MOMASのとびら これまでの報告
「ビュートレス~美術館から見える景色をなぞる~」
夏休み特別企画第2段!今日は美術館正面の曲面ガラスに絵を描くという大胆なプログラムでした★講師に、松田るみさんを招き、景色(view)をなぞる(trace)ことに挑戦しました。“なぞる”は簡単そうでいて、発見がいっぱい!「描いてたものが動いちゃった。」「頭が動くと線と景色がずれる!」「そのままなぞるって意外に難しい!」小さなお子様が多かった午前の部は、親子で自由に見えたものをなぞっていましたが、午後の部では“なぞる”の解釈を大人が広く考えて楽しんでいるようでした。「色も真似してみようかな」「風景の中に入ってみよう!」色の線が重なって、いつの間にか大きな曲面ガラスも絵でいっぱい。しかし、最後に自分の手で絵を消して、楽しい体験を持ち帰りました。ガラスに描けて、水で消えるクレヨン!初めての体験を楽しみました♪
◆「何からなぞろうかな?」
「ガラスに描いたことないよ。ドキドキする!」
◆景色と線が重なります!
久しぶりにクレヨンにさわる人もいました。
◆絵の中にお母さん登場!
◆たくさん描けました!みんな何をなぞったのかな??
◆元の景色に戻っていくね!「あ~たのしかった♪」
(参加者の声)
・たのしかった。おうちでもやりたい。(5才男子)
・いろいろなところからみて、物をなぞって、いろいろな発けんをしました。(小3女子)
・大きなガラスに絵を描く体験、大人もワクワク夢中になりました。(保護者)
「カラダで発見!絵具の世界」
サマー・アドベンチャー第1弾はたっぷりの絵具にふれて楽しむ体験プログラムを実施しました。講師に前沢知子さんを招き、小さなお子様と保護者13組が参加しました。創作室に入ると8m四方の布が床に敷かれていました。その上で「白い布が何に見えるかな?」「かき氷!雲!」と、お話をしたり、「動物の動きを真似してみよう!」と、カラダをほぐす体操をしました。それから青・赤・緑・黒…絵具をつけて、動物になりきって足跡をつけたり、お尻スタンプをしたり、想像力を働かせて絵具を広げていきました。最初は様子を見ていた子供たちも、途中から他の友達と交流し絵具の世界を楽しんでいました♪足や手の形がどんどん重なり、色も混じり合って偶然できた色や形をみて「ここ、きれい~~!」とつぶやきが聞こえました。カラダの絵具を落として服を着替え、最後にもう一度みんなで鑑賞すると「空から見おろした街、宇宙大爆発!、深海、花火、和紙、きれいなお洋服」という感想がありました。みんなのエネルギーがつまった素敵な作品ですね★ 8月14日から31日まで、1階ギャラリーで作品が展示されます。
◆動物や昆虫になって地面をニョロニョロ!
◆自ら絵具をカラダにつけております。
◆会話はなくともたくさんの子が加わります。「暗黒宇宙をつくるぞ~!」
ピンクも黄色も「まぜまぜまぜ~!!!」
◆「おや?」袋でポタポタ、スポンジフリフリ、妖精のように飛び回ると線が踊ります。
◆自分が描いたところはどこかな?
◆前沢さんがカーテンの作品にしてくれたよ♪
ロダンの彫刻にも負けず、惹きたてています。
(参加者の声)
・あしはいつもだめだからやってたのしかった。(5才女子)
・手と足でペタペタするのがたのしかった。(4才男子)
・子供たちが全力で無邪気に楽しんでいる姿をみられてよかった。(保護者)
・もくもくと自分のペースでやっている姿を見てよかったです。
絵の具が冷たく、色々なのがまざり神秘的な空間が出来たと思います。(保護者)工房「自分だけの“たからもの”をつくろう!」
今日の工房は、埼玉大学の学生が考えたプログラムです!! 最初に、大学生達が持ってきた“たからもの”と、全員にアイマスクが配られました。「一体何だろう?」目隠ししたまま、手で重さやさわり心地を感じたり、鼻で匂いを嗅いだりして考えました。「ザラザラ」「石かな?でも、ふんわり軽い?」目隠しを取ると、それは『木』でできた“たからもの”でした。握りしめると何とも言えない心地よさがあります。今日は、木片をやすりで磨く制作です。とてもシンプルだけど、自分で選んだ『木』を磨いていくうちに、だんだん愛着のわく『たからもの』に変わっていきます。「ツルツルになって楽しい」「スーッとしてよい香りがお気に入り」など、素材をたくさん味わうプログラムでした。「皆さんの“たからもの”は何ですか?それはどんなさわり心地?どんな匂いですか?」
◆「いい木の匂いがする」「僕にもかがせて~」
「どんなさわり心地?」「すべすべ」
◆順番にやすりがけ。
黙々と進める手仕事、どんなことを感じているのでしょうか。
◆大学生が進行しています。…内心はどきどき緊張~ハンパない!
◆「みてみて!」愛着がわいてきましたね。
◆今日は『宝物』について手紙にしたためて、大切に包み持ち帰りました。
時々子供に混ざって挑戦して下さる大人の方の作品、年輪にグッときますね。
(参加者の声)
・木がきれいにつるつるになって楽しかった。(1年生女子)
・初めてのことが楽しかった。こんどは木を削って形をかえてみたい。(3年生男子)
み~っけ!「キラキラ枢機卿に大変身!」
み~っけ!は、初めて美術館に来るお子さまにもぴったりなプログラムです。今回は、地下1階にある彫刻、ジャコモ・マンズーの《枢機卿》を鑑賞しました。その後、スタッフ手作りのマントや帽子が配られ、小さな枢機卿に大変身!「真っ白なマントと帽子をおしゃれにしよう!」と、絵の具やチョークを使って、ぐるぐる、てんてん、好きなマークなどみんな思い思いに模様を描きました。親子で楽しく描いている途中、部屋の電気が消えてしまいます。次の瞬間、ブラックライトがついて模様が光り出し「わぁー!」と歓声が上がりました。「キラキラ!」「魔法みたい!」「もっと描きたい!」とみんなの気持ちも高まります。最後は、光る模様のマントと帽子を身に着けて、幻想的なファッションショーです!枢機卿になりきってたくさん遊びました。
◆枢機卿に変身して、みんなでお祈り。
◆「お花のとなりにちょうちょを描こう。」
「ぐるぐるでつなげたら町みたいになったよ。」
◆「お星さまが光ってきれい!」
◆みんなキラキラ、ピカピカな枢機卿です。
(参加者の声)
・えのぐをぬるのがたのしかった。ひかるのにびっくりした。(5才男子)
・小さい子供でも楽しく芸術とふれあうことのできる貴重な会だと思いました。(保護者)
「アート★ビンゴ~夏~」
本日のMOMASのとびらは「アート★ビンゴ」です。作品や美術館に関する9つのクイズに挑戦します!今回は、本物の木そっくりな彫刻の重村三雄《風景の外側》を見て、「この木にはどんな実がなるかな?」と想像したり、丸山直文《puddle in the woods 6》を見て、自分ならどんなタイトルをつけるか考えたりしました。椅子のコレクションの中には、人型のオリヴィエ・ムルグ《ブルム》という椅子があります。「もし顔があったらどんな顔をしていると思う?」というクイズでは、座った人を思いやる優しい人の顔や、ちょっかいを出そうと企んでいるいたずらっこの顔など、いろいろな顔を考えてくれました。アート★ビンゴの正解は一つではなく、参加者の皆さんの数だけ答えがあります。親子で、友達で、ご夫婦で、ぜひ楽しんでください!
◆作品はどこにあるかな?
◆石の側面を見ると、いろいろな模様があるよ。
「オリジナルの模様も考えてみよう!」
◆椅子のお顔を想像「どんな顔にしよう?」
◆この彫刻はどんなことを言っていると思う?
「今日は暑いなぁ。」「他の部屋にも行ってみたいな~。」
◆「どんな発見があったかな?」親子で回ると楽しいね♪
親子クルーズ「1枚の板から椅子が出来た!」
当館は、唇の形の椅子《マリリン》をはじめ、面白い形の椅子のコレクションがあり、みなさんに座って楽しんでいただいています。今日は展示されていない《セッラ》《Bin.Chair》を特別に鑑賞しました。「ぐらぐらしそう、どう使うのかな?」「穴がたくさん開いてるな」形から使い方や秘密を想像します。そして、鑑賞後は《Bin.Chair》をもとに、1枚の四角い板(デコパネ)をパズルのように切ったり、組み立てたりして椅子を作りました。目標は1枚の板を無駄なく全部使うことです。発泡スチロールカッターやホットボンドなど普段使わない道具を使って試行錯誤していると、世界に2つとない不思議な形の素敵な椅子が完成しました。「これは滑り台になっているよ!」「この椅子は歩くんだよ」「波の上で寝そべるイメージ椅子」などとっても楽しいアイディアに驚きました☆
◆マルがいくつあるかな??
「2つ? あ、そこにもある!」
◆親子で色とパーツの交換はOK!
相談しながら協力してつくっています。
◆どうやってくっつけようかな?親子で夢中です。
◆この椅子に座ると‘しあわせ’になれそう~♪誰と座る?
◆ウサギの椅子とピアノの椅子
◆みんなすごい!友達の作品みるのも楽しいね~☆
(参加者の声)
・きったりはったり楽しかった。パーツをぜんぶつけられてよかったです。(1年生男子)
・1つのいたでいろいろないすができあがったのはびっくりしました。(2年生女子)
・子供たちの自由な発想にビックリしました。危なそうな道具も使いこなしている姿にも驚きました。(保護者)
・大人にとっては色々な事を考えすぎて最初は難しかったけど、子供と一緒に相談しながら作品を作れたのはとてもいい経験でした。(保護者)
みる+つくる「うす暗い闇の中で感じた世界」
MOMASコレクションに展示中の、清水晃《漆黒から》を鑑賞しました。よく見ると釣針、はさみ、電球、チェーンなど、たくさんの素材が集まってできています。題名の通り「なぜ黒く塗ったのか」作家の故郷である富山の海岸の様子を想像し、黒い作品ができた理由を考えました。海のイメージは「水色ではなく黒いんじゃないかな」「砂や風もびょーっと吹いて近づくのが怖いくらい」、作家はそんな海を眺めてどんなことを感じていたのでしょう。作品の黒さが「カッコいい!」から「怖い」「痛そう」と変わって見えてきました。展示室から創作室に移動すると、今日は薄暗い部屋に変わり、木枯らしや雷の音が轟いていました。「もし、すごく寒い日で、こんな明るさで食事していたら」など想像を広げました。たくさん体験した後は、真っ黒に塗られた材料を使ってオブジェづくり。鑑賞した作品のように縦横に伸びていたり、四方八方にとげとげしていたり、釣り下がっていたり…みんな独創的、熱中していました★
◆たくさん魚がかかりそうな釣針がついてる!
◆「こわい?」「食事はこぼしそう。」
「でも、みんなでいると楽しいかも!」
◆吊り下げているのは何かな~
◆清水さんのように縦長なイメージでタワーになりました。
◆インスピレーションで作った清水さん風の大作!
「飛行機みたい」「宇宙ステーションみたい!」
◆スポットライトで黒い作品がきらり★素敵だね。
(参加者の声)
・しみずあきらさんのさくひんすごかったです(1年生女子)
・くろいさくひんなのでよるみたいでした。(1年生男子)
み~っけ!「びしょびしょアート」
今日の『み~っけ!』は、暑さを吹き飛ばすプログラムです!最初に、展示室で、丸山直文《puddle in the woods 6》とても爽やかな作品を見ました。「大きな絵に何が描いてあるのかな~?」「金魚、ヨット、帽子、恐竜の足と頭…」など、色々なモノが見つかりました!この絵は、森の中の水たまりをイメージして描いたり、水でつくる“にじみ”を活かしたりして制作をしています。今日のテーマは『水』。まずは、ビニール袋に入った水の中を覗いてみるとキラキラしてとってもキレイ★その感動を透明なシートに描きます「マジックですらすら描けて楽しい!」。続いて、白い紙に白いクレヨンで絵を描きます。「え?見えないよ~」2枚の絵が一体どうなるのでしょう…。最後の仕上げはベランダに移動。ここで何と白い絵にお水や色水をかけます!! 霧吹きや水鉄砲を使って全体を濡らすと2枚の絵が重なってとっても幻想的な作品になりました。「友達の絵も素敵だね♪」暑さも忘れ、うっとり見とれてしまいました★
◆じっくりみて親子でお話「みつけた!」
◆お水の中の世界を体験
◆片手だけでは足りず…。豪快に!
◆荒波に水しぶきかな~?
◆水鉄砲は大人気☆
◆まなざしはアーティスト!
◆淡い色、カラフルな線、白い線のコラボレーション。
(参加者の声)
・ぜんぶたのしかった、もっとやりたかった。(4才男子)
・えをかくのがたのしかった。さいごにおみずをしゅっしゅするのがたのしかった。(5才女子)
・大きなシートや紙に思いっきり描くことができて楽しかったです。最後に色水をかけることで変化して
いく様子が興味深かったです。(保護者)
・この町に住んで45年…初めて地下と3階に入りました。こんな素敵な場所だと知りませんでした!!活動も子どもにちょうどよく、美術館という格式ばった場所への入門にぴったりでした。(保護者)工房『なりきりシャガール~思いを込めて花束を~』
今日の工房では、埼玉大学の学生と一緒にMOMASコレクションで展示中のマルク・シャガール《二つの花束》を鑑賞しました。じっと作品をみていると、いろいろなものが見つかります。その中でも特に花束に注目して、色や形から感じられることをみんなで話し合いました。実はこの花束は、シャガールが奥さんと娘さんを花にたとえて描いたものです。鑑賞後、参加者も大切な人を思い浮かべ、グループで「その人のどんなところが好き?」「その人の好きな色は…」など話しました。そして、シャガールのように、自分の大切な人を花束に表現しました。「やさしい感じはお花紙や綿で作ろう」「明るい感じはポンポンにしようかな」「毛糸でリボンをつけておしゃれにしよう」などイメージを形にしていきます。幸せそうな顔の花束が並び、大切な人にも見せてあげたい作品ができました。
◆「この花束をみてどんな気持ちになるかな?」
「あたたかい感じがするなぁ。」
◆「色はどうしようかな。楽しそうな感じにしたいな。」
「花瓶にさすと家族みんな一緒の感じがするね!」
◆家族をイメージして作った花束。
みんな表情がすてきですね。
◆材料の色や組み合わせ方もよく考えて作りました。
◆最後は、鑑賞会です。
相手への思いのこもった作品、鑑賞会もあたたかい雰囲気でした。
(参加者の声)
・自分だけの花を作れてうれしかったです。(小3男子)
・お父さんやお母さんに似せて作るのが楽しかったです。(小4女子)
「あらって見よう!彫刻作品」
今日は、親子で彫刻を洗って楽しむプログラム「彫刻あらいぐま」です。普段は作品に触れませんが、優しく洗いながら近くでじっくりみると「こんなに汚れているんだ!前より色が変わってる!」「あの作品揺れるんだ~」など様々な発見がありました。彫刻を洗うボランティアの皆さんに、素材の話を聞いて触り心地を確かめたり、硬さの違いを発見したり、ピカピカになった彫刻が「嬉しそう!」と感じたり、目で見て鑑賞するのとは一味違う鑑賞体験になりました。洗う前に「どうして彫刻を洗うのかな~」とみんなで考えました。洗ってみると「彫刻をもっと大切にしたいな~また洗いたい!」と愛着がわく人がたくさんいました。洗う目的は、“綺麗な状態を長持ちさせること”ではありますが、そうしたみんなの気持ちが美術館スタッフにとっても一番嬉しいです☆みんなで末永く大切にしましょうね。
◆優しくスポンジで洗います。
◆デッキブラシも使って、みんな一生懸命☆
◆高いところは高圧洗浄機!
◆この彫刻好き! 2度目の参加のお友達もいます。
(参加者の声)
・ちょうこくをあらえて、自分の心もきもちよくなりました。(小3男子)
・とても楽しかったです。シャワーをかけるのをまたやりたい。(小1女子)
・普段さっと通りすぎてしまうものをじっくりみて、さわれて楽しかったです。(保護者)
・前回もボテロさんを洗い、今回も洗い親しみがわいてきました。変色がみられ長持ちすると
いいなあと思いました。(保護者)
もますまつり
こどもの日、近代美術館では『もますまつり』を開催し3つのフリープログラムを実施しました。会場には去年を上回るたくさんの皆さんが遊びに来てくれました。「レゴブロックであそぼう!」では、地元のレゴ作家・ブロック博士と一緒に鯉のぼりを作ったり、レゴブロックで自由に遊んだりしました。「洗濯ばさみで絵を描こう!」では、地下1階センターホールの床一面にカラフルな洗濯ばさみの絵ができました。「風を描こう!」では、公園にパネルを出して風を感じながら、そして風になったつもりで透けて見える風景に水性ペンで絵を描きこみました。体をいっぱい動かして表現するのは気持ちがいいですね。中には周りの人とつなげて作ったり描いたり、できたものを見せ合ったりしていたお友達も。『もますまつり』でアートの輪が広がり、楽しい一日となりました。
◆「何色がいいかな?」
「このブロックと組み合わせてみよう!」
◆「できたよ!オリジナル鯉のぼり!」
◆「次は何を作ろうかな♪」
ブロックの世界がどんどん広がっていきます。
◆「わぁ!すてきな模様だね!」
上の階から見ていた方々からも「きれい!」の声が上がりました。
◆「吹いている風の線を描いたよ。」
「絵が重なるのもおもしろいね!」
みる+つくる企画展物語『解体!?絵画の大変身』
開催中の企画展『モダンアートの再訪』の中からロスコ、フォンタナ等の作品4点を鑑賞しました。今日は「これって絵画?」をキーワードに展示室へ向かいました。第5章には、抽象的な作品、余白が切り取られたり、カンヴァスに切り込みが入っていたり、四角いカンヴァスにただ対象が描かれている絵画は見当たりません。「これらの作品はどうして生まれたのでしょうか?」じっくりと向き合います。ロスコの作品を見ていると、はじめはジャムを塗ったパンに見えていましたが、「白い半分はお弁当のごはん?いや、人じゃない!?」と見方が広がりました。「何だか気持ちが伝わってくるからこれは絵だよ!」また、隣のステラの作品は「組み立ててるから立体?」など十分にモダンアートを楽しみました。創作室戻り、大きなカンヴァスをみんなで解体!剥がした布で新しい作品を作りました。帽子、ロボット、動物、「絵って立体にもなるんだね。」子供のつぶやきに、絵でもない彫刻でもない新しい作品の可能性を感じました☆
◆赤紫色は何に見える?
「ジャム~!帽子?」
◆緑の奥に何か見えてるね!「後ろの絵をのぞく!」
「これは絵じゃない!立体だ」
◆みんなもフォンタナのように切り込みます。
「木枠がみえてきた」
◆穴あけパンチやホチキス、針金で作ります。
◆これは絵が起き上がって犬に!
◆ヴィアラの木枠や額縁を排除したカーテンのような作品にような
刺激をうけて制作!
<参加者の声>
・キャンバスがいろんなものにへんしんしておもしろかった。(小3女子)
・チョキチョキ切ったりするのが楽しかった。(小2男子)
「アート★ビンゴ」
もう夏が始まったかのように太陽が輝く中、今日はたくさんの方に「アート★ビンゴ」にご参加いただきました。「アート★ビンゴ」は館内の作品や美術館に関わるクイズに答えて楽しむプログラムです。今回は、西野康造《風の中で》を見て「この楽器はどんな人がふいているのかな?」と想像したり、ジャコモ・マンズー《枢機卿》を見て「着替えるとしたら何色のマントにする?」と考えたり、館内にあるいろいろな椅子に座って、自分のお気に入りを探したりして楽しみました。フリー参加のプログラムでは参加者のスタンプカードを作ります。問題は毎回変わりますので、初めての方もリピーターの方もぜひ遊びに来てください。お待ちしております♪
◆「かっこよくしたいから青!」「レインボーみたいにしよう!」
◆「ふわふわで気持ちいい!」「みんなで座れるね!」
◆どんな名前がいいかな?「目がくりくり…くりちゃん!」
◆最後にスタッフとお話…どんなことを感じたかな?
『わくわく鑑賞ツアー』
みなさんの美術館デビューはいつだったでしょうか。『わくわく鑑賞ツアー』で初めて展示室に入った方が今日もたくさん!公園で元気に遊んでいたお友達や親子が参加してくれました。最初に見た瑛九《雲》は細かな点描の作品です。「何に見えるかな?」と聞くと、「くじら、恐竜、人の横顔、炎を囲んでキャンプファイヤー、蒸気機関車が煙をはいてる」などたくさんの感想がでてきて「あ、見える~」とみんなで楽しみました。その後、鹿間厚次郎《静の旋律No.31》、堀越陽子《太陽の歌》など彫刻作品を見たり、椅子に座ったりして、あっと言う間の30分でした。気軽に参加できる鑑賞ツアーに皆さんのご参加をお待ちしております。
◆点点々が集まると何に見える?
「お魚がいるよ! 眼があるよ!」
◆「穴の形はB?3?」四角も3っつ?
◆逆さまの「♪」に見えませんか?
どんなリズムの曲かな~?
◆《レッド&ブルー》が好き!滑り台みたい。
『洗濯ばさみで絵を描こう!』『レゴブロックで遊ぼう!』
4月で入学・進級された皆さんおめでとうございます!今年度の“MOMASのとびら”は2つのプログラムでスタートです。1つは、定番のカラフルな洗濯ばさみを並べて遊ぶ『洗濯ばさみで絵を描こう!』、2つめは、地元のレゴ作家:ブロック博士と一緒に『レゴブロックで遊ぼう!』。こちらは初めての実施です。創作室の半分を自由に遊べるスペースに、半分では小さなマグネットプレートの上に様々なブロックを想像力を働かせて自由につける創作スペースにしました。「魚だよ。トンボだよ。線路とお花畑」など、マッチ箱ほどの世界がステキに彩られていきました。次は5月5日にブロック博士が登場します!皆さんでぜひ遊びに来て下さいね。
◆作品の一部かな?
◆春を感じるな~
◆ブロックコレクション!
◆動物たちがお出かけ!
みる+つくる MOMASコレクション「みんなでつくる 石・竹・風のかたち」
北浦和公園の石積みのベンチ《風のかたち》のまわりに、日本庭園協会埼玉県支部の庭師9名の皆さんと竹を使った共同制作に挑戦しました。庭師の手にかかると、固い竹がしなやかに曲がる細い竹に変身します!最初は恐る恐るの様子な子供たちも、竹を次々と上手に割ることができました。それを使って「石のベンチから風が流れている様子をイメージしてみよう!」が今日のテーマです。1本1本を緩やかな半円になるよう地面に差し込みます。「もっと竹を短くして小さくしたら? 交差させてみよう!」アイデアを出し合いながら、みんなで“風”を表現しました。「石のベンチが草むらの中にいるヘビみたいだ!」「しゃがんでみるとすごい迫力があるよ!」展示室の外で自然を感じ、自然を表現する楽しいワークショップでした。
◆職人さんの技に感動!
◆みんなで力を合わせて竹を割るのに挑戦!
◆「どこに竹をさそうかな?」
◆「固い竹がこんなに曲がるなんてすごい!」
◆「ここから見ると、小人が住んでいそうだよ!」
◆職人さんとみんなの共同作業で、素敵な作品が出来ました!
<参加者の声>
・竹を丸くしただけなのに、素敵な作品ができてびっくりしました。(小1女子)
・初めて竹をさわって、つるつるでいい感触でした。(小4女子)
みる+つくる 企画展物語 「写真と版画で夢の世界を広げよう!」
『版画の景色』では、展示中の島州一《ゲバラ》菅井汲《スクランブルC》など、写真を活用した版画作品を楽しめます。今日は鑑賞後に、写真を印刷した版画用紙5種類から好きなものを選び、版を重ねる制作に挑戦しました。写真は美術館の建物等を撮ったもので、「美術館が月明かりに照らされている世界」など自由に膨らませたイメージを、○、□、△など切られたパーツの版を組み合わせて構成します。配色を変えたり、何度も試し刷りできたりするのは版画の楽しいところ♪お気に入りの1枚に額をつけて完成!「色を変えたら、イメージが変わって面白い!」同じ写真でも、そこから想像する世界は一人一人違い、オリジナリティあふれる作品が並びました!
◆「どんな美術館に変えちゃおうかな?」
◆「月のイメージはやっぱり○かな~?」
◆「なに色にしようかな~」
◆「思い通りに刷れるといいな」
◆「お家に飾りたいな!」
◆みんなの思いが詰まった作品を鑑賞!素敵な世界が広がったね!
<参加者の声>
・3回目の版画で前よりもきれいに描けてうれしいです。(小2)
・写真に理想の姿を版画で描けて楽しかったです!(小5)
みる+つくるSMF「逆さま動画プロジェクト」
皆さん、逆再生の動画を見たことはありますか?例えば、前を向いたまま後ろに歩くと前に進む動きになりますが、ちょっとぎこちない動きで面白い映像になったり、現実ではありえないことが出来てしまいます!今日は、映像クリエイターの浅沼奨さんを講師に招き、わくわくする動画制作を行いました。お題は『美術作品とコラボ』です!彫刻の真似から動きを考えたり、小道具や衣装を作ったり、グループに分かれて相談している子供たちはノリノリ♪ 練習を重ね、全て逆の動きもばっちり撮影できました。しかし、今日はここまで!!映像作品は、講師の先生が編集し、後日美術館にて公開予定です。美術作品と子供たちのコラボ作品。完成をお楽しみに!
◆「投げた紙が戻ってくる!」「しぼんだ風船が膨らんだ!」こんなことが簡単にできます!
◆「公園のヘビみたいな作品に変身しよう!」
◆どんな動きをしたら、もっと面白くなるかな?
◆この衣装はどの彫刻でしょう??
◆浅沼さんに相談しながら、アイデアを膨らませました。
◆「まわりの人たちが逆に動いてる!」逆再生の面白さを味わいました!
<参加者の声>
・美術品を真似する動きができて楽しかったです。(小2)
・逆にすることで、面白い作品が作れるのがすごいと思いました。またやってみたいと思いました。(小5)
<完成映像>
「逆さま動画プロジェクト」(YouTube)
みる+つくるSMF 「からだであらわす あの気持ち この気持ち」
今日は特別講師に、ダンサーの愛智伸江さんと岡崎弓佳さんを招き、からだを使ったプログラムを1日開催しました。始めに、スーパーボールが体の中を転がっていることをイメージしたり、ティッシュが落ちないように下から息を吹きかけたり、全身を使って普段とは違う色々な動きを体験しました。次に2チームに分かれて、それぞれ別の“感情”を表現し、最後に互いのチームの発表を鑑賞しました。動くときは、2人が棒でつながって動きます。後ろの人が前の人を操り、相手が動きやすいように、自分の気持ちが伝わるように、共演者や見る人に「伝える」という事をたくさん意識しました。鑑賞後、感想を伝え合いました。絵や彫刻以外にも思いを表現する方法はたくさんありますね。今日は動きというアート、動きで表現するダンサーから楽しく学びました。
◆紙を落とさないように、友達と息を合わせよう!
◆言葉のイメージを膨らませます「嫌なことを言われたときに怒るよ」「嬉しいときにも泣くよね」
◆はじめて動きで表現しました。手をどう動かせば伝わるかな?
◆みんなの前で発表!「どんな言葉を表現していると思う?」
◆講師の2人の動きに魅了されていました。
◆「腕の動きが怒っているみたい」「膝を曲げて泣いているみたい」動きで言葉が伝わったかな?
<参加者の声>
・大きく体を使っていろいろな遊びができて、とても楽しかったです。(小2)
・形として残る作品を今まで作ってきたが、今回のような永遠に残らない作品も、時間を費やして作る価値があると思った。(小6)
親子クルーズ 企画展物語「1つの版から無限の世界!」
始めに「版画の景色~現代版画センターの軌跡~」の靉嘔《I love you》を鑑賞しました。「人は何人いるかな?何色が使われているかな?」みんなで話をしている中で、同じ版で色や位置を変えて7種類の作品ができていることに気づきました。今日はみんなも、いろいろな工夫をしながら版を作ったり、刷ったりしてみましょう!まずは、親子でスチレンボードに「住みたいお家」の凹版を作ります。次に、いろいろな形に切り分けたスチレンボードを使って、家の周りの様子をイメージした凸版を作ります。最後に、それぞれの版を1枚の紙に刷ることで完成!更に、版の位置をずらしたり、向きを変えたり、色を変えたり、色を重ねたり、凸版と凹版を組み合わせたり…、みんなどんどん工夫を重ねていきます。「同じ版からいろいろな作品ができておもしろい!」お互いの作品を鑑賞し合い、版画の楽しさを味わうことができました。
◆同じ版でいろいろな作品ができるんだね!
◆子供が考えて下描きをした「住みたいお家」を保護者の方が彫ります。
◆お家のまわりはどんなイメージにしようかな?
◆黄色でやってみよう!きっと明るくなるんじゃないかな!
◆バレンでゴシゴシ!うまく刷れるといいな~!
◆とても素敵な作品がズラリと並びました!
◆色や向きが変えて、理想の世界を表現しました。
<参加者のこえ>
・素敵な未来が描けてよかったです。版画のことがよくわかりました。(小2女子)
・単純な色と形の組み合わせの版画で創造性の豊かな体験ができました。(保護者)