MOMASのとびら これまでの報告

MOMASコレクションみる+つくる「おしゃべりする掛け軸」

 今回は絵の中に入ったつもりで会話を楽しむプログラムを行いました。展示室で、アンドレ・ドラン《浴女》を観て「背中が焦げちゃったわ~」と嘆いたり、ロダンの彫刻の目の力強さから「社員の前に立つ社長さんに見えてきた。」などと、子供の想像したことを楽しく聞き合いました。創作室に戻った後は、小茂田青樹《春の夜》を鑑賞しました。登場するミミズクやネコの物語を考えて、会話を親子で考えました。考えた物語は創作室に現れた梅の花の舞台で実演! 動物になりきるために、画用紙で耳や髭や口ばしも作りました。ミミズクやネコに変装?し、照れていた親子も全員舞台で素敵な動物を演じてくれました。


◆「3人はなんて言っているのかな?」 ◆「ミミズクは何をしているのかな?どんな気持ち?」

 「ちょっと太った?」「え!?」    「星空をボーと眺めている」「獲物いないかな~」

 

◆物語を考え中             ◆耳はこの位置でいいかな~?

 「ネコはこの後どこへ・・・」    


   
◆悪いネコがお魚くわえて・・・  ◆ミミズクの丸い目やネコの口元の表情がいいね!

 「ちょうだい!(鳥)」      
  

 <参加者の声>

◆絵の中に入ってみたときにとても楽しかったです。またこんな体けんをしてみたいです!!(小3女子)

◆制作だと思っていたので「劇」をすることにオドロキました。他の方たちの劇も見られて

 楽しかったです。変装するのもみんなですると面白かったです。(保護者)


 

み~っけ!「 風になって 」

 小島喜八郎さんの《9月の庭にて》は、花々が揺れている瞬間をとらえた風を感じる大きな作品です。作品をしっかり観た後、みんなで風と遊びました。みんなが走ると飾りがひらひら揺れたり、紙の花吹雪が舞い上がってとってもきれい。ヒュルル~風の音も聞こえ、創作室に素敵な風が起こりました。たくさん遊んだ後は風になりきって絵を描きました。筆なんて使わず、手や足に絵の具を付けて勢いよく、みんな夢中で描いていました。まだ描き足りないので紙袋に親子で思い思いの風を描きました。「くるくるたつ巻扇風機~」「タンポポの花畑を吹く風」など、色がきれいな素敵な紙袋がいっぱいできあがりました。今日捕まえた風も詰め込んでみんな笑顔で帰っていきました。

 

◆「何に見えるかな?」          ◆ビニールが揺らして風になろう

 「魚が泳いでる!」「とりが飛んでる」     「僕は大きな風~、ビュォー」



◆風になって絵を描くぞ~        ◆手や足を使って描くなんてはじめて!! 

「ひゅるひゅるひゅるぅ~」


      
◆仲良く描いたら紙袋に戻します     ◆こんなに大きな風になりました~

 


 <参加者の声>

◆えのぐでぬるぬるしておもしろかったです(5才女子)

◆ずっと家でやらせてもらえず、やりたくてやりたくて仕方なかったことなので

 ものすごく楽しんでいました。(保護者)

 

アート★ビンゴ【きん】

 台風が通り過ぎ秋らしい晴れ間が広がりました。今日のアート★ビンゴは初参加の方が多く、「美術館にこんな楽しみ方もあるんだ~!」と楽しんでいる姿が見られました。今日は特別に展示室Aの中からも出題がありました。ロートレックのポスターでは、『この人は何をしているのかな?』という問題に、ポーズを真似しながら考えて、「踊っているところだよ」などと会話が盛り上がっていました。他にも、小島喜八郎の《草》シリーズをみて、『草の中にはどんな生き物がいるだろう?』と想像しました。MOMASの扉の新キャラクターの名前を募集したところ、素敵な名前がたくさん集まりました。どれにしようか迷ってしまいます。ビンゴをきっかけに、再び美術館を訪れて、たくさん想像力を働かせて作品を見てもらえると嬉しいです。


◆「こっちに傾いている?」         ◆3回目の彼は見方も上級者!



◆「私はタコにみえるわ~」        
◆「この人何をみているのかな~?」

 「俺は横になってる人にみえる!」 


 

サマー・アドベンチャー「ロボぐるみをつくろう!」

 2015サマー・アドベンチャーもいよいよ最終回!! 押忍!手芸部の男前部長 石澤彰一氏をお招きし、動くぬいぐるみ『ロボぐるみ』をみんなで楽しく作って遊びました。スタートは衝撃的!!! 犬のロボットが着ている毛皮をぬがせてあげるのです。「キャー! かわいそう」そんな声も飛び交いますが、裸になったロボットにくつ下をかぶせて綿を詰めてあげると、それだけで新しい生き物に早変わり。尻尾フリフリ四足歩行、首を縦に振りながら「ワンワン」と鳴く姿は何とも言えずキュートです。参加者も好みの布やボタンで鼻や耳をつけて、毛糸やリボンで着飾ります。縫うのが苦手でも、部長がやさしい作り方を教えてくれました。結束バンドやホットボンドを使って簡単に作れました。最後は愛するロボぐるみたちが一斉に走ります。「速さじゃなく可愛さを!笑いを取れたら一番!!!」みんな楽しく完走できました。926日(土)北浦和西口銀座商店街に再集結し、運動会を行います。乞うご期待!


◆ぬいぐるみの正体は…?         ◆「へんなの~歩いてる~!」


◆わくわく楽しい材料選び♪        ◆「縫い物なんて普段は…」と言いながら

                       父と息子でちくちくちく  
                  


◆一斉にスタート!「可愛い~」     ◆「行け~!」応援も盛り上がりゴール!

 「アァ、まっすぐ進まない~!」

 

<参加者の声>

◆最初はぬいぐるみをぬがすところがこわかったけれど、さいごはかわいくできて楽しかった。(小2女子)

◆へたな感じがいいあじがでていておもしろいロボぐるみができました。部長に直接教えて 
 もらえて
とても良い記念になりました。(一般女性)

サマー・アドベンチャー「座れる段ボールの椅子大集合Ⅲ」

 2015サマー・アドベンチャーの第4弾は、講師に埼玉大学の高須賀昌志先生を招き、「第3回座れる段ボール椅子グランプリ」受賞作品8点の観賞会をしました。受賞グループには、作品の見所や制作中のエピソード等をインタビュー形式で聞きました。見事に総合グランプリに輝いたグループが「実は最初は、馬じゃなくて鶴を作る予定だった!」という意外なエピソードを披露し、場の空気も一気に和みました。「こんな風に座ってほしい」と実際に座って見せたり、名前の由来や何度も試作を繰り返し計算して作ったことなど、各グループのアイディアや工夫点が聞けて、楽しく学べる観賞会でした。高須賀先生からも「3回目でも、またまだ驚かされるアイディアがいっぱい出てくる!」と褒めていただきました。30日まで、全ての出品作品をご覧いただけます。ユニークな椅子達をぜひお楽しみください。



◆座り心地は??                    ◆4人で座ってもこの安定感!素晴らしい構造。


◆中学生の見事なプレゼン!              ◆審査員は実際に座っています



1階展示風景                               ◆3階展示風景