MOMASのとびら これまでの報告

わくわく鑑賞ツアー

 今日は『わくわく鑑賞ツアー』、新しいフリー参加プログラムです。MOMASの扉のチラシを見て約40人の家族連れが集まってくれました! 今日は、彫刻作品《果実の中の木もれ陽》や《ダミアン神父像》、シャガールの絵画《二つの花束》をみんなで楽しくお話ししながらみました。最後はグッドデザインの椅子に座って楽しみました。オレンジ色の《プリマーテ》という椅子には、大小の座れそうなところが二つあります。「どうやって座るのかな?」と聞くと、小さな方がハンドルになって「ゴーカートの運転手!」、小さいところに娘さん、大きな方にお父さんが座り「仲良く抱っこ椅子!」と色んな座り方ができました。美術館の作品が楽しめるツアーは1回45分位で内容は日によって変わります。次回は910日。ぜひお友達やご家族でお楽しみください♪

 


◆「これ何だろう~?」「じゃが芋!?」     ◆彫刻の穴をのぞくと… 

 「前から気になっていたのよね。」       「あ。プラネタリウムみたい☆」



◆「何が描いてあるかな?」            ◆あれ?旗を持ちたかったのね♪

 「あ!こんなところに…!!」          「この像、優しそうな目だよ!」


                           

◆「この椅子どうやって座ろうかな?」       ◆こんにちは~!

                          スタンプをたくさんためてね☆

みる+つくる(MOMASコレクション) 「絵にぴったりの額縁を作ろう!」

 今日は、MOMASコレクションから4作品を、スタッフの埼玉大学の学生と一緒にじっくり鑑賞しました。モネの《ジヴェルニーの積みわら、夕日》をみて「どんな気持ちになるかな?」と聞くと、「きれいでやさしい気持ちになる」「誰もいなくて寂しい気持ちになる」など絵から感じた気持ちをたくさん話してくれました。今日は一番心に残った絵にぴったりの額縁を作ります。全員で見たシャガール《二つの花束》は、お花が咲いていたり、幻想的に描かれた空が素敵で大人気。白いパネルの額縁に、作品に登場するお花を折り紙で作って貼ったり、絵でも使われている紫や黄色をマジックで塗り、どんどん素敵な額になりました。観賞会では、絵の中で好きなところや額縁作りで工夫したところを発表しました。みんな笑顔で作品を持ち帰りました。きっとお家で家族に今日観た絵の話をするのかな…☆

 


◆どきどきの展示室!          ◆「ここの家は暗いね。どうしてかな?」

 みんなとお話し楽しいぞ♪        「昔の家」「雨が降ってるから!」「人がいないから夜?」



◆初めてのお友達もみんな仲良く      ◆ピカソの絵って不思議だったな!

 さぁ、つくるぞ~!!           カラフルな額縁が合うかも☆



◆「シャガールの絵から音楽が聞こえてきそう…」 ◆絵の魅力を紹介したり、「みんな

 「額縁にピアノをつけたよ!」「素敵だ~♪」   工夫して作ったんだな~」感心感心!


 <参加者の声>

◆えをみるのがたのしかった。(1年女子)

◆いろいろなげいじゅつかのさくひんを見られてよかった(3年男子)

み~っけ!「大きな彫刻を作ろう!」

 今日のみ~っけ!は創作室を飛び出して、青空のもとで行いました。6月とは思えない暑さにもめげずに、屋外彫刻5点をお散歩しながら鑑賞しました。初めに参加した親子に渡されたのは傘袋☆ これを息で膨らましたものを2本つなぐと、風船のにょろにょろ動く棒ができます!正面玄関の横にある《Cycle90°》と見比べると何だか動きも形も似ている気がします。今日は傘袋のビニールでできた棒を使って、大きな彫刻を参加者全員でつくりました。最初2本だった棒を三角形になるように、セロテープでどんどんつなげると、あっという間にジャングルジムのような大きな立体になりました。お祭りの御神輿を担ぐようにして、みんなで動かしてみます。みんなもビニールのはっぴ姿で気分は最高調!《果実の中の木もれ陽》の前で記念撮影☆今日も楽しかった♪

 


◆「あ、あの彫刻動いてる!!!」       ◆「この像背が高いな~。」        

       


◆すごいすごい!どんどん大きくなるよ!    ◆「さぁ、運ぼう!!」

                          

◆軽くて「わっしょい♪わっしょい♪」     ◆橋本さんの作品に大きさで近づいた☆

                     

                

 <参加者の声>

◆風船作るのが一番楽しかった。(5才男子)

◆身近な材料を使って、全員で1つのものを作れてとても楽しかったです。(保護者)

 

彫刻あらいぐま「あらって見よう!彫刻作品」

 今日は今年からスタートした『彫刻あらいぐま』です。普段は触れない彫刻作品を洗いながら体全体で鑑賞した後、彫刻作品を親子で再現するプログラムです。こんなワークショップは日本で初めてかもしれません!! 特別に彫刻洗って十数年のプロの先生方をお招きし、「彫刻をずっと洗わないとどうなるのかな~?」と考えたり、緑青などの汚れについて学びました。洗う彫刻はボテロさんの《横たわる人物》と、橋本真之さんの《果実の中の木もれ陽》です。中性洗剤を付けてスポンジで優しく洗うと、彫刻の大きさや形、質感を感じることができました。心を込めて洗うと、彫刻を大切にする気持ちや、愛着も芽生えます♪ 洗った後は粘土で彫刻づくり☆ 彫刻の形を思い出しながら「ここはこうなっていた!くっつけよう!」「穴をあけよう!」と、親子で協力して再現しました。美術館の彫刻にも負けない力作が勢ぞろい!作品に込めた思いをみんなで発表して、とても楽しい観賞会になりました。

 


◆彫刻の素材について勉強中!        ◆「ボテロさんは何を考えているのかな?」

 「色が変わってしまうのはどれかな?」        「気持ちいいな~鳥の声が聞こえる。」




◆高圧洗浄機体験に子供も大人もワクワク☆  ◆彫刻をすみずみまで観察しながら

                           ピッカピカにします☆


◆親子で合体!力強く動きがあるのは     ◆「ぼくがここをつなげたよ!」

 しっかり観てきたからかな~?         「お父さんは果実がはじけたところ」

                     

                

 <参加者の声>

◆ふだんさわれない彫刻にさわれた!粘土も楽しかった。またやりたい(中1女子)

◆ただ洗うだけでなく自分で作って作品を思い浮かべることで作品への親しみが増しました(保護者)

工房「世界に一つ!自分だけの漢字を作ろう!」

 今日の工房は、中国の美術家である徐冰(シュービン)さんの作品《析余鑑》を鑑賞しました。木版で摺られた文字がびっしりと並んでいる頁が綴じられています。「どれか読めるかな?」と見てみると、「はじっこが”友”っぽい、けど読めない・・・難しい。」「大人なら読める?あれ?読めない。」「なんでだろう?」と推理が始まります。この文字は、実は全部作者の創作漢字なのです。今度は「みんなも創作漢字を作ろう!」というと、みんなちょっと自信がなさそうな顔になりました。でもそこは大丈夫!小学1年生にもできるように、みんなの名前をカタカナにして、カタカナを伸ばしたり、分解したりして格好よく並べていきました。スチロールパネルを凹ませて版を作り、木の取っ手をつけると創作漢字の判子ができあがりました。自分の名前を表した創作漢字を、みんな大切にしてくださいね。



◆「どれか読めるかな?」            ◆「これで決まり☆」

 「走るっ…?」「習ってないから読めないよ~」   いっぱい工夫したね~!



◆僕の色は…青かな!!             ◆判子が完成!押すの楽しい♪

 

◆どれもありそうな漢字っぽい!!        ◆観賞会ではクイズをしました。

                          僕の名前わかったかな~?

                                     

 <参加者の声>

◆くふうしてかん字をつくれたのでよかったです。(小2男子)

◆顔みたいに作れておもしろかったです。(小2女子)

 

みる+つくる(企画展物語) 「動いて、撮って、動かそう!」

 今日は、創作室のモニターでラルティーグさんの写真をみんなで鑑賞し、登場人物の気持ちを想像して楽しみました。8枚の写真をよく観ると、どれも浮かんでいたり、動きのある写真であることに気づきます。みんなもペアになって、公園でチェキカメラを使って「動きのある写真」を撮影しました。思いっきりジャンプしたり、手をのばしたり、撮影会はとっても楽しく大盛り上がり♪ できた作品を鑑賞した後、「どうしたら、写真が動いているようにみえるかな?」と聞くと「パラパラ漫画みたいに何枚も撮れば…!」と気づく子がいました。今日は、動きを10分割した写真を使ったゾートロープ作りに挑戦です。各自10コマの動きを考えて再び撮影、順番にチェキを並べて円盤に貼りつけます。棒を刺してくるくると回すと…コマ撮りした自分が「速く動いてる~!!」お友達のも覗いてみたり、楽しい観賞会でした。


◆「この人どうなってるのかな?」             ◆「私、飛んでる~?」

 「バランス崩して落っこちるところ?」         「ばっちり撮れたよ!」



◆空飛ぶ妖精さんの写真です☆             ◆10コマにするって難しい…。


◆ホットボンドで棒をつけたら完成!      ◆「ほら見て!動いてる~」

                        「私にも見せて~」

 

 <参加者の声>

◆まわすとうごいて見えるのがすごいと思いました。友達のも見れてよかったです。(小4女子)

◆みんなと写真がとれて楽しかったです。(小2女子)


 

み~っけ!「 てのひらでつくる わたしのおおきさ 」

 子どもたちの今の体の大きさ、手のひらの大きさは、今だけの大きさです。今日は、大きな紙の上に、いろいろな方法で、今だけの体の大きさを残していきました。まずは線で。お尻の大きさ、小さく丸まった体の大きさ、体を大きく伸ばして、かっこいいポーズ!子どもの体の輪郭を大人がなぞり、形を残します。さて今度は、新聞紙の登場です、新聞紙に水を含ませた新聞紙粘土を使って、ポーズを決めた自分のかたちに厚みを付けていきます。お尻のかたちを作ってみたり、顔をつけてみたり。色は、手のひらでつけていきましょう。カラフルな手形で、自分のステキな分身が出来上がりです。最後に自分の分身を紙に写して、お家に連れて帰りました。みんな、今の大きさも可愛いけれど、どんどん大きくなってね!

  

◆大の字ポーズ!                          ◆クレヨンでなぞってみよう。

 ぼくの大きさどのくらいかな?                  指先まで丁寧に…。

  
◆大きな新聞紙、                        ◆
濡らした新聞紙で、

 小さく小さく丸めてみよう。                   わたしの分身をつくっていこう。        


◆手のひらを使ってカラフルに!                ◆紙に写して、分身増えた!

 お父さんの手は大きいね。                   わたし、どんどん大きくなるよ。


 <参加者の声>

◆はじめてどきどきしたけどたのしかった(4才女子)

◆とても楽しかったです。子供達の初めてやる工程に笑顔でにこにこ大興奮でした。(保護者)

もますまつり

 GW“もますまつり“第2弾は、フリープログラムに「お顔をトレース★肖像画」が加わりました。参加者はお互いに透明のシートを顔に当て、マジックで目や鼻などの形を写します!「くすぐった~い!」と笑ってしまう子もいましたが、出来上がった作品はしっかりと相手の特徴をとらえています。クレヨンで色を塗ると、雰囲気のある味わい深い作品に仕上がりました。「3つ全部のプログラムをまわったよ!」「3階も地下も全部楽しかった!」と一日中美術館で楽しく過ごしてくれました。初めて来たご家族が「また来たい!」と言ってくれて、それを聞いたスタッフも大満足な一日でした。


◆おとうさんのお顔をなぞります!          ◆お顔が色んな色になってきたよ。

                         「お鼻は何色にしようかな?」


◆「あの黒い幕の中はどうなってるのかな?」 ◆リキシャカメラに向けて

                       「こっちこっち~!!見える~??」



◆いろんな動物が出来上がり♪        ◆床一面、カラフルになっていきます。

 

 

もますまつり「リキシャカメラ再登場!」「洗濯バサミで絵を描こう!」

 今日はこどもの日! 通称“もますまつり”では、フリー参加のプログラムを実施しました。連休中にも関わらず、のべ279名の方が参加して下さいました。「洗濯バサミで絵を描こう!」では、色とりどりの洗濯バサミを地下1階のセンターホールに並べてお絵かきします。思い思いの作品が完成すると、美術館がパッと明るくなります!「リキシャカメラ」は、美術家の佐藤時啓さんがバングラディシュで制作した作品です。煌びやかな装飾が施された3輪車の座席に座りカーテンを閉めると、膝の上に置いた白い板に外の景色が映し出されます。まるでカメラの中に入ったかのような不思議な体験ができるのです。初めて体験した大人の方も「お~、すごい!」と思わず声を上げていました。57日にも実施しますので未体験の方はぜひ遊びに来てください。


◆このボードに風景が映るんだって!?    ◆スタッフも遠くでアピール!動く姿が

                       見えたかな?


◆小さなお子さんもお家の方と一緒に    ◆上から見るととってもきれい!

 楽しめます!

 

親子クルーズ(MOMASコレクション) 「名画をコラージュ!」

 「人の作品を真似る」と聞くと、どこか響きが悪いのですが、MOMASコレクション第Ⅰ期第2室には、有名な作品を「引用」や「オマージュ」等をした作品が集められています。福田美蘭さんの《湖畔》《黄金の雨に変身したジュピターを迎えるダナエ》を鑑賞すると、作品の外側を想像したり、作品の一部分が入れ替わったことで、新たに作品を楽しむことができます。今日は、当館のコレクションのカラーコピーを使って、絵画や彫刻をコラージュして楽しみました。なんと名画にハサミを入れて気になる部分を切り取ります!折り紙を貼ったり、ペンで描き加えて自分の世界に作り変えていきます。「チューリップと背比べしている彫刻《ゆあみ》」「ポットからトラがでてきた!」など、想像が膨らみました。感想の中には「出来上がった作品はどれも似たものがなく、人間の想像力の無限を感じました。」と、みんなの作品を観てさらに楽しめました。


◆元の絵には何が描かれていたと思う?      ◆これは何のポーズ? どんな作品かな?


◆まずはじっくり見てみよう。        ◆切ったり貼ったりしていると夢中!

「どの作品にしようかな?」             「あ、思いついた!」  


◆線路がどんどん延びてどこへ行くのかな?   ◆親子で仲良く発表!


 <参加者の声>

◆いろいろな作品の良い部分を生かせたことや自分だけの発想をできたのでよかったです。(5年男子)

◆親子で創作することの意義は大きいと改めて感じました。(保護者)