MOMASのとびら これまでの報告

企画展親子クルーズ「 くるくるきらきらキネティック 」

今回の企画展親子クルーズは、開催中の「キネティック・アート」のグラツィア・ヴァリスコの作品を4点鑑賞しました。動いて、光って、まわる作品を見ると、「どんな仕組みかな?」とみな興味津々です。近づいてよく観察すると「あ、わかった!」と声が上がりました。「2枚重なっている!」「後ろのボードが光って回っている。」など、作品の特徴や仕組みをしっかり理解して制作に入りました。「作品はこうなっていたね~。」「光を通すにはもっと切ろう!」とあちこちで会話が聞こえてきます。親子でそれぞれつくった円盤を重ねて箱にのせ、下から光を射すと「すご~い!きれい!」と大興奮! 観賞会で部屋の明かりを消すと、天井にも赤、青、黄色の光が反射してとっても幻想的! 親子で動く光と遊びました。


◆「どんな仕組みかな?」                     ◆いろんな形を切ってみよう!

 「2重になっていたよ」                      お父さんの上手だな~


                        
◆60年ぶりの工作♪                       ◆思い思いの作品ができたね

    

                         
◆高速で回すと下の絵が浮き出た!             ◆超力作!予想以上になって感動~☆                                                   


 <参加者の声>

◆父が初めてあんなに上手いとは知らなくて驚きました。父のすごさを知れてよかったです(小4男子)

◆まわして はなびみたいできれい(6才女子)

み~っけ!「 もます 音楽隊 」

 今回のみ~っけ!のテーマは“音”です。色々な水の音を聴いた後、水の音が聞こえそうな作品を探しに行きました。《浜風》《あじさい》などの絵を見ていると、たくさんの音色が聞こえくるようです。鑑賞した後は、手作りの音を楽しみました。大きな筒をゆらすと「ごろごろごろ!」「ざ~~~」 中に入っていたのは木の実や小豆です。「大きな音がして楽しい!」「波の音みたい!」 音がなるものをみんなも作ってみたくなりました。木をはしごの様に並べてホットボンドでくっつけて、かわいい顔や手足をつけると、「♪けろけろ♪」カエルの鳴き声がする楽器のできあがり! そこへ、演奏会の招待状が届くと、色々な音の注文に合わせて楽器を作りを楽しみました。最後はみんなで大合奏。「♪やまのおんがくか♪」の曲に合わせて演奏すると、様々な音色が創作室に響きわたりました。「あ~、楽しかった!」


◆「どの絵が音がしそうかな?」   ◆「ぴちゃぴちゃ」雨が降ったら

 「ざーざーって音が聞こえる」     「けろけろ」カエルも出てきそうだね


 

◆「ビー玉が転がる音がした!」  ◆カエル(の楽器)、上手に鳴くかな?                                      
 「電車の音みたい!」 


                       
◆「ふーふー」猛練習中、えらい!!  ◆もますの仲間で大合奏~♪


 <参加者の声>

◆すごくたのしかった。かえるつくるのがたのしかった。(5才女子)

◆《あじさい》の絵から音が聞こえたことは『目からウロコ』、発泡スチロールをこする音
   がバイオリン
とは!『耳からウロコ』でした。(保護者)

MOMASコレクション親子クルーズ「一枚の板から椅子ができた!」

 今回は、当館のコレクション「グッドデザインの椅子」を4脚鑑賞しました。最初に出てきたのは、自転車のサドルに長い棒がつき、下は丸くてグラグラする椅子です。「これ、本当に椅子なの?」「座れるの?」みんな不思議そうに見つめます。ずっと見ていると何かの形に似ていることに気づきます。「鳥」「フラミンゴ!」「キリン!」そう言われるとそう見えてきます。最後に《Bin.Chair》という椅子を鑑賞しました。この椅子の秘密は、一枚の板を無駄なく使って組み立てられていることです。みんなも一枚のパネルを全て使ってミニチュア椅子づくりに挑戦です! スチロールカッターを使ってスイスイ切って、ホットボンドでくっつけていきます。お家の人と部品を交換するのもOK! 作っているときも、出来上がった作品を見ているときも親子の会話がはずみます! 実際に、こんな椅子があったら楽しいですね。


◆「何に見えるかな?」                     ◆座り心地はどうかな?

 「人の口にみえる!」

◆お家の人と一緒ならスイスイ切れるね! ◆足の長いこの椅子は!                                      
                       「タツノオトシゴ」

                       
◆お母さんの黄色の部品、ここに    ◆みんな工夫しているな~                            
 着けたらカッコいいかなぁ。


 <参加者の声>

◆思うがままに切ったのに、いい椅子ができたのでよかった。(小5女子)

◆リラックスできました。自分のひらめきの通りに何かを作るのは楽しいです。(保護者)

「気分は彫刻家!彫刻作品をつくってみよう!」

 今回は石の彫刻《ゆっくりと起き上がる精神の集積》《流水の門》《NEGATIVE BALL》の3点を鑑賞しました。進行は、埼玉大学の学生さんです。「この彫刻にはどんな形が隠れているかな?」「触ったらどんな感じがすると思う?」と問いかけると、するどい意見を次々と答えてくれました。子ども達の発言には、いつも驚かされます。じっくりと作品を鑑賞した後は、石の代わりにお花を生ける時に使うオアシスを使って彫刻作りに挑戦! 簡単に穴を開けたり線を彫ったり、石のように割ることもできます。ゆったりと鑑賞したおかげで、抽象的で素敵な作品がたくさん出来上がりました。完成した作品を持って外に出ると、石の上や草むら、彫刻の横に自分の作品を置いて発表会をしました。風景にとけこんだ作品は、部屋の中で見るより更に素敵に見えました。


◆「穴がいっぱい並んでる~」                ◆「これは何だろう?」

 「これは石を割るためにあけたよ。」          「Tシャツ!」「大きい穴あきチーズ!」

 
◆「何で穴があいてるのかな?」            ◆気分は彫刻家!「どんどん彫るぞ~!」

 「中のボールが飛び出ちゃったんだ。」 
 

◆彫刻に負けない素敵な作品たち          ◆「鳥のイメージなんだね~」「ステキ!!


 <参加者の声>

◆くっつけんのがたのしかった!(1年男子)

◆指でおしたり、さしたり、色々な道具の色々なところを使って作品を作れることがわかりました。(6年女子)

アート★ビンゴ【わかくさ】

 今回のMOMASの扉は、どなたでも参加して楽しむことができるアート★ビンゴ!です。開催中の県展を見に来た大人の方もグループで参加してくれました。展示室Aの前にある彫刻作品《イル・ド・フランス》を見ながら「何をしているところかな?」「今から温泉に入るところだよ。」「海水浴に来ているんだよ。」と会話を楽しんでいました。地下の彫刻作品《マグダラのマリア》では、「なぜ、こんなに泣いているのかな?」と彫刻の気持ちになって考えました。「きっとこの場所から離れたくないんだよ。」「みんなが服を引っ張るから泣いているの。」「寒くて泣いているのかな・・・」今回も子ども達が見て感じたことをたくさん教えてくれました。



◆水に入って気持ちいい~って言っているよ!


◆美術館を何色に塗ろうかな~
  

◆壁のサイはなんて言っていると思う?