MOMASのとびら これまでの報告
2023/11/25,12/2 み~っけ!「MOMASで紙の上の運動会!」
MOMASのとびら「み~っけ!」では、美術館に親しみを持ってもらうために、まずはかたちや線を見つけに美術館を探検しました。グッドデザインの椅子をいろいろな角度から見ると、ぐにゃぐにゃの線がみつかったり、つるつるした面がみつかったりしました。美術館の建物にはまっすぐな線や四角、ゆるりとした線などたくさんの発見がありました。探検が終わったら、かたちや線を思い描きながらボールを転がしてみます。「優しく優しく…」「そーっと」心と体の準備体操が整ったら、絵を描いていきます。今日はクレヨンや鉛筆は使いません。ボールを転がすようにカラフルなひもやテープで描きます。「赤の長い線を描くよ」「くるくるの線に挑戦だ」最後はみんなで描いた線を壁に飾ります。「ハートができたよ」「重なったオレンジがきれいだよ」素敵をたくさん見つけることができました!
◆「うしろはどうなっているのかな?」
◆普段は入らないところもじっくり探検!
◆「いくよ~」「ゆっくりね~」やさしいキャッチボール!
◆「ぐぐっと、しっかりはるよ」
◆11月25日と12月2日の成果物。どんな線が見つかりますか。
(参加者の声)
・へびさんの作品、道路の作品を作って楽しかったです。(4才)
・日頃見ない目線でものを見ることができて楽しかったです。(保護者)
2023/10/28、11/4 みる+つくる「世界にひとつ!喜びの自分旗をつくろう!」
今回のMOMASのとびら「みる+つくる」は、モーリス・ユトリロ《旗で飾られたモンマルトルのサクレ=クール寺院》の鑑賞からスタートです。この絵の中はどんなところだろう?「白い建物が外国っぽい?」「暖かいところかも」と、作品をじっくりみて考えていきます。よくよくみると、絵の中には人が描かれていません。人はいないけれど、どんな音がしそうでしょうか?「旗があるからうれしい音!」「お祭りみたいな音!」想像する音はどれもにぎやかです。実はこの作品は、戦争が終わった喜びや解放の時の様子を描いたものです。つくる時間では、自分の気持ちを旗に込めた喜びの旗をつくっていきます。ふわふわの素材や固めの素材など、触り心地も表現の一部に入れていきます。出来上がった作品について聞くと、「友達ができた時の喜びにしたよ」「マラソンで賞を取った時の気持ちを詰め込んだよ」など、ひとりひとり違う思いが込められていました。自分だけでなく誰かも嬉しい気持ちにさせるような楽しい旗ができました♪
◆「夏の空みたい」「笑い声が聞こえてきそう」
◆最後の仕上げにどんな喜びを足すのかな?
◆「メダルをもらえた時の気持ちをかたちにしたよ」
◆プログラム後にはおうちの方にもみてもらいました。
(参加者の声)
・みんなとの違いがあっておもしろかったです。(小6)
・自分のよろこびを表現できてたのしかったです。(小5)
2023/10/07 フリープログラム「洗濯ばさみで絵を描こう!」「お顔をトレース★肖像画!」
過ごしやすい秋の日、MOMASのとびらフリープログラムが開催しました。「洗濯ばさみで絵を描こう!」は、地下1階センター・ホールで行われました。3つの彫刻が参加者を見守る中、色鮮やかな洗濯ばさみで思い思いのかたちをつくります。「高くて大きなタワーにしたいな~」「オレンジでハートをつくってみよう!」出来上がったら1階から地下をのぞいて…遠くからみるとまた違ったかたちにみえてきました。「お顔をトレース★肖像画!」では、ラミネートフィルムを使って相手の顔を写しとり、その人のイメージにあった色でお顔を塗っていきます。「よーくみながら写しとってね。」「優しい色は何色かな?」いつも近くで見ているお顔でも、じっくりみつめると今までは気づかなかった魅力に気づけたかもしれませんね♪
2023/9/16 彫刻あらいぐま
9月の彫刻あらいぐまでは、普段は入れない空間へ入り作品を洗いました。田中米吉《ドッキング(表面)No.86-1985》は、美術館の2階から3階へ向かう踊り場に巨大な物体が突き刺さっているだけではありません。よくみると別の立方体がワイヤーで吊るされていたり、地下にも物体が刺さっていたり、空間も含めた作品になっています。「私たちが作品の中で作品を洗うっていうこと!?」参加者も初めての空間に戸惑いながら、地下から建物を見上げたり床のタイルを観察したりしながら、作品を洗っていきました。「水が反射しているね。」洗い終わったらすがすがしく、とても貴重な体験ができた彫刻あらいぐまでした☆
(※9月9日は雨天のため中止となりました。)
◆「この作品を洗うよ!他にも探せるかな?」
◆じっくり素材に触れながら洗っていきます。
(参加者の声)
・きれいになると達成感があって楽しかったです。(小学5年)
・洗ってみて、美術品をながめる時はちがった角度から何度もながめてみたいと思った。(保護者)
2023/8/26 サマー・アドベンチャー みる+つくる「横尾龍彦さんになりきろう!-無意識から生まれる色とかたち‐」
8月最後のサマー・アドベンチャー第4弾は「みる+つくる」。企画展「横尾龍彦-瞑想の彼方」から《不可知の雲》を鑑賞しました。作品は2mあります。端から端までじっくりみると、「月がみえるよ」「砂嵐かも」「水の中かな」、ひとつの作品からさまざまな世界が浮かんできました。「横尾さんは、水や風、土に描いてもらおう!と無意識に描くことを目指したんだよ」。作品を描くのに無意識なんて…何だか難しいけど、楽しそう!今回は、横尾さんのように無意識の色やかたちの作品づくりに挑戦です。出てきたのは、大きなカンヴァス。グループで描き方を工夫します。「絵の具を流すよ~」『え~!』。「ながーい筆を使ってみよう」『思うようにいかないなあ』。道具や材料をわざと不便にして描きます。いろいろ試したら、ここからMOMAS式。カンヴァスを切って、ひとり一人の作品にしました。最後は少しだけ好みの描き方を付け足して…オリジナルカンヴァスの出来上がり☆横尾さんの作品のように展示室へ並べたら、『同じようにみえて、ひとつも同じじゃないね』。一緒につくってもみんな違う色やかたちが生まれた作品となりました♪
◆「どこがどこが?」みんなで作品をじっくり鑑賞。
◆大きなカンヴァスをゆらして~ゆらして~
◆”パテ”を使って描いてみると…
◆「カンヴァスを切ります!」「どうなるのかな~」
◆最後は、もう少し試したい絵の具や素材を付け足します。
◆「同じ赤も黄色も青もないね。」「宇宙みたい。」
(参加者の声)
・ナスカの地上絵みたいになったのがよかったです。(小4)
・遠くから自分たちの作品を見ているといろいろ浮かんできて楽しいです。(中2)