MOMASのとびら これまでの報告

工房「壁サイを作ろう!」

 今日の工房は、階段の《ホコリ高き壁サイ、234ヶ月の歴史を駆け抜ける》を鑑賞しました。「どこに向かっているのかな?」と聞くと「山登り、獲物を捕りに、森を散歩、恋人と一緒、創作室へ向かってる」など想像が広がりました。さらにこのサイは美術館の歴史を刻んだ作品だと知り、みんなで壁や床をよく観てサイが潜んでいそうなところを探検しました。創作室に戻ったら制作です。スチレンボードをサイ形にくり抜き、片面は美術館で見つけた壁の色に、もう一方はオリジナルの模様で作ります。ミラマットを貼ってポスカで色を塗ると、カラフルになっていきます。「ところで、なぜサイがいるのでしょうか?」「埼玉、彩の国のサイ!」と子供達が答えてくれました。発泡スチロールの球に色を塗り、サイと合体させたら完成です!鑑賞会では工夫がいっぱいの素敵な<サイ玉>が並びました。こんな<サイ玉>に住んだら楽しそうですね。


階段で壁の絵を観ている。
◆「ほんとだ、こんなところにサイがいる!」


館内を子供たちが歩いている。
◆サイが隠れていたらいいな~

 

スチレンボードを切っている。
◆サイの形を描いたら、切るのはこの道具。


子供が制作しているところ。
◆サイ玉にはウサギが住んでいるのかな? 


作品が並んでいるところ。
◆世界に一つの☆サイ玉

作った作品を鑑賞しているところ。
◆ゴツゴツ・ジャリジャリ?サイの表面にこだわりました!    

 

 

<参加者の声>

・こんなところにサイがいたらいいなというのが探せて楽しかったです。(小6女子)

・色々な材料を使ってサイを作ったのが楽しかったです。(小5男子)

み~っけ! 「からだをつかって」

 今日の“み~っけ!”は、身体をいっぱい使って楽しみました。最初はモニターに映る作品を見て、ポーズや表情、人物以外も身体で真似してみます!「何になる?」と親子で相談しながら、抱っこやお相撲をとったり寝そべったりで大盛り上がり♪ 1番の難問、白髪一雄《青波》も見事に身体で再現!ところで、この作品は一体どうやって描かれたのでしょう? 実は、画家自らロープにつかまり足を筆にして力いっぱい描きました。今日は子供達も足や手を使って大きな段ボールに思い切り絵を描きました。保護者の人にしっかり掴まったら段ボールの上にジャンプ!「ぬるぬる気持ちいい~。」カラフルでダイナミックな作品が出来ました。そして、絵の具が乾いたら作品が大変身!切って組み立てると、子供が入れるお家になりました。「お家の中にも絵を描いて、あなただけの美術館にしてくださいね!」


モネの積みわらを体で三角形を作り真似している
◆ママは大きい三角!私は小さい三角!

 

白髪の作品を体で真似している親子
◆輪かな?亀かな? 線が重なってるよ!


親子で足に絵の具をつけてお絵かき
◆ぶら下がって「せ~の!」


絵の具の色を足で混ぜている 

◆「黄色が緑色になった!」なんで~???

 

色を塗った段ボールを組み立てているところ
◆簡単に組み立てられました。これは…!

 

たくさんの作品が並んだところ
◆みんなお気に入り♪「家に遊びに来て~」

 

<参加者の声>

・えのぐでペタペタするのが楽しかった。(6才)

・親子で絵の具や身体を使って作品を作ることができ、いい思い出になりました。(保護者)

みる+つくる(企画展)「○△□い生き物を描こう!」


今日のプログラムは“みる+つくる”です。展示室に行く前に、「ポスターとは何だろう?」と尋ねると、「宣伝するための大きな掲示物!」と、的確な答えが返ってきました。企画展「カッサンドル・ポスター展」を見に行って、何を宣伝するためのポスターなのか考えながら鑑賞しました。作品《ピヴォロ》には、鳥とワイングラスが描かれています。「ワインの宣伝?」小学生にもしっかり伝わっていました。次に、描かれている鳥に注目し、どんな形を使って描かれているのか考えました。「くちばしの所が三角!」「顔が丸い!」など、○や△、□が使われていることが分かりました。創作室に戻ると制作です。今日は、○△□を使って生き物を描きました。テンプレートを使ってデザインしたら、折り紙を切って貼って完成させました。オリジナルの文字もデザインすると、気分はもうデザイナー!素敵な生き物がたくさん生まれました!


◆尾羽の所は長方形だね!


◆テンプレートを使って描くと楽しいな~


◆レタリングにも挑戦だ! 文字もキュート!


◆「僕は三角と四角をつかってインコを描きました!」素晴らしい!!!


<参加者の声>

・まるしかくさんかくでどうぶつがつくれるなんてびっくり。(小1女子)

・テーマもとてもおもしろくて、作るときにワクワクしました。(小6女子)

 


アート★ビンゴ 「りんどう」

今日のビンゴの問題は、MOMASコレクションの古川吉重さんの作品を見て、自分で題名をつけるとしたら何か考えたり、グッドデザインの椅子《XL(プランクトン1.8)》のように大きくなったら面白いと思うものを想像して楽しみました。また、齋藤春佳さんの絵を隅々までよ~く観ると「花、スマホ、手をつないでいるところ、ショートケーキ、餃子、おしり?」日常で見かける好きなものがたくさん見つかり絵の世界を身近に感じました。最後にお互いの答えを見合わせると、ユニークな答えに驚かされたり、感心したり、楽しく会話がはずみます。来年度も実施予定ですので是非ご参加ください。


斎藤春佳さんの作品をみているところ
◆この人はここで何してるのかな。  

ポスターをみてビンゴに答えているところ     

◆「緑のところが扉かな!」「どこにつながるの?」

アーガイルという椅子に座っているところ
◆素敵な椅子だね!何て名前にしようかな?

ビンゴを見せ合ってお話ししているところ
◆ホットケーキが大きくなったらいいね。花まる~!

 


 

親子クルーズ「 お面をつけて 作品の中へ 」

作品をよく見ていると、なんだか物語が浮かんでくることも…? 今日のMOMASの扉は親子で参加! MOMASコレクション展で展示中の、谷川晃一《jazz》シリーズを鑑賞しました。どんな色がある?形は?場所はどこかな?・・・まだ少し、作品と仲良くなれていません。そこで、《jazz》シリーズから大学生たちが考えた物語の朗読を聞いてもらいました。作品の中で、家族を探す物語です。朗読が終わると、作品の中から飛び出したようなお面が登場!みんなも、作品の中に入れそうな家族のお面をつくってみましょう。今日はなんと、親子別々に制作します。絵具やペンキ、ステンシルを駆使してお面が出来上がり。仕切りを外してみると、別々で作っていたはずのお面が、親子で似た形や色をしています!《jazz》の中に入ったとしても仲良し親子。お面を付けてもう一度作品を見に行くと、なんだか本当に中に入って遊べそう。これからも、親子でいろんな美術作品を、自由に楽しんでくださいね。

谷川晃一さんの作品を親子で鑑賞

◆展示室にて《jazz》シリーズを鑑賞。どんな色や形があるかな?


大学生の朗読を聞いている
◆大学生が作った朗読劇を聴きます。物語に集中…。

お話が終わると仮面を被った大学生が登場

◆不思議なお面が登場!みんなも作ってみよう。

お面の制作の様子 親子で別々に制作

◆大人チームも子どもチームも一生懸命。どんなお面が出来るかな。

親子で対面!色がそっくり
◆別々に作っていたのに、そっくりなお面が出来た!家族って不思議だねえ。

お面をつけて再び展示室へ

◆お面を付けて、再び展示室へ。似た形を発見!

<参加者の声>

・たいへんなこともあったけど、すごくたのしかったです。(小1女子)

・親子の共通点がみなさんにあり、鑑賞もうれしい時間でした。家族という着眼点がもたらす幸せな時間でした。(保護者)