MOMASのとびら これまでの報告

「アート★ビンゴ」

 梅雨入りしたとは思えないくらいとても素晴らしい天気の中、「アート★ビンゴ」を行いました。「アート★ビンゴ」は館内の作品や美術館に関わるクイズに答えて楽しむプログラムです。今日は、エミリオ・グレコ《ゆあみ》のポーズや表情から「この像は何を考えているかな?」と想像したり、菱田春草《湖上釣舟》を見てどんな魚が釣れそうかと想像したり、開催中の県展の作品を見て「描かれている人達はどんな話をしていると思う?」と想像したりして楽しみました。フリー参加のプログラムでは参加者にスタンプカードが配られます。スタンプが40個たまると【美術館博士】の認定証と粗品を贈呈します。問題は毎回変わりますので、初めての方もリピーターの方も、【美術館博士】を目指して、ぜひ親子や友達と遊びに来てください♪


屋外彫刻を鑑賞中
◆今、何を考えていると思う?「あ~気持ちいい~!」「素敵な天気だわ~」


日本画を鑑賞中
◆どんな魚が釣れそうかな?「小さい鯉!」「にょろにょろしたウナギ!」


県展作品を鑑賞中
◆どんな話をしていると思う?「ママ~これ買って~!」「どれを買おうかな~」


スタッフにお話中
◆最後にスタッフとお話!見事8ビンゴ達成!!「アート★ビンゴ楽しかった~!」

み~っけ!「つなげて遊ぼう!」

MOMASのとびら」は、その日に集まった仲間と美術館を楽しむワークショップです。今日の「み~っけ!」は未就学児の子供+保護者のプログラム、初めて美術館に来てくれたお友達ばかりです。そこで、今日のテーマは“つながる”です! 遊びながら初めて会うお友達や家族やスタッフと仲良くなって、巨大な作品を一緒に作りました。「レストランの前の《果実の中の木もれ陽》よりも大きな作品を目指すぞ~!」と全員で協力!材料は傘袋です。空気やお花紙をつめこんで棒にします。それをセロテープでくっつけていくとみんなの身長を越し…「すごい!おおきいね♪」「きれいだね~」素敵な作品が完成しました。いやいや、未完成!?もっと大きくなるのかな?もっと続きを作りたかったけど、最後にみんなで探検しました。「あ~楽しかった。」


美術館クイズをしている 

◆美術館には、たくさん作品があります!


リボンを結んでいるところ
◆「ことば」をつなげたり、「りぼん」をつなげて仲良しに。


制作中 

◆子供達はお花紙を入れる係り、大人が膨らませてくれます。みんな上手!


傘袋をつなげているところ 

◆どんどんつなげていきます。


作品ができたところ 

◆大きな作品になりました。


作品の下をくぐっているところ 

◆最後はたんけん!

 

<参加者の声>

・おもしろかった! おうちでもできるかも!(5才男子)

・人見知りの息子も途中から声をあげて楽しんでいて成長がみられました。(4才保護者)

工房~“ステキ”をギュギュっと詰め込んだ『アートドーム』~

 今日の工房は、埼玉大学の学生と一緒にMOMASコレクションを鑑賞しました。 絵画作品の中から、一人一人が「素敵だなぁ」と感じる作品を1点選び、絵や文でメモを取ります。そのメモをもとに“素敵”をビンの中に詰め込んだ『アートドーム』を作ります!今日は魔法の紙、プラバンに絵を描き、ハサミで切り取ります。しかし、この大きさではビンに入らない…? さあ、ここで魔法をかけます! トースターに絵を入れるとあっという間に小さくなってびっくり。それをビンの蓋にホットボンドで取り付けて、特別な水とキラキラな粉を入れ蓋を閉めたら『アートドーム』の完成です☆ 鑑賞スペースに作品を集めるとスポットライトを浴びて作品がキラキラ輝きます。観賞会では見つけた“素敵”なところを発表しました。“素敵”が詰まった『アートドーム』。お家でも大切にしてくださいね。



展示室で鑑賞中                                                          

◆素敵なところを見つけよう!

プラバンに“素敵”を描く!

◆さぁ、つくるぞ~! こんな素敵があったよ!


オーブントースターで焼いてます!
◆魔法をかけて…☆ わぁ、小さくなっちゃった!


ビンに特別の水とキラキラな粉を入れてます!
◆特別な水とキラキラな粉を入れて『アートドーム』が完成!


完成した『アートドーム』を鑑賞中!
◆みんなの『素敵』が輝いてるね!


<参加者の声>

・絵を見てキレイだと思った作品を、自分で作れたのがうれしかった。(小2女子)

・初めての参加でしたが、いろいろな絵画を見たり、そこから作品をつくる活動をしたりと楽しめました。(保護者)

彫刻あらいぐま

夏のような暑さが続きますね。今日の「MOMASのとびら」では、大きな屋外彫刻を洗いました!北浦和公園にある屋外彫刻は、学芸員だけでなく、ボランティアの方たちが洗ったり大切にメンテナンスをしていました。今日はその彫刻ボランティアの方たちを講師に、親子で彫刻洗いに挑戦です!最初に彫刻について詳しくお話を聞き、クイズをしたり楽しく勉強しました。その後、彫刻の近くに行くと「あ!汚れ」「ここの色が変わってる」と様々な発見がありました。ボテロ《横たわる人物》を洗った子供達は「あれ?手になんか持っているよ」「髪が長いね~」など洗いながら彫刻をじっくり観察!「洗ってもらって何だか気持ちよさそうだな~」彫刻の気持ちを想像したり愛着がわいた様子でした。

                                                          

彫刻についてお話をきいているところ 

◆どんな汚れがあるかな?「鳥の糞、雨!」

彫刻をみているところ 

◆生き物みたい?大きな彫刻だな~


高圧洗浄機で彫刻を洗っている 

◆高いところは高圧洗浄機で!

彫刻を洗っているところ

◆足の裏まで優しく手洗い。

彫刻にシャワーをかけているところ

◆「いい気持ちだわ~」(彫刻の気持ち)


<参加者のこえ>

・ボテロのからだはでこぼこであらいにくかったです、またあらいたいです。(小3女子)

・日頃見るだけの時と間近で触るとでは違う発見があり楽しかったです。(保護者)

みる+つくる企画展物語「自然のかたち わたしたちの眼」

 埼玉県立近代美術館は、緑豊かな公園の真ん中にある美術館です。ちょっと周りを見るだけで、本当にたくさんの種類の葉が見つかります。今日はそんな葉を、造形活動と共にじっくり観察しました。創作室に集めたたくさんの葉の中で「一番大きいものは?やわらかいものは? では、カッコいい葉はどれ?」それぞれお気に入りの葉を手に取りました。せっかく見つけた素敵な葉のかたち、色鉛筆やクレヨン、インクなどを駆使して、葉のかたちを写し取りましょう。かたちを写し取ってみると、葉全体や葉脈、ちょっと欠けた部分や、枝とつながっているところ、細かい部分までよく見えてきます。写し取った葉を台紙に貼って、参加者それぞれの植物図譜が出来上がりです。さて、美術館で開催中の企画展「川原慶賀の植物図譜」展にも、細かく描かれた植物図譜が展示されています。自分の植物図譜と見比べつつ、川原慶賀の作品と、そこに描かれた植物そのものの美しさを、合わせてじっくり観ることが出来ました。


創作室で葉を鑑賞しているところ 

◆一番カッコいい葉っぱ、どれかなあ。


色鉛筆で葉の形を写しているところ
◆素敵な葉のかたち、フロッタージュで写し取ったり…


葉っぱにインクをつけ紙にスタンプするところ 

◆インクを付けて、スタンプで写し取ったり!


台紙に写した葉を貼ったところ 

◆こんな素敵な植物図譜が出来ました。


紙2枚をつなげた大きな葉のスタンプ 

◆大きな葉も、この通り!


展示室で鑑賞しているところ 

◆自分の植物図譜と比べながら、川原慶賀の植物図譜を鑑賞します。

 慶賀さん、すごいな…。

 

<参加者の声>

・いろいろな葉をうつせてたのしかったです。(小3・男子)

・自分で自分のしょくぶつずふをつくれたのがたのしかった。(小2・女子)