MOMASのとびら これまでの報告

2022/11/19,12/3 み~っけ!「カクカク カラフル かがやく四角!」

 埼玉県立近代美術館には、四角がたくさん隠されています。今日はみんなで「四角探しツアー」に出かけます。館内をよく見ると、床にも、扉にも、天井にも、数えきれないほど四角が見つかりました。その後は、四角を使った作品をつくっていきます。様々な大きさの四角に切り取られた型紙とスポンジを使って、大きな白い布を四角でいっぱいにします。スポンジに絵の具をつけて、優しくトントントン・・・型紙をはずすと、きれいな四角の出来上がりです。「次は何色の、どんな大きさの四角にしようかな。」白い布にどんどん四角を描いていると・・・あれ、停電だ!暗くなった部屋をブラックライトで照らすと、みんなが描いた四角が光り始めたではありませんか!光る絵の具でさらに四角を描いて完成です。美術館みたいに四角でいっぱいの素敵な作品ができあがりました♪

 

◆「あそこにも四角があったよ」

 

◆動かないようしっかり押さえて、優しくトントン

 

◆いろんな大きさの四角を組み合わせよう

 

◆「わっ!光った!」

 

◆美術館のように、四角でいっぱいになったね。

 

  

 

 (参加者の声)

・しかくをくみあわせて、ダイヤをつくったのが たのしかった。(6歳)

・子供がどんどん集中して、のめり込む姿があり、とても楽しく貴重な機会でした。(保護者)

2022/11/14 もますまつり「風を描こう!」「カクカクつなげて遊ぼう!」

 お天気にも恵まれた県民の日、午前には「風を描こう!」を実施しました。アクリルボード越しにみえる風景やそこから感じる空気感、自分が風になったつもりでボードに描いていきます。「黒くて強い風!」「やわらかい風は水色で~」。全身を使って思い思いに描いたらたくさんの風が混ざり合い、今日限定の作品ができたようでした。午後の「カクカクつなげて遊ぼう!」では、松本薫《Cycle90°》を鑑賞します。「首が長いきりんにみえるな」「横からみると魚みたいだよ」いろいろな角度から作品をみた後、ストローを使ってカクカクの作品づくりに挑戦しました。もますまつりは来年も実施予定です。来年は、感染症が拡大する前のように多くの人が参加できますように♪

 

感じたことやみえたものを描きます

◆「向こうに見える大きな木はかっこよく赤で!」

 

ボードにはさまざまな風が描かれました

◆いろいろな風が合わさりました~

 

作品鑑賞後、そのかたちを生かして活動します

◆よーく見て、ストローをとおします。

 

鑑賞した作品から形をめぐらせてつくります

◆「桃色と水色でやわらかい色のカクカク☆」

2022/10/08.10/22.11/5 みる+つくる「どんなところに行こうかな?夢みるトランク!」

 皆さんは今、どんなところを旅したいですか。MOMASコレクション第2期には、画家の森田恒友が愛用したトランクが展示されています。このトランクは作品ではありませんが、美術館では作品と同じように大切にしたいものです。このトランクは恒友が絵を描く際に各地を一緒に旅した相棒で、その土地のにおいや音、その時感じた気持ちを吸い込んでいることでしょう。今回は、どんなところに行きたいか、その場所を想像して「夢みるトランク」を作ります。まずは元となる段ボールを切ります。「ピアノのかたち」「野原のイメージ」など場所やものを想像しながら切った形を箱のように組み立てて、トランクを飾っていきます。「シールを重ねて夕日のようにしたよ」「針金で波を作ろう」。さまざまな素材を使ったら、トランクの持ち手をつけて完成です。最後は展示室のように展示台にトランクを乗せてライトアップします。「ボールがたくさんある国!ピンポン玉が入るよ!」「アイスがたくさん食べられるアイスの国!」行きたい場所にお供する最高の相棒トランクができました☆

 

展示室を鑑賞します

◆「中身はどうなっているかな~?」

 

段ボールを切ります

◆道具を使って段ボールを好きな形に切っていきます。

 

全身で作品をおさえます

◆グルーガンをつけて、ぐっと力を入れたら10秒数えてしっかりとめます!

 

スタッフと一緒に考えてつくります

◆スタッフと協力して「針金を丸くしよう」

 

どの角度からみたら素敵でしょうか

◆「宇宙に行けるトランクができたよ♪」

 

展示室のようにして鑑賞します

◆展示室のようにライトを当てたら、どんな風にみえるかな。

 

 

(参加者の声)

・材料がたくさんあって楽しかったです。がんばってつくりました。(小4)

・じぶんのトランクができて うれしかったです。(小2)

2022/10/1 フリープログラム「お気に入りの椅子をみつけよう!」「洗濯ばさみで絵を描こう!」

10月のフリープログラムは、「お気に入りの椅子をみつけよう!」「洗濯ばさみで絵を描こう!」の2つです。グッドデザインの椅子が用意された部屋では目でみて、お尻で楽しみ、お気に入りの椅子を見つけます。「茶色のちょうちょみたい」「青キノコの椅子もある」。色やかたちから、椅子を何かに見立てます。最後には座り心地も体感して、椅子のよさに気付きました。もうひとつの部屋には、カラフルな洗濯ばさみがたくさん!床に並べたり、洗濯ばさみ同士をつなげたりして自分だけのかたちを作ります。「恐竜みたい」「虹を作ったよ」。洗濯ばさみを自由に使ってカラフルな世界ができました♪次回のフリープログラムは年明けの1月を予定しています。ぜひご参加ください。

 

さまざまな角度から椅子を鑑賞します

◆「下からみると…くちばしみたい!」

 

直接椅子に触って鑑賞します

◆どーん!と全身で椅子を楽しみます。

 

洗濯ばさみで思い描いた形をつくります

◆「太陽みたいなかたちと色ができたよ」

 

ひとりひとりできあがるかたちは違います 

◆家族ひとりひとり違うかたち作りに挑戦です。

 

2022/9/10.9/17 彫刻あらいぐま

9月の彫刻あらいぐまは、10日に、鹿間厚次郎《静の旋律No.31》、志水晴児《NEGATIVE BALL》を、17日に、橋本真之《果実の中の木もれ陽》を洗いました。ではなぜ屋外彫刻を洗うのでしょうか。「風が吹いてほこりがつくから」「雨が作品を汚すから」。汚れがついたままだと彫刻も傷んでしまいます。いつもきれいな状態の彫刻をみられるように、今回は、彫刻を洗うプロの方と一緒に彫刻を洗います。彫刻によって洗い方は異なり、使う道具も変わります。環境に優しい洗剤を使いスポンジで洗ったり、大きな作品には高圧洗浄機で手の届かないところに水をかけたりしていきます。屋外彫刻に近づいて洗うことで、「思ったよりもザラザラしている」「穴の中が光っているよ」など、いつもよりも彫刻を細かく観察し、新しい発見ができました。洗い終えた彫刻はますます素敵にみえたかもしれませんね!

 

作品を近くから観察します。

◆触ってみると…どんな感じがするかな。

 

細かいところまで洗浄します。

◆「力を入れて汚れを落とします!」

 

洗った後はもう一度作品を鑑賞します。

◆「洗ったら新しい色がみえたよ~」

 

作品の鑑賞をしています。

◆のぞいてみると何がみえるかな。

 

特別な道具で作品を洗浄します。 

◆高圧洗浄機でザーッと!上の方もきれいになります。

 

 

(参加者の声)

・いろいろなかたちがおもしろかった。カラダみたいなかたちをみつけた。(小1)

・作品を洗うことはなかなかできない経験なので、とても良い機会でした。(保護者)