MOMASのとびら これまでの報告

み~っけ!「キラキラ枢機卿に大変身!」

「み~っけ!」は、コロナ禍での中止が続き、なんと約2年ぶりです!地下1階のジャコモ・マンズー《枢機卿》の鑑賞からスタートです!「寒いのかな~」「ここで眠っちゃったのかも…」と、ポーズや表情から作品の気持ちを考えます。作品の姿になりきったら、もっと作品の気持ちがわかるはず!そこで、みんなも枢機卿のようにマントや帽子を身に着けます。でも、みんな真っ白で同じ…だから、自分だけの模様を描いておしゃれにします!描ける部屋に移動して、絵の具で模様をつけます。「くるくる、水が流れるよ!」「とんとんとん、リズムよく♪」好きな模様でマントがカラフルになっていきました。途中、描いていると停電が!?暗くなった部屋では、ブラックライトでみんなのマントが光りました!光る模様を楽しみながら、もっともっと描いていきます。最後はみんなでお披露目ランウェイ♪ポーズも決まって、枢機卿もびっくりの作品ができました。

 

作品が身に着けているものに注目しています

◆「ながい帽子だな~」

 

作品の真似をしながら鑑賞します

◆お膝の上で作品と同じポーズ!

 

絵の具で好きなものを描きます

◆「次はどんな模様にしようかな~?」

 

蛍光絵の具がブラックライトで光ります

◆ブラックライトで絵の具が光のようにみえました!

 

マントを身に着けて鑑賞します

◆背中にもたくさん模様が描けました♪

 

 

 

(参加者の声)

・みんなきれいだった(6歳)

・今日のイベントに参加させて頂いて、難しく考えず、芸術に触れていきたいと感じました。(保護者)

 

もますまつり「お気に入りの椅子をみつけよう!」「MOMAS探検隊!」

 県民の日、もますまつりを行いました!「お気に入りの椅子をみつけよう!」では、いくつかの当館所蔵のグッドデザインの椅子から自分のお気に入りをみつけます。「ふわふわだ~」「岩みたい!」など、座り心地や色、形から椅子のよさを感じ取り、自分のいちばんの椅子をみつけることができました。「MOMAS探検隊!」は、館内のいろいろなところにある作品をみつけたり、美術館の裏側をみたりしながら、美術館を探検していきます。「このくちびるの椅子はキュウリを食べそう!」「サイが行進してる!」「大きなエレベーターだ!」今まで気づかなかった美術館の作品や裏側を知って、「MOMAS博士」が増えたかもしれません。もますまつりは1年に1度しかありませんが、来年も県民の日に実施する予定です。ぜひ、埼玉県立近代美術館に遊びにきてくださいね♪

 

家族で椅子の鑑賞をします

◆「どんな座り方をしようかな~」

 

下からもみてみます

◆さあ、この椅子は何かに似ているかな?

 

作品中の登場人物になって考えてみます

◆この絵の中でかくれんぼするならどこにしよう?

 

近くから遠くから作品をみてみます

◆「中からちょうちょが出てくるかも!」

 

みる+つくる「ニューMOMAS?! 進化する建物を作ろう!」

 今回みる作品は、埼玉県立近代美術館で一番大きい作品…《埼玉県立近代美術館》(美術館の建物)です!黒川紀章が設計したこの美術館をよく見ると、多くの四角があります。実はこの四角、細胞をイメージしたものです。細胞のように、成長していく美術館でいてほしいという気持ちが込められています。みんなで美術館を探検したら、わくわくする作品がたくさんありました。黒川紀章は《東京計画 1961-Helix計画》という、人口の成長とともに、建物も上へ上へ成長する建物も考えました。そこで今日はみんなも、進化する建物をつくります!木材をグルーガンでつけて、組み立てていきます。「動物の中に住める建物~」「戦う家にしたよ!」「横にどんどん広がる家だよ~」アイデアいっぱいの進化する建物がたくさんできました♪埼玉県立近代美術館も負けていられません!美術館に来たら建物にも注目してみてくださいね。

 

美術館を鑑賞します

◆美術館の入り口~!入る時には気づかなかった四角がたくさん!

 

組み合わせて制作します

◆「どんどん大きくしていくぞ!」

 

素材を重ねていきます

◆何段にも重ねると…どんな建物になるかな♪

 

高さを出すためにいろいろな角度からみていきます

◆「しっかり押さえて高くしよう!」

 

出来上がった作品を鑑賞します

◆「鳥がとまれる建物をつくったよ!」

 

 

(参加者の声)

・木のぼうでつくるのは少しむずかしかったけれど、またやりたいです!(小4)

・70かいをこえるたてものをつくれてびっくりしました。(小1)

 

親子クルーズ「生き物発見! どんな生物?こんな生き物!」

 今回の親子クルーズは、最上壽之《バッ ドラネコミャオ―》をみるところからスタートです。2匹の猫をイメージした作品ですが、この2匹はどんな関係だと思いますか?「親子で親が子どもをだっこしているところ!」「ライバル関係なのかな」など、作品のかたちや雰囲気から考えます。展示室の作品にはスポットライトが当たっているので、影が強そうにみえたり、重さを感じたりすることにも気づきました。展示室での鑑賞の後は、みんなで作品つくりに挑戦です。クリアでカラフルなスプーンやフォーク、洗濯ばさみを使って生き物を作ります!そして作った作品には《バッ ドラネコミャオ―》ように響きの楽しい題名も考えます。愛情たっぷりの生き物、かっこいい生き物、それぞれ工夫がいっぱいです。最後には展示室の作品のようにライトアップ!素材が光って影には色がつき、《バッ ドラネコミャオ―》もびっくりの生き物が誕生しました♪

 

ライトが当たっている作品を鑑賞します 

◆下から、横から、のぞいてみよう!

 

パーツを選んで制作します

◆「この組み方にしようかな~?」

 

見せたい角度を見せて作った作品を紹介します 

◆「ビューンと飛ぶドラゴンを作ったよ!」

 

展示作品のようにライトさせて鑑賞します

◆ライトを当てると…別の生き物!?

 

(参加者の声)

・ライトをあてたらかっこよくなってうれしかった。(小2)

・子どもと創作する機会はめったになく、自身のみでも創作する胸のワクワク感がなつかしく楽しかったです。(保護者)

 

彫刻あらいぐま

約1年ぶり!コロナ禍で中止していた彫刻洗浄プログラム「彫刻あらいぐま」の復活です!なぜ彫刻を洗うと思いますか?「汚れているから」「洗うと彫刻が気持ちいいから」と、最初に彫刻の気持ちにもなって考え、実際に洗う作品の素材や大きさについて知ります。今回は、山本信《這うものたちの午後の眠り》柳原義達《道標 鳩》を洗います。でも、大切な作品を洗うのに洗い方を間違えたり、傷つけたりしては大変です。そこで、彫刻あらいぐまでは、彫刻を洗うプロのスタッフが一緒に活動します。彫刻洗いのプロとお話ししながら作品を洗っていると、「タイルが光ってきた!」「後ろはこうなっていたんだね!」と、普段気づかない発見がありました。最後は彫刻もピカピカになってとても気持ちよさそう♪5月と9月のみのプログラムですが、作品を洗って鑑賞したい方はぜひ来てくださいね!

 

 

プロに洗い方を聞きます

◆彫刻洗いのプロに洗い方を聞きます。

 

作品をよくみて洗います

◆「細かいところもきれいにしよう!」

 

洗って流していきます

◆「水で流すと色が明るくなった!」

 

洗った彫刻を鑑賞します

◆違う彫刻も洗い方を教えてもらってチャレンジ!

 

 

(参加者の声)

・ちょうこくによって工夫がちがった。(小3)

・タイルの作品が水にぬれると色鮮やかに光ってキレイでした。

 よく利用している公園の新たな魅力が見られてよかったです。(保護者)

 

フリープログラム「お気に入りの椅子をみつけよう!」「MOMAS探検隊!」

 今回のフリープログラムは「お気に入りの椅子をみつけよう!」と「MOMAS探検隊!」です。「お気に入りの椅子をみつけよう!」では、自分のお気に入りの椅子をみつけるために、色んな角度から椅子をみてその椅子のすてきなところを探します。椅子の形をみて、「風船みたい!」「鳥みたい!」よーく見たら、座ってお尻でも鑑賞します。「ずっと寝ていられそう~」「思ったよりもやわらかい!」一人ひとりのお気に入りがみつかりました♪「MOMAS探検隊!」では、展示されている作品や美術館の裏側をみながら美術館を探検します。「この作品初めてみた!」「何で出来ているのかな…」初めての参加者もベテランの参加者もたくさん発見をしました。また美術館に来た時には新たな発見があるかもしれません!次の探検隊でお待ちしています♪

 

 

お尻で椅子の鑑賞中です

◆「どの椅子がいいかな~」

 

気になる椅子を選びます

◆座り心地はいかがですか~?

 

 

館内の椅子を鑑賞します

◆「このくちびるに食べられそう…」

 

 

展示室の外にも作品があります

◆こんなところにも作品が!

 

 

みる+つくる「色のリズムで!アーティスト♪」

 この夏最後のサマー・アドベンチャーは、気持ちを手で表現するところからスタート!手を大きく叩いたり、ゆっくり叩いたりするリズムによって「うれしそう〜」「びっくりしてる!」同じ叩き方でも感じ方は人それぞれです。「リズム」は絵の中にもあるかも!?ということで、たくさんの作品からリズムを感じます。白髪一雄《青波》を前に「動いてるみたい!ぐーるぐる!」「ぼこっとしてる…ぼこっぼこっ!」など、作者の表現から作品のリズムをみつけます。展示室から制作する部屋に戻ったら、みんなも絵具でリズムよく描きます。なんと今回は手だけで描きます!最初は普通のサイズの画用紙に描きましたが、最後は机いっぱいに広がる大きな紙にむかってアーティスト気分で大胆に描いていきます。絵の具をたくさん手につけて「ぐーんとのばしたよ!」、はじくように「パシャパシャと手を振って絵の具を飛ばしたよ!」どの作品も動きのある、リズム奏でる作品になりました♪ 

 

展示室で作品を鑑賞します

◆「バシャバシャ!シャチの口みたい!」

 

 

さまざまな角度から鑑賞します

◆「横からみたリズムはどうかな~?」

 

絵の具を使って制作します

◆両手の先で細かい動きを!トントントン!

 

自分の作品を発表します

◆「上と下でリズムを変えて、色をかえたよ~」

 

(参加者の声)

・色をまぜたことで、おもしろい作品ができた!(小学2年)

・いろんなものがかけてよかったです。(小学2年)

 

サマー・アドベンチャー「新聞紙とガムテープで生き物をつくろう!」

 サマー・アドベンチャー第3弾は、講師に現代芸術家の関口光太郎さんをお招きし、小学生以上を対象に新聞紙とガムテープで自分の好きな生き物を作るワークショップを行いました。ワークショップの最初、会場に関口さんの姿はありません。まずは展示室にある関口さんの作品を見に行きました。作品を見てびっくり!大きくて、その中にはたくさんの生き物が表されています。では講師に登場してもらいましょうと関口さんを呼ぶと、なんと!関口さんは展示室の隅にあった「新聞紙の海」から登場されたのです!またびっくり!でも楽しい出会いができました。その後は作品づくりです。関口さんのレクチャーを受けて作っていきます。「大きくて強い恐竜だよ。」「かわいい猫の親子だよ。」思いのこもった生き物が出来上がりました。さらに今回は、出来上がったものを関口さんの作品とコラボレーション!!スペシャル作品が完成しました♪

◆関口さんの作品を鑑賞。「いろいろな生き物がいるね~。」

 

◆びっくり!関口さん登場!

 

◆教えてもらいながら頑張ってつくります!

 

◆好きな生き物が出来てきました♪

 

◆コラボレーション作品です!!

 

(参加者の声)

・つくるのがとてもたのしくて、家でもやりたい。(小1)

・時間が足りないと感じるくらい熱中しました。先生がとてもユニークで、親子でとても楽しめました!(保護者)

 

サマー・アドベンチャー「フリープログラムDAY!」

 サマー・アドベンチャー第2弾はどなたでも参加できるフリープログラムを2つ行いました!「お気に入りの椅子をみつけよう!」では、会場に並んだ8脚のグッドデザインの椅子の中から自分のお気に入りの椅子をみつけます。まずは椅子を目でみて鑑賞。「クモみたい!」「サボテンにもみえるよ!」見方が広がっていきます。その後におしりで鑑賞!座ってみると、「ふわふわでずっと座っていたい!」「座ってみると違う形にみえたよ!」など、みただけの時とは違う魅力も発見できました。「MOMASを夏色に染めよう!」では、埼玉県立近代美術館の略称「MOMAS」を型取ったオブジェに、夏をイメージした飾りを付けていきました。太陽、セミ、すいか、海…。コロナ禍でいろいろと規制がある中ですが、「MOMAS」は夏真っ盛りの楽しさでいっぱいになりました♪

 

 

全身で椅子の鑑賞をします

◆ごろ~ん「みてみて!気持ちいい座り方見つけたよ!」

 

材料を選んで制作します

◆これで何が作れるかな?

 

 

どんどん作品をくっつけます 

◆じゃーん!どんな夏をイメージしたと思う?

 

 

この後、展示室で展示しました

◆「MOMAS」が夏色に染まりました!

サマー・アドベンチャー「光るたまごをつくろう!」

 サマー・アドベンチャー第1弾は、講師に現代アーティストのみゃうかさんをお招きしてワークショップを行いました。光る帽子を被ったみゃうか先生がみんなをお出迎えしてくれてスタート♪まずは、「たまごはどんなところで生まれるのだろう?」「何を食べて育つのかな?」と、みゃうか先生と一緒にたまごについて想像します。イメージが広がったら、白い和紙を貼った風船に、お花紙を貼って模様を作っていきます。お花紙が貼れたら、上から白い和紙を4層重ねていきます。これで「たまご」の殻が完成です。たまごの殻が乾いたら、中の風船を割って取り出して中にライトを入れます。すると、お花紙の色が透けてみえてきます。最後は、部屋を移動してみんなのたまごを全部並べます。部屋の電気を消すと…「やさしい光♪」「お花紙の色がみえるよ!」、みゃうか先生も「たくさんのたまごが集まって私もうれしくなりました♪」参加者それぞれのすてきに光るたまごができました!

 

 

 たまごを作ります

◆「まるい模様のたまごにしよう♪」

 

 

乾燥します ドライヤーでも乾かしました

◆和紙を重ねたら乾燥させます!

 

たまごに合わせて巣もつくります

◆たまご完成!実はたまごの巣も作っていたのです!

 

たまごの置き場を決めます

◆「どんな場所から生まれそうかな~?」

 

電気を消して鑑賞します

◆きれいに光るたまごたち!!

 

(参加者の声)

・和紙をはるのは大変だったけど すごく楽しく作れてよかったです。(小4)

・和紙とライトでやわらかい雰囲気の作品ができてとても嬉しいです。電気を消した時感動しました。(保護者)