MOMASのとびら これまでの報告

アート★ビンゴ 「やまぶき」

 久しぶりのアート★ビンゴ! 今日はいつもより友達同士での参加が多かったです。中には学校の校外学習で来て、再び遊びに来てくれたお友達もいて嬉しい限りです。さらに美術館クイズにたくさん答えて【美術館博士】に認定された方が5!! 素晴らしいですね☆ 初めての方、リピーター、多くの方にアート★ビンゴを楽しんでもらえたら嬉しいです♪ さて、今日の問題は、エレベーター前に展示された橋本真之さんの作品を見て何に見えるか考えたり、企画展の映像作品を見てたくさん想像をしました。不思議な図形を見て何なのかを考える問題では、「アイスかな?」「船かな?」「魚や猫にもみえる~」と、色々なものに見えますが、なんとそれは美術館を上空から見た形でした。「えっ、本当だ!」毎回新しい発見のあるクイズです。次回は1210日、ご参加をお待ちしております。



◆これは何だろう? 「口を開けた恐竜」     ◆仮面をつけた赤い服の子

 「下のはかぼちゃ?」「ライトかな?」     「何しているのかな~?」



◆音楽を聴くのにぴったりな椅子はどれかな?   ◆子供たちだけでも真剣に考えていました!

 座り心地も確かめないとね!           友達と美術館に行くって素敵☆

北浦和山水図巻

MOMASコレクションの中には、『道』が描かれている作品がたくさんあります。最初はグループごとに、参道や金色に輝く道、長い道、短い道など『道』を見つけながら展示室を巡りました。「一番長い道はどれかな?」と聞くと、橋本雅邦《大和山水図巻》が選ばれました。「道はどこに続いているのだろう?」「今の景色と何が違うのだろう?」「山はどんな描き方をしているのかな?」と、みんなでじっくり見て楽しみました。鑑賞の後は、自宅から近代美術館までの道のりを水墨で描き、巻物に仕立てました。「この辺に公園があって、ウサギがいて、お寿司屋さんがあって…」親子でお話しながら描く姿はとても楽しそう! 最後に各家族に発表してもらうと、空に何かが飛んでいたり、雷様や虹も現れたり、楽しい道が美術館まで続いていました。



◆「金色の道の先には何がある?」     ◆「何か気づいたことはある?」

 「…梨の木!」「海!」          「高い建物がない…昔の絵!?」 



◆水墨って初めて♪            ◆予想外のストーリーが展開☆

 水で濃さをかえるんだね。            



◆街もあり、自然もあり。現代版山水図巻  ◆来る途中で色々巻き起こってるね!

                      乗り物もたくさん!
<参加者の声>

・すみでまきものをかくのがすごくたのしかったです(小1女子)

・いつも見ている風景を2人で思い出し会話もたくさんできました。(保護者)

お家への道案内

 さいたまトリエンナーレから、参加アーティストのアナットさんとマシャさんをお招きし、今日は『HOME』について考えました。2人が「みんなにとって『HOME』ってどんなもの?」と聞くと、「屋根、風呂、台所」など機能的なものから「幸せに感じられる場所」など感覚的な様々な回答がありました。次に、普段通る好きな道を思い出します。建物、出会う人や生き物、音や匂い、見て感じて記憶していることを紙に描いていくと小さな“自分の心の地図”が完成しました。その日常の小さな旅や冒険をふり返ったり楽しむことができる3つのグッズを作り、あっという間に終わりの時間。最後に、さいたま市の地図を広げ、みんなで上から眺めました。「自分の家やあの道はどこ??」自分にとって大切な場所『HOME』もあれば、街全体が1つの塊『HOME』にも見えます。みんなはどう感じたのでしょうか。今日の帰り道、作った望遠鏡をのぞいたらきっと違う景色に気づきそうですね。



◆アートは通訳いらず? …なんて☆    ◆「ここには何があるの?」

 大きな声で「REDYELLOWGREEN!」  「えっとね~お花が咲いてるょ」



◆定規のような道しるべ。         ◆道の途中の出来事を本に書きます。

                      「あそこには河童の像が…」



◆紙を丸めてテープをくるくる☆      ◆虫眼鏡でのぞきます「私のうちはどこ?」

 のぞいてみよう!!            「あ、学校こんなに小さいの?」


<参加者の声>

・地図や本を作ってとても楽しかったです(小3女子)

・他の国の人たちもきてくれてたのしかったです。(小2)


 

和紙と墨でぺたぺたにわとりを作ろう!

 今日の「み~っけ!」は、雄鶏・雌鶏・雛が大きな屏風に描かれた小茂田青樹《鳴鶏》をみて、表情やポーズから鶏の気持ちを想像して楽しみました。「どんなお話しているのかな?」と聞くと、「暑いなー!」「涼しくしてあげるわパタパタ(羽で扇いであげている)」会話が聞こえてきそうです。また、背景の余白をみて「どうなっていると思う?」「鶏がいっぱい、水車、柿の木、田舎の田んぼ」など描かれていない景色を想像しました。鑑賞の後は、色んなポーズの鶏を作ります! 筆で和紙に描くのではなく、和紙をちぎってしまいます。それを濃さの違う墨や水にピタピタ浸して段ボールの台紙にペタッと貼ると体の完成、筆ペンでくちばし、赤い絵の具でトサカをつけるとぐっと鶏らしくなりました!最後にみんなの作品を屏風のようにつなげて鑑賞しました。「遊んでいる、走っている、花の中にいる」素敵な鶏にうっとりしました。


◆「籠の中の鶏はどうしているのかな?」  ◆水にピタピタつけると段ボールにぺったり! 

 「卵を温めてる」「病気で休んでる」    うす墨、濃い墨、お水でペタペタ!



◆白と黒のきれいな羽ができていきます。  ◆とさかの赤でぐっと鶏に!

 


◆桜の花びら舞う中の羽を広げたにわとり♪  ◆歩いてみると違う鶏が顔を出します!



◆屏風になると迫力があってステキ!!

<参加者の声>

・かみでぺたぺたはるのがたのしかった(5才女子)

・最後にみんなで並べてみると一つの作品になって感動しました。(男性保護者)


 

子どもが大人★親が子どもに変身!

 今日は吹き抜け周りの彫刻3点を鑑賞しました。《ビアンキー二嬢》の年齢や性格を想像した後、「どんな仕事をしていると思う?」と聞くと、「音楽の先生、看護師、モデル、女王様」など、たくさんの答えが返ってきました。さて、今日集まった子ども達は、大きくなったらどんな姿をしているのでしょうか?今日は、保護者は子どもの成長した姿を、子どもは保護者が子どもの頃の姿を想像して、灰色の軽量紙粘土で頭像を作りました。まずはお互いにインタビュー!「ママは子どもの頃どんな子どもだった?」どの親子もちょっと照れながら自分のことを語っていました。完成した作品を並べると、ちょっと不思議な気分!私とママの年齢が逆転しています。でも、どこか僕が今のパパに似ていたり、やっぱり親子か兄弟のような作品たち。発表会で他の親子の話を聞く時も、楽しい中に心がジーンとなる感慨深い観賞会でした。

 


◆「どんな性格かな?」             ◆お父さんの小学校3年生の時 

 「優しそう!」                 



◆制作中 親子で見つめて触って寄り添って     ◆「お母さんは元気に外で遊んでたよ」

 とっても良い雰囲気


◆「俺の若いころにそっくり…。」        ◆「大きくなったら図工の先生になりたい!」

<参加者の声>

・じぶんのかおをつくるんじゃなくて、お父さんをつくってびっくりした。(小2女子)

・娘と将来のことを話す時、とても嬉しそうに笑っていたので私も嬉しくなりました。アートを通じてこういうコミュニケーションが生まれるのはいいなと思います。(保護者)