MOMASのとびら これまでの報告

彫刻あらいぐま「あらって見よう!彫刻作品」

 今回の「彫刻あらいぐま」ではフェルナンド・ボテロ《横たわる人》、橋本真之《果実の中のこもれ陽》を洗いました。洗う前に、まずは作品の気持ちになってどんな汚れがあるか考えました。「鳥のフンが落ちてくる…」「ホコリがつくなあ」イメージしていくといつもは気づかなかったところも見えてきます。「あ、緑になってる!」「葉っぱが入っているね…」みんないっぱい洗ってあげなくちゃ、とやる気満々です。彫刻ボランティアの方に教えてもらいながら、スポンジで優しく洗ったり、高圧洗浄機で届かないところに水をかけたりしてきれいにしました。「気持ちよさそう。」「もっときれいにしたいな!」彫刻を洗い終えてから見ると、見え方や感じ方が変わってきます!みんなで彫刻を大切にしていきたいですね。


彫刻の汚れについて考えます

◆どんな汚れがあるんだろう…?

 
彫刻ボランティアさんと洗い方を相談です

◆洗い方は…優しくていねいに…

 
優しく洗います

◆「きれいになぁれ~」

 
どんどん汚れが落ちていきます

◆「高いところの汚れも落とそう!」

 
大きさや素材を感じられます

◆洗うと大きさがよくわかるね!

 
洗われた彫刻の気持ちを考えます

◆きれいになった彫刻はどんな気持ちかな?

 

(参加者の声)

・ちょうこくは思ったよりよごれているんだなと思いました。(小2)

・作品があらってくれてうれしい、と思ってるといいです。(小2)

・普段は触ることのできない彫刻にさわることができて貴重な体験でした。(保護者)

親子クルーズMOMASコレクション「HALF and HALF! わたしは誰でしょう?」

 今回は郭徳俊の4つの版画作品を鑑賞しました。「目は笑っているのに口が怒っているよ。」「頑固そう!」実は、その4つの作品《レーガンⅡと郭》《クリントンと郭》《ブッシュ2001Ⅱと郭》《オバマと郭》は、大統領と作者の顔が上下で合わさった作品です。組み合わせによって新しいイメージになります。今日は、それをヒントに、親子でお面を作りました。11つお面を作りますが、上下で分かれています。「折り紙で鼻を作ったよ!」「モールでキラキラ髪の毛!」最後は上下半分ずつ親子で交換して、新たなお面の完成です!かっこよかったお面が可愛く見えたり、おもしろいお面になったり…。親子のお面が合わさって、より素敵になりました☆

みんなで作品を鑑賞中

◆「半分の顔があるよ!」

 
考えながら作っていきます

◆「うーん、どこにつけようかな。」

 
出来上がってきました

◆「じゃーん!!華やかになったよ!」

 
半分交換してくっつけました

◆半分ずつくっつけたら、あら不思議☆素敵になったよ!

 
みんなで作品を鑑賞します

◆みんなの作品もイメージが変わってきたね。

 
完成です!

◆かぶってみました♪似合うかな?
 

(参加者の声)

・ちがうイメージを組みあわせてとてもたのしかったです。(小3)

・二人のお面でよりよくなった。(小4)

・お面をチェンジして面白かったです。(保護者)

フリープログラム「洗濯ばさみで絵を描こう!」「風を描こう!」

 9月なのに35度超えのぐったりするような日でしたが、館内はフリープログラムで盛り上がりました。『風を描こう!』では自分が感じる風をアクリルボードに表現します。「強い風がふいてるよ!ぐるぐる!」「涼しい風、そよそよ~」みんな元気いっぱいに描きました。たくさんの線が重なり、本当に風を感じるような画面になりました。『洗濯ばさみで絵を描こう!』では、素敵な作品ができました。「太陽がのぼったところだよ」「これはベロが出ているカメレオン!」みんなの楽しいイメージが広がりました。フリープログラムは、どなたでも参加できるプログラムです。ぜひ美術館に遊びに来てくださいね。



どんな風にしようか悩んでいます… 

◆「風をどんな風に描こうかな…」

 
ぐるっと勢いよく描いています

◆「暑い風~‼」

 

力強い線で風を表現しているところ

◆黒と黄色で強い風だね。

 

丁寧に並べていきます

◆きれいな色がならんでいくね。

 

色んなつなげ方で立体的になりました

◆洗濯ばさみが立ち上がったぞ!

 
1階からの眺めも素敵です

◆「カラフルできれい~!」

 「どれがわたしの作品かな~?」

「MOMASでヘアメイクアップアーティストになろう!」

 サマー・アドベンチャー第4弾は、「May IStart? 計良宏文の越境するヘアメイク展」にちなんだワークショップです。まずはみんなで展示をみました。「観覧車みたいな髪型だね。」「クジャクにも見えるよ。」「こっちの色は夏の夕焼けみたい。」すてきな髪型がたくさん見つかりました。そこで、みんなも美術館に飾りたい髪型をつくりました。土台に細長く切った梱包用シートやひもをつけていきます。でも材料は真っ白なものばかり。絵の具でカラフルに仕上げました。みんなで出来たものをみて楽しく話していると、部屋の電気が消えてしまいました。次の瞬間、ブラックライトがついてみんなの作品が光りました!「もっときれいになった!」「パレードみたい!」キラキラ光るオリジナルの髪型ができました♪


展示を鑑賞しているところ 

◆「とがった髪の毛!」「タコみたいな髪型もあるよ。」

 
髪型をイメージしてつくっているところ

◆材料を組み合わせて髪型をつくっていきます。

 
絵の具で色付けしているところ

◆色もつけていい感じ♪

 
できた作品を並べて鑑賞会

◆おだんご、三つ編み、文字になっている髪型も!

 
光る作品を楽しんでいるところ

◆光っている髪型もすてき!

 
様々なヘアスタイルができました

◆長~い髪型もキラキラ光ってきれいです☆

(参加者の声)

・かみのけをつくるのがたのしかったです。光ってびっくりしました。(小1)

・かっこいいかみがた、かわいいかみがた、きれいな色のかみがたがあって、すてきだった。(小2)

「もう一人の自分、私の影は何色?」

 サマー・アドベンチャー第3弾は、講師に青木聖吾さんをお呼びして、影がテーマの親子プログラムを行いました。会場の創作室には、いつもと違って真ん中に壁があります。スタッフが電気を消すと、プロジェクターの光でみんなの影が壁に写りました。「パパより巨人になった!」「大きい手の影から逃げるぞ!」「鳥のくちばしパクパク~」みんなで影遊びをすると、いろいろな形の影ができました。写った影を写しとると、みんなの分身が画面に登場です!その形に、赤・青・緑のパステルを重ねていきます。力強い色、淡い色、澄んだ色、子供の色、大人の色、親子の色…。様々な色の「もう一人の自分」がひとつの画面の中に生まれました。

※8月27日から9月8日まで、1階ギャラリーで作品が展示されます。


自分の影で遊ぶ時間です。

◆「写ってる!」「あの影が私だよ!」



重なっても面白い!どんな形にしようか考え中… 

◆「大きな目ができたよ♪」

 

パステルの使い方をみんなで聞いています。

◆「パステル使うの初めて!」

 
ひたすら影を描いていきます。

◆色を重ねていこう!

 
力強く重ねていきます!

◆赤、青、緑、3つの色が混ざり合います。

 
3色の影…同じ色を使っても出来上がりは様々です。

◆「もう一人のわたしがいるよ~!」



(参加者の声)

・赤青みどりで自分の色ができた。(小2)

・3つの色だけなのに、いろいろな色があってたのしいなと思いました。(小2)

・大きな紙の上で、4才の子供も手や足を使って遊んでいました。とても楽しかったです。(保護者)