MOMASのとびら これまでの報告
親子クルーズ[窓の向こうに見える世界-重なる時間-」
「毎日の生活の中では気にしないけれど、よく見るときれいだな」と感じるものに出会ってほしい…そういう思いが込められた作品、林範親《9:36A.M.(ブラインド)》を親子で鑑賞しました。この作品は、窓枠や紐全てが木でできています。「窓の向こう側の世界はどうなっていると思う?」と聞くと、「ビルがたくさん!」「緑の山があるかも。」「田舎の景色を思い出すなあ」想像が膨らんできました。作品を見た後は、木枠と透明のシートを使って、自分たちも窓の向こう側の世界を作ります!今回は、親子で何時の作品を作るか話し合ってからスタート。作品は親子で重ねてもOKです。「夕方の5時と夜の8時を重ねたら、リラックスしているようにみえたな。」「秋の夕方4時ころの色の重なりを表現したよ。」時間のイメージから、窓の向こう側の世界が広がっていきました♪
◆「光がさしこんできそう。」
◆何時の世界を作るか考え中!
◆「オレンジのひもは太陽の光だよ♪」
◆「重ねてみたよ~」「後ろの作品も見えていい感じ!」
◆親子で重ねてくっつけて…最後はひもでかっこよく!
◆「朝6時と夜6時を重ねたよ」「朝6時は夢の中と現実世界で半分ずつなの!」
参加者の声)
・色のかさなりやかたちがきれいでした。窓にかざってきれいにみえるようにしました。(小5)
・だんだんと子供の発想に圧倒されるようになり、成長を感じます。(保護者)
「わくわく鑑賞ツアー」
◆「空がみえるね!」「色がまざってるよ!」
◆「追いかけっこしてる!」「かくれんぼしてるよ!」
◆背もたれは何に見える?「階段!」「アップルパイ!」
「アート★ビンゴ」
「アート★ビンゴ」では、作品や美術館に関するクイズに挑戦します。今回は、作品の気持ちになってせりふを考えたり、グッドデザインの椅子が何の形に見えるかを考えたりして楽しみました。「MOMASコレクション3期のポスターに出ている絵を見てタイトルをつけるなら?」というクイズでは、「優しそうだから、お母さん!」「空に見えるなあ」「黒白でパンダに見えてきた!」など、作品は一つでも参加者の皆さんイメージは様々でした。クイズになった絵は、秋岡美帆《ゆれるかげ》です。イメージが広がると、もっと作品が楽しめそうですね。他にも松本薫《cycle90°》から聞こえてきそうな音を想像したり、グッドデザインの椅子の形を身近なものに見立てたりして楽しみました。申し込み不要のプログラムは時間内なら何時からでも参加可能です。ぜひ来てくださいね!
◆「顔に見えてきた!目も描こう!」
◆「ガラスの中に人がいるよ~」
◆この人が座る椅子は大きい椅子かな?小さい椅子かな?
◆彫刻作品をみて「ポーポーって音がすると思う!」
◆どんなことを考えたのかな?最後はスタッフとお話し♪
み~っけ!「MOMASで紙の上の運動会!」
今日は美術館の中を探検!どんなものがあるのでしょう?…階段を下りていくと、田中米吉《ドッキング(表面)No.86-1985》を発見!大きな四角形に直線がいっぱいです。「ずっと線が続いている!」「メロンパンの線みたい!」その後、1階エントランスの椅子やガラスをみると「さっきと違って曲がっているよ。」「ぞうさんの鼻みたい!」と声があがりました。他にもグッドデザインの椅子や吹き抜けの天井などをみて、形から生まれる線の面白さに気付きました。まっすぐ、ぐにゃぐにゃ、クルクル…見つけた形や線を、大きな画用紙にみんなで描きます!でも、クレヨンも絵の具も使いません。親子ですずらんテープやリボンを転がしてキャッチしていきます。「長~くできた♪」「速く転がしてみるよ!」画用紙の上はまるで運動会です!転がした跡がいろいろな形や線になり、鮮やかな作品になりました。
◆「サイさんがでこぼこ道を歩いているよ!」
◆「上にも線がいっぱい、形もいっぱい!」
◆「えいっ!」コロコロ~
テープが転がって絵が広がります。
◆テープを切って、貼って…
◆「くねくねと まっすぐが いっぱい!」「迷路みたい!」
(参加者の声)
・みつけたぐにゃぐにゃみたいな えが できた。(5才)
・つくってたら おひさまが できた。(4才)
「わくわく鑑賞ツアー」
◆穴の中はどうなってるかな~♪
◆「顔を横にするとたまごみたい!」「おまんじゅうにも見えてきたよ!」
◆「赤、青…うすむらさきいろもあるよ!」
◆「作品と目が合った!」「ちょっと怖い…」
◆「ここから見ると目がなんか違うよ。」「かなしそうかな…」「やさしそうにもみえる!」