MOMASのとびら これまでの報告

みる+つくる「動く生き物?! あんな動き?こんな動き!」

 2階で開催中の企画展「大・タイガー立石展」で、タイガー立石《汝、多くの他者たち》を鑑賞し、生き物が動いているように見えるしかけの作品づくりに挑戦しました。まずは、動かしたい生き物を描き、その形の輪郭だけ透明シートを使って写します。写しとった形はスタッフが切り抜いて型にします。その間に、みんなは背景づくり。様々な色や形を透明折り紙で表現しました。背景の雰囲気をみながら、出来上がった生き物の型を使って、別の透明シートに同じ形を描いていきます。シートは全部で7枚。1枚ずつ少し型を動かして描いていきます。シートを重ねると…なんだか生き物が動いているように見える作品が完成です!背景と合わせて立体的になりました。最後に全員の作品を一斉に吊るしてライトアップ!みんなが描いた生き物たちの足音が聞こえてくるようでした♪

 

展示室で作品を鑑賞します

◆「太陽も馬も動いているみたい!」

 

生き物を描いています

◆「どんな生き物を描こうかな~?」

 

背景を作ります

◆「背景には丸を入れた世界を作ろう」

 

シートの順番を考えます

◆「動かすのは、この順番にするよ!」

 

吊るして鑑賞します

◆全部並ぶとにぎやかになりました☆

 

(参加者の声)

・少しずつキャラクターの向きを変えて、命がふきこまれたように感じる作品ができてよかったです。(小4)

・ほんとうにうごいているようにみえたのでおもしろかったです。(小2)

 

み~っけ!「キラキラ枢機卿に大変身!」

「み~っけ!」は、コロナ禍での中止が続き、なんと約2年ぶりです!地下1階のジャコモ・マンズー《枢機卿》の鑑賞からスタートです!「寒いのかな~」「ここで眠っちゃったのかも…」と、ポーズや表情から作品の気持ちを考えます。作品の姿になりきったら、もっと作品の気持ちがわかるはず!そこで、みんなも枢機卿のようにマントや帽子を身に着けます。でも、みんな真っ白で同じ…だから、自分だけの模様を描いておしゃれにします!描ける部屋に移動して、絵の具で模様をつけます。「くるくる、水が流れるよ!」「とんとんとん、リズムよく♪」好きな模様でマントがカラフルになっていきました。途中、描いていると停電が!?暗くなった部屋では、ブラックライトでみんなのマントが光りました!光る模様を楽しみながら、もっともっと描いていきます。最後はみんなでお披露目ランウェイ♪ポーズも決まって、枢機卿もびっくりの作品ができました。

 

作品が身に着けているものに注目しています

◆「ながい帽子だな~」

 

作品の真似をしながら鑑賞します

◆お膝の上で作品と同じポーズ!

 

絵の具で好きなものを描きます

◆「次はどんな模様にしようかな~?」

 

蛍光絵の具がブラックライトで光ります

◆ブラックライトで絵の具が光のようにみえました!

 

マントを身に着けて鑑賞します

◆背中にもたくさん模様が描けました♪

 

 

 

(参加者の声)

・みんなきれいだった(6歳)

・今日のイベントに参加させて頂いて、難しく考えず、芸術に触れていきたいと感じました。(保護者)

 

もますまつり「お気に入りの椅子をみつけよう!」「MOMAS探検隊!」

 県民の日、もますまつりを行いました!「お気に入りの椅子をみつけよう!」では、いくつかの当館所蔵のグッドデザインの椅子から自分のお気に入りをみつけます。「ふわふわだ~」「岩みたい!」など、座り心地や色、形から椅子のよさを感じ取り、自分のいちばんの椅子をみつけることができました。「MOMAS探検隊!」は、館内のいろいろなところにある作品をみつけたり、美術館の裏側をみたりしながら、美術館を探検していきます。「このくちびるの椅子はキュウリを食べそう!」「サイが行進してる!」「大きなエレベーターだ!」今まで気づかなかった美術館の作品や裏側を知って、「MOMAS博士」が増えたかもしれません。もますまつりは1年に1度しかありませんが、来年も県民の日に実施する予定です。ぜひ、埼玉県立近代美術館に遊びにきてくださいね♪

 

家族で椅子の鑑賞をします

◆「どんな座り方をしようかな~」

 

下からもみてみます

◆さあ、この椅子は何かに似ているかな?

 

作品中の登場人物になって考えてみます

◆この絵の中でかくれんぼするならどこにしよう?

 

近くから遠くから作品をみてみます

◆「中からちょうちょが出てくるかも!」

 

みる+つくる「ニューMOMAS?! 進化する建物を作ろう!」

 今回みる作品は、埼玉県立近代美術館で一番大きい作品…《埼玉県立近代美術館》(美術館の建物)です!黒川紀章が設計したこの美術館をよく見ると、多くの四角があります。実はこの四角、細胞をイメージしたものです。細胞のように、成長していく美術館でいてほしいという気持ちが込められています。みんなで美術館を探検したら、わくわくする作品がたくさんありました。黒川紀章は《東京計画 1961-Helix計画》という、人口の成長とともに、建物も上へ上へ成長する建物も考えました。そこで今日はみんなも、進化する建物をつくります!木材をグルーガンでつけて、組み立てていきます。「動物の中に住める建物~」「戦う家にしたよ!」「横にどんどん広がる家だよ~」アイデアいっぱいの進化する建物がたくさんできました♪埼玉県立近代美術館も負けていられません!美術館に来たら建物にも注目してみてくださいね。

 

美術館を鑑賞します

◆美術館の入り口~!入る時には気づかなかった四角がたくさん!

 

組み合わせて制作します

◆「どんどん大きくしていくぞ!」

 

素材を重ねていきます

◆何段にも重ねると…どんな建物になるかな♪

 

高さを出すためにいろいろな角度からみていきます

◆「しっかり押さえて高くしよう!」

 

出来上がった作品を鑑賞します

◆「鳥がとまれる建物をつくったよ!」

 

 

(参加者の声)

・木のぼうでつくるのは少しむずかしかったけれど、またやりたいです!(小4)

・70かいをこえるたてものをつくれてびっくりしました。(小1)

 

親子クルーズ「生き物発見! どんな生物?こんな生き物!」

 今回の親子クルーズは、最上壽之《バッ ドラネコミャオ―》をみるところからスタートです。2匹の猫をイメージした作品ですが、この2匹はどんな関係だと思いますか?「親子で親が子どもをだっこしているところ!」「ライバル関係なのかな」など、作品のかたちや雰囲気から考えます。展示室の作品にはスポットライトが当たっているので、影が強そうにみえたり、重さを感じたりすることにも気づきました。展示室での鑑賞の後は、みんなで作品つくりに挑戦です。クリアでカラフルなスプーンやフォーク、洗濯ばさみを使って生き物を作ります!そして作った作品には《バッ ドラネコミャオ―》ように響きの楽しい題名も考えます。愛情たっぷりの生き物、かっこいい生き物、それぞれ工夫がいっぱいです。最後には展示室の作品のようにライトアップ!素材が光って影には色がつき、《バッ ドラネコミャオ―》もびっくりの生き物が誕生しました♪

 

ライトが当たっている作品を鑑賞します 

◆下から、横から、のぞいてみよう!

 

パーツを選んで制作します

◆「この組み方にしようかな~?」

 

見せたい角度を見せて作った作品を紹介します 

◆「ビューンと飛ぶドラゴンを作ったよ!」

 

展示作品のようにライトさせて鑑賞します

◆ライトを当てると…別の生き物!?

 

(参加者の声)

・ライトをあてたらかっこよくなってうれしかった。(小2)

・子どもと創作する機会はめったになく、自身のみでも創作する胸のワクワク感がなつかしく楽しかったです。(保護者)