MOMASのとびら これまでの報告
2022/8/27 みる+つくる「どんな作品が似合うかな?~額縁の世界~」
8月最後のサマー・アドベンチャー「みる+つくる」では、企画展「シアトル→パリ 田中保とその時代」の作品鑑賞からスタート。でも、今日は様子が違います。作品だけをみるのではなく、作品の周りの「額縁」もよーくみていきます。「豪華だ…」「色も違うな〜」いつもとは異なる視点で作品をみたら、額縁を作品として作ります!しかも、どどーん!と大きな額縁をみんなで手分けして作ります。いろいろな額縁がありましたが、今回は金色の額縁作りに挑戦です。金色になるので、素材の色は気にせず、感触を大切に選んでいきます。好きな素材を貼りつけ、金色のスプレーをかけ、みんなのパーツを合わせたら世界で1つの額縁の完成です。そして、出来上がった額縁は展示室のようにかっこよく展示します。額縁を「作品」として展示すると…「色に影がみえる」「神秘的」普段はあまり気にしないものも、見方を変えてみると世界が広がりますね♪
◆展示室で、作品、そして額縁に注目しながら鑑賞します。
◆「こんな大きな額縁を作ります!」
◆「ここにはスポンジをつけよう~」
◆スタッフさん、金のスプレーをお願いします!
◆完成!「どんなものをつけたの?」「ビーズをまとめてたくさんつけたよ」
◆最後は展示室のように作品をじっくりみることができました。
(参加者の声)
・はじめてみんなでこんなに大きな作品をつくれてうれしかったです。(小1)
・額縁をつくるというのがなかなかないのでびっくりしました。(小2)
2022/8/20 サマー・アドベンチャー「カッコイイ緑をつくろう!」
サマー・アドベンチャー第3弾、「カッコイイ緑をつくろう!」では、講師に画家の内海聖史氏をお招きしました。「今日は自分が思う『カッコイイ!緑』を作ることに挑戦します!」絵の具は、緑以外の青、黄、赤、桃、橙…と、様々な色を用意しました。そして、スポンジや割り箸、緩衝材など、筆以外の道具も使い描いていきます。「秋のような緑だ~」「ざらざらしている緑!」自分なりに緑の表現を工夫して、時間いっぱい描けたら、内海さんと一緒にベランダで鑑賞会。「かすれているのもいいね」「強そうなのもいいね」そして、ベランダで後ろを振り返ると、そこには公園が。「みんなが作った緑に似ているね。公園の木々は色が合わさってできているね」最後は地下の展示室で、プロである内海さんの作品をみました。大きくて、色鮮やかな作品にドキドキ。様々な視点から描くことを考えたり、表現の仕方を考えたりする自分と向き合う時間を過ごせました♪
◆内海さんが試しに色づくり…「どんな感じがするかな?」
◆「スポンジで描いたら葉っぱみたいになったよ」
◆「どばーっ!」激しさを表現します!
◆みんなの「緑」が並びました。
◆プロの作品に圧巻☆どんな風に描いているのか聞けました。
(参加者の声)
・緑はあまり種類がないと思っていたけど、いろいろな緑があることを知りました。(小3)
・やったことがないかき方をして「こんなふうにかけるんだ」と楽しかったです。(小4)
★講師の内海聖史氏の作品です。
プログラムは、「自由でいいじゃん!」とおっしゃっていた内海氏の作品は、大きさや角度など『自由』に描かれています。
内海聖史《Coriolis・コリオリ》2022年制作 キャンバス、パネル、油彩、水彩
内海聖史《moonwalk・ムーンウォーク》2015年制作 キャンバス、パネル、油彩、水彩
内海聖史《是空(七芒星)》《ポラリス(4芒星)》2012年制作 キャンバス、パネル、油彩、水彩
内海聖史《mimic painting(波型)》2017年制作 キャンバス、パネル、油彩、水彩
©UCHIUMI SATOSHI、photo by:Ken KATO
2022/8/6 サマー・アドベンチャー「お面をつくろう!」
2022年のサマー・アドベンチャー第1弾は、「お面をつくろう!」です。講師には、造形作家の平島鉄也氏をお招きしました。「どんなお面を知っているかな…」鉄也先生と一緒に世界中にある様々なお面をみていきます。縦長だったり、目がたくさんあったり、自由なお面がたくさん!みんなの気持ちも高まってきたところで、お面作りに挑戦です。まずはどんなお面がいいか考えたアイデアを紙に描いていきます。作りたいもののイメージが決まったら、土台となる段ボールを好きな色から選んで、イメージに合うような素材を選びます。「カラフルなストロー」「四角い発泡スチロール」「ふわふわのリボン」色やかたち、触り心地などから、作品に似合うものを土台に貼ったら午前の活動は終了です。午後は、もっともっと自分らしいお面を追及します!「そこからもっと良くなるには…」という鉄也先生の言葉を合図に、絵の具やペンで模様も描き足します。「かくかくの模様」「蛇みたいな線」、完成したお面を壁に飾ったら「ダイナミック!」「キラキラしている!」いつまでも飾っておきたい自由で素敵なお面ができました♪
◆アイデアは5個以上!
◆慣れない道具を使いながら段ボールを切っていきます。
◆「ストローを切って、ひげを足そう!」
◆「もっともっと濃い赤にするぞ~」
◆ズラッ!とみんなのお面が並びました☆
◆「工夫したところを教えてくれる?」最後は鉄也先生と頑張ったところをお話ししました。
(参加者の声)
・さいしょにかいたアイデアよりもっとおもしろいものが思いついた。(小1)
・いろいろなお面ができて楽しかった。(小4)
2022/7/16、7/23 工房「板から椅子ができた!」
今回のMOMASのとびら「工房」のプログラムは、埼玉大学の学生が進行します!「今日はお部屋を変えて作品をみるよ!」変わった形の椅子が3つありました。「何かに似ているかな」「どんな形が見つかるかな」学生が質問すると「バナナ」「ひよこ」「ぐにゃぐにゃ」のような椅子、様々な見方が出てきました。1枚の板からできた椅子をみると、「同じ形があるよ」椅子の工夫に気付きました。みんなも板を切り出し、椅子作りに挑戦です。今回は板として、スチレンボードを使います。くねくね、ザクザク、スチロールカッターで自由に切って、そのパーツを全部使って椅子にします。パーツを組み合わせると「王様が座る椅子」「二人で背中を合わせる椅子」同じ板(スチレンボード)を使っても、それぞれ大きさや雰囲気の違う椅子ができました♪
◆じっくり、じっくりみていきます。
◆「上にも下にも同じ形があるよ!」
◆「ぐにゃぐにゃに切ってみよう~」
◆そーっと慎重にくっつけます。
◆「どんな椅子をつくったのかな?」
(参加者の声)
・ななめにはるところがたのしかった。(小1)
・自分の好きなイスがたのしく作れました(小4)
2022/6/25,7/2 親子クルーズ「かく かく しかくでランプを作ろう!」
今回の親子クルーズはクイズからスタート!「美術館に隠れている形」を探します。「窓が四角!」「天井も四角だったような…」そうなのです。埼玉県立近代美術館には四角がたくさんあります。美術館探検をすると、床や扉、柵や壁などいろいろなものが四角いことに気付きました。今回は、四角で作品づくりです。四角い木枠に障子紙が貼ってあるものを、好きな角度で貼りつけていきます。「上に高くするぞ」「ななめにつけてみようかな」ライトが入る場所も考えます。ランプができたら、障子紙の部分に、薄めた絵の具をにじませて、どんなふうに光るのか想像しながら、じわーっと広がる色を楽しみます。最後はライトを入れて、みんなの作品を鑑賞します。華やかになったり、涼しい感じになったり、同じ四角の素材からオリジナルのかくかくランプができました!
◆「こんなところにも四角が!」
◆「どんなふうにくっつけようかな」
◆「ここは水色で海みたいにするよ」
◆どの作品も一つとして同じ形がないね。
◆よーくみて、工夫して作ったところみんなに伝えます。
参加者の感想
・四角がひかってみえてすてきでした。(小2)
・普段見逃しがちな四角をとことん見つめる楽しい一時でした。(保護者)
2022/6/4,6/11 み~っけ!「キラキラ枢機卿に大変身!」
地下1階センターホールから上を見上げると、ガラス張りの天井から優しい光が降り注いでいます。そんな空間にあるジャコモ・マンズー《枢機卿》を鑑賞し、「目をつむっているのかな」「髪を切っているのかも」「偉い人だ」作品から感じたことをお話ししました。でも、今日はお話しだけじゃなくて作品になりきります!作品とおそろいのマントと帽子を身につけたら、もっと作品の気持ちがわかりそう。その後は、お部屋を変えて、マントと帽子に好きな模様を描きます。てんてん、すーっ、ざあざあ、色々な模様を描いていると…あれ、停電だ!部屋が暗くなるとブラックライトで描いた模様が光りました。光る絵の具でどんどん描いて完成です。マントと帽子をまとってポーズを決めたら、作品もびっくりのキラキラ光る枢機卿の出来上がりです♪
◆作品の裏側もみていきます。
◆枢機卿なりきりタイム!
◆「オレンジ色でながーーーーく描くよ」
◆「わっ!光ったよ」
◆カラフルな枢機卿がとおります。
(参加者の声)
・絵の具をつかってきれいな色ができました。(6歳)
・作品をきっかけに自由に楽しめてよかったです。(保護者)
2022/5/7、5/14 彫刻あらいぐま
5月の彫刻あらいぐまは、7日に橋本真之《果実の中の木もれ陽》、フェルナンド・ボテロ《横たわる人物》、14日に鹿間厚次郎《静の旋律No.31》、志水晴児《NEGATIVE BALL》を洗いました。まず、なぜ屋外彫刻を洗うのかを考えました。「汚れたままはいやだから」「きれいな作品をみてほしいから」など、彫刻の気持ちに寄り添い、いざ、彫刻洗い!今回は、彫刻を洗うプロの方と一緒に洗います。彫刻の素材によって用具や洗い方を変え、スポンジに洗剤をつけたり、刷毛や雑巾を使ったりして、彫刻が傷まないようにしました。近くで彫刻をみると細かいところにも気付き、「色んな黒がまざっているよ!」「こっちの彫刻の方がやわらかいな~」普段みている彫刻から新しい発見ができました。洗い終えた彫刻はどれも気持ちよさそうでした♪
◆彫刻の裏側ものぞきこんでふきます。
◆大きな彫刻も高圧洗浄機で隅々まできれいに!
◆「ここに青色の石があるよ。」「洗いながら気づいたんだね!」
◆みんなで優しく洗おう!
(参加者の声)
・よくみながらあらえました。(小学1年)
・普段何気なく通り過ぎていましたが、間近にみて、触って、新たな発見ができました。(保護者)
2022/04/30 フリープログラム「お気に入りの椅子をみつけよう!」「MOMAS探検隊!」
今回のMOMASのとびらは、「お気に入りの椅子をみつけよう!」「MOMAS探検隊!」の2つです。「お気に入りの椅子をみつけよう!」では、グッドデザインの椅子を目でみて、お尻で楽しみ、自分のお気に入りを見つけます。「ハムみたい!」「思ったよりもやわらかい~」かたちや色から名前をつけたり、座ることで椅子のよさに気付いたりしました。「MOMAS探検隊!」では、1階の吹き抜け周りにある椅子や階段の踊り場からみえる彫刻作品を鑑賞しました。「壁にも作品だ!」「他にも何か隠れているかも!」思わぬところで作品に出合い、今まで以上に周りをよくみて作品を鑑賞しました。次のフリープログラムは8月を予定しています。ぜひ美術館に来てくださいね♪
◆「どんな作りになっているのかな?」
◆「こんな座り方もできちゃうよ!」
◆初めての美術館!どきどきの作品!
◆「この作品どこから来たのかな?」
2022/04/09,04/23 フリープログラム「洗濯ばさみで絵を描こう!」「MOMAS探検隊!」
新年度、ドキドキワクワクの中、MOMASのとびらでは、「洗濯ばさみで絵を描こう!」「MOMAS探検隊!」の2つのプログラムを行いました。「洗濯ばさみで絵を描こう!」では、2万個の洗濯ばさみを使い、思い思いのかたちを表現します。「ながーい蛇!」「太陽の色みたい~」みんなの作ったものが集まると、部屋の中にも春が来たようにカラフルな景色が広がりました。「MOMAS探検隊!」は、美術館を探検しながら作品をみていきます。グッドデザインの椅子では「オタマジャクシだ!」「ピースしているみたい!」色やかたちから身近にあるいろいろなものにみえてきました。フリープログラムはどなたでも参加できるプログラムです。美術館デビューがまだの方、ぜひフリープログラムに来てくださいね!
◆「どんどん長くなるぞ!」
◆カラフルな国に迷い込んだみたい!
◆座ったらどんな感じだろう?
◆「お!下からみると大きなアリみたい!」
2022/3/12, 3/19 み~っけ!「かく、カク、四角!MOMAS発見!
今日のみ~っけ!では、まず「MOMAS探検隊」になって、美術館にある「かたち」を探しました。「天井が四角だったよ。」「床のタイルも四角だった!」そうなのです!埼玉県立近代美術館には四角がたくさん。そこで今回は、四角い素材に絵の具をつけてスタンプします。発泡スチロールやスポンジ、木材などから、自分の好きなものを選んでスタンプします。どんどんスタンプしていくと「大きな四角が欲しいな~」という声が…。そこで、じゃじゃーん!!大きな四角のスタンプも用意しました!両手で抱えるほどの大きさなのでお家の方と協力してスタンプします。そしてもっともっと大きい、親子で一緒に乗れるくらい大きな四角も登場!!全身を使ってスタンプ!最後は出来た作品をみんなで鑑賞します。「音のリズムみたい♪」「プレゼントのかたちだ!」スタンプした四角がいろんなものにみえて、四角の国のようになりました。
◆上の方にはどんなかたちがあるかな~?
◆遠くの方にも、えい!
◆「いろんな色でぬっちゃおう!」
◆お家の人と一緒に、乗ってスタンプ♪
◆「四角で迷路をつくったんだよ~」
(参加者の声)
・ダンボールのスタンプが、はちゅうるいのうろこみたいになっておもしろかった。(6歳)
・家での絵の具遊びは準備や片付けが大変で躊躇してしまうのですが、思い切り大胆に活動していたので、参加できて良かったです。(保護者)
2022/1/22、3/5 工房「まるまるあなだらけのランプシェードをつくろう!」
橋本真之《果実の中の木もれ陽》を鑑賞していると、何かの形にみえてきます。「ライオンのたてがみ~」「胃腸みたい!」など、どんどんイメージが広がります。近づいてみると、たくさんの穴があいていることに気付きました。「キラキラしてるね。」「お星さまみたいだね。」穴からあふれる光もとてもきれいな作品です。鑑賞の後は、みんなも作品づくりにチャレンジ。橋本さんの作品のような、穴がたくさんのランプシェードをつくります。まずは、ランプシェードの展開図を描きます。「ギザギザ」、「ほわほわ」、好きな形に切って、穴あけパンチで穴をあけます。最後にランプシェードの形に組み立てて、ライトにかぶせたら完成です!暗くした部屋でみんなの作品をみると、「天井にも光の形がうつった!」「魚みたいな形があるよ!」部屋全体が作品のようです。組み立て方で、光のかたちが変わったり、光が重なったりして、うっとりするような光の空間になりました♪
◆「何にみえるかな~?」
◆いろんな形!どこから切ろうか?
◆どんどん切っていくよ!
◆「ここには穴をたくさんあけよう!」
◆そっとライトにかぶせると…
◆光が重なってすてきな空間に!!
(参加者の声)
・てんじょうにうつった光がきれいだった。(小3)
・さくひんをつくったら、さくひんのことがよくわかった。(小1)
2022/2/19 工房 SMFプログラム「和紙を貼って貼って〇ランプ!□ランプ!」
今日のMOMASのとびらはアーティストのみゃうかさんをお招きしてのプログラムです!最初にみんなが集まった部屋は薄暗く、そこには優しく光る作品がたくさんありました!それらは、講師のみゃうかさんが和紙で制作した作品だったのです。今回はみゃうかさんに和紙の魅力を教えてもらいながら、ランプづくりに挑戦します。まずは、和紙の上にお花紙を貼って好きな模様や図柄をつくります。「海の中をイメージしたよ!」「お花のかたちにしよう」想像を広げていきます。次に、もう1枚の和紙を上から重ねて貼ります。最後に、ランプのかたちの土台になる円柱と角柱それぞれに、和紙を貼りつけて完成です!作品づくりの後は、部屋を暗くしてみんなの作品をみていきます。「プレゼントみたい!」「重なっているところがきれい!」和紙やお花紙がライトの光で浮かび上がりました。和紙の魅力をたくさん知ることができたワークショップでした♪
◆和紙の原料「楮(こうぞ)」です!
◆「やわらかいイメージの作品をつくろうかな~」
◆みゃうかさんと一緒に確認!
◆〇ランプ!□ランプ!イメージを変えてみました~
◆みんなで鑑賞会!
参加者の声
・和紙のいろいろな種類がわかりました。暗い所できれいに光るところが楽しかったです。(小3)
・和紙の組み合わせやライトの組み合わせなどをかえるだけで、また違った世界ができてとても楽しかったです。(小4)
2022/2/5,2/12 親子クルーズ「色やかたちで伝えよう!ここが好きだよ、すてきだよ。」
今回の親子クルーズでは、マルク・シャガール《二つの花束》を鑑賞しました。「鳥やお花が描いてあるよ。」「月もある!」作品の中には、身近なものもたくさん描いてありました。そして、絵の右下をよ~くみると、人の顔が!実はこの人がシャガール本人で、頭に乗せている黄色の花や左の赤い花は、シャガールの奥さんや娘さんをイメージしたのでは…と考えられるのです。今日は、そんなシャガールさんのように、親子でお互いのイメージを色やかたちで表していきます。まずは、相手のどんな部分を表現するか考えます。イメージが決まったら、メインとなる素材にゆび絵の具で色を塗っていきます。「優しい色~」「元気な色!」お互いの性格や雰囲気を表す色で染まっていきます。素材を乾かしたら、相手のイメージに合った形に切って針金に接着し、お花のような作品が完成!同じ材料でも、その人らしい色やかたちになって、いつまでも飾っておきたくなるような作品ができました♪
◆「何が描かれているかな~?」
◆「緑色を両手で…やさしいイメージ!」
◆「強そうな形をつくるぞ!」
◆つくった人の説明を聞くと、色やかたちに納得!
◆相手のイメージが詰まった作品が出来上がりました!
参加者の感想
・人を人じゃないものであらわすのはむずかしかったけど、つくるのが楽しく、そうぞう力がアップしたと思います。(小2)
・家庭では用意するのが大変な絵の具や材料を使っての制作で、面白かったです。(保護者)
2022/1/8、1/15 フリープログラム「MOMASを冬色に染めよう!」「お気に入りの椅子をみつけよう!」「MOMAS探検隊!」
あけましておめでとうございます。2022年のMOMASのとびらは、3つのフリープログラムからスタートです。「MOMASを冬色に染めよう!」では、お花紙や針金などを使って、自分が考える「冬」を作り、MOMASの文字の形をした巨大なオブジェに接着していきます。「こたつにみかん~」「寒い色を合わせたよ!」目に見えるものだけでなく、冬の音やにおいもイメージして作りました。「お気に入りの椅子をみつけよう!」では、いろんな角度から椅子をみたり、お尻で座り心地も確かめたりして、自分にぴったりの椅子をみつけました。「MOMAS探検隊!」では、館内の作品をじっくりみることで、今までとは違った感じ方や考え方ができました。美術館の裏側も探検して、MOMASに詳しくなったかもしれません。フリープログラムは、1回の活動時間が短いので美術館に初めて来る方にもおすすめです!
◆できた「冬」をどんどん飾っていきます。
◆冬色MOMASの完成!
◆椅子の後ろはどうなっているんだろう?
◆ちょうどいいフィット感♪
◆サイが歩いているよ!
◆この作品…宇宙から飛んできたのかな?
フリープログラム「お気に入りの椅子をみつけよう!」「MOMAS探検隊!」「洗濯ばさみで絵を描こう!」
2021年最後のMOMASのとびらは、フリープログラムを3つ行いました。「お気に入りの椅子をみつけよう!」では、やわらかい触り心地の椅子やカクカクした形の椅子などいろいろな椅子に座り、目だけでなくおしりでも鑑賞します。「MOMAS探検隊!」では、美術館の中を探検し、展示室以外にある作品を見つけていきます。美術館の窓から見える公園にも、多くの作品があることに気付きました。「洗濯ばさみで絵を描こう!」は、久しぶりのプログラムです。たくさんの洗濯ばさみを床に並べたり、つなげたりして模様や形を作っていきます。「長くて強いドラゴン!」「虹や星の空の模様だよ~」楽しみながら進めていくと、会場がどんどんカラフルに♪みんなの模様や形が集まると、まるで一つの作品のようになりました。パワーあふれる作品が出来て、みんなでよい年が迎えられそうです♪
◆「ここもきもちいいよ~」
◆「椅子だけど…くぐっちゃえ!」
◆「下からのぞくと、何にみえるかな?」
◆この作品はどこからきたのでしょう?
◆洗濯ばさみをどんどん並べていきます!
◆みんなの作品が集まって大きな作品ができました!
みる+つくる「動く生き物?! あんな動き?こんな動き!」
2階で開催中の企画展「大・タイガー立石展」で、タイガー立石《汝、多くの他者たち》を鑑賞し、生き物が動いているように見えるしかけの作品づくりに挑戦しました。まずは、動かしたい生き物を描き、その形の輪郭だけ透明シートを使って写します。写しとった形はスタッフが切り抜いて型にします。その間に、みんなは背景づくり。様々な色や形を透明折り紙で表現しました。背景の雰囲気をみながら、出来上がった生き物の型を使って、別の透明シートに同じ形を描いていきます。シートは全部で7枚。1枚ずつ少し型を動かして描いていきます。シートを重ねると…なんだか生き物が動いているように見える作品が完成です!背景と合わせて立体的になりました。最後に全員の作品を一斉に吊るしてライトアップ!みんなが描いた生き物たちの足音が聞こえてくるようでした♪
◆「太陽も馬も動いているみたい!」
◆「どんな生き物を描こうかな~?」
◆「背景には丸を入れた世界を作ろう」
◆「動かすのは、この順番にするよ!」
◆全部並ぶとにぎやかになりました☆
(参加者の声)
・少しずつキャラクターの向きを変えて、命がふきこまれたように感じる作品ができてよかったです。(小4)
・ほんとうにうごいているようにみえたのでおもしろかったです。(小2)
み~っけ!「キラキラ枢機卿に大変身!」
「み~っけ!」は、コロナ禍での中止が続き、なんと約2年ぶりです!地下1階のジャコモ・マンズー《枢機卿》の鑑賞からスタートです!「寒いのかな~」「ここで眠っちゃったのかも…」と、ポーズや表情から作品の気持ちを考えます。作品の姿になりきったら、もっと作品の気持ちがわかるはず!そこで、みんなも枢機卿のようにマントや帽子を身に着けます。でも、みんな真っ白で同じ…だから、自分だけの模様を描いておしゃれにします!描ける部屋に移動して、絵の具で模様をつけます。「くるくる、水が流れるよ!」「とんとんとん、リズムよく♪」好きな模様でマントがカラフルになっていきました。途中、描いていると停電が!?暗くなった部屋では、ブラックライトでみんなのマントが光りました!光る模様を楽しみながら、もっともっと描いていきます。最後はみんなでお披露目ランウェイ♪ポーズも決まって、枢機卿もびっくりの作品ができました。
◆「ながい帽子だな~」
◆お膝の上で作品と同じポーズ!
◆「次はどんな模様にしようかな~?」
◆ブラックライトで絵の具が光のようにみえました!
◆背中にもたくさん模様が描けました♪
(参加者の声)
・みんなきれいだった(6歳)
・今日のイベントに参加させて頂いて、難しく考えず、芸術に触れていきたいと感じました。(保護者)
もますまつり「お気に入りの椅子をみつけよう!」「MOMAS探検隊!」
県民の日、もますまつりを行いました!「お気に入りの椅子をみつけよう!」では、いくつかの当館所蔵のグッドデザインの椅子から自分のお気に入りをみつけます。「ふわふわだ~」「岩みたい!」など、座り心地や色、形から椅子のよさを感じ取り、自分のいちばんの椅子をみつけることができました。「MOMAS探検隊!」は、館内のいろいろなところにある作品をみつけたり、美術館の裏側をみたりしながら、美術館を探検していきます。「このくちびるの椅子はキュウリを食べそう!」「サイが行進してる!」「大きなエレベーターだ!」今まで気づかなかった美術館の作品や裏側を知って、「MOMAS博士」が増えたかもしれません。もますまつりは1年に1度しかありませんが、来年も県民の日に実施する予定です。ぜひ、埼玉県立近代美術館に遊びにきてくださいね♪
◆「どんな座り方をしようかな~」
◆さあ、この椅子は何かに似ているかな?
◆この絵の中でかくれんぼするならどこにしよう?
◆「中からちょうちょが出てくるかも!」
みる+つくる「ニューMOMAS?! 進化する建物を作ろう!」
今回みる作品は、埼玉県立近代美術館で一番大きい作品…《埼玉県立近代美術館》(美術館の建物)です!黒川紀章が設計したこの美術館をよく見ると、多くの四角があります。実はこの四角、細胞をイメージしたものです。細胞のように、成長していく美術館でいてほしいという気持ちが込められています。みんなで美術館を探検したら、わくわくする作品がたくさんありました。黒川紀章は《東京計画 1961-Helix計画》という、人口の成長とともに、建物も上へ上へ成長する建物も考えました。そこで今日はみんなも、進化する建物をつくります!木材をグルーガンでつけて、組み立てていきます。「動物の中に住める建物~」「戦う家にしたよ!」「横にどんどん広がる家だよ~」アイデアいっぱいの進化する建物がたくさんできました♪埼玉県立近代美術館も負けていられません!美術館に来たら建物にも注目してみてくださいね。
◆美術館の入り口~!入る時には気づかなかった四角がたくさん!
◆「どんどん大きくしていくぞ!」
◆何段にも重ねると…どんな建物になるかな♪
◆「しっかり押さえて高くしよう!」
◆「鳥がとまれる建物をつくったよ!」
(参加者の声)
・木のぼうでつくるのは少しむずかしかったけれど、またやりたいです!(小4)
・70かいをこえるたてものをつくれてびっくりしました。(小1)
親子クルーズ「生き物発見! どんな生物?こんな生き物!」
今回の親子クルーズは、最上壽之《バッ ドラネコミャオ―》をみるところからスタートです。2匹の猫をイメージした作品ですが、この2匹はどんな関係だと思いますか?「親子で親が子どもをだっこしているところ!」「ライバル関係なのかな」など、作品のかたちや雰囲気から考えます。展示室の作品にはスポットライトが当たっているので、影が強そうにみえたり、重さを感じたりすることにも気づきました。展示室での鑑賞の後は、みんなで作品つくりに挑戦です。クリアでカラフルなスプーンやフォーク、洗濯ばさみを使って生き物を作ります!そして作った作品には《バッ ドラネコミャオ―》ように響きの楽しい題名も考えます。愛情たっぷりの生き物、かっこいい生き物、それぞれ工夫がいっぱいです。最後には展示室の作品のようにライトアップ!素材が光って影には色がつき、《バッ ドラネコミャオ―》もびっくりの生き物が誕生しました♪
◆下から、横から、のぞいてみよう!
◆「この組み方にしようかな~?」
◆「ビューンと飛ぶドラゴンを作ったよ!」
◆ライトを当てると…別の生き物!?
(参加者の声)
・ライトをあてたらかっこよくなってうれしかった。(小2)
・子どもと創作する機会はめったになく、自身のみでも創作する胸のワクワク感がなつかしく楽しかったです。(保護者)