MOMASのとびら これまでの報告

2022/1/22、3/5 工房「まるまるあなだらけのランプシェードをつくろう!」

橋本真之《果実の中の木もれ陽》を鑑賞していると、何かの形にみえてきます。「ライオンのたてがみ~」「胃腸みたい!」など、どんどんイメージが広がります。近づいてみると、たくさんの穴があいていることに気付きました。「キラキラしてるね。」「お星さまみたいだね。」穴からあふれる光もとてもきれいな作品です。鑑賞の後は、みんなも作品づくりにチャレンジ。橋本さんの作品のような、穴がたくさんのランプシェードをつくります。まずは、ランプシェードの展開図を描きます。「ギザギザ」、「ほわほわ」、好きな形に切って、穴あけパンチで穴をあけます。最後にランプシェードの形に組み立てて、ライトにかぶせたら完成です!暗くした部屋でみんなの作品をみると、「天井にも光の形がうつった!」「魚みたいな形があるよ!」部屋全体が作品のようです。組み立て方で、光のかたちが変わったり、光が重なったりして、うっとりするような光の空間になりました♪

 

屋外彫刻を鑑賞します

◆「何にみえるかな~?」

 

展開図を描きます

◆いろんな形!どこから切ろうか?

 

描いた形を切っていきます

◆どんどん切っていくよ!

 

 

穴あけパンチで穴をあけます

◆「ここには穴をたくさんあけよう!」

 

ライトを入れてみます

◆そっとライトにかぶせると…

 

つくったものを展示して鑑賞します

◆光が重なってすてきな空間に!!

 

(参加者の声)

・てんじょうにうつった光がきれいだった。(小3)

・さくひんをつくったら、さくひんのことがよくわかった。(小1)

 

 

2022/2/19 工房 SMFプログラム「和紙を貼って貼って〇ランプ!□ランプ!」

 今日のMOMASのとびらはアーティストのみゃうかさんをお招きしてのプログラムです!最初にみんなが集まった部屋は薄暗く、そこには優しく光る作品がたくさんありました!それらは、講師のみゃうかさんが和紙で制作した作品だったのです。今回はみゃうかさんに和紙の魅力を教えてもらいながら、ランプづくりに挑戦します。まずは、和紙の上にお花紙を貼って好きな模様や図柄をつくります。「海の中をイメージしたよ!」「お花のかたちにしよう」想像を広げていきます。次に、もう1枚の和紙を上から重ねて貼ります。最後に、ランプのかたちの土台になる円柱と角柱それぞれに、和紙を貼りつけて完成です!作品づくりの後は、部屋を暗くしてみんなの作品をみていきます。「プレゼントみたい!」「重なっているところがきれい!」和紙やお花紙がライトの光で浮かび上がりました。和紙の魅力をたくさん知ることができたワークショップでした♪

 

 

和紙の原料について話をききます

◆和紙の原料「楮(こうぞ)」です!

 

お花紙で模様を考えます

◆「やわらかいイメージの作品をつくろうかな~」

 

講師と貼り方を確認します

◆みゃうかさんと一緒に確認!

 

完成した作品です

◆〇ランプ!□ランプ!イメージを変えてみました~

 

部屋を暗くして作品鑑賞です

◆みんなで鑑賞会!

 

参加者の声

・和紙のいろいろな種類がわかりました。暗い所できれいに光るところが楽しかったです。(小3)

・和紙の組み合わせやライトの組み合わせなどをかえるだけで、また違った世界ができてとても楽しかったです。(小4)

 

 

2022/2/5,2/12 親子クルーズ「色やかたちで伝えよう!ここが好きだよ、すてきだよ。」

 今回の親子クルーズでは、マルク・シャガール《二つの花束》を鑑賞しました。「鳥やお花が描いてあるよ。」「月もある!」作品の中には、身近なものもたくさん描いてありました。そして、絵の右下をよ~くみると、人の顔が!実はこの人がシャガール本人で、頭に乗せている黄色の花や左の赤い花は、シャガールの奥さんや娘さんをイメージしたのでは…と考えられるのです。今日は、そんなシャガールさんのように、親子でお互いのイメージを色やかたちで表していきます。まずは、相手のどんな部分を表現するか考えます。イメージが決まったら、メインとなる素材にゆび絵の具で色を塗っていきます。「優しい色~」「元気な色!」お互いの性格や雰囲気を表す色で染まっていきます。素材を乾かしたら、相手のイメージに合った形に切って針金に接着し、お花のような作品が完成!同じ材料でも、その人らしい色やかたちになって、いつまでも飾っておきたくなるような作品ができました♪

 

作品を鑑賞しています

◆「何が描かれているかな~?」

 

絵の具を使って制作しています

◆「緑色を両手で…やさしいイメージ!」

 

色をつけた素材を組み立てていきます

◆「強そうな形をつくるぞ!」

 

自分の作品について発表しています

◆つくった人の説明を聞くと、色やかたちに納得!

 

親子の作品を並べてみました

◆相手のイメージが詰まった作品が出来上がりました! 

 

参加者の感想

・人を人じゃないものであらわすのはむずかしかったけど、つくるのが楽しく、そうぞう力がアップしたと思います。(小2)

・家庭では用意するのが大変な絵の具や材料を使っての制作で、面白かったです。(保護者)

 

2022/1/8、1/15 フリープログラム「MOMASを冬色に染めよう!」「お気に入りの椅子をみつけよう!」「MOMAS探検隊!」

 あけましておめでとうございます。2022年のMOMASのとびらは、3つのフリープログラムからスタートです。「MOMASを冬色に染めよう!」では、お花紙や針金などを使って、自分が考える「冬」を作り、MOMASの文字の形をした巨大なオブジェに接着していきます。「こたつにみかん~」「寒い色を合わせたよ!」目に見えるものだけでなく、冬の音やにおいもイメージして作りました。「お気に入りの椅子をみつけよう!」では、いろんな角度から椅子をみたり、お尻で座り心地も確かめたりして、自分にぴったりの椅子をみつけました。「MOMAS探検隊!」では、館内の作品をじっくりみることで、今までとは違った感じ方や考え方ができました。美術館の裏側も探検して、MOMASに詳しくなったかもしれません。フリープログラムは、1回の活動時間が短いので美術館に初めて来る方にもおすすめです!

 

冬色にしているところ 

◆できた「冬」をどんどん飾っていきます。

 

 冬色MOMAS

◆冬色MOMASの完成!

 

 椅子の後ろを鑑賞しているところ

◆椅子の後ろはどうなっているんだろう?

 

 椅子に座って鑑賞しているところ

◆ちょうどいいフィット感♪

 

 壁面を鑑賞しているところ

◆サイが歩いているよ!

 

館内作品を鑑賞しているところ

◆この作品…宇宙から飛んできたのかな?

フリープログラム「お気に入りの椅子をみつけよう!」「MOMAS探検隊!」「洗濯ばさみで絵を描こう!」

 2021年最後のMOMASのとびらは、フリープログラムを3つ行いました。「お気に入りの椅子をみつけよう!」では、やわらかい触り心地の椅子やカクカクした形の椅子などいろいろな椅子に座り、目だけでなくおしりでも鑑賞します。「MOMAS探検隊!」では、美術館の中を探検し、展示室以外にある作品を見つけていきます。美術館の窓から見える公園にも、多くの作品があることに気付きました。「洗濯ばさみで絵を描こう!」は、久しぶりのプログラムです。たくさんの洗濯ばさみを床に並べたり、つなげたりして模様や形を作っていきます。「長くて強いドラゴン!」「虹や星の空の模様だよ~」楽しみながら進めていくと、会場がどんどんカラフルに♪みんなの模様や形が集まると、まるで一つの作品のようになりました。パワーあふれる作品が出来て、みんなでよい年が迎えられそうです♪

 

さまざまな角度から鑑賞します

◆「ここもきもちいいよ~」

 

全身を使って鑑賞します

◆「椅子だけど…くぐっちゃえ!」

 

展示されている椅子は目でみて鑑賞します

◆「下からのぞくと、何にみえるかな?」

 

親子で感じたことを伝え合います

◆この作品はどこからきたのでしょう?

 

模様や形をみながら置いていきます

◆洗濯ばさみをどんどん並べていきます!

 

模様や形を鑑賞します

◆みんなの作品が集まって大きな作品ができました!

 

みる+つくる「動く生き物?! あんな動き?こんな動き!」

 2階で開催中の企画展「大・タイガー立石展」で、タイガー立石《汝、多くの他者たち》を鑑賞し、生き物が動いているように見えるしかけの作品づくりに挑戦しました。まずは、動かしたい生き物を描き、その形の輪郭だけ透明シートを使って写します。写しとった形はスタッフが切り抜いて型にします。その間に、みんなは背景づくり。様々な色や形を透明折り紙で表現しました。背景の雰囲気をみながら、出来上がった生き物の型を使って、別の透明シートに同じ形を描いていきます。シートは全部で7枚。1枚ずつ少し型を動かして描いていきます。シートを重ねると…なんだか生き物が動いているように見える作品が完成です!背景と合わせて立体的になりました。最後に全員の作品を一斉に吊るしてライトアップ!みんなが描いた生き物たちの足音が聞こえてくるようでした♪

 

展示室で作品を鑑賞します

◆「太陽も馬も動いているみたい!」

 

生き物を描いています

◆「どんな生き物を描こうかな~?」

 

背景を作ります

◆「背景には丸を入れた世界を作ろう」

 

シートの順番を考えます

◆「動かすのは、この順番にするよ!」

 

吊るして鑑賞します

◆全部並ぶとにぎやかになりました☆

 

(参加者の声)

・少しずつキャラクターの向きを変えて、命がふきこまれたように感じる作品ができてよかったです。(小4)

・ほんとうにうごいているようにみえたのでおもしろかったです。(小2)

 

み~っけ!「キラキラ枢機卿に大変身!」

「み~っけ!」は、コロナ禍での中止が続き、なんと約2年ぶりです!地下1階のジャコモ・マンズー《枢機卿》の鑑賞からスタートです!「寒いのかな~」「ここで眠っちゃったのかも…」と、ポーズや表情から作品の気持ちを考えます。作品の姿になりきったら、もっと作品の気持ちがわかるはず!そこで、みんなも枢機卿のようにマントや帽子を身に着けます。でも、みんな真っ白で同じ…だから、自分だけの模様を描いておしゃれにします!描ける部屋に移動して、絵の具で模様をつけます。「くるくる、水が流れるよ!」「とんとんとん、リズムよく♪」好きな模様でマントがカラフルになっていきました。途中、描いていると停電が!?暗くなった部屋では、ブラックライトでみんなのマントが光りました!光る模様を楽しみながら、もっともっと描いていきます。最後はみんなでお披露目ランウェイ♪ポーズも決まって、枢機卿もびっくりの作品ができました。

 

作品が身に着けているものに注目しています

◆「ながい帽子だな~」

 

作品の真似をしながら鑑賞します

◆お膝の上で作品と同じポーズ!

 

絵の具で好きなものを描きます

◆「次はどんな模様にしようかな~?」

 

蛍光絵の具がブラックライトで光ります

◆ブラックライトで絵の具が光のようにみえました!

 

マントを身に着けて鑑賞します

◆背中にもたくさん模様が描けました♪

 

 

 

(参加者の声)

・みんなきれいだった(6歳)

・今日のイベントに参加させて頂いて、難しく考えず、芸術に触れていきたいと感じました。(保護者)

 

もますまつり「お気に入りの椅子をみつけよう!」「MOMAS探検隊!」

 県民の日、もますまつりを行いました!「お気に入りの椅子をみつけよう!」では、いくつかの当館所蔵のグッドデザインの椅子から自分のお気に入りをみつけます。「ふわふわだ~」「岩みたい!」など、座り心地や色、形から椅子のよさを感じ取り、自分のいちばんの椅子をみつけることができました。「MOMAS探検隊!」は、館内のいろいろなところにある作品をみつけたり、美術館の裏側をみたりしながら、美術館を探検していきます。「このくちびるの椅子はキュウリを食べそう!」「サイが行進してる!」「大きなエレベーターだ!」今まで気づかなかった美術館の作品や裏側を知って、「MOMAS博士」が増えたかもしれません。もますまつりは1年に1度しかありませんが、来年も県民の日に実施する予定です。ぜひ、埼玉県立近代美術館に遊びにきてくださいね♪

 

家族で椅子の鑑賞をします

◆「どんな座り方をしようかな~」

 

下からもみてみます

◆さあ、この椅子は何かに似ているかな?

 

作品中の登場人物になって考えてみます

◆この絵の中でかくれんぼするならどこにしよう?

 

近くから遠くから作品をみてみます

◆「中からちょうちょが出てくるかも!」

 

みる+つくる「ニューMOMAS?! 進化する建物を作ろう!」

 今回みる作品は、埼玉県立近代美術館で一番大きい作品…《埼玉県立近代美術館》(美術館の建物)です!黒川紀章が設計したこの美術館をよく見ると、多くの四角があります。実はこの四角、細胞をイメージしたものです。細胞のように、成長していく美術館でいてほしいという気持ちが込められています。みんなで美術館を探検したら、わくわくする作品がたくさんありました。黒川紀章は《東京計画 1961-Helix計画》という、人口の成長とともに、建物も上へ上へ成長する建物も考えました。そこで今日はみんなも、進化する建物をつくります!木材をグルーガンでつけて、組み立てていきます。「動物の中に住める建物~」「戦う家にしたよ!」「横にどんどん広がる家だよ~」アイデアいっぱいの進化する建物がたくさんできました♪埼玉県立近代美術館も負けていられません!美術館に来たら建物にも注目してみてくださいね。

 

美術館を鑑賞します

◆美術館の入り口~!入る時には気づかなかった四角がたくさん!

 

組み合わせて制作します

◆「どんどん大きくしていくぞ!」

 

素材を重ねていきます

◆何段にも重ねると…どんな建物になるかな♪

 

高さを出すためにいろいろな角度からみていきます

◆「しっかり押さえて高くしよう!」

 

出来上がった作品を鑑賞します

◆「鳥がとまれる建物をつくったよ!」

 

 

(参加者の声)

・木のぼうでつくるのは少しむずかしかったけれど、またやりたいです!(小4)

・70かいをこえるたてものをつくれてびっくりしました。(小1)

 

親子クルーズ「生き物発見! どんな生物?こんな生き物!」

 今回の親子クルーズは、最上壽之《バッ ドラネコミャオ―》をみるところからスタートです。2匹の猫をイメージした作品ですが、この2匹はどんな関係だと思いますか?「親子で親が子どもをだっこしているところ!」「ライバル関係なのかな」など、作品のかたちや雰囲気から考えます。展示室の作品にはスポットライトが当たっているので、影が強そうにみえたり、重さを感じたりすることにも気づきました。展示室での鑑賞の後は、みんなで作品つくりに挑戦です。クリアでカラフルなスプーンやフォーク、洗濯ばさみを使って生き物を作ります!そして作った作品には《バッ ドラネコミャオ―》ように響きの楽しい題名も考えます。愛情たっぷりの生き物、かっこいい生き物、それぞれ工夫がいっぱいです。最後には展示室の作品のようにライトアップ!素材が光って影には色がつき、《バッ ドラネコミャオ―》もびっくりの生き物が誕生しました♪

 

ライトが当たっている作品を鑑賞します 

◆下から、横から、のぞいてみよう!

 

パーツを選んで制作します

◆「この組み方にしようかな~?」

 

見せたい角度を見せて作った作品を紹介します 

◆「ビューンと飛ぶドラゴンを作ったよ!」

 

展示作品のようにライトさせて鑑賞します

◆ライトを当てると…別の生き物!?

 

(参加者の声)

・ライトをあてたらかっこよくなってうれしかった。(小2)

・子どもと創作する機会はめったになく、自身のみでも創作する胸のワクワク感がなつかしく楽しかったです。(保護者)

 

彫刻あらいぐま

約1年ぶり!コロナ禍で中止していた彫刻洗浄プログラム「彫刻あらいぐま」の復活です!なぜ彫刻を洗うと思いますか?「汚れているから」「洗うと彫刻が気持ちいいから」と、最初に彫刻の気持ちにもなって考え、実際に洗う作品の素材や大きさについて知ります。今回は、山本信《這うものたちの午後の眠り》柳原義達《道標 鳩》を洗います。でも、大切な作品を洗うのに洗い方を間違えたり、傷つけたりしては大変です。そこで、彫刻あらいぐまでは、彫刻を洗うプロのスタッフが一緒に活動します。彫刻洗いのプロとお話ししながら作品を洗っていると、「タイルが光ってきた!」「後ろはこうなっていたんだね!」と、普段気づかない発見がありました。最後は彫刻もピカピカになってとても気持ちよさそう♪5月と9月のみのプログラムですが、作品を洗って鑑賞したい方はぜひ来てくださいね!

 

 

プロに洗い方を聞きます

◆彫刻洗いのプロに洗い方を聞きます。

 

作品をよくみて洗います

◆「細かいところもきれいにしよう!」

 

洗って流していきます

◆「水で流すと色が明るくなった!」

 

洗った彫刻を鑑賞します

◆違う彫刻も洗い方を教えてもらってチャレンジ!

 

 

(参加者の声)

・ちょうこくによって工夫がちがった。(小3)

・タイルの作品が水にぬれると色鮮やかに光ってキレイでした。

 よく利用している公園の新たな魅力が見られてよかったです。(保護者)

 

フリープログラム「お気に入りの椅子をみつけよう!」「MOMAS探検隊!」

 今回のフリープログラムは「お気に入りの椅子をみつけよう!」と「MOMAS探検隊!」です。「お気に入りの椅子をみつけよう!」では、自分のお気に入りの椅子をみつけるために、色んな角度から椅子をみてその椅子のすてきなところを探します。椅子の形をみて、「風船みたい!」「鳥みたい!」よーく見たら、座ってお尻でも鑑賞します。「ずっと寝ていられそう~」「思ったよりもやわらかい!」一人ひとりのお気に入りがみつかりました♪「MOMAS探検隊!」では、展示されている作品や美術館の裏側をみながら美術館を探検します。「この作品初めてみた!」「何で出来ているのかな…」初めての参加者もベテランの参加者もたくさん発見をしました。また美術館に来た時には新たな発見があるかもしれません!次の探検隊でお待ちしています♪

 

 

お尻で椅子の鑑賞中です

◆「どの椅子がいいかな~」

 

気になる椅子を選びます

◆座り心地はいかがですか~?

 

 

館内の椅子を鑑賞します

◆「このくちびるに食べられそう…」

 

 

展示室の外にも作品があります

◆こんなところにも作品が!

 

 

みる+つくる「色のリズムで!アーティスト♪」

 この夏最後のサマー・アドベンチャーは、気持ちを手で表現するところからスタート!手を大きく叩いたり、ゆっくり叩いたりするリズムによって「うれしそう〜」「びっくりしてる!」同じ叩き方でも感じ方は人それぞれです。「リズム」は絵の中にもあるかも!?ということで、たくさんの作品からリズムを感じます。白髪一雄《青波》を前に「動いてるみたい!ぐーるぐる!」「ぼこっとしてる…ぼこっぼこっ!」など、作者の表現から作品のリズムをみつけます。展示室から制作する部屋に戻ったら、みんなも絵具でリズムよく描きます。なんと今回は手だけで描きます!最初は普通のサイズの画用紙に描きましたが、最後は机いっぱいに広がる大きな紙にむかってアーティスト気分で大胆に描いていきます。絵の具をたくさん手につけて「ぐーんとのばしたよ!」、はじくように「パシャパシャと手を振って絵の具を飛ばしたよ!」どの作品も動きのある、リズム奏でる作品になりました♪ 

 

展示室で作品を鑑賞します

◆「バシャバシャ!シャチの口みたい!」

 

 

さまざまな角度から鑑賞します

◆「横からみたリズムはどうかな~?」

 

絵の具を使って制作します

◆両手の先で細かい動きを!トントントン!

 

自分の作品を発表します

◆「上と下でリズムを変えて、色をかえたよ~」

 

(参加者の声)

・色をまぜたことで、おもしろい作品ができた!(小学2年)

・いろんなものがかけてよかったです。(小学2年)

 

サマー・アドベンチャー「新聞紙とガムテープで生き物をつくろう!」

 サマー・アドベンチャー第3弾は、講師に現代芸術家の関口光太郎さんをお招きし、小学生以上を対象に新聞紙とガムテープで自分の好きな生き物を作るワークショップを行いました。ワークショップの最初、会場に関口さんの姿はありません。まずは展示室にある関口さんの作品を見に行きました。作品を見てびっくり!大きくて、その中にはたくさんの生き物が表されています。では講師に登場してもらいましょうと関口さんを呼ぶと、なんと!関口さんは展示室の隅にあった「新聞紙の海」から登場されたのです!またびっくり!でも楽しい出会いができました。その後は作品づくりです。関口さんのレクチャーを受けて作っていきます。「大きくて強い恐竜だよ。」「かわいい猫の親子だよ。」思いのこもった生き物が出来上がりました。さらに今回は、出来上がったものを関口さんの作品とコラボレーション!!スペシャル作品が完成しました♪

◆関口さんの作品を鑑賞。「いろいろな生き物がいるね~。」

 

◆びっくり!関口さん登場!

 

◆教えてもらいながら頑張ってつくります!

 

◆好きな生き物が出来てきました♪

 

◆コラボレーション作品です!!

 

(参加者の声)

・つくるのがとてもたのしくて、家でもやりたい。(小1)

・時間が足りないと感じるくらい熱中しました。先生がとてもユニークで、親子でとても楽しめました!(保護者)

 

サマー・アドベンチャー「フリープログラムDAY!」

 サマー・アドベンチャー第2弾はどなたでも参加できるフリープログラムを2つ行いました!「お気に入りの椅子をみつけよう!」では、会場に並んだ8脚のグッドデザインの椅子の中から自分のお気に入りの椅子をみつけます。まずは椅子を目でみて鑑賞。「クモみたい!」「サボテンにもみえるよ!」見方が広がっていきます。その後におしりで鑑賞!座ってみると、「ふわふわでずっと座っていたい!」「座ってみると違う形にみえたよ!」など、みただけの時とは違う魅力も発見できました。「MOMASを夏色に染めよう!」では、埼玉県立近代美術館の略称「MOMAS」を型取ったオブジェに、夏をイメージした飾りを付けていきました。太陽、セミ、すいか、海…。コロナ禍でいろいろと規制がある中ですが、「MOMAS」は夏真っ盛りの楽しさでいっぱいになりました♪

 

 

全身で椅子の鑑賞をします

◆ごろ~ん「みてみて!気持ちいい座り方見つけたよ!」

 

材料を選んで制作します

◆これで何が作れるかな?

 

 

どんどん作品をくっつけます 

◆じゃーん!どんな夏をイメージしたと思う?

 

 

この後、展示室で展示しました

◆「MOMAS」が夏色に染まりました!

サマー・アドベンチャー「光るたまごをつくろう!」

 サマー・アドベンチャー第1弾は、講師に現代アーティストのみゃうかさんをお招きしてワークショップを行いました。光る帽子を被ったみゃうか先生がみんなをお出迎えしてくれてスタート♪まずは、「たまごはどんなところで生まれるのだろう?」「何を食べて育つのかな?」と、みゃうか先生と一緒にたまごについて想像します。イメージが広がったら、白い和紙を貼った風船に、お花紙を貼って模様を作っていきます。お花紙が貼れたら、上から白い和紙を4層重ねていきます。これで「たまご」の殻が完成です。たまごの殻が乾いたら、中の風船を割って取り出して中にライトを入れます。すると、お花紙の色が透けてみえてきます。最後は、部屋を移動してみんなのたまごを全部並べます。部屋の電気を消すと…「やさしい光♪」「お花紙の色がみえるよ!」、みゃうか先生も「たくさんのたまごが集まって私もうれしくなりました♪」参加者それぞれのすてきに光るたまごができました!

 

 

 たまごを作ります

◆「まるい模様のたまごにしよう♪」

 

 

乾燥します ドライヤーでも乾かしました

◆和紙を重ねたら乾燥させます!

 

たまごに合わせて巣もつくります

◆たまご完成!実はたまごの巣も作っていたのです!

 

たまごの置き場を決めます

◆「どんな場所から生まれそうかな~?」

 

電気を消して鑑賞します

◆きれいに光るたまごたち!!

 

(参加者の声)

・和紙をはるのは大変だったけど すごく楽しく作れてよかったです。(小4)

・和紙とライトでやわらかい雰囲気の作品ができてとても嬉しいです。電気を消した時感動しました。(保護者)

工房「『MOMASのかたち』でつくろう!」

 埼玉県立近代美術館にたくさんある形といえば…?答えは「四角」です。美術館を設計した黒川紀章は細胞をモチーフに、四角を使ったデザインをしました。そこで今回は、四角を使った作品づくりをします。大・中・小の大きさにカットされた真っ白い立方体を組み合わせ、接着してオブジェを作っていきます。四角がつながって、面白い形ができました。でも、それだけではみんな同じ白い作品です。じゃあ、好きな模様を描こう!ということで、絵の具で色をつけていきます。描き終わったら、どこに四角があるか、発見ツアーに出発です!扉、天井、柱、たくさんの四角が見つかりました。ツアーから帰ってくると、作品づくりをしていた部屋の様子が少し違います。電気が切り替わると…みんなの作品が光りました!模様を描いたのは蛍光絵の具だったのです!美術館もびっくりするような、素敵な色に光る作品ができました。

 

 

素材を組み合わせています

◆「どんな風にくっつけようかな~」

 

 

着彩をしています

◆「ここはすずしい感じにしたいから青を使おう!」

 

 

四角を探しにいきました

◆「あ!ここにも四角が!」

 

 

 光る作品を鑑賞しました

◆作品が光って、幻想的です!

 

参加者の声

・絵の具が光ったのがすごくかわいかったです。(小3)

・立方体を組みわせるだけで様々な形ができて楽しかったです。(保護者)

 

 

親子クルーズ「1枚の板から椅子ができた!」

 今回の親子クルーズは、地下1階センターホールにたたずむ作品に囲まれ、椅子の鑑賞からスタートです。田中敏溥《Bin.Chair》を上から、下から、横から…と角度を変えて見ると、「バツの形がある!」「同じ大きさの丸が二つ!」と椅子の特徴に気づきます。実はこの椅子、1枚の板から作られているのです!椅子のおもしろさに気づいた後は、実際に椅子に座ってみます!さわって「つるつるしてる~♪」、座って「寝られそう!」、いくつかの椅子に座ってその良さに気づいたり、自分のお気に入りを見つけたりしました。その後、創作室へ移動し、1枚のデコパネ全部を使って、ミニチュアの椅子づくりに挑戦です。デコパネを好きな形に切り、いくつかのパーツは親子で交換して自分の椅子をもっと魅力的にします!最後にみんなで作品を鑑賞すると、「すべり台みたい…」「ワニにもみえてきた!」など、イメージが広がりました。《Bin.Chair》のように、同じ1枚の板でもいろんな椅子ができました♪

 

 

椅子を鑑賞します

◆どんな形がみつかるかな?

 

 

椅子の工夫を探します

◆裏までみて、椅子の形や工夫を発見!

 

1枚のデコパネから椅子をつくります

◆「高い椅子にするために、長いパーツをくっつけよう!」

 

 

制作した椅子を鑑賞します

◆のぞいてみると…何にみえてくるだろう?

 

(参加者の声)

・自分の思ういすをつくれてたのしかったです。(小4)

・いろんなかたちにきってはれてよかった。(小3)

・普段使うことがない道具を使って工作するのは子供の刺激になります。(保護者)

 

フリープログラム「カクカクつなげて遊ぼう!」「お気に入りの椅子をみつけよう!」

 4月は皆さんに気軽に楽しんでもらうべく、フリープログラムを開催しました♪「カクカクつなげて遊ぼう!」では松本薫《Cycle90°》を見て、「魚が泳いでる~」「亀の甲羅みたいだなあ」と、生き物に例える参加者が多く、出来上がった作品も、今にも動き出しそうな形に仕上がっていました。「お気に入りの椅子をみつけよう!」は、2階講堂に並んだグッドデザインの椅子の中から自分のお気に入りの椅子をみつけます。「恐竜にみえる~」「タコにみたい!」など、椅子をいろんな角度からみて楽しんだ後に、座り心地も試しました。「みた目はこっちだけど、座るとあっちが好き!」など、みて、座って、鑑賞の幅も広がります。次回は違う椅子に出会えるかもしれません。ぜひ、自由にお出かけできるようになったら「椅子の美術館」とも呼ばれる埼玉県立近代美術館へ遊びにきてくださいね♪

 

 鑑賞した作品をみて制作中です

◆「美術館の作品みたいにカクカクさせるぞ」

 

1人1つ作品作りに挑戦です

◆家族みんな違うカクカクの形ができそう♪

 

お尻でも鑑賞します

◆「この椅子いいよ~」「こっちもいいよ!」

 

2人で座って座り心地を楽しみます

◆「この椅子なら一緒にすわれるね~」

 

フリープログラム「カクカクつなげて遊ぼう!」「風を描こう!」

「新年度はじめまして!」のMOMASのとびらです。今年度から全てのプログラムが事前申込制になり、人数も制限しています。しかし!参加した皆さんの創作の勢いは止められません。「カクカクつなげて遊ぼう!」では松本薫《Cycle90°》をみて、「キリン!」「大きなげんこつ!」といろんな見立てをして、ストローを使って作品の特徴であるカクカクの形を表現したり、アクセサリーを作ったりしました。北浦和公園では「風を描こう!」を実施しました。新緑の風景を見たり、その空気を肌で感じたりしながら、自分だけの風を描きました。「やさしい風がそよそよ~。」「3色使って描いてみようかな!」公園に来た人たちも元気をもらえるような、素敵な作品がたくさんできました。

 ワークショップ「MOMASのとびら」ではいろいろな活動をしています。ぜひ、ホームページも覗いてみてくださいね♪

 

 

 

消せるペンで風を描いている様子

◆「ぐるぐる…ぐるぐる…つよい風だー!」

 

家族で活動している様子

◆アクリルボードのむこうにある美術館をみながら…♪

 

作品の材料を選んでいるところ

◆「どの色にしようかな~?」

 

親子で色を考えて制作している様子

◆親子で協力して完成をめざします!