MOMASのとびら これまでの報告

The工房「化石発掘★簡単鋳造で古代の生き物をつくろう!」

 音楽が流れる創作室…今日の工房は何かが違う!そうです!スペシャルゲストが来ました!埼玉県内で展示会やワークショップを行っているSaitama Muse Forum(サイタマ・ミューズ・フォーラム)という団体から、矢花俊樹さんを講師としてお呼びしました。なんと矢花先生は美術館に魔法をかけて『埼玉県立近代美術「科学博物」館』にしてしまったのです。美術科学博物館ですから図工も理科も楽しみます。みんなで「MOMASさいくつ場」へ移動し、化石を発掘しました。「三葉虫が出てきた~」「エジプトの鏡!?」発掘の後は、オリジナルの三葉虫を作ります。パネルでパーツを作って、両面テープでとめて完成…いえ、それだけでは終わりません。今日は、みんなの三葉虫を金属に変身させます。溶けた錫という金属を見て、「初めてみた~」「きれい!」みんな驚きの顔に。生け花で使うオアシスで型を作って錫を流し入れます。冷ましたら、型から外して今度こそ完成です♪面白い体験ができたスペシャルプログラムでした。

先生の登場です

◆スペシャルゲスト矢花先生の登場です!

発掘の仕方を聞いています

◆「みんなで発掘するぞ~」

よく見ると細かい模様がわかります

◆本物の化石をよーーーく見ます。

三葉虫の型を切っています

◆「ギザギザの形にしよう!」

溶かした錫を流し入れます

◆「ドキドキするなあ」「ゆっくり入れれば大丈夫!」

自分だけの三葉虫が完成です

◆「足ができてる~」「みんな違う三葉虫になったね。」

 

(参加者の声)

・本物のかせきをみたり、かせきを作ってみたり、きちょうな体験ができて楽しかったです。(小3)

・自分だけの さんようちゅうができて よかったです。なまえもつけました。(小2)

 

 

フリープログラム「洗濯ばさみで絵を描こう!」「カクカクつなげて遊ぼう!」「お顔をトレース★肖像画!」

今回はフリープログラム!みんなで楽しんで、寒い冬を吹き飛ばしました!地下1階のセンターホールでは、洗濯ばさみをつなげて床一面に絵を描きました。「太陽だよ!」「強い恐竜!」美術館が一気に色鮮やかになりました。3階では2つのプログラムを行いました。ひとつ目は、松本薫《cycle90°》の鑑賞からスタートです。「鉄棒にみえる!」「四角い形が増えていきそう!」たくさんの見方が出ました。それをもとに、ストローを使ってカクカクを生かした作品づくりに挑戦しました!ふたつ目は、参加者同士のお顔を写して肖像画を描くプログラムです。ラミネートフィルムを相手の顔に当てて、輪郭をなぞります。みんな思わずニコニコ笑顔!その後、クレヨンで相手のイメージカラーを塗ってラミネートをかけます。その人らしさがいっぱいの素敵な肖像画になりました。フリープログラムは、実施時間内ならいつでも出入りOKです♪

カラフルな洗濯ばさみで絵を描きます 

◆たくさんの笑顔とお花が咲きました♪

作品をつなげていきます 

◆「空から星がふってきたよ~」

美術館の作品からイメージします

◆「さっき見た作品みたい!」

ひもにストローを通して自分だけのアクセサリーです

◆こちらはアクセサリー作りに挑戦です!

ラミネートフィルムに油性ペンで描いていきます

◆「こんな感じかな?」「描かれるとくすぐったいよ~」

クレヨンでその人のイメージカラーを塗ります

◆「じいじを描いたよ!」「よく見たらほくろもあった!」

 

工房「きみは見つけられるかな?~展示室のひみつ~」

 今日の工房は、埼玉大学の学生が考えたプログラムです!まずはモニターで、展示室の台に乗った作品とそのままの状態で置かれた作品とを比べます。「かっこよく見える!」「ちょっと偉そうにも見えるよ!」そして「展示室の中にあると珍しいものにみえるけど、他の場所では身近なものみたい!」と作品の見え方に違いがあることに気づきました。そこで今日は、展示の仕方を考える作品作りです!まずは、好きな形の石を選んで飾り付けます。出来上がった作品を台座に乗せて、クロスをかぶせた展示台において鑑賞会!…と、その前に、もっと美術館のようにするために、ライトアップ!みんなからは「お~!」という声が上がります。「ライトが当たると、もっときれい!」「アーティストが作ったみたい!」美術館では、日常的なものも展示の工夫で、不思議と作品に見えてしまうのです。注目してみると楽しいかもしれませんよ♪


◆展示室の作品は…「ケースに入ってるよ!」「大切なものみたいにみえるなあ」



◆作品の土台となる石を選びます!



◆「石の横の方まで飾りをつけたよ!」



◆出来上がり!展示室のような鑑賞コーナーに置きます。



◆ライトアップして鑑賞会!「チョウチンアンコウがヘッドフォンをしてるんだ!」



◆「キラキラがもっとキラキラにみえる~」「たくさん並ぶとかっこいいね!」

 

(参加者の声)

・ライトでてらすと美術館ぽくなった。(小4)

・作品は場所によって見え方がかわるんだ、と思いました。(小4)

親子クルーズ企画展物語「みないで…?みて…!手で感じるカタチ!」

 2020年最初のMOMASのとびらは親子クルーズ企画展物語です!企画展「ニューヨーク・アートシーン」の中から、ヴィレム・デ・クーニングの平面作品《水》と立体作品《頭NO.3》を鑑賞しました。《水》をみて、「青いところは川みたい。」「白は窓かも!」、《頭NO.3》では、「鼻がすごくななめを向いているよ!」「嬉しくて笑ってぐしゃっとしているのかも!」など声が上がりました。どちらも不思議な感じの作品ですが、《水》は、筆で勢いよく描いた作品で、《頭NO.3》は、目をつむって作った作品なのです!作者は自分の感覚をとても大切にしていました。鑑賞後は、目隠しをして粘土で動物を作ります!親子交代で目隠しをして「尻尾はあっち!」「あっち、じゃわからないよ~」とアドバイスをし合いました。最後は動物が生き生きする土台やすみかを作って完成!「見ないで作るのはドキドキした!」「優しい顔になった!」これからもみんなの感覚を大切にしてね♪

 


◆「ぐにゃっとしてるなあ」「目がたまごくらい大きいよ!」



◆まずはおうちの人が挑戦です!

 

 


◆今度はみんなの番!アドバイスをよーく聞いて、よーく触って!



◆動物のすみかを作るよ。



◆「寝床を作ってハリネズミを寝かせてあげたよ。」



◆蛇だー!「草原に隠れています。」「こっちは木に巻き付いている!」

 

(参加者の声)
・めを かくしてつくると どんなふうにできるか わからなかったけど、たのしかったです。(小1)
・自分が作るのは面白いけど、目を隠している子にアドバイスをするのが難しい~!(保護者)

「アート★ビンゴ」

 2019年最後のMOMASのとびらは「アート★ビンゴ」!作品や美術館に関するクイズに挑戦します。今回は、地下1階にある舟越保武《ダミアン神父像》がどんなことを思っているかを考えたり、開催中の企画展「ニューヨーク・アートシーン」入口前の看板、アーシル・ゴーキーの作品を見て、作品の中に生き物が隠れているとしたら、どんな生き物がいるのかをイメージしたりして楽しみました。「グッドデザインの椅子《チューリップチェア》に自分だけの名前をつけるなら?」というクイズでは、色や形から考えたり、空想で椅子の大きさを変えたりして「ワインカップ」「あかっぴー」「口椅子」といった、おもしろい名前がたくさん出てきました。アート★ビンゴは、次回2月15日が今年度ラストです!ぜひ気軽に来てみてくださいね♪

 

◆「大きくてかたそうな椅子!」「座ってみたら楽しい!」



◆「こんなところにあった!」「お城の形に見えるよ!」



◆「お菓子がでてきそう!」「いや、ビームが出てくるよ!」

 

 


◆「さみしそうなお顔をしてる…」「何か心配なのかな?」



◆近づいたり遠くから見たり…どんな生き物がみえたかな?



◆最後はスタッフと答え合わせ!答えは参加者の数だけあるよ♪