MOMASのとびら これまでの報告

6月8日 MOMASコレクション 親子クルーズ


現在、MOMASコレクション[Ⅱ]では、「生誕100年記念 点描の詩情‐高田誠の世界」というタイトルで、さいたま市にゆかりのある高田誠の作品を展示しています。今回のプログラムでは、高田誠の特徴である点描に注目しながら親子で鑑賞しました。鑑賞の後は、点描で静物(キュウリやナス)を描きました。高田誠の作品には、四角い点がたっくさんあったことから、小さくカットした消しゴムを使って、スタンプのように点を打ちました。参加者は、できあがった作品を近くで見たり、遠くで見たりして楽しみました。

高田誠の作品をみんなで鑑賞しました。


クオリティの高い作品がズラリ!

〈参加者の声〉
◆初めての発見があり、作品づくりは親子ともども楽しめました。(保護者)
◆点描は、見るのと自分で描くのとでは全然違いました。のせていく色の違いで絵が変わっていくのが実感でき、とってもおもしろかったです。(保護者)

企画展物語 親子クルーズ


企画展「たまもの」を巡るワークショップです。
資料を入れると約1000点の作品が展示されていますので、今回は焦点を絞り、木村直道の作品だけを鑑賞しました。展示室だけでなく、館内のいたるところに作品が置かれていますので、参加者は、あらかじめ作品の印刷されたシートを持って作品探しを楽しみました。創作室では、日用品の部品や廃材を使って、親子でお互いの顔を制作しました。部品の形によって表情が変わりどの作品もおもしろいものになりました。


常設展示室にも作品があります。


立体的な作品になりました!

〈参加者の声〉
◆作品を探している時の、子どもの楽しそうな様子を間近で見られて、とても貴重な体験ができました。(保護者)
◆ぼくが一番工夫したところは口です。また楽しくやりたいです。(小2 男子)

アート★ビンゴ【そら】

ゴールデンウィークの土曜日、北浦和公園にはたくさんの人が訪れていました。おかげで「アート★ビンゴ」にもたくさんのお客様が参加してくれました。現在、企画展「たまもの」を開催しますが、展示室以外のあちこちにも作品が点在していますので、ビンゴに参加しただけのお客様も、いろいろな作品を見ることができ、楽しめたと思います。次回は6月1日に「アート★ビンゴ【やまぶき】」を予定しています。どうぞご参加ください。


多くの家族連れが参加してくれました。


お気に入りの椅子を見つけました!

MOMASコレクション 親子クルーズ

当館のコレクションである、ピカソの《静物》を鑑賞しました。
ピカソは、対象をいろいろな方向から見て、それらを組み合わせるキュビスムの手法で描いており、私たちが見慣れている物の形とは違って見えます。この描き方を取り入れて、親子でお互いの似顔絵を描いてみました。白紙からのスタートでは難しいので、輪郭、目、鼻だけはピカソの作品から取り入れ、そのほかの耳や髪形などは自分で描きました。目や鼻など、ピカソの表現は一部しか使っていないのに、出来上がった顔はどれもピカソが描いたような作品になりました。それだけピカソの表現は力強く強烈であるということですね。

実物とは違って見えるピカソの《静物》。


どことなくピカソのような作品になるから不思議です。

〈参加者の声〉
◆頭ではわかるのですが、自分でピカソのように描くのは難しかったです。次は、もっと思い切って描いてみたいです。(保護者)
◆ピカソになった気分。結構、頭を使いますね。(保護者)

企画展物語 みる+つくる

企画展「たまもの」は32のテーマで構成されています。今回は展示してある作品から「どんなテーマなのか?」を考えながら鑑賞しました。「世界は丸い」というテーマの部屋では、さまざまな球や丸い作品と出合い、中でもマルセル・デュシャンの《ロト・レリーフ》を鑑賞しました。中心のずれた大小の円が重なっている作品ですが、これが回ると奥行きがあるように見えてくるので不思議です。創作室ではこの《ロト・レリーフ》をまねてつくりました。


丸や球の作品がいっぱいです。


できた作品を並べて回してみました。

〈参加者の声〉
◆いろいろな色を混ぜるとどうなるのか予想がつかないところが楽しかった。(中1 女子)
◆回している時と回していない時の感じが全然違ってびっくりしました。(小4 女子)