MOMASのとびら これまでの報告

折り紙でキュビスム!

 今日のMOMASの扉は、開催中の企画展「日本におけるキュビスム ピカソ・インパクト」を親子でゆっくり鑑賞しました。どの親子も「あそこに魚が描かれているよ!」「え?どこ?」等と会話が弾み、あっと言う間に時間が過ぎます。しかしキュビスム作品の中には「四角や線ばかりで何が描いてあるかわからない」と言われることがあります。今日は、折り紙を使ってキュビスムを解説!キュビスムの創始者ピカソは、対象を色々な方向から見て、形を単純化し、絵の上に再構成しました。折り紙も対象を直線や基本図形で表していますよね。折った後再び広げてみると、残った跡はキュビスムに通じるものがあります。参加者も、折り紙を折って、開いて、切り取って、形の発見をしました。それを画用紙に貼るとキュビスム風な作品の完成です。折り紙の形は同じでも、パーツの並べ方は十人十色。キュビスムの作品を少し身近に感じることができました。



◆「ここにも家がある!」「煙突は?」   ◆下からのぞいて何かを発見!?

 「他に何が描いてある?」「花~」

                                     


◆「カニがいた?」「どこどこ?」     ◆まずは折り紙!  

                       「えぇと~…」久しぶり?



◆切って並べます! お、キュビスム!   ◆四角や三角で絵になった!

<参加者の声>

・おりがみをおってきるとへんなかたちやおもしろいかたちになった。(小1女子)

・「キュビスム」を難しく考えていたけれど、折り紙の分解で作品を作るうちに親しみが湧いてきた(保護者)


 

MOMASコレクション親子クルーズ「未来に願いを込めて」

 あけましておめでとうございます! 今日は、年が明けて最初のMOMASの扉、親子で埼玉県立近代美術館のコレクション展を楽しむ日です。今年1年で、楽しみなことは何かな?絶対にくる大切な日は、みんなや家族のお誕生日です。まずは展示室にて、家族を描いた作品を2点鑑賞します。どちらの作品も、家族をテーマにしながらお花も描いた、大切な家族への気持ちがこもった絵です。みんななら、どんなお花を家族に贈りたいかな?作品を見ながら考えます。さて、それでは親子で、家族だけのカレンダーを作りましょう! 休日も祝日もない黒一色のカレンダーに花を咲かせて、家族の誕生日が大切な記念日になったカレンダーに仕上げます。綿棒の先に家族にぴったりな色をつけてトントントントン…家族の誕生日を中心に、大きな花が咲きました。今日はこれで終わりではありません。誕生日に花が咲いたカレンダーの裏に、これから来る、未来の誕生日に届けたい誕生日メッセージを書きましょう。このメッセージカードは、誕生日の前の月に、みんなのお家に届きます。楽しみなことがたくさんの1年になりますように!


 

◆このお花が家族なのかな。              ◆家族が好きそうなお花を探します。

 大切だから大きく描いたんだと思う!          どんなお花をあげたいかな?


 

◆親子でお互いの誕生日に、              ◆こんなにきれいなお花が咲きました。

 大輪の花を咲かせます!



◆家族の誕生日に、素敵な花が咲きました。       ◆子は親に、親は子に、未来の誕生日への

                            メッセージを書きます。真剣です…

 

<参加者の声>

・かぞくにメッセージがとどくのがたのしみです。(小1男子)

・簡単で楽しくて、心の温まるワークショップでした。(保護者)

企画展物語みる+つくる「メリー キュビスマス!」

 今日はクリスマスイブ。MOMASの扉の会場にも、クリスマスツリーが用意されています。よく見ると、ツリーの飾りが変な顔ばかり。美術館の企画展「日本におけるキュビスム―ピカソ・インパクト」展に集められた、○や△や□、不思議な色や形の顔を模写して飾りにしたものです。まずは、不思議な顔を探して、どんな風に描かれているかよく見る時間。右向きにも左向きにも見える顔や、棒が集まったような顔をみんなでじっくり見てみます。次はみんなが顔を集めて、飾りをつくる時間。気になる顔を見つけたら、よ~く見ながら模写をします。笑える顔を集める子もいれば、可愛い顔を集める子もいます。集中して模写をして、自分がいいと思う色を塗って、特製のクリスマスオーナメントの完成です。更に…今日は子どもたちがサンタクロースになって、美術館で働いている人たちにプレゼントを渡しましょう!作ったばかりの自慢のクリスマスオーナメントを、いつもは入らない事務室や、ショップやレストラン、看視員さんにも配ってまわりました。子どもが大人を幸せにする、特別なクリスマスを過ごしました。


◆この顔、どっち向いているんだろう?    ◆展示室には、面白い顔がたくさん。

 右!左!上!正面??            よく見て描いています。


◆どこに顔があるのかな。          ◆ぴったりの色を塗ります。

 鼻を見つけた!



◆素敵なオーナメントがたくさん出来ました! ◆小さいサンタが、プレゼントを配ります。メリーキュビスマス!

<参加者の声>

・展示室で絵を描くのがとてもたのしかったです。(小4女子)

・人にわたすことができてよかった。(小2男子)

 

工房「のぞいたら・・・あっっ!!」

 彫刻の中を覗いたことはありますか? 今日は橋本真之さんの《果実の中の木もれ陽》に近づいて穴の中を覗いて鑑賞しました。MOMASの扉でもお馴染みの作品ですが、先月作品が増殖され、形や大きさが大変身!作品を覗くと「あれは何かな?」「宝物・果物・卵!」穴の中にも新たな発見がありました。もう一度離れて鑑賞してみると「たくさんの穴から何か出てきそう!」きっと穴の中に何か住んでいるのでは!?と想像が広がりました。今日は発泡スチロールなどを組み合わせて、作品の中に住んでいそうな生き物・ありそうなものを作りました。「あの穴に住んでる鳥を作ろう!穴から飛び立つよ」「あの不思議な形の中には不思議な植物が…」など多種多様な作品が生まれました。最後に秘密の素材が登場、そのシールで作ったものを覆うと橋本さんの彫刻の銅の色にそっくり!最後は創作室を作品の中の様に設えて観賞会をしました。彫刻の中に入ったみたい!で楽しい観賞会でした。


         
◆この中ではいったい何が?                          ◆中に何かある!

 「え?どれどれ~?」             「光が差し込んでキレイね~」



◆何が居たら面白いかな~?          ◆金属みたいな色のシールをペたぺた。


 

◆橋本さんの作品をのぞいているみたい。       ◆そわそわ、穴の下をくぐりたい・・・。

 光の中、それとも暗いとこに置こうかな?      それって作品の中に入るってこと!?

                   

 <参加者の声>

◆穴の中がのぞけてうれしかったです。(小2女子)

◆シールをはって鉄みたいになっておもしろかったです。(小3男子)

 

アート★ビンゴ 「もえぎ」

 冬らしい寒さの公園は少し人手が減りましたが、館内はお客さまとビンゴの参加者で賑わいました。今日の問題は、橋本真之さんの《果実の中の木もれ陽》のドローイングをもとに、自分だったらどんなふうに作品を増殖させるかを考えたり、企画展「日本におけるキュビスム展」の萬鐵五郎さんの《もたれて立つ人》のポーズを真似して一言を考えたりしました。作者や絵の中のモデルになりきって見るのも鑑賞の醍醐味です。皆、想像力をフルに発揮して、答えてくれました。アート★ビンゴは作品鑑賞を楽しむための問題が9問出題されています。親子で作品を探しながら鑑賞するのも楽しいですよ!


◆こんなところに穴が!            ◆目をつぶってどんな夢を見ているのかな?
 穴の中をのぞいてみよう~           「コタツで温まっている夢!」



◆絵のモデルポーズを真似して一言!      ◆何をしているのかって!?

「このポーズ、い、痛い…」           「椅子の声を聞いているんだょ!」