MOMASのとびら これまでの報告

みる+つくるSMF 「光るたまごをつくろう!」

 MOMASのとびらでは、様々なものと出会い、関わり、表現をするワークショップを開催しています。アーティストとの出会いも、美術館での大切な出会いのひとつ。今日は、埼玉県内の様々な場所で展覧会やワークショップを行っているSaitama Muse Forum(サイタマ・ミューズ・フォーラム)という団体から、光を使った作品を制作している みゃうかさんをお呼びして、光るたまごをつくるワークショップを開催しました。美術館の創作室に集まってみると、暗い中でやさしく光る作品が展示されています。内側からの光で色や模様が浮かび上がる、みゃうかさんの作品です。みんなが作るものは、不思議なたまご。怪獣のたまごかな、お花がいっぱいのたまごかな、どんなたまごを作りたいか考えて、お花紙でパーツを切り出します。さて、どうやって光るたまごが出来るのでしょう。たまご型の風船を土台にして、和紙を貼り重ねていきます。どろどろの水溶き糊の触感に驚いたり、何度も何度も和紙を重ねることに驚いたり、部屋のあちこちから歓声が上がります。同じ机の人同士、教え合ったり励まし合ったり。みんなめげずに一生懸命制作に取り組んでいました。どんなたまごになるんだろう…残念ながら乾かしている間に、今日は時間切れ。みゃうかさんから乾いた後の作業を教えてもらって、残りはお家で仕上げです。完成はしなかったけれど、みゃうかさんに負けないくらい自分の世界を作り上げたみんな、満足気に帰宅していきました。

鑑賞しているところ

◆みゃうかさんと直接お話しながら、作品を鑑賞してスタートです。
アーティストの話を聞いているところ
◆作品のこと、作り方のこと、アーティストの言葉を真剣に聞いています。

卵のイメージを考えているところ
◆どんなたまごにしようかな。お花紙の使い方もいろいろ工夫をしています。

制作しているところ
◆べたべた、どろどろ。触り心地も楽しみながら、一生懸命制作中。

乾かしているところ
◆乾いたら、どんな風になるのかなあ。大事なたまごを見守ります。

みゃうかさんの作品

◆みゃうかさんがつくったたまごです。みんなのたまごも、楽しみだね。


<参加者の声>

・べたべたのところがたのしかったです。(小2)

・また作ってみたいと思いました。(小5)

「レッツゴー!○○の世界へ!」

 今日は,屋外彫刻の橋本省《流水の門》を親子で鑑賞しました。作品名をふせて「何に見える?」と聞くと「パズルみたい!お城へ続く門だと思う!」といった声が。さて《流水の門》はどこかに水があるのでしょうか? ”門を開けると向こう側にはどんな世界が広がっているか” 親子で想像して絵に描きました。創作室に戻り、絵に描いた世界を粘土で作りました。「川が流れてて自然がいっぱい!動物たちの学校にしよう!」、「山の頂上にピアノがあって、素敵な音楽が流れているよ!」など、子供たちの豊かな想像力があふれていました!久しぶりに粘土にさわった参加者もいて、粘土の感触を楽しんでいました。最後に、みんなの門の中に広がる世界へ遊びに行きました!とってもおもしろい旅でした。

 

《流水の門》を鑑賞しているところ 

◆「大きいね!」「穴があいてるね。」

親子で鑑賞しているところ 

◆裏側からみてみると「文字がある!楽譜かな?」

粘土で作品を作っているところ 

◆とっても仲良し親子。相談しながら作っていました。

できた作品の様子 

◆海の中?人魚の世界が!

鑑賞会の様子 

◆お友達が作った世界をみてみよう!

 

<参加者の声>

・自分の世界が作れてよかったです。(3年女子)

・門の向こう側を想像するのが楽しかったです。子供の発想と自分のとが違うのも面白いものですね。(保護者)

空洞の世界を楽しもう!

  遠藤利克展の作品はどれも色が真っ黒!!さらに大きさにびっくりします! また、作品に水を使ったり水を連想させたりするので、展示室に入る前に、みんなで水について思い起こしました。目に見える水もあるけれど、目に見えない水もあります。“知らないところで水は地球をぐるっと巡っている”そんな大きな視野で《空洞説》シリーズを鑑賞しました。《円い沼》では、「中は火山とつながっている」、《(ドラム状の)-2013》では、「これはきっと砂漠の落とし穴だよ、中にはきっとトゲトゲが! ゴジラ(未知の生物)が出てくる」、《木の舟》では、「この舟は沈んで別の世界につながっているの」など想像が広がりました。さて鑑賞後は、円(空洞)の中を子供たちに楽しんでもらおうと秘密のトンネルが用意してありました♪ 楽しんだ後は、円をつなげて生け花で宇宙をイメージした制作です。円が重なって球になったり、隣の別の円(宇宙)とつながったり、そんなことを考えながら素敵な作品を作りました。
氷を観察している

◆掌に氷をのせて水になるまでじっくり観察!

作品を鑑賞している

◆「この中どうなっているのかな?」

 「マトリョーシカのように次から次に木の箱がでてくる!」


ビニールトンネルの中
◆トンネルの中は楽しいな~!



◆遠藤作品とどっちが長い!?

制作中
◆円をつなげてパチン。


作品
◆2段重ねの空間に花を!

作品

◆みんなの作品を鑑賞~

<参加者の声>

・丸を作って楽しく遊べたと思います。(小3女子)

・(作品が)すみでできていることがびっくりしました。(小2女子)


 

~音楽に合わせて遊ぶ!描く!~「リズム&アートで遊ぼう!」

 今日は、東京造形大学から石賀直之先生、そしてミュージシャン松田光弘さんとKAKUEIさんをお招きし、音楽でアートするプログラムを実施しました♪ 部屋に入ると生演奏が始まり、子供たちのテンションもアップ!リズムにのってきたら足にビニール袋と靴下をはいてダンスしながら紙の上にスタンプ。創作室の床一面がカラフルになりました。次にKAKUEIさんから楽器の作り方や演奏方法を習います。二つの球に絵を描き、つなげて<パチカ>を作ります。後半はカラフルな紙で衣装作りに挑戦。「こんなのはどお? カッコいい!私はお姫様みたいでしょ~!」どの親子も素敵な衣装が完成しました。最後に楽器を持ってステージ上で演奏会です!! 目で楽しい、耳に、心に残る素敵なパフォーマンスをみんなありがとう!

演奏にのって遊んでいるところ

◆音楽にのって心も軽やか♪

絵の具でスタンプをしている。

◆演奏に合わせてステップ♪


絵の具をつけているところ
◆足元が素敵な色に染まっていきます。

      
衣装をつくっている                        

◆衣装作りは保護者のみなさん頑張りました!!

楽器の練習中

◆パチカの練習中~

記念にポーズしている

◆それぞれ好きな決めポーズ!!楽しかった~♪

<参加者の声>

・足でもようをつけたり、舞台にのって踊るのが楽しかった。(小3・4歳姉妹)

・創作と音楽が一緒で楽しい!”足で描く”のも新鮮でした。(保護者)


 

「座れる段ボールの椅子大集合!」

 第5回目を迎える『座れる段ボールの椅子グランプリ』。29校が参加し、51作品が美術館の1階と3階に並びました。今日は、その中から受賞した作品の鑑賞会を行いました!今回、総合グランプリをとったのは高等学校。“油絵具チューブ”をモチーフに、ユニークかつ実用的な作品になるように制作したそうです。審査員からは「鉛チューブを絞った表情と、くたびれた段ボールの姿が重なってよい」「とてもポップで楽しい作品になっている」と評価が高く、今回の受賞となりました。制作した児童生徒に作品の見どころや制作におけるエピソードを楽しく聞き、さらに審査員のデザイナー高須賀昌志先生や美術館学芸員からそれぞれの作品のよいところをたくさん聞くことができました。27日()まで展示していますので、ぜひ工夫を凝らした作品をお楽しみください。


インタビューしているところ
◆制作者にインタビュー!


解説しているところ
◆デザインの専門家と学芸員による楽しい解説!


実際に座っているところ

◆実際に座ってみよう!