「時間中いつでも!どなたでも!」参加できるプログラムを3つ開催!大人気の『洗濯ばさみで絵を描こう!』では、カラフルな模様やオリジナルな生き物?がたくさんできました。隣では、上田薫の大きなゼリーとスプーンの描かれた絵画を観て、実際にスプーンですくう真似をしたり、たくさんのスプーンを並べたりしてピカピカの世界を楽しみました。3階の創作室では、ストローをつなげて造形です。皆さん、松本薫《Cycle 90゜》をじっくり観たことはありますか??「サイコロみたい! Zみたい!」、実は形がカクカクと変わる彫刻なのです!ストローでくねくねカクカクと曲った作品を作ってみました。「どこにあったかな?」と思った方はぜひ探してみてください!

洗濯ばさみをつなげているところ
◆床いっぱいに大きく描いたね!

スプーン

◆作品の中に素敵な世界が広がっているね!


ストローをひもに通している
◆ひもを通してアクセサリーも作ったよ。

 

「イロイロ色水アドベンチャー~環境の彩りを探そう~」

 夏休みのMOMASのとびらは「サマー・アドベンチャー」、いつもより少し特別な日です。今日は、里山や自然をテーマに制作活動をしているアーティストの近藤愛子さんと共に、自然のなかの「色」を楽しみます。3色のインクを混ぜていろんな色をつくりながら、近藤さんから虫や植物などの色の不思議についてのお話を聞きます。では、北浦和公園にはどんな色があるだろう?北浦和公園の整備をしている緑の再生プロジェクトの方から、樹齢53年のヒマラヤスギや、フウノキの実のことなど教えてもらいながら、公園で色を集めます。バッタの色、コガネムシの色、きのこの色…色をよく見て歩いていると、公園の通路の色や、ベンチの色も気になってきます。たくさん色を集めたら、色水で再現!インクを混ぜたり、水を増やしたり、色水と色水を混ぜてみたり。こだわって、こだわって、公園で色を見つけた楽しい気持ちを表現します。本当にきれいな色がたくさん出来ました。北浦和公園にこんなにたくさんのきれいな色があること、他の人にも知ってもらいましょう。みんなの色水を美術館のエントランスに並べて、近藤さんとみんなの合作・色で出来た北浦和公園が完成!自然の中の無限の色を、もっともっと楽しみたくなる1日でした。


講師が話をしているところ 

◆カエルの色、サカナの色、葉っぱの色、どの色にも意味があります、と、近藤さんのお話。


公園で色を探しているところ 

◆公園で色探し!同じ葉っぱでも、色が少しずつ違っていることを発見。

色をつくっているところ 

◆公園で見つけた色を、色水で再現します。少しずつ、少しずつ調整して…。


作った色水を並べているところ 

◆みんなの色水を一つにして並べよう。素敵に見える並べ方でね。


みんなの作品 

◆美術館に来る人みんなに、公園のきれいな色を伝える作品が出来ました。

作品 

◆実は、あちこちで参加者のかたちをした人形が遊んでいます。気持ちよさそう!

 

<参加者の声>

・いろがきれいだったからおうちでまたつくりたい。(小1)

・じぶんの作ったさくひんをびじゅつかんにかざれてよかったです。(小2)

・色いろな色水ができたり、予想もつかない色ができて楽しかった。(小4)

わくわく鑑賞ツアー

 学生の皆さんは、長い夏休みが始まりましたね!美術館にも宿題をもった中学生が毎日訪れています。そんな皆さんにぴったり!『わくわく鑑賞ツアー』は、作品の観方や楽しみ方を教えてくれるスタッフと一緒に約30分館内を回るツアーです。“一人で見るよりも楽しいかも!小さなお子様連れの方でも、短時間なら親子で楽しめるかも!” 美術館デビューにぜひ気軽に参加して下さいね。

受付けの様子 

◆フリープログラムのカードをもらったら準備OK!

展示室でピカソの静物を鑑賞中
 

◆展示室の中で「何が描かれていると思う?」


ダミアン神父を見ているところ
 

◆「どんな人物かなぁ」彫刻の視線や姿形をじっくり鑑賞

みる+つくる「見つけてぼく・わたしの場所」

 今日の主人公、タイトルの「ぼく・わたし」は、なんと椅子です! 美術館で展示中のグッドデザインの椅子をいつものように見たり座ったりするだけではなくて、美術館から飛び出してどこに置いたら素敵かな?椅子はどんなところに行きたい(置いてほしい)と思っているのかな? と想像して楽しみました♪ 椅子の気持ちになって『自分にぴったりな場所』を折り紙で表現します。特徴的な色や形からストーリーが広がります。じっくり椅子を見ていると「あ、この椅子あの形に似ている!」「黒いからきっとお化けが座るんだ!」など子供達のお話が止まらずスタッフもびっくり。「トリになって空を飛びたいはず!」など制作では椅子の行きたい楽しい世界やこわ~い世界など想像の世界がたくさん出来ました。

 

椅子の鑑賞中 

◆カクカクしているところが気になる! 


椅子の
◆みんなどんどん手があがる。


椅子を選んでいるところ
◆どの椅子にしようかな?


制作しているところ                

◆これは☆星空☆かな?


折り紙を並べているところ
◆椅子はどこへ旅するのかな?


鑑賞会
◆魚になって海の中へ~

 

<参加者の声>

・他の椅子でもどこに行きたいか想像したいです(小2・男子)

・折り紙をちぎって絵を作るのが楽しかった。(小2・女子)

 

『カクカクつなげて遊ぼう!』『洗濯ばさみで絵を描こう!』

 今日は、新しい『カクカクつなげて遊ぼう!』と、大人気『洗濯ばさみで絵を描こう!』の2つプログラムを行いました。炎天下の午後、公園で遊んでいた家族やお友達も創作室でひと休み☆ 看板を見て遊びに来てくれました。さて美術館の入口の彫刻、松本薫《Cycle 90°》はジッと見ていると「動いた!」カクカククネクネと動くおもしろい彫刻です。今日はストローをつなげてみんなもカクカクした作品を作りました。ストローの長さや曲げる向きを調節して、絶妙な形の作品がたくさん生まれました。(実際に動いたらいいのにな。)最後に、スタッフが作品にビーズを入れ、音のでる作品に早変わり♪ みんな大事に持ち帰ってくれました。暑い夏は美術館でほっとひと息、リラックスしに来てくださいね。

 

ストローを選んでいる
◆どのストローにしようかな。


制作中 

◆どんな形にしようかな。


制作中 

◆すごい!くぐって複雑な形になりました。


作品 

◆これは幻の動物かな?素敵なしっぽ!


洗濯ばさみで制作中 

◆親子で仲良く制作中。

み~っけ!「キラキラ枢機卿に大変身!」

 今日は地下にある彫刻、ジャコモ・マンズーの《枢機卿》を鑑賞しました。小さなお子様の参加する「み~っけ!」では、スタッフ手作りの紙のマントと烏帽子を身に着けて彫刻になりきって楽しみます♪ 鑑賞の後は、白いマントや烏帽子に絵の具を使って『くるくる・ぐにゃぐにゃ・てんてん』と模様を描きます。夢中になって描いていると…。部屋が真っ暗に!? そして、パッとブラックライトに切替わり、描いた模様がぴかぴか光り始めました。「魔法使いになった気分!もっと描きた~い!」。完成した衣装を着て、最後は『なりきりキラキラ鑑賞会』。みんなの前を色とりどりの枢機卿が順番に歩き、幻想的な楽しい観賞会になりました。

《枢機卿》の恰好になりきる

◆「一緒にお祈りしてみよう!」
模様を描いているところ
◆「くるくる・ぐにゃぐにゃ・てんてん」楽しいな!

ブラックライトで模様が光っている
◆わたしの絵が光り始めたよ!「すご~い!」
鑑賞会
◆一人一人が光り輝く《枢機卿》に大変身!
鑑賞会
◆なりきりキラキラ鑑賞会!「はい、ポーズ!」

<参加者の声>

・とても楽しく過ごせました。美術館が身近に感じました。また参加したいです。(4歳保護者)

・色とりどりで、みんなとてもきれいでした。我が子はいろいろな絵を描くんだな~と少々驚きました。(6歳保護者)

 

親子クルーズ「1枚の板から椅子ができた!」

「椅子の美術館」と言われるほど、MOMASはグッドデザインの椅子をたくさん集めて展示しています。今日は《セッラ》というイタリアで作られた自転車のサドルが使われている椅子や、田中敏溥《Bin.Chair》を鑑賞しました。不思議な形の椅子やパズルのように1枚の板から作られた椅子にみんな興味芯々でした。「みんなも椅子を作ろう!ところで、どんな部品があると椅子になる?」「脚!お尻のせるところ!背もたれ!」さぁ、いろんな部品を1枚の板(デコパネ)から切り出します。今日の目標は1枚の板を全部使う事!下書きもせずにスイスイと大胆に形を切り、接着します。測ってまっすぐに切らなくても、斜めになったら滑り台椅子!隙間が空いたら秘密のトンネルのある椅子などアイディアが溢れてきます!親子で相談したり協力しながら世界に1つだけのオリジナルチェアができました♪

グッドデザインの椅子を鑑賞しているところ

◆「あ!背もたれと同じ形。」「丸がいっぱいだな~」
デコパネを切っているところ

◆「思いきり切りなよ~!」「下書きなしなんてどうしよう~」
親子で椅子を作っているところ

◆どうやってくっつけようかな?お家の人と仲良くお話&交換
作った作品を鑑賞している

◆観賞中!「そこには傘がついているから雨でも大丈夫!」
作品

◆みんなには何に見えるかな?「大海原!」「強そうな動物!」
作品

◆大人も夢中で楽しんでいました♪

<参加者の声>

・さいしょはあんまり作れないと思っていたけど、いろいろな形を切ったりはったりしたらおもしろいい

すになりました。楽しかったです。(2年男子)

・まずは切ってみて後で形を考える、ひさしぶりに想像しながら作るのが楽しかったです。(保護者)

 

工房「絵にぴったりの額縁をつくろう!」

 今日の工房は、クロード・モネ《ジヴェルニーの積みわら、夕日》、パブロ・ピカソ《静物》、ジョルジュ・ルオー《横向きのピエロ》の3作品をグループごとにお話しをしながら鑑賞しました。創作室に戻ると、それぞれ心に残る作品を1枚選び、額縁作りのスタート! ホットボンドを使って、ベニヤ板の土台に四角や三角の木材や丸い木端やアイスの棒を貼り付けます。「ちょっと暗いあの絵の雰囲気がでるかなぁ」自分が絵から感じたことを思い出したり、「絵の中にも自然がたくさんあったな~」みんなで話したりしながら作りました。最後は鑑賞会、「みんなどの作品が好きなの?同じ作品でも額が違うね。」帰ったら「この作品をみたよ!」って周りの人にたくさんお話ししてくださいね。


展示室でピカソを鑑賞中 

◆何が描かれているかな?「ローソク!」「おかしな形のカップ!」


展示室でモネを鑑賞中 

◆この絵を見てどんな感じがする?「いろいろな色があってきれい!」「あったかい感じ!」


モネの作品につける額縁を構想中 

◆この作品にぴったりの額縁をイメージ!

ホットボンドで木切れをつけている 


◆ホットボンドで木端をくっつけて完成!「この木端はここにつけよう!」

 

作ったみんなの作品を鑑賞中
◆みんなの作品を鑑賞中!「どれも絵にぴったりだね!」

 

<参加者の声>

・自分の好きな絵を自分で選んで、額を作れたのがうれしかった。(5年女子)

・はじめて使う道具があってうれしかった。(2年男子)

「アート★ビンゴ」

 梅雨入りしたとは思えないくらいとても素晴らしい天気の中、「アート★ビンゴ」を行いました。「アート★ビンゴ」は館内の作品や美術館に関わるクイズに答えて楽しむプログラムです。今日は、エミリオ・グレコ《ゆあみ》のポーズや表情から「この像は何を考えているかな?」と想像したり、菱田春草《湖上釣舟》を見てどんな魚が釣れそうかと想像したり、開催中の県展の作品を見て「描かれている人達はどんな話をしていると思う?」と想像したりして楽しみました。フリー参加のプログラムでは参加者にスタンプカードが配られます。スタンプが40個たまると【美術館博士】の認定証と粗品を贈呈します。問題は毎回変わりますので、初めての方もリピーターの方も、【美術館博士】を目指して、ぜひ親子や友達と遊びに来てください♪


屋外彫刻を鑑賞中
◆今、何を考えていると思う?「あ~気持ちいい~!」「素敵な天気だわ~」


日本画を鑑賞中
◆どんな魚が釣れそうかな?「小さい鯉!」「にょろにょろしたウナギ!」


県展作品を鑑賞中
◆どんな話をしていると思う?「ママ~これ買って~!」「どれを買おうかな~」


スタッフにお話中
◆最後にスタッフとお話!見事8ビンゴ達成!!「アート★ビンゴ楽しかった~!」

み~っけ!「つなげて遊ぼう!」

MOMASのとびら」は、その日に集まった仲間と美術館を楽しむワークショップです。今日の「み~っけ!」は未就学児の子供+保護者のプログラム、初めて美術館に来てくれたお友達ばかりです。そこで、今日のテーマは“つながる”です! 遊びながら初めて会うお友達や家族やスタッフと仲良くなって、巨大な作品を一緒に作りました。「レストランの前の《果実の中の木もれ陽》よりも大きな作品を目指すぞ~!」と全員で協力!材料は傘袋です。空気やお花紙をつめこんで棒にします。それをセロテープでくっつけていくとみんなの身長を越し…「すごい!おおきいね♪」「きれいだね~」素敵な作品が完成しました。いやいや、未完成!?もっと大きくなるのかな?もっと続きを作りたかったけど、最後にみんなで探検しました。「あ~楽しかった。」


美術館クイズをしている 

◆美術館には、たくさん作品があります!


リボンを結んでいるところ
◆「ことば」をつなげたり、「りぼん」をつなげて仲良しに。


制作中 

◆子供達はお花紙を入れる係り、大人が膨らませてくれます。みんな上手!


傘袋をつなげているところ 

◆どんどんつなげていきます。


作品ができたところ 

◆大きな作品になりました。


作品の下をくぐっているところ 

◆最後はたんけん!

 

<参加者の声>

・おもしろかった! おうちでもできるかも!(5才男子)

・人見知りの息子も途中から声をあげて楽しんでいて成長がみられました。(4才保護者)

工房~“ステキ”をギュギュっと詰め込んだ『アートドーム』~

 今日の工房は、埼玉大学の学生と一緒にMOMASコレクションを鑑賞しました。 絵画作品の中から、一人一人が「素敵だなぁ」と感じる作品を1点選び、絵や文でメモを取ります。そのメモをもとに“素敵”をビンの中に詰め込んだ『アートドーム』を作ります!今日は魔法の紙、プラバンに絵を描き、ハサミで切り取ります。しかし、この大きさではビンに入らない…? さあ、ここで魔法をかけます! トースターに絵を入れるとあっという間に小さくなってびっくり。それをビンの蓋にホットボンドで取り付けて、特別な水とキラキラな粉を入れ蓋を閉めたら『アートドーム』の完成です☆ 鑑賞スペースに作品を集めるとスポットライトを浴びて作品がキラキラ輝きます。観賞会では見つけた“素敵”なところを発表しました。“素敵”が詰まった『アートドーム』。お家でも大切にしてくださいね。



展示室で鑑賞中                                                          

◆素敵なところを見つけよう!

プラバンに“素敵”を描く!

◆さぁ、つくるぞ~! こんな素敵があったよ!


オーブントースターで焼いてます!
◆魔法をかけて…☆ わぁ、小さくなっちゃった!


ビンに特別の水とキラキラな粉を入れてます!
◆特別な水とキラキラな粉を入れて『アートドーム』が完成!


完成した『アートドーム』を鑑賞中!
◆みんなの『素敵』が輝いてるね!


<参加者の声>

・絵を見てキレイだと思った作品を、自分で作れたのがうれしかった。(小2女子)

・初めての参加でしたが、いろいろな絵画を見たり、そこから作品をつくる活動をしたりと楽しめました。(保護者)

彫刻あらいぐま

夏のような暑さが続きますね。今日の「MOMASのとびら」では、大きな屋外彫刻を洗いました!北浦和公園にある屋外彫刻は、学芸員だけでなく、ボランティアの方たちが洗ったり大切にメンテナンスをしていました。今日はその彫刻ボランティアの方たちを講師に、親子で彫刻洗いに挑戦です!最初に彫刻について詳しくお話を聞き、クイズをしたり楽しく勉強しました。その後、彫刻の近くに行くと「あ!汚れ」「ここの色が変わってる」と様々な発見がありました。ボテロ《横たわる人物》を洗った子供達は「あれ?手になんか持っているよ」「髪が長いね~」など洗いながら彫刻をじっくり観察!「洗ってもらって何だか気持ちよさそうだな~」彫刻の気持ちを想像したり愛着がわいた様子でした。

                                                          

彫刻についてお話をきいているところ 

◆どんな汚れがあるかな?「鳥の糞、雨!」

彫刻をみているところ 

◆生き物みたい?大きな彫刻だな~


高圧洗浄機で彫刻を洗っている 

◆高いところは高圧洗浄機で!

彫刻を洗っているところ

◆足の裏まで優しく手洗い。

彫刻にシャワーをかけているところ

◆「いい気持ちだわ~」(彫刻の気持ち)


<参加者のこえ>

・ボテロのからだはでこぼこであらいにくかったです、またあらいたいです。(小3女子)

・日頃見るだけの時と間近で触るとでは違う発見があり楽しかったです。(保護者)

みる+つくる企画展物語「自然のかたち わたしたちの眼」

 埼玉県立近代美術館は、緑豊かな公園の真ん中にある美術館です。ちょっと周りを見るだけで、本当にたくさんの種類の葉が見つかります。今日はそんな葉を、造形活動と共にじっくり観察しました。創作室に集めたたくさんの葉の中で「一番大きいものは?やわらかいものは? では、カッコいい葉はどれ?」それぞれお気に入りの葉を手に取りました。せっかく見つけた素敵な葉のかたち、色鉛筆やクレヨン、インクなどを駆使して、葉のかたちを写し取りましょう。かたちを写し取ってみると、葉全体や葉脈、ちょっと欠けた部分や、枝とつながっているところ、細かい部分までよく見えてきます。写し取った葉を台紙に貼って、参加者それぞれの植物図譜が出来上がりです。さて、美術館で開催中の企画展「川原慶賀の植物図譜」展にも、細かく描かれた植物図譜が展示されています。自分の植物図譜と見比べつつ、川原慶賀の作品と、そこに描かれた植物そのものの美しさを、合わせてじっくり観ることが出来ました。


創作室で葉を鑑賞しているところ 

◆一番カッコいい葉っぱ、どれかなあ。


色鉛筆で葉の形を写しているところ
◆素敵な葉のかたち、フロッタージュで写し取ったり…


葉っぱにインクをつけ紙にスタンプするところ 

◆インクを付けて、スタンプで写し取ったり!


台紙に写した葉を貼ったところ 

◆こんな素敵な植物図譜が出来ました。


紙2枚をつなげた大きな葉のスタンプ 

◆大きな葉も、この通り!


展示室で鑑賞しているところ 

◆自分の植物図譜と比べながら、川原慶賀の植物図譜を鑑賞します。

 慶賀さん、すごいな…。

 

<参加者の声>

・いろいろな葉をうつせてたのしかったです。(小3・男子)

・自分で自分のしょくぶつずふをつくれたのがたのしかった。(小2・女子)

もますまつり

 ゴールデンウィークはお出かけ日和になりましたね。5日こどもの日と6日、「MOMASのとびら」では、どなたでも参加できる3つのプログラムを実施しました。人気の『洗濯ばさみで絵を描こう!』は、カラフルな洗濯ばさみにみんな夢中!つなげて並べて素敵な作品や力作が床一面を埋め尽くしました。『風を描こう!』は、公園にアクリルパネルを並べます。パネル越しに見える景色の中に、自分が風になったつもりで絵を描きます。たくさんのお友達が参加してくれました。『キラキラ☆カチカチスプーンワールド』は、スプーンに映りこむ景色を楽しみながら造形します。マグネットを使ってピカピカの不思議な造形が楽しめます。小さなお子様から大人まで一緒に楽しめるプログラム盛りだくさんです。ぜひ、みんなで遊びに来てください。

洗濯ばさみで造形しているところ

◆親子でタワーとツリーに挑戦!

外で絵を描いているところ
◆公園の景色が見えるよ~  
虹を描いているところ  
◆虹をかけよう!
絵とスプーンを見ているところ

◆スプーンには顔が映っているけど…

スプーンを並べているところ
◆円に並べて置いて。

 

葉っぱを観察してみよう!

 『川原慶賀展』には125点もの植物画があります。そこで今日の親子クルーズのテーマは“葉っぱ”です。

はじめに1冊の本を朗読。木の枝の葉っぱは11枚みんな違い、元気に生きていると感じられる本です。その後、新緑が鮮やかになった公園へ、子供達は葉っぱをスケッチしに行きました。見つけた様々な形の葉っぱに名前もつけました!創作室に残った大人たちは、子供達にプレゼント作り。公園のヒイラギをこすって葉脈を取り出します! 緑の葉っぱの中には綺麗なレースが隠れていました。『自然』はとても素敵なデザイナーです。子供が描いた『葉っぱ図鑑』を親子で眺めてみます。「不思議な形の葉っぱあったかな?お気に入りは?」「この葉っぱにはどんな花が咲くのかな?」 植物への興味を持ちながら、最後に親子で展示室へ。ゆっくり企画展をお楽しみください。

公園でスケッチしている 

◆緑がとってもキレイですね☆

朗読した本「葉っぱのフレディ」表紙

◆大人チーム制作中!創作室が静まり返っています。

葉脈をとっている。

◆初めてですが、キレイに取れてきました。


葉っぱのスケッチを見ているところ
◆いろんな形を見つけたね!


作った作品
◆葉っぱ図鑑完成!


展示室で植物がをみているところ。
◆知ってる植物発見!



<参加者の声>

・植物のかんさつが楽しかった。人のさくひんを見たり葉っぱをかくのが楽しかったです!(小2・女子)

・実際に本物の植物を見てから展覧会の絵を見たので、絵の細さを実感しました。(男性保護者)


 

 

わくわく鑑賞ツアー

 今日は、スタッフとお話しながら作品を楽しむ「わくわく鑑賞ツアー」です。公園を通る子供たちにはとても馴染みのある橋本真之《果実の中の木もれ陽》を観ました。「外から見ると大きなヘビかな?中には木の実があるよ!」「ヘビが食べちゃったのかな?」楽しい会話が広がります。展示室では、ルオー《横向きのピエロ》を人物の気持ちを考えたりして鑑賞しました。「ピエロの顔は白かったよ!」以前見たピエロと比べて発見があったり、親子でお話しながらみると名画がとても身近なものに感じられますね。30分の短時間で小さなお子様でも飽きずに作品を楽しめます。ぜひ気軽にご参加ください。

展示室で鑑賞しているところ

◆「目を閉じて何してる?」

彫刻を鑑賞しているところ
◆「シャワーかな?」

屋外彫刻をみているところ
◆「この作品大きくなったの知ってる人?」
グッドデザインの椅子に座っているところ     

◆家族みんなのお気に入りはこの赤い椅子でした。

 

みる+つくる「MOMAS探検隊!」

 今日のMOMASのとびらは、埼玉県立近代美術館の秘密や不思議や面白いことを探って、集めて、持ち帰る日です。みんな、美術館のことどのくらい知っているかな?行ったことない場所もあるかな?小学校1年生から6年生まで、MOMASのとびらに初めて来た子も30回以上来ているベテランさんも一緒に、埼玉県立近代美術館を探検します。初めて見たもの、前に来て楽しかったところ、友だちと見つけたおすすめポイントなど、美術館での発見や出来事をカードに集めていきます。さて、美術館への想いがたくさん詰まったカードをつなぐと…小さな埼玉県立近代美術館が出来上がり!屋根を付けたり、隠し扉を加えたり、みんなで繋げて大きな美術館にしたり!今日集まった仲間だけの、特別な美術館が出来上がりました。埼玉県立近代美術館は、いつでも、北浦和公園の真ん中でみんなを待っています。また遊びに来てね。


美術館の場所をあてるクイズをしている 

◆美術館のどこに行ったことがある?地図を見ながら考えます。

 

子供がミュージアムショップの店頭をみているところ
◆探検開始!ショップに並んでいるものは…?

 

階段の彫刻をみているところ 

◆展示室も探ります。この人はどこに向かっているのだろう?

 

紙を貼り合わせて美術館を作ったところ 

◆探検の結果、自分だけのMOMASが出来ました。

 

紙の美術館の入り口をのぞいているところ 

◆入口からのぞくと、中に入っていくみたい。

 

みんなの作品をつなげて大きな美術館にしたところ 

◆みんなのMOMASをつないで、巨大埼玉県立近代美術館!

 楽しいことがたくさんの美術館です。

 

<参加者の声>

・さくひんなどを見て、美じゅつかんをつくれて、たのしかったです!(小5・女子)

・美じゅつかんのいろいろなことが知れたし作品が作れてよかったです。(小3・男子)

洗濯ばさみで絵を描こう!

 4月から「MOMASの扉」はアート体感ワークショップ「MOMASのとびら」に名前をリニューアルし、気持ちも新たに頑張ります!今日のプログラムは、美術館で人気の洗濯ばさみを使ったワークショップでした。カラフルな洗濯ばさみを並べたり・つなげたり・積み上げたりして遊びます。どなたでも無料でご参加いただけます。今日も幅広い年齢層の方に楽しんでいただきました。今年度は申込不要のフリープログラムが増えました。ぜひ皆さんで遊びに来て下さい。


洗濯ばさみを並べているところ 

◆素敵な色と形のチョウになりそう。

 

洗濯ばさみをつなげているところ
◆制作にはまっているご様子!     

 

上から吹き抜けを見下ろしたところ 

◆鮮やかな作品が上から見ると綺麗です☆

わくわく鑑賞ツアー

 公園の桜がちらほら咲き始めた今日のツアーは、川合玉堂《山村春色》など桜が描かれた掛け軸4点と、彫刻3点を鑑賞しました。《山村春色》には、のどかな春の風景に牛を連れた子供が描かれています。「どこに行くのかな? 人や牛はどんな気持ちかな~」と想像して楽しんだ後、雰囲気の違う掛け軸の桜を見比べてお気に入りをみつけました。また、「MOMASの扉」ではお馴染みの彫刻、柳原義達《風の中の鴉》、ロダン《ウスタッシュ・ド・サンピエールの頭像》は色々な角度から観ると発見があり、とても会話が弾みます。彫刻と目を合わせると何だか話しかけてくる気がしませんか? スタッフとの会話が楽しい「わくわく鑑賞ツアー」に、ぜひお気軽にご参加ください。

 

掛け軸をみているところ
◆「牛を連れているのは大人かな?子供かな?」           

彫刻をみているところ
◆「この像はどんな仕事してそうかな?」 

          

カラスの彫刻をみているところ
◆「どこから見たら一番格好いい?」              

親子クルーズ(企画展)「動きのある絵を動かそう!」

 今日のプログラムは“親子クルーズ”です。企画展「カッサンドル・ポスター展」を見に行き、ポスターに描かれている人物が、この後どの様に動くのかを考えながら鑑賞しました。大きな斧を振りかざした人物が描かれている作品《オ・ビュシュロン》の前で実際にポーズをとり、斧を振り下ろす動きをしてみました。真似をしてみると、描かれた人物のダイナミックさが体感できるのです。創作室に戻って制作です。今日はポスターを描くのではありません。赤青アニメの原理で、自分で描いた絵を動かすのです。1コマ目は赤い蛍光ペンで描き、その上に重ねて2コマ目を青い蛍光ペンで描きます。赤と青のセロファン眼鏡で交互に見るとあら不思議、絵が動き出すのです。親子で動きを考えて、交互にモデルになりながら描きました。最後はできあがった絵を並べて物語をつくり、発表会をしました。絵の動きや物語に、親子の工夫がたくさん詰まっていました。


◆「さあ、斧で木を切り倒すぞ!」


DUBONNETワインを何杯も飲むぞ!


◆子どもの望みどおりにポーズをとります。


◆「目覚まし時計が鳴るところだけど分かる?」


◆グループごとの発表会は、大盛り上がり!


◆「跳ねていたウサギを見ていたら自分も跳ねたくなりました。」

<参加者の声>

・わたしね、おうちでもしてみます。どうゆうえだかたのしみにしていてね(小1女子)

・赤青アニメが面白いうえに、お話づくりができてとても楽しかったです。親子の作品を合わせるのがいい思い出になります。家で夫にも作ってほしいと思います!(保護者)

工房「壁サイを作ろう!」

 今日の工房は、階段の《ホコリ高き壁サイ、234ヶ月の歴史を駆け抜ける》を鑑賞しました。「どこに向かっているのかな?」と聞くと「山登り、獲物を捕りに、森を散歩、恋人と一緒、創作室へ向かってる」など想像が広がりました。さらにこのサイは美術館の歴史を刻んだ作品だと知り、みんなで壁や床をよく観てサイが潜んでいそうなところを探検しました。創作室に戻ったら制作です。スチレンボードをサイ形にくり抜き、片面は美術館で見つけた壁の色に、もう一方はオリジナルの模様で作ります。ミラマットを貼ってポスカで色を塗ると、カラフルになっていきます。「ところで、なぜサイがいるのでしょうか?」「埼玉、彩の国のサイ!」と子供達が答えてくれました。発泡スチロールの球に色を塗り、サイと合体させたら完成です!鑑賞会では工夫がいっぱいの素敵な<サイ玉>が並びました。こんな<サイ玉>に住んだら楽しそうですね。


階段で壁の絵を観ている。
◆「ほんとだ、こんなところにサイがいる!」


館内を子供たちが歩いている。
◆サイが隠れていたらいいな~

 

スチレンボードを切っている。
◆サイの形を描いたら、切るのはこの道具。


子供が制作しているところ。
◆サイ玉にはウサギが住んでいるのかな? 


作品が並んでいるところ。
◆世界に一つの☆サイ玉

作った作品を鑑賞しているところ。
◆ゴツゴツ・ジャリジャリ?サイの表面にこだわりました!    

 

 

<参加者の声>

・こんなところにサイがいたらいいなというのが探せて楽しかったです。(小6女子)

・色々な材料を使ってサイを作ったのが楽しかったです。(小5男子)

み~っけ! 「からだをつかって」

 今日の“み~っけ!”は、身体をいっぱい使って楽しみました。最初はモニターに映る作品を見て、ポーズや表情、人物以外も身体で真似してみます!「何になる?」と親子で相談しながら、抱っこやお相撲をとったり寝そべったりで大盛り上がり♪ 1番の難問、白髪一雄《青波》も見事に身体で再現!ところで、この作品は一体どうやって描かれたのでしょう? 実は、画家自らロープにつかまり足を筆にして力いっぱい描きました。今日は子供達も足や手を使って大きな段ボールに思い切り絵を描きました。保護者の人にしっかり掴まったら段ボールの上にジャンプ!「ぬるぬる気持ちいい~。」カラフルでダイナミックな作品が出来ました。そして、絵の具が乾いたら作品が大変身!切って組み立てると、子供が入れるお家になりました。「お家の中にも絵を描いて、あなただけの美術館にしてくださいね!」


モネの積みわらを体で三角形を作り真似している
◆ママは大きい三角!私は小さい三角!

 

白髪の作品を体で真似している親子
◆輪かな?亀かな? 線が重なってるよ!


親子で足に絵の具をつけてお絵かき
◆ぶら下がって「せ~の!」


絵の具の色を足で混ぜている 

◆「黄色が緑色になった!」なんで~???

 

色を塗った段ボールを組み立てているところ
◆簡単に組み立てられました。これは…!

 

たくさんの作品が並んだところ
◆みんなお気に入り♪「家に遊びに来て~」

 

<参加者の声>

・えのぐでペタペタするのが楽しかった。(6才)

・親子で絵の具や身体を使って作品を作ることができ、いい思い出になりました。(保護者)

みる+つくる(企画展)「○△□い生き物を描こう!」


今日のプログラムは“みる+つくる”です。展示室に行く前に、「ポスターとは何だろう?」と尋ねると、「宣伝するための大きな掲示物!」と、的確な答えが返ってきました。企画展「カッサンドル・ポスター展」を見に行って、何を宣伝するためのポスターなのか考えながら鑑賞しました。作品《ピヴォロ》には、鳥とワイングラスが描かれています。「ワインの宣伝?」小学生にもしっかり伝わっていました。次に、描かれている鳥に注目し、どんな形を使って描かれているのか考えました。「くちばしの所が三角!」「顔が丸い!」など、○や△、□が使われていることが分かりました。創作室に戻ると制作です。今日は、○△□を使って生き物を描きました。テンプレートを使ってデザインしたら、折り紙を切って貼って完成させました。オリジナルの文字もデザインすると、気分はもうデザイナー!素敵な生き物がたくさん生まれました!


◆尾羽の所は長方形だね!


◆テンプレートを使って描くと楽しいな~


◆レタリングにも挑戦だ! 文字もキュート!


◆「僕は三角と四角をつかってインコを描きました!」素晴らしい!!!


<参加者の声>

・まるしかくさんかくでどうぶつがつくれるなんてびっくり。(小1女子)

・テーマもとてもおもしろくて、作るときにワクワクしました。(小6女子)

 


アート★ビンゴ 「りんどう」

今日のビンゴの問題は、MOMASコレクションの古川吉重さんの作品を見て、自分で題名をつけるとしたら何か考えたり、グッドデザインの椅子《XL(プランクトン1.8)》のように大きくなったら面白いと思うものを想像して楽しみました。また、齋藤春佳さんの絵を隅々までよ~く観ると「花、スマホ、手をつないでいるところ、ショートケーキ、餃子、おしり?」日常で見かける好きなものがたくさん見つかり絵の世界を身近に感じました。最後にお互いの答えを見合わせると、ユニークな答えに驚かされたり、感心したり、楽しく会話がはずみます。来年度も実施予定ですので是非ご参加ください。


斎藤春佳さんの作品をみているところ
◆この人はここで何してるのかな。  

ポスターをみてビンゴに答えているところ     

◆「緑のところが扉かな!」「どこにつながるの?」

アーガイルという椅子に座っているところ
◆素敵な椅子だね!何て名前にしようかな?

ビンゴを見せ合ってお話ししているところ
◆ホットケーキが大きくなったらいいね。花まる~!

 


 

親子クルーズ「 お面をつけて 作品の中へ 」

作品をよく見ていると、なんだか物語が浮かんでくることも…? 今日のMOMASの扉は親子で参加! MOMASコレクション展で展示中の、谷川晃一《jazz》シリーズを鑑賞しました。どんな色がある?形は?場所はどこかな?・・・まだ少し、作品と仲良くなれていません。そこで、《jazz》シリーズから大学生たちが考えた物語の朗読を聞いてもらいました。作品の中で、家族を探す物語です。朗読が終わると、作品の中から飛び出したようなお面が登場!みんなも、作品の中に入れそうな家族のお面をつくってみましょう。今日はなんと、親子別々に制作します。絵具やペンキ、ステンシルを駆使してお面が出来上がり。仕切りを外してみると、別々で作っていたはずのお面が、親子で似た形や色をしています!《jazz》の中に入ったとしても仲良し親子。お面を付けてもう一度作品を見に行くと、なんだか本当に中に入って遊べそう。これからも、親子でいろんな美術作品を、自由に楽しんでくださいね。

谷川晃一さんの作品を親子で鑑賞

◆展示室にて《jazz》シリーズを鑑賞。どんな色や形があるかな?


大学生の朗読を聞いている
◆大学生が作った朗読劇を聴きます。物語に集中…。

お話が終わると仮面を被った大学生が登場

◆不思議なお面が登場!みんなも作ってみよう。

お面の制作の様子 親子で別々に制作

◆大人チームも子どもチームも一生懸命。どんなお面が出来るかな。

親子で対面!色がそっくり
◆別々に作っていたのに、そっくりなお面が出来た!家族って不思議だねえ。

お面をつけて再び展示室へ

◆お面を付けて、再び展示室へ。似た形を発見!

<参加者の声>

・たいへんなこともあったけど、すごくたのしかったです。(小1女子)

・親子の共通点がみなさんにあり、鑑賞もうれしい時間でした。家族という着眼点がもたらす幸せな時間でした。(保護者)

 

みる+つくるMOMASコレクション「 鳥の世界へ 」

 MOMASコレクション展に現在展示されている橋本雅邦《花鳥図》には、12種類もの鳥が六曲一双の屏風の中に描かれています。今日はまずみんなで、展示室でバードウォッチング! 生き生きとした鳥の姿や、美しい羽根の色に注目して作品を鑑賞しました。飛んでいる鳥も水辺にいる鳥も、同じ姿勢の鳥は1羽もいません。橋本雅邦が描いた鳥をよーく観察したら、みんなも鳥を描きましょう。和紙と色水を重ねて鳥を描きます。鳥の動きや羽根の色を工夫するだけでなく、よく合う嘴や脚の色を考えたり、周りに花や木々、川を配置したりしました。静かな熱気の中、集中して作っていました。最後には、みんなが作った12枚の作品をつなぎ合わせて、六曲一双の屏風に! つないでみると、新しい物語が見えてきます。今日はおまけに、もう一度橋本雅邦の《花鳥図》を見に行きました。みんなで作った作品が一番!という子もいれば、やっぱり橋本雅邦の作品は凄い、という子も。作家の力も実感できたプログラムになりました。


◆遠くから全体を見つつ、             ◆近づいてよく見てみます。

 双眼鏡も使って、細かいところを見てみます。     気になる鳥に注目…。

 


◆2人1組で1枚の台紙に描きます。        ◆生き生きした大きい鳥も!

 色を重ねて、美しい鳥が生まれます。



◆つなげてみると、1つの新しい作品になりました。 ◆六曲一双のMOMASの扉花鳥図。

 場面が続いているみたい!             みんなの力で大作が出来ました。

 

<参加者の声>

・大きなびょうぶが作れて楽しかったです。(小2男子)

・みんなの作品も、自分達の作品もいい作品だなと思った。(小5女子)

わくわく鑑賞ツアー

 今日のツアーは北浦和公園にある彫刻作品からサトル・タカダ《子午線ー1993》と、MOMASコレクションからクロード・モネ《ジヴェルニーの積みわら、夕日》、吹き抜け周りに展示してあるグッド・デザインの椅子を見てまわりました。《子午線ー1993》は、クレーンのアーム型のものが付いたトロッコのような作品ですが、いったい何をする機械なのかみんなで推理してみました。「電車を修理する機械?」「穴を掘る機械!」などなど様々な考えが生まれました。実はこれ、地球上に経線を引くための機械なんです!モネさんの積みわらの絵では、描かれた時間や季節を想像して楽しみました。最後はグッド・デザインの椅子10脚の座り心地を味わいながら、お気に入りの椅子を選びました。30分が あっという間に過ぎました。今日の参加者も感じたことをいっぱいお話してくれました。


◆「線路をどこまで伸ばしたい?」       ◆「何が描かれていますか?」 

 「日本一周させたらいいんじゃない!」     「藁の家に後ろから光が当たっている!」



◆「座り心地はどう?」            ◆大人の方だけの参加もありました。

 「あ、ちょっと硬い。。。」          特別に、《果実の中の木もれ陽》を覗きました。

 

 

《果実の中の木もれ陽》がふえて、わかれて、ひろがって

  今日の工房は、埼玉大学の学生が企画・実施しました!橋本真之さんの《果実の中の木もれ陽》は昨年11月に木の上に伸びたり、新しい形を加えて増殖をしました。今日の鑑賞では、「どうして増やしたのかな?」と作者の気持ちや作り方も考えてみました。今日はみんなも作者になりきって作品を増殖させます!作品の写真をみて「どこに増やそうかな~?」と考えながら、スチレンボードを切って形を作り、へらで痕をつけたり、凹凸を作りました。さらにメタル箔という金属色のシールを貼って研磨剤で磨くと、金属らしさがアップ!完成した作品は、橋本さんの作品写真に貼りつけます。「クネクネしたところに合体させよう!」「地面からニョキニョキ生えてきた!」と、たくさん増殖していきました。みんなの作品に刺激され、本物がまた増殖するかもしれませんね♪



◆触り心地は…「冷た~い!」        ◆宇宙に見えたところに新しい星を!

「中に何か入っているぞ!」

                                     


◆「どこを増やそうかな~」         ◆作品からニョキニョキ!  

 「美術館にくっつけちゃう?」

                      


◆みんなどこに増やしたのかな~?      ◆「猫が登りそうだから猫の顔をつけたよ。」

                       「あれ?全体が大きな猫にも見えるぞ。」

<参加者の声>

・きるとき、くにゃくにゃまげるのがたのしかったです。(小1女子)

・本物に似たのができてよかった。(小4女子)

折り紙でキュビスム!

 今日のMOMASの扉は、開催中の企画展「日本におけるキュビスム ピカソ・インパクト」を親子でゆっくり鑑賞しました。どの親子も「あそこに魚が描かれているよ!」「え?どこ?」等と会話が弾み、あっと言う間に時間が過ぎます。しかしキュビスム作品の中には「四角や線ばかりで何が描いてあるかわからない」と言われることがあります。今日は、折り紙を使ってキュビスムを解説!キュビスムの創始者ピカソは、対象を色々な方向から見て、形を単純化し、絵の上に再構成しました。折り紙も対象を直線や基本図形で表していますよね。折った後再び広げてみると、残った跡はキュビスムに通じるものがあります。参加者も、折り紙を折って、開いて、切り取って、形の発見をしました。それを画用紙に貼るとキュビスム風な作品の完成です。折り紙の形は同じでも、パーツの並べ方は十人十色。キュビスムの作品を少し身近に感じることができました。



◆「ここにも家がある!」「煙突は?」   ◆下からのぞいて何かを発見!?

 「他に何が描いてある?」「花~」

                                     


◆「カニがいた?」「どこどこ?」     ◆まずは折り紙!  

                       「えぇと~…」久しぶり?



◆切って並べます! お、キュビスム!   ◆四角や三角で絵になった!

<参加者の声>

・おりがみをおってきるとへんなかたちやおもしろいかたちになった。(小1女子)

・「キュビスム」を難しく考えていたけれど、折り紙の分解で作品を作るうちに親しみが湧いてきた(保護者)