MOMASのとびら これまでの報告

8月10日 「せんたくバサミで絵を描こう!」


「幼い頃にせんたくバサミで遊んだことはありませんか?」並べたり繋げたりして楽しいものですが、家にある数ではなかなか満足のいくものができません。そんな体験をもとに今回のワークショップでは、10000個のせんたくバサミを用意しました。初めは子どもたちがワークショップに参加しますが、次第に大人の方が夢中になって1時間以上も制作に没頭する方もいました。地下のセンターコートがカラフルで華やかになりました。

並べるだけでもきれいですね。


センターコートが華やかなせんたくバサミで埋まりました!

8月17日 「親子でペーパーキルト 動物王国!」


色紙の紙片を巧みに貼り合わせ、アフリカをテーマに制作しているテツ山下さんを講師にお迎えして、ワークショップを開催しました。さまざまな色のタント紙という紙を切り、台紙に敷き詰めて貼ります。紙をめくると裏に動物の絵が出てくるので、その形を切り取ると…、カラフルなモザイクで彩られた動物になります。背景や他の動物なども作成して、はがき大の紙の中に、アフリカの世界が表現されました!
オープン参加のワークショップも同時並行で行い、多くの方に楽しんでもらいました。

親子で楽しむテツさんのワークショップ。


オープン参加のワークショップもにぎわいました。

〈参加者の声〉
◆ただの三角や四角が組み合わさることで、もっと素敵な作品に変身できる発見がありました。また家でも親子で作品づくりをしたいです。(保護者)
◆アフリカの大草原の動物たちを見てみたくなりました。(小2 男子)

8月24日 「企画展物語 親子クルーズ」


現在行われている企画展「浮遊するデザイン 倉俣史朗とともに」に関するワークショップです。ガラスでできた透明な椅子や光るテーブルを、子どもたちはとても興味深く鑑賞していました。倉俣作品のひとつに、プラスチック板を熱で軟らかくしてつくったランプの作品《ランプ (オバQ)》があります。この作品をもとに、参加者もLEDライトと白い紙でランプシェードをつくりました。「浮遊」をキーワードに、ふわふわと漂うようなランプシェードが、たくさんできました。

思わず、「この椅子ほしい!」という子も。


闇に浮き上がるようなランプたちが並びました。

〈参加者の声〉
◆すごくすてきなものができて思い出になると思いました。(小2 女子)
◆子どもが切った紙を親が貼りました。共同してできたことがとてもよかったです。(保護者)

8月31日 座れる段ボールの椅子大集合!


夏前から募集を行ってきた「座れる段ボール椅子グランプリ!」の作品がたくさんエントランスと3階に並びました。どのグループも工夫を凝らして制作して出品してくれました。
大人でも座れるような構造をよく考えている椅子、デザイン的に見ても面白い椅子、使う人を想定してつくられた椅子などそれぞれのグループの思いの詰まった作品ばかりでした。
31日は、受賞作品の表彰式と椅子の鑑賞会を行いました。
制作者の子どもたちはもちろんのこと、先生方や保護者の方も参加してくださり、盛況のうちに終えることができました。

副館長より賞状が贈呈されました。


鑑賞会は制作者へのインタビュー形式で行いました。

10月5日 おしりでアートを感じよう!(岸町公民館)


今年度の後期は、当館の改修工事が始まるため、公民館をまわってMOMASの扉を実施することになりました。
1回目は、さいたま市の岸町公民館でした。当館のグッドデザインの椅子を数点持ち込んで、椅子の形や座り心地を親子で楽しみました。その後は、椅子の中にある面白い形を針金でつくったり、黒い椅子に紙をはりつけて「夢の椅子」をつくりました。部屋を暗くして、ブラックライトを当てると、自分でデザインした椅子が光り、「ワーッ」と歓声が上がりました。「公民館でのMOMASの扉」、大成功でした。

紙をちぎって、貼って、椅子をデザイン。


こんなに鮮やかに光りました!

〈参加者の声〉
◆いすにたくさん紙をはって、暗くした時がおもしろかったです。(小5 女子)
◆同じ学校の友達と協力してひとつの作品をつくり、とても満足でした。子どもたちはまだまだ時間がほしい感じでしたが、十分楽しめたと思います。(保護者)

10月12日 ゆれる光と影をつかまえよう!(浦和南公民館)


公民館でのワークショップ2回目は、浦和南公民館でした。今回は当館の所蔵作品瑛九の《タバコ》という作品の鑑賞から始めました。「タコかな?」「犬に見える。」「女の人みたい!」と参加者の感じるままに鑑賞をしてくれました。
その後は、瑛九のフォトデッサンの追体験をしました。自分で型紙をつくり、コピアートペーパーを使って制作をしました。光に当てて感光させ、アイロンをかけるとみるみる作品に色が出てきます。そのたびに「ワーッ!」と歓声を上げ喜んでくれました。
時間はあっという間に過ぎ、参加者は2時間の鑑賞と制作のプログラムを楽しんでくれました。

グループごとに瑛九の作品を鑑賞しました。


アイロンをかけると、鮮やかな青色が出てきます。

〈参加者の声〉
◆初めて使う画材に触れることができて、親子でとても楽しく学ぶことができました。(保護者)
◆親子で学べ、作品をつくり、楽しい時間でした。材料(紙)を買って、家でもチャレンジしたいです。(保護者)

10月19日 子ども向け鑑賞会&ワークショップ(和光市 サンアゼリア)


今回は、和光市の市民文化センターで行われている当館のコレクション展「美の万華鏡」にあわせて、子ども鑑賞会を行いました。スタッフとともに、作品を鑑賞したりグッドデザインの椅子に座ったりして楽しみました。また、同時並行で、ワークショップ「消しゴムスタンプで点描体験!」も行い、多くの方に参加してもらいました。消しゴムをはんこのように使いポンポン押していくと、色が重なって複雑な色合いになりました。展示室ロビーの壁面ガラスが、みなさんの作品で華やかになりました。

スタッフと話しながら、楽しく鑑賞! 


印象派の画家のように、できるかな?

10月26日 ゆれる光と影をつかまえよう!(針ヶ谷公民館)


台風27号が近づく中、針ヶ谷公民館でワークショップを行いました。雨が降っているのに、予定の人数の方、全員が参加してくれました!
美術館クイズからスタートし、初めて会った参加者同士の雰囲気をウォーミングアップ。最初は、もじもじしていた参加者の女の子たちも、作品の鑑賞になると少しずつ声を出してくれました。
制作に入ると夢中になり、自分のつくった作品の説明をたくさんお話ししてくれました。プログラムが終わるころには、参加者の心のように空も晴れ上がっていました。

「ここが目のように見えるよ!」


踊っているようですてきな作品ですね。


〈参加者の声〉
◆初めてすることばかりで、とても楽しかったです。できあがったものを見て、思っていたより不思議な感じでした。(保護者)
◆作品ができて皆さんにほめてもらってから、娘が俄然やる気になりました。とても楽しめたようでした。(保護者)

11月2日 おしりでアート( 北浦和公民館)


この時期は、七五三や地域のお祭りなどイベントが重なるせいか、少々参加者が少なめでしたが、その分、参加者とスタッフが深くかかわりあえる時間になりました。この日は、北浦和公民館で椅子のプログラムを行いました。椅子に座る体験もたっぷりと行うことができ、椅子にあるすてきな線を見つけたり、椅子に紙をはりつけて椅子をデザインしたりして楽しい時間を過ごすことができました。「くだもの椅子」や「虹の椅子」が完成し、暗くしてブラックライトを当てるとすてきな空間が出現しました。

こんな座り方もできるね!  


ワーッ、椅子が光った!

11月16日 おしりでアートを楽しもう!(南箇公民館)


今回は、南箇公民館でプログラムを行いました。美術館クイズから楽しくスタートし、いろいろな椅子に座る体験をしました。おもしろい座り方を考えたり座り心地を確かめたりして十分に楽しみました。「夢の椅子」づくりでは、ハートを幾重にも重ねたデザインや電車の連なっているデザインなど、参加者のおもいがよくあらわされた椅子になりました。

切れ端を利用するのも面白いですね。


色鮮やかに光りました!

〈参加者の声〉
◆いろいろないすに座れて楽しかったです。(小2 女子)
◆「夢の椅子制作」は、夢中になってつくる事ができて楽しかったです。美術館クイズも新鮮でした!(保護者)