MOMASのとびら これまでの報告

2022/8/27 みる+つくる「どんな作品が似合うかな?~額縁の世界~」

 8月最後のサマー・アドベンチャー「みる+つくる」では、企画展「シアトル→パリ 田中保とその時代」の作品鑑賞からスタート。でも、今日は様子が違います。作品だけをみるのではなく、作品の周りの「額縁」もよーくみていきます。「豪華だ…」「色も違うな〜」いつもとは異なる視点で作品をみたら、額縁を作品として作ります!しかも、どどーん!と大きな額縁をみんなで手分けして作ります。いろいろな額縁がありましたが、今回は金色の額縁作りに挑戦です。金色になるので、素材の色は気にせず、感触を大切に選んでいきます。好きな素材を貼りつけ、金色のスプレーをかけ、みんなのパーツを合わせたら世界で1つの額縁の完成です。そして、出来上がった額縁は展示室のようにかっこよく展示します。額縁を「作品」として展示すると…「色に影がみえる」「神秘的」普段はあまり気にしないものも、見方を変えてみると世界が広がりますね♪

展示室で作品を鑑賞します。

◆展示室で、作品、そして額縁に注目しながら鑑賞します。

 

 どんな額縁にしようか考えます。

◆「こんな大きな額縁を作ります!」

 

さまざまな素材を接着します。

◆「ここにはスポンジをつけよう~」

 

スプレーをかけていきます。

◆スタッフさん、金のスプレーをお願いします!

 

パーツを合わせて完成です。

◆完成!「どんなものをつけたの?」「ビーズをまとめてたくさんつけたよ」

 

場所を変えて展示、鑑賞しました。

◆最後は展示室のように作品をじっくりみることができました。

 

(参加者の声)

・はじめてみんなでこんなに大きな作品をつくれてうれしかったです。(小1)

・額縁をつくるというのがなかなかないのでびっくりしました。(小2)

 

 

2022/8/20 サマー・アドベンチャー「カッコイイ緑をつくろう!」 

 サマー・アドベンチャー第3弾、「カッコイイ緑をつくろう!」では、講師に画家の内海聖史氏をお招きしました。「今日は自分が思う『カッコイイ!緑』を作ることに挑戦します!」絵の具は、緑以外の青、黄、赤、桃、橙…と、様々な色を用意しました。そして、スポンジや割り箸、緩衝材など、筆以外の道具も使い描いていきます。「秋のような緑だ~」「ざらざらしている緑!」自分なりに緑の表現を工夫して、時間いっぱい描けたら、内海さんと一緒にベランダで鑑賞会。「かすれているのもいいね」「強そうなのもいいね」そして、ベランダで後ろを振り返ると、そこには公園が。「みんなが作った緑に似ているね。公園の木々は色が合わさってできているね」最後は地下の展示室で、プロである内海さんの作品をみました。大きくて、色鮮やかな作品にドキドキ。様々な視点から描くことを考えたり、表現の仕方を考えたりする自分と向き合う時間を過ごせました♪

講師から色の作り方について聞きます。

◆内海さんが試しに色づくり…「どんな感じがするかな?」

道具を変えながら挑戦していきます。

◆「スポンジで描いたら葉っぱみたいになったよ」

何枚も描いていきます。

◆「どばーっ!」激しさを表現します!

いろいろな緑をみていきます。

◆みんなの「緑」が並びました。

講師の作品から感じたことをお話ししています。

◆プロの作品に圧巻☆どんな風に描いているのか聞けました。

 

(参加者の声)

・緑はあまり種類がないと思っていたけど、いろいろな緑があることを知りました。(小3)

・やったことがないかき方をして「こんなふうにかけるんだ」と楽しかったです。(小4)

 

★講師の内海聖史氏の作品です。

プログラムは、「自由でいいじゃん!」とおっしゃっていた内海氏の作品は、大きさや角度など『自由』に描かれています。

内海聖史《Coriolis・コリオリ》2022年制作 キャンバス、パネル、油彩、水彩

内海聖史《moonwalk・ムーンウォーク》2015年制作 キャンバス、パネル、油彩、水彩

内海聖史《是空(七芒星)》《ポラリス(4芒星)》2012年制作 キャンバス、パネル、油彩、水彩

 

内海聖史《mimic painting(波型)》2017年制作 キャンバス、パネル、油彩、水彩

©UCHIUMI SATOSHI、photo by:Ken KATO

 

 

 

 

2022/8/6 サマー・アドベンチャー「お面をつくろう!」 

 2022年のサマー・アドベンチャー第1弾は、「お面をつくろう!」です。講師には、造形作家の平島鉄也氏をお招きしました。「どんなお面を知っているかな…」鉄也先生と一緒に世界中にある様々なお面をみていきます。縦長だったり、目がたくさんあったり、自由なお面がたくさん!みんなの気持ちも高まってきたところで、お面作りに挑戦です。まずはどんなお面がいいか考えたアイデアを紙に描いていきます。作りたいもののイメージが決まったら、土台となる段ボールを好きな色から選んで、イメージに合うような素材を選びます。「カラフルなストロー」「四角い発泡スチロール」「ふわふわのリボン」色やかたち、触り心地などから、作品に似合うものを土台に貼ったら午前の活動は終了です。午後は、もっともっと自分らしいお面を追及します!「そこからもっと良くなるには…」という鉄也先生の言葉を合図に、絵の具やペンで模様も描き足します。「かくかくの模様」「蛇みたいな線」、完成したお面を壁に飾ったら「ダイナミック!」「キラキラしている!」いつまでも飾っておきたい自由で素敵なお面ができました♪

 

アイデアを描いていきます。

◆アイデアは5個以上!

 

段ボールカッターを使いました。

◆慣れない道具を使いながら段ボールを切っていきます。

 

様々な素材から合うものを選びます。

◆「ストローを切って、ひげを足そう!」

 

色にもこだわっていきます。

◆「もっともっと濃い赤にするぞ~」

 

作品が完成しました。

◆ズラッ!とみんなのお面が並びました☆

 

作った作品への思いを聞きます。

◆「工夫したところを教えてくれる?」最後は鉄也先生と頑張ったところをお話ししました。

 

 (参加者の声)

・さいしょにかいたアイデアよりもっとおもしろいものが思いついた。(小1)

・いろいろなお面ができて楽しかった。(小4)

2022/7/16、7/23 工房「板から椅子ができた!」

 今回のMOMASのとびら「工房」のプログラムは、埼玉大学の学生が進行します!「今日はお部屋を変えて作品をみるよ!」変わった形の椅子が3つありました。「何かに似ているかな」「どんな形が見つかるかな」学生が質問すると「バナナ」「ひよこ」「ぐにゃぐにゃ」のような椅子、様々な見方が出てきました。1枚の板からできた椅子をみると、「同じ形があるよ」椅子の工夫に気付きました。みんなも板を切り出し、椅子作りに挑戦です。今回は板として、スチレンボードを使います。くねくね、ザクザク、スチロールカッターで自由に切って、そのパーツを全部使って椅子にします。パーツを組み合わせると「王様が座る椅子」「二人で背中を合わせる椅子」同じ板(スチレンボード)を使っても、それぞれ大きさや雰囲気の違う椅子ができました♪

 

かたちや色をみていきます。 

◆じっくり、じっくりみていきます。

 

様々な角度からみていきます。

◆「上にも下にも同じ形があるよ!」

 

道具を使って切っていきます。

◆「ぐにゃぐにゃに切ってみよう~」

 

思い描いているかたちを目指します。

◆そーっと慎重にくっつけます。

 

工夫したところを話します。

◆「どんな椅子をつくったのかな?」

 

(参加者の声)

・ななめにはるところがたのしかった。(小1)

・自分の好きなイスがたのしく作れました(小4)

2022/6/25,7/2 親子クルーズ「かく かく しかくでランプを作ろう!」

 今回の親子クルーズはクイズからスタート!「美術館に隠れている形」を探します。「窓が四角!」「天井も四角だったような…」そうなのです。埼玉県立近代美術館には四角がたくさんあります。美術館探検をすると、床や扉、柵や壁などいろいろなものが四角いことに気付きました。今回は、四角で作品づくりです。四角い木枠に障子紙が貼ってあるものを、好きな角度で貼りつけていきます。「上に高くするぞ」「ななめにつけてみようかな」ライトが入る場所も考えます。ランプができたら、障子紙の部分に、薄めた絵の具をにじませて、どんなふうに光るのか想像しながら、じわーっと広がる色を楽しみます。最後はライトを入れて、みんなの作品を鑑賞します。華やかになったり、涼しい感じになったり、同じ四角の素材からオリジナルのかくかくランプができました!

 

美術館を探検します。 

◆「こんなところにも四角が!」

 

親子で一つずつ作品づくりに挑戦です。

◆「どんなふうにくっつけようかな」

 

ベランダで色をつけます。

◆「ここは水色で海みたいにするよ」

 

全員の作品を鑑賞します。

◆どの作品も一つとして同じ形がないね。

 

どんな作品にしたか聞いていきます。

◆よーくみて、工夫して作ったところみんなに伝えます。

 

参加者の感想

・四角がひかってみえてすてきでした。(小2)

・普段見逃しがちな四角をとことん見つめる楽しい一時でした。(保護者)