MOMASのとびら これまでの報告

みる+つくる(企画展物語) 「動いて、撮って、動かそう!」

 今日は、創作室のモニターでラルティーグさんの写真をみんなで鑑賞し、登場人物の気持ちを想像して楽しみました。8枚の写真をよく観ると、どれも浮かんでいたり、動きのある写真であることに気づきます。みんなもペアになって、公園でチェキカメラを使って「動きのある写真」を撮影しました。思いっきりジャンプしたり、手をのばしたり、撮影会はとっても楽しく大盛り上がり♪ できた作品を鑑賞した後、「どうしたら、写真が動いているようにみえるかな?」と聞くと「パラパラ漫画みたいに何枚も撮れば…!」と気づく子がいました。今日は、動きを10分割した写真を使ったゾートロープ作りに挑戦です。各自10コマの動きを考えて再び撮影、順番にチェキを並べて円盤に貼りつけます。棒を刺してくるくると回すと…コマ撮りした自分が「速く動いてる~!!」お友達のも覗いてみたり、楽しい観賞会でした。


◆「この人どうなってるのかな?」             ◆「私、飛んでる~?」

 「バランス崩して落っこちるところ?」         「ばっちり撮れたよ!」



◆空飛ぶ妖精さんの写真です☆             ◆10コマにするって難しい…。


◆ホットボンドで棒をつけたら完成!      ◆「ほら見て!動いてる~」

                        「私にも見せて~」

 

 <参加者の声>

◆まわすとうごいて見えるのがすごいと思いました。友達のも見れてよかったです。(小4女子)

◆みんなと写真がとれて楽しかったです。(小2女子)


 

み~っけ!「 てのひらでつくる わたしのおおきさ 」

 子どもたちの今の体の大きさ、手のひらの大きさは、今だけの大きさです。今日は、大きな紙の上に、いろいろな方法で、今だけの体の大きさを残していきました。まずは線で。お尻の大きさ、小さく丸まった体の大きさ、体を大きく伸ばして、かっこいいポーズ!子どもの体の輪郭を大人がなぞり、形を残します。さて今度は、新聞紙の登場です、新聞紙に水を含ませた新聞紙粘土を使って、ポーズを決めた自分のかたちに厚みを付けていきます。お尻のかたちを作ってみたり、顔をつけてみたり。色は、手のひらでつけていきましょう。カラフルな手形で、自分のステキな分身が出来上がりです。最後に自分の分身を紙に写して、お家に連れて帰りました。みんな、今の大きさも可愛いけれど、どんどん大きくなってね!

  

◆大の字ポーズ!                          ◆クレヨンでなぞってみよう。

 ぼくの大きさどのくらいかな?                  指先まで丁寧に…。

  
◆大きな新聞紙、                        ◆
濡らした新聞紙で、

 小さく小さく丸めてみよう。                   わたしの分身をつくっていこう。        


◆手のひらを使ってカラフルに!                ◆紙に写して、分身増えた!

 お父さんの手は大きいね。                   わたし、どんどん大きくなるよ。


 <参加者の声>

◆はじめてどきどきしたけどたのしかった(4才女子)

◆とても楽しかったです。子供達の初めてやる工程に笑顔でにこにこ大興奮でした。(保護者)

もますまつり

 GW“もますまつり“第2弾は、フリープログラムに「お顔をトレース★肖像画」が加わりました。参加者はお互いに透明のシートを顔に当て、マジックで目や鼻などの形を写します!「くすぐった~い!」と笑ってしまう子もいましたが、出来上がった作品はしっかりと相手の特徴をとらえています。クレヨンで色を塗ると、雰囲気のある味わい深い作品に仕上がりました。「3つ全部のプログラムをまわったよ!」「3階も地下も全部楽しかった!」と一日中美術館で楽しく過ごしてくれました。初めて来たご家族が「また来たい!」と言ってくれて、それを聞いたスタッフも大満足な一日でした。


◆おとうさんのお顔をなぞります!          ◆お顔が色んな色になってきたよ。

                         「お鼻は何色にしようかな?」


◆「あの黒い幕の中はどうなってるのかな?」 ◆リキシャカメラに向けて

                       「こっちこっち~!!見える~??」



◆いろんな動物が出来上がり♪        ◆床一面、カラフルになっていきます。

 

 

もますまつり「リキシャカメラ再登場!」「洗濯バサミで絵を描こう!」

 今日はこどもの日! 通称“もますまつり”では、フリー参加のプログラムを実施しました。連休中にも関わらず、のべ279名の方が参加して下さいました。「洗濯バサミで絵を描こう!」では、色とりどりの洗濯バサミを地下1階のセンターホールに並べてお絵かきします。思い思いの作品が完成すると、美術館がパッと明るくなります!「リキシャカメラ」は、美術家の佐藤時啓さんがバングラディシュで制作した作品です。煌びやかな装飾が施された3輪車の座席に座りカーテンを閉めると、膝の上に置いた白い板に外の景色が映し出されます。まるでカメラの中に入ったかのような不思議な体験ができるのです。初めて体験した大人の方も「お~、すごい!」と思わず声を上げていました。57日にも実施しますので未体験の方はぜひ遊びに来てください。


◆このボードに風景が映るんだって!?    ◆スタッフも遠くでアピール!動く姿が

                       見えたかな?


◆小さなお子さんもお家の方と一緒に    ◆上から見るととってもきれい!

 楽しめます!

 

親子クルーズ(MOMASコレクション) 「名画をコラージュ!」

 「人の作品を真似る」と聞くと、どこか響きが悪いのですが、MOMASコレクション第Ⅰ期第2室には、有名な作品を「引用」や「オマージュ」等をした作品が集められています。福田美蘭さんの《湖畔》《黄金の雨に変身したジュピターを迎えるダナエ》を鑑賞すると、作品の外側を想像したり、作品の一部分が入れ替わったことで、新たに作品を楽しむことができます。今日は、当館のコレクションのカラーコピーを使って、絵画や彫刻をコラージュして楽しみました。なんと名画にハサミを入れて気になる部分を切り取ります!折り紙を貼ったり、ペンで描き加えて自分の世界に作り変えていきます。「チューリップと背比べしている彫刻《ゆあみ》」「ポットからトラがでてきた!」など、想像が膨らみました。感想の中には「出来上がった作品はどれも似たものがなく、人間の想像力の無限を感じました。」と、みんなの作品を観てさらに楽しめました。


◆元の絵には何が描かれていたと思う?      ◆これは何のポーズ? どんな作品かな?


◆まずはじっくり見てみよう。        ◆切ったり貼ったりしていると夢中!

「どの作品にしようかな?」             「あ、思いついた!」  


◆線路がどんどん延びてどこへ行くのかな?   ◆親子で仲良く発表!


 <参加者の声>

◆いろいろな作品の良い部分を生かせたことや自分だけの発想をできたのでよかったです。(5年男子)

◆親子で創作することの意義は大きいと改めて感じました。(保護者)