2016年3月の記事一覧

企画展物語みる+つくる 「自由なわたし・理想の世界」

 人は誰でも、心の中に理想の世界が詰まっています。作品の中にも、作者が大切にしていることが色や形に表れています。開催中の原田直次郎展の作品も、原田直次郎さんとその仲間たちの理想の世界が詰まっています。鳥のポーズ、人の姿勢、草木の形などに注目しながら、どんな場面なのだろう、どうしてこういう絵を描いたのだろう…と、作者の中の理想の世界を探りました。参加者のみんなの理想の世界もみてみたいな!そこで”トンネルブック”という仕掛けを使い、美術館や周辺の景色の中に一人ひとりの楽しい空想を加えながら、理想の世界に変えていきました。美術館の吹き抜けには巨大なカブト虫やクワガタ虫が現れ、公園の音楽噴水からは音符の妖精が飛び出しました。資料閲覧室の中にきれいな花が咲いたり、公園の池には河童や動物が遊びに来たり…とても楽しい世界がたくさん生まれました。



◆展示室に出発!               ◆どんな音が聞こえてきそうかな?

 動くものを探してみよう。           どうしてこの場面を描いたんだろう?



◆こんな場面、みたことない!         ◆自分の理想の世界を生み出します。

 作品の中なら、何でもできるよね。       桜だけじゃなく…好きな花全部咲かせちゃおう。


  

◆昼間でも関係なく、きれいな花火!       ◆公園の噴水から人魚が登場!


 <参加者の声>

◆おもしろく見えたのでたのしかったです。(小3女子)

◆いいのができてよかった。(小1男子)

工房「昆虫を作ってアートしよう!-新種発見-」

 外は雨・・・しかし、今日の工房が始まると「もますの森」の探検に出発です! 隣の部屋に入ると、段ボールで作られた森が出現。「森にはどんな生き物が住んでいるのかな~」と、みんなで探しました。「あ、虫がいる!」次々と見つかった虫の標本を、虫眼鏡や拡大カメラを使ってじっくり観察しました。すると、虫は形や色がとっても面白いことに気づきます。観察の次は、新種の虫作りに挑戦です。「シャベルみたいな口をつけようかな」「夜空みたいな羽の色にしようかな」と、アイディアがふくらみます。ミラマットで作った色々な部品をつけて色を塗ると、新種の昆虫が次々と生まれました。観賞会ではもう一度森に入って、自分の虫を住まわせます。森が夜になると昆虫たちはキラキラと光りはじめました。みんな「もますの森」をとっても楽しみました。

 

◆もますの森で昆虫さがし♪          ◆昆虫を虫眼鏡で観察しよう!

 木の葉や皮の裏側も探してね!         足や羽はどうなっているのかな?



◆もっと詳しく観てみよう!          ◆ぴかぴか光る絵の具やチョークで

 「拡大したら点々が見える!」         色を付けます。


   

◆夜になると虫が光り出した!         ◆虫に囲まれて、もますの森で発表会!

 真田幸村の角を持った虫が誕生         「きれい~」「新種発見!」


 <参加者の声>

◆わたしは虫が大すきだから自分のおりじなるの虫がつくれて楽しかったです。(小2女子)

◆子供たちの発想の豊かさに関心した、また童心に返ってクリエイトしたい。(一般)

 

み~っけ!「ふしぎな椅子の美術館」

 今日の「み~っけ!」では、当館のグッドデザインの椅子を観て座って楽しみました。創作室に入ると椅子が1つもありません・・・ そこで、お家の人に人型椅子になってもらいました。ゆらゆら揺れたりトンネルになったり、お家の人の椅子は楽しくて座り心地が最高です! 次に、巨大スクリーンが登場して椅子の影が現れました。「本当にこれは椅子かな?」影に映してみると椅子の形が大きくなったり、飛んだり跳ねたりして違うものにも見えます。みんなも実際の椅子に座り、LEDライトで照らしながら壁に自分と椅子の影を映して遊びました。「鳥の羽の上に乗って飛んでいるみたい!」「空飛ぶバイク」「一寸法師になったみたい」最後の発表では椅子の影で生き物を作って発表してくれました。



◆お家の人の椅子               ◆布も椅子に変身!

 「とっても気持ちいいなあ~」           「ゆらゆら楽しい~!」


◆「どうしてこの椅子座れないの~?」     ◆この椅子、大きな口があるよ!
     実は…スクリーンの裏に秘密が☆       みんな掌の食べ物をあげてみよう!



◆こうすると、ぽろんぽろん♪         ◆「こっちから照らすと《鹿》みたい」

 「楽器を演奏してるみたい」           「ほんとだ~角に見える」


 <参加者の声>

◆ いつものかげじゃなくてふしぎなかげがあったので楽しかった。(女子)

◆いろいろな形のイスにすわれて楽しかったです。(男子)

◆子供たちの連想がゆたかで楽しかったです。(保護者)


 

アート★ビンゴ【さくら】

毎回ビンゴには季節にちなんだ名前がついています。3月と4月は【さくら】です。早く温かくなって桜が咲くといいですね。今日は2階でエレベーターの扉が開いたら何が出てくるか想像したり、吹き抜けの天井から何をつるしたらいいか考えて楽しみました。また「君ならどんな展覧会を開く?」という問題では、トマトやお肉などの大好物の展覧会や、宝石やシャンデリアなどの豪華なもの展、そして空の展覧会など、想像しただけでもわくわくする企画を考えてくれました。親子で答えを見せ合うと「子供って頭が柔らかいな~」「お父さん、すごい!」と会話がはずみます。ぜひ家族やお友達と一緒にご参加下さい。

 


「鳩にすてきな羽をかいてね♪」      ◆「この穴なんだろう?」                                      

                        「かじられちゃったのかな?」「秘密基地かな?」

 


 
◆「エレベータから何が出てくるかな?」   
「どんな展覧会にする?」

 「おもちゃ」「いっぱいでてくるの」     「きょうりゅう!!」