MOMASのとびら これまでの報告

「アート★ビンゴ」

 2019年最後のMOMASのとびらは「アート★ビンゴ」!作品や美術館に関するクイズに挑戦します。今回は、地下1階にある舟越保武《ダミアン神父像》がどんなことを思っているかを考えたり、開催中の企画展「ニューヨーク・アートシーン」入口前の看板、アーシル・ゴーキーの作品を見て、作品の中に生き物が隠れているとしたら、どんな生き物がいるのかをイメージしたりして楽しみました。「グッドデザインの椅子《チューリップチェア》に自分だけの名前をつけるなら?」というクイズでは、色や形から考えたり、空想で椅子の大きさを変えたりして「ワインカップ」「あかっぴー」「口椅子」といった、おもしろい名前がたくさん出てきました。アート★ビンゴは、次回2月15日が今年度ラストです!ぜひ気軽に来てみてくださいね♪

 

◆「大きくてかたそうな椅子!」「座ってみたら楽しい!」



◆「こんなところにあった!」「お城の形に見えるよ!」



◆「お菓子がでてきそう!」「いや、ビームが出てくるよ!」

 

 


◆「さみしそうなお顔をしてる…」「何か心配なのかな?」



◆近づいたり遠くから見たり…どんな生き物がみえたかな?



◆最後はスタッフと答え合わせ!答えは参加者の数だけあるよ♪

みる+つくるMOMASコレクション「じわじわ楽しく描こう!」

 今回は、埼玉大学の学生さんが考えたプログラムです!丸山直文《garden3》を鑑賞しました。画面に広がる緑色の部分がいろいろなものに見えてきます。「サボテン!」「ドラゴン!」イメージがどんどん広がります。そして、作者がどんな風に描いたかも考え、絵の具を手でのばした、歯ブラシでこすった、などの描き方を思いつきました。創作室では、どうしたら作者の描き方っぽくなるか、絵の具や水性ペンを使い、大きな和紙と布の上で実験です!筆だけではなく、『魔法のアイテム』スプレーと刷毛も使いました。「スプレーの方が色がのびる~」「刷毛だと色がまざりやすい!」実験の後は、自分の好きな道具と材料で自分だけの作品を作ります!「夕焼けになったよ。」「犬みたいな形ができたよ。」使うものは同じでも、色もイメージもオリジナルの自分だけの作品ができました♪

 


◆「この部分が森みたい!」


◆どんな風に描けるか…ワクワク!

 


◆大きな和紙と布の上でたくさん試します。



◆「お水をたくさん使って、丸をたくさん描くよ!」



◆出来上がった作品がずらり!



◆「真ん中の赤がはじける感じになったよ。」

(参加者の声)
・色をまぜてぼやけさせたり、スプレーをかけることが楽しかった。(小2)
・好きなエメラルドグリーン色も自分で作れて楽しかった。(小1)

みる+つくる 企画展物語「☆変形キャンバス☆-自分だけのイメージで-」

 今回は、アメリカの美術家として活躍してきたフランク・ステラ《グレー・スクランブル Ⅶ ダブル》を鑑賞しました。繰り返される直線でできた作品は、トンネル、眼鏡、箱など、いろいろなものに見えました。作品をずっと見ていると、「不思議な気持ちになるなあ。」「ゴールのない迷路みたい…」と、ちょっと不安な感じもしたり、「何か秘密がありそう!」とワクワクしたりしてきました。この作者は描いた形に合わせてキャンバスの形を変えた作品も作っています!そこで、みんなも四角いボードにマスキングテープで直線の模様を作って、模様に合わせてボードを切り取りました。「緑と黄色の組み合わせがきれい!」「三角に切り取ろうかな。」最後は作った作品を合体!「組み合わせてドラゴンを作ったよ!」「水が流れる感じにしたよ♪」自分だけの模様と形が完成しました♪

 

◆「ぐるぐるする!」「さつまいもみたいな色がある!」



◆「オレンジ色でかわいくしたいな♪」



◆「重ねて重ねて…色もきれいになった!」



◆模様も画面もどんどんつながっていきます。



◆友達の作品もみてみよう。



どんな形になったかな?「大きなお家にしたよ!」
 

(参加者の声)

・いろいろな形につくれてよかったです。(小3)

・直線でマスキングテープをはって、ちがう世界観を感じられました。(小5)

みる+つくる「大きくして‟みる”世界は粒でできている!?」

 今日は、秋岡美帆《ゆれるかげ》を鑑賞しました。みんなで作品をみると、「空と森!」「夕方の水たまり!」と自然のイメージが広がるだけでなく、「優しい気持ちになるなあ」「いや、ゾワゾワするよ!」と対照的な感じ方もでてきました。実はこの作品、作者が自分の体をゆらしながらゆっくりシャッターを押し、それを和紙に拡大印刷したものです。作品を近くでみると、印刷したインクの粒がみえてきます。創作室に行って、ちらしのインクの粒を特別な虫眼鏡でみてみました。「点がお花だ!」「黒なのに黄色が見える!」普段のみえ方との違いに驚きの声が上がります。色は、細かい色の粒でできていることを見つけました!その後、色の粒を使った作品づくりに挑戦!霧吹きに入った4色の色水で試した後、自分だけの作品を作ります。「虹みたいになったよ~」「雨が止んだ後の空にしたんだ!」粒が混ざり合って、いろんな世界が出来ました♪


この絵の中でやりたいことを考えます

◆「この中でかくれんぼがしたい!」「散歩がしたいかな~」


遠くからと近くからでは見え方が違います 

◆「インクの粒がみえる!」


身近なものにも発見があります 

◆特別な虫眼鏡を使うと…「つぶつぶいっぱい!」

 


みんなで色の重なりを体験します

4色の色水でやってみよう!

 

重ねる順番でイメージが変わります

◆「4色なのにいろんな色がみえてきたよ!」


みんなで他の人の作品を鑑賞します

◆「色が重なって、夢の世界ができたよ!」

(参加者の声)

・色が混ざって、わくわくする楽しい世界を作りました。(小4)

4色だけでいろんな色ができるんだ!というのがわかりました。(小2)

「洗濯ばさみで絵を描こう! 風を描こう! リキシャカメラ登場!」

 県民の日、天気に恵まれた「もますまつり」では、だれでも参加できる3つのフリープログラムを行いました。「洗濯ばさみで絵を描こう!」では、参加者の数だけ作品ができ、床一面、洗濯ばさみの絵になりました。「リキシャカメラ登場!」では、佐藤時啓《走る単眼―バングラディッシュのリキシャカメラ(行動のための器)》に乗ってカーテンを閉めると、中は真っ暗になります。すると、膝の上に置いた白いボードには外の様子が映し出されます!「上と下が逆さになってる!」「お母さんがいるよ!」「空がきれい!」不思議なカメラの世界を楽しみました。「風を描こう!」では、肌で感じる風のイメージなどをどんどん描いていきます。「春、夏、秋、冬、全部の風を混ぜたよ!」「強い風ピューーー!」透明なアクリルボードがカラフルな風でいっぱいになりました。来年もまた来てね♪

 洗濯ばさみを積み上げていきます

◆「もうすぐカラフルタワーが出来上がるよ!」

 

近くで見るのと印象が変わります

◆上からみるとこんな感じ!どんどん色鮮やかに!

 親子でリキシャ初体験です

◆「何が起きるのかな?どきどきするな~」

 外の世界と違う雰囲気を味わえます

◆外の世界が見えたかな?

 

体を使って描きます

◆「高いところまでふく強い風だ!」

細かい点から勢いが伝わります 

◆「雨をたくさんふらせたんだよ!」