MOMASのとびら これまでの報告

サマー・アドベンチャー「折り鶴お椀を池に浮かべよう」

 2015サマー・アドベンチャーの第2弾は、美術家の木村仁氏をお迎えして、ワークショップを行いました。日本で、必勝祈願や病気治癒祈願、平和の願い等を鶴に込めて折るようになったのはいつからでしょうか。この作品ができるまでの木村さんのお話を聞き、制作をしました。内側を朱色に塗られたお椀にそれぞれの願い事を描き、祈りを込めながら白い折り鶴を折ります。風に吹かれても沈まないように、鶴に重りをつけてバランスを取って完成です。「もでるさんになりたい」「サッカー選手になりたい」と、将来の夢を書く子や、子供の健康を願うお母さんなど、たくさんの願いがこもった作品が公園の徒渉池に浮かびます。中には「食べても食べてもなくならないカレーが食べたい」といった楽しいお願い事も! 風に吹かれて鶴が、すいすい進んだり、くるくると回ったり、たくさん集まってとってもキレイ! みんなの願い事が叶いますように!



◆初めての折り鶴、折れた~!     ◆お願い何にしようかな~?


◆「お母さん、ツル教えて」      ◆願い事、叶いますように☆



みんなでそ~っと水に浮かべます  ◆水上に広がる白い鶴に朱色のお椀、素敵な                                                        光景です。

<参加者の声>

◆ねがいごとが叶うといいな…。おもしろかった。(5才女子)

◆願いが叶うようにていねいに鶴を折ることができた。戦争を忘れないようにしたい。(中3女子)

◆原爆投下の日に平和を願う気持ちを込めて、作成しました。素敵なイベントに参加できて良かったです。(40代女性)


 

サマー・アドベンチャー「からだとボールでアートしよう!」

 2015サマー・アドベンチャーの第一弾は、スーパーリフティングパフォーマンスチーム球舞のMarco.氏と、Yoshio-kunお迎えして、からだとボールを使ったアートに挑戦しました。2人は登場するなり音楽に合わせてボールを巧みに操る超絶パフォーマンスを披露! 「おぉ!」と歓声があがります。からだとボールを自由自在に操り、まさに動く芸術です! 次はみんなの番、「すごく難しそぅ。」「やってみたい。」みんな最初はドキドキしながらボールを受け取りました。最初は、みんなで並んで波を表現したり、動きをビデオで録画して、見て楽しみました。次は、ヒールリフトやネックキャッチを伝授してもらいました。分かりやすく個別指導もしてもらい、どんどん上達しました。午後は発表会です。グループで技や構成を考えて元気いっぱいに表現しました。最後は球舞のスペシャルパフォーマンスで盛り上がりました!



◆みんなつながれ~                             ◆ぜったいに成功させるぞ!



◆発表の打ち合わせ中。この技はどう?    ◆みんな上手~



◆女子中学生も頑張りました。                  ◆すごい・・・神業☆

<参加者の声>

◆あんなすごい技よくできるなと思いました。ボールの表現の発表がすごい楽しかった。(小3男子)

◆とっても楽しかったです。難しかったけど、球舞のみなさんや大きい人が教えてくれたので成功しまし       
 た。今日はほんとうに楽しかったです。(小4女子)


 

アート★ビンゴ【そら】

 子供たちは待ちに待った夏休みに入りました。今日のアート★ビンゴ!には、暑さに負けない元気な子供たちがたくさん参加してくれました。企画展「動く、光る、目がまわる、キネティックアート」のポスターのしましま模様をみて何に見えるか想像したり、カラスの彫刻の足元をみて何をつかんでいるのか考えたり、グッドデザインの椅子にすてきな名前をつけたりして楽しみました。丸いクッションがついた《ガーデン:リトル・ツリー》という椅子では、「どんな人が座ったら似合うかな?」という質問に、「りす」「キノピオ」「赤ちゃん」「芸術家」など色々な答えがありました。この夏、1階~3階までたくさんの椅子が並んでいます。是非、お気に入りの椅子を見つけたり、椅子に名前をつけて楽しんでくださいね。


◆何か獲物をつかまえたのかな         ◆7人連れでビンゴに挑戦!


 
◆「どんな人が座ったら似合うかな?」     
◆みんなで休憩? 

 

MOMASコレクションみる+つくる「わくわく☆額縁職人」

 今回は、MOMASコレクション第Ⅱ期の中から、ドニ、ユトリロ、ピカソの絵画を3点鑑賞しました。絵に描かれているものや、絵から感じることを発表しながら、じっくりと鑑賞しました。次に注目したのは額縁です。「こっちは彫刻がしてある。」「この額縁はつるっとしている。」面白い発見がありました。絵に合わせて額縁も選んでいるのですね。もし、自分だったらこの絵にどんな額縁を付けようかな~と、 今日は額縁職人になって絵に合う額縁を作りました。枠の土台に木端やスチレンボードで飾りをつけていきます。いつもは接着に使うホットボンドを盛り上げて、模様を描きました。最後に黒・金・銀にスプレーして完成です。みんなの作った額縁に、今日鑑賞した絵を入れて壁にかけ、スポットライトで照らすと額縁も主役! まるでちがう作品のように見えました!


◆この作品に合う額はどれかな?        ◆絵の中にあるのも額縁?テレビ?

      

                         
◆どの絵にしようかな?                ◆すごい!!立体的な額縁!

   

                        
◆絵の中のレンガや波をつけたよ。     ◆楽しい感じの額縁にしました。                                                   


 <参加者の声>

◆一人一人同じ絵なのに額縁だけで印象が変わったので面白かったです(小5女子)

◆絵をかくと思っていたけれど、がくをつくったのははじめてなのでおもしろかったです!!(小3女子)

企画展親子クルーズ「 くるくるきらきらキネティック 」

今回の企画展親子クルーズは、開催中の「キネティック・アート」のグラツィア・ヴァリスコの作品を4点鑑賞しました。動いて、光って、まわる作品を見ると、「どんな仕組みかな?」とみな興味津々です。近づいてよく観察すると「あ、わかった!」と声が上がりました。「2枚重なっている!」「後ろのボードが光って回っている。」など、作品の特徴や仕組みをしっかり理解して制作に入りました。「作品はこうなっていたね~。」「光を通すにはもっと切ろう!」とあちこちで会話が聞こえてきます。親子でそれぞれつくった円盤を重ねて箱にのせ、下から光を射すと「すご~い!きれい!」と大興奮! 観賞会で部屋の明かりを消すと、天井にも赤、青、黄色の光が反射してとっても幻想的! 親子で動く光と遊びました。


◆「どんな仕組みかな?」                     ◆いろんな形を切ってみよう!

 「2重になっていたよ」                      お父さんの上手だな~


                        
◆60年ぶりの工作♪                       ◆思い思いの作品ができたね

    

                         
◆高速で回すと下の絵が浮き出た!             ◆超力作!予想以上になって感動~☆                                                   


 <参加者の声>

◆父が初めてあんなに上手いとは知らなくて驚きました。父のすごさを知れてよかったです(小4男子)

◆まわして はなびみたいできれい(6才女子)

み~っけ!「 もます 音楽隊 」

 今回のみ~っけ!のテーマは“音”です。色々な水の音を聴いた後、水の音が聞こえそうな作品を探しに行きました。《浜風》《あじさい》などの絵を見ていると、たくさんの音色が聞こえくるようです。鑑賞した後は、手作りの音を楽しみました。大きな筒をゆらすと「ごろごろごろ!」「ざ~~~」 中に入っていたのは木の実や小豆です。「大きな音がして楽しい!」「波の音みたい!」 音がなるものをみんなも作ってみたくなりました。木をはしごの様に並べてホットボンドでくっつけて、かわいい顔や手足をつけると、「♪けろけろ♪」カエルの鳴き声がする楽器のできあがり! そこへ、演奏会の招待状が届くと、色々な音の注文に合わせて楽器を作りを楽しみました。最後はみんなで大合奏。「♪やまのおんがくか♪」の曲に合わせて演奏すると、様々な音色が創作室に響きわたりました。「あ~、楽しかった!」


◆「どの絵が音がしそうかな?」   ◆「ぴちゃぴちゃ」雨が降ったら

 「ざーざーって音が聞こえる」     「けろけろ」カエルも出てきそうだね


 

◆「ビー玉が転がる音がした!」  ◆カエル(の楽器)、上手に鳴くかな?                                      
 「電車の音みたい!」 


                       
◆「ふーふー」猛練習中、えらい!!  ◆もますの仲間で大合奏~♪


 <参加者の声>

◆すごくたのしかった。かえるつくるのがたのしかった。(5才女子)

◆《あじさい》の絵から音が聞こえたことは『目からウロコ』、発泡スチロールをこする音
   がバイオリン
とは!『耳からウロコ』でした。(保護者)

MOMASコレクション親子クルーズ「一枚の板から椅子ができた!」

 今回は、当館のコレクション「グッドデザインの椅子」を4脚鑑賞しました。最初に出てきたのは、自転車のサドルに長い棒がつき、下は丸くてグラグラする椅子です。「これ、本当に椅子なの?」「座れるの?」みんな不思議そうに見つめます。ずっと見ていると何かの形に似ていることに気づきます。「鳥」「フラミンゴ!」「キリン!」そう言われるとそう見えてきます。最後に《Bin.Chair》という椅子を鑑賞しました。この椅子の秘密は、一枚の板を無駄なく使って組み立てられていることです。みんなも一枚のパネルを全て使ってミニチュア椅子づくりに挑戦です! スチロールカッターを使ってスイスイ切って、ホットボンドでくっつけていきます。お家の人と部品を交換するのもOK! 作っているときも、出来上がった作品を見ているときも親子の会話がはずみます! 実際に、こんな椅子があったら楽しいですね。


◆「何に見えるかな?」                     ◆座り心地はどうかな?

 「人の口にみえる!」

◆お家の人と一緒ならスイスイ切れるね! ◆足の長いこの椅子は!                                      
                       「タツノオトシゴ」

                       
◆お母さんの黄色の部品、ここに    ◆みんな工夫しているな~                            
 着けたらカッコいいかなぁ。


 <参加者の声>

◆思うがままに切ったのに、いい椅子ができたのでよかった。(小5女子)

◆リラックスできました。自分のひらめきの通りに何かを作るのは楽しいです。(保護者)

「気分は彫刻家!彫刻作品をつくってみよう!」

 今回は石の彫刻《ゆっくりと起き上がる精神の集積》《流水の門》《NEGATIVE BALL》の3点を鑑賞しました。進行は、埼玉大学の学生さんです。「この彫刻にはどんな形が隠れているかな?」「触ったらどんな感じがすると思う?」と問いかけると、するどい意見を次々と答えてくれました。子ども達の発言には、いつも驚かされます。じっくりと作品を鑑賞した後は、石の代わりにお花を生ける時に使うオアシスを使って彫刻作りに挑戦! 簡単に穴を開けたり線を彫ったり、石のように割ることもできます。ゆったりと鑑賞したおかげで、抽象的で素敵な作品がたくさん出来上がりました。完成した作品を持って外に出ると、石の上や草むら、彫刻の横に自分の作品を置いて発表会をしました。風景にとけこんだ作品は、部屋の中で見るより更に素敵に見えました。


◆「穴がいっぱい並んでる~」                ◆「これは何だろう?」

 「これは石を割るためにあけたよ。」          「Tシャツ!」「大きい穴あきチーズ!」

 
◆「何で穴があいてるのかな?」            ◆気分は彫刻家!「どんどん彫るぞ~!」

 「中のボールが飛び出ちゃったんだ。」 
 

◆彫刻に負けない素敵な作品たち          ◆「鳥のイメージなんだね~」「ステキ!!


 <参加者の声>

◆くっつけんのがたのしかった!(1年男子)

◆指でおしたり、さしたり、色々な道具の色々なところを使って作品を作れることがわかりました。(6年女子)

アート★ビンゴ【わかくさ】

 今回のMOMASの扉は、どなたでも参加して楽しむことができるアート★ビンゴ!です。開催中の県展を見に来た大人の方もグループで参加してくれました。展示室Aの前にある彫刻作品《イル・ド・フランス》を見ながら「何をしているところかな?」「今から温泉に入るところだよ。」「海水浴に来ているんだよ。」と会話を楽しんでいました。地下の彫刻作品《マグダラのマリア》では、「なぜ、こんなに泣いているのかな?」と彫刻の気持ちになって考えました。「きっとこの場所から離れたくないんだよ。」「みんなが服を引っ張るから泣いているの。」「寒くて泣いているのかな・・・」今回も子ども達が見て感じたことをたくさん教えてくれました。



◆水に入って気持ちいい~って言っているよ!


◆美術館を何色に塗ろうかな~
  

◆壁のサイはなんて言っていると思う?

み~っけ!「おしゃれな枢機卿になろう!」

 み~っけ!は未就学児と保護者対象のプログラムで、お子様の美術館デビューに最適です。今回は、みんなで彫刻家ジャコモ・マンズーの《枢機卿》を鑑賞しました。その後、枢機卿が着ているマントや帽子を身につけて神様にお祈りしてみると、すっかり気分は枢機卿です。「まっ白なマントと帽子をおしゃれにしよう!」と、絵の具を使って親子一緒にたくさん模様を描きました。完成が近付いてきた頃、突然電気が消えました。「停電かな?」心配していると、ブラックライトがつきました。「わぁ~きれい~!絵が光りだしたよ!」「光の線を描いているみたい!!」みんなのテンションは最高潮! 最後は、光るマントと光る帽子を身に付けて発表会です。音楽に乗ってファッションショー風に鑑賞を楽しみました。おしゃれな枢機卿が勢揃いしました。


◆「みんなで神様にお祈りしよう!」 ◆「ぐるぐる、くねくね・・・うん、いい感じ!」
 


◆「光る線路に電車が走るよ!」
  ◆ファッショナブルだけど、崇高さが漂います。
 


 <参加者の声>

◆ピカピカになってたのしかったです。おててもピカピカでたのしかったです。(4歳男児)

◆初めての絵の具を使ってとても楽しそうでした。美術館、好きになってくれるかなと思います。(4歳男児保護者)