MOMASのとびら これまでの報告

「フリープログラムDAY」

 今日はどなたでも自由に参加できるワークショップを3つ、午前と午後の2回実施しました。『洗濯ばさみで絵を描こう!』では、親子で作った花火が床一面に広がったり、カラフルな恐竜ができたりしました。『キラキラカチカチ★スプーンワールド』は、上田薫《ジェリーにスプーンC》を鑑賞し、スプーンを並べたり重ねたりして、スプーンに映るピカピカの世界を楽しみました。『つなげて遊ぼう!』は、細長い袋をふくらませてつなげます。大きくなった作品の中に入ると、「秘密基地みたい!」と特別な空間を楽しみました。また美術館に遊びに来てくださいね。


洗濯ばさみでお絵かきをしている
◆「お父さんが作ったのと合体!」

上から見た洗濯ばさみの絵
◆色とりどりのお花が咲いています。

 上の階からも「きれいだねー!」と声が聞こえました。

スプーンを重ねている
◆「どこまで上にくっつけられるかな?」

 「スプーンのおばけみたいになってきたよ。」

スプーンを並べて絵を描いている
◆「長~い電車にいっぱい窓ができたよ♪」


カラフルにした袋をつなげている
◆「ビニール袋をカラフルに!」「色が透けてきれい!」


大きくなった作品の中に入っている
◆「巨大迷路だ!!」「ゴールはもうすぐだよ!」


「ビュートレス~美術館から見える景色をなぞる~」

 夏休み特別企画第2段!今日は美術館正面の曲面ガラスに絵を描くという大胆なプログラムでした★講師に、松田るみさんを招き、景色(view)をなぞる(trace)ことに挑戦しました。“なぞる”は簡単そうでいて、発見がいっぱい!「描いてたものが動いちゃった。」「頭が動くと線と景色がずれる!」「そのままなぞるって意外に難しい!」小さなお子様が多かった午前の部は、親子で自由に見えたものをなぞっていましたが、午後の部では“なぞる”の解釈を大人が広く考えて楽しんでいるようでした。「色も真似してみようかな」「風景の中に入ってみよう!」色の線が重なって、いつの間にか大きな曲面ガラスも絵でいっぱい。しかし、最後に自分の手で絵を消して、楽しい体験を持ち帰りました。ガラスに描けて、水で消えるクレヨン!初めての体験を楽しみました♪

美術館のガラスにえをかくところ

◆「何からなぞろうかな?」

 「ガラスに描いたことないよ。ドキドキする!」

植え込みの草をなぞっているところ

◆景色と線が重なります! 

 久しぶりにクレヨンにさわる人もいました。

ガラスの向こう側の家族をかいているところ

◆絵の中にお母さん登場!

外から見たところ

◆たくさん描けました!みんな何をなぞったのかな??

絵をけしているところ
◆元の景色に戻っていくね!「あ~たのしかった♪」


(参加者の声)

・たのしかった。おうちでもやりたい。(5才男子)

・いろいろなところからみて、物をなぞって、いろいろな発けんをしました。(小3女子)

・大きなガラスに絵を描く体験、大人もワクワク夢中になりました。(保護者)

  

「カラダで発見!絵具の世界」

 サマー・アドベンチャー第1弾はたっぷりの絵具にふれて楽しむ体験プログラムを実施しました。講師に前沢知子さんを招き、小さなお子様と保護者13組が参加しました。創作室に入ると8m四方の布が床に敷かれていました。その上で「白い布が何に見えるかな?」「かき氷!雲!」と、お話をしたり、「動物の動きを真似してみよう!」と、カラダをほぐす体操をしました。それから青・赤・緑・黒…絵具をつけて、動物になりきって足跡をつけたり、お尻スタンプをしたり、想像力を働かせて絵具を広げていきました。最初は様子を見ていた子供たちも、途中から他の友達と交流し絵具の世界を楽しんでいました♪足や手の形がどんどん重なり、色も混じり合って偶然できた色や形をみて「ここ、きれい~~!」とつぶやきが聞こえました。カラダの絵具を落として服を着替え、最後にもう一度みんなで鑑賞すると「空から見おろした街、宇宙大爆発!、深海、花火、和紙、きれいなお洋服」という感想がありました。みんなのエネルギーがつまった素敵な作品ですね★ 814日から31日まで、1階ギャラリーで作品が展示されます。


体操しているところ

◆動物や昆虫になって地面をニョロニョロ!


制作中 

◆自ら絵具をカラダにつけております。


制作中 

◆会話はなくともたくさんの子が加わります。「暗黒宇宙をつくるぞ~!」

 ピンクも黄色も「まぜまぜまぜ~!!!」 

 

制作中 

◆「おや?」袋でポタポタ、スポンジフリフリ、妖精のように飛び回ると線が踊ります。


完成 

◆自分が描いたところはどこかな?


カーテンをかけたところ 

◆前沢さんがカーテンの作品にしてくれたよ♪

 ロダンの彫刻にも負けず、惹きたてています。

 

(参加者の声)

・あしはいつもだめだからやってたのしかった。(5才女子)

・手と足でペタペタするのがたのしかった。(4才男子)

・子供たちが全力で無邪気に楽しんでいる姿をみられてよかった。(保護者)

・もくもくと自分のペースでやっている姿を見てよかったです。

 絵の具が冷たく、色々なのがまざり神秘的な空間が出来たと思います。(保護者)

工房「自分だけの“たからもの”をつくろう!」

 今日の工房は、埼玉大学の学生が考えたプログラムです!! 最初に、大学生達が持ってきた“たからもの”と、全員にアイマスクが配られました。「一体何だろう?」目隠ししたまま、手で重さやさわり心地を感じたり、鼻で匂いを嗅いだりして考えました。「ザラザラ」「石かな?でも、ふんわり軽い?」目隠しを取ると、それは『木』でできた“たからもの”でした。握りしめると何とも言えない心地よさがあります。今日は、木片をやすりで磨く制作です。とてもシンプルだけど、自分で選んだ『木』を磨いていくうちに、だんだん愛着のわく『たからもの』に変わっていきます。「ツルツルになって楽しい」「スーッとしてよい香りがお気に入り」など、素材をたくさん味わうプログラムでした。「皆さんの“たからもの”は何ですか?それはどんなさわり心地?どんな匂いですか?」

「たからもの」をさわっているところ

◆「いい木の匂いがする」「僕にもかがせて~」

 「どんなさわり心地?」「すべすべ」


やすりがけしているところ
◆順番にやすりがけ。

 黙々と進める手仕事、どんなことを感じているのでしょうか。

説明を聞いているところ

◆大学生が進行しています。…内心はどきどき緊張~ハンパない!


磨いた木をみせているところ
◆「みてみて!」愛着がわいてきましたね。

作品と手紙

◆今日は『宝物』について手紙にしたためて、大切に包み持ち帰りました。

 時々子供に混ざって挑戦して下さる大人の方の作品、年輪にグッときますね。


(参加者の声)

・木がきれいにつるつるになって楽しかった。(1年生女子)

・初めてのことが楽しかった。こんどは木を削って形をかえてみたい。(3年生男子)


 

み~っけ!「キラキラ枢機卿に大変身!」

 み~っけ!は、初めて美術館に来るお子さまにもぴったりなプログラムです。今回は、地下1階にある彫刻、ジャコモ・マンズーの《枢機卿》を鑑賞しました。その後、スタッフ手作りのマントや帽子が配られ、小さな枢機卿に大変身!「真っ白なマントと帽子をおしゃれにしよう!」と、絵の具やチョークを使って、ぐるぐる、てんてん、好きなマークなどみんな思い思いに模様を描きました。親子で楽しく描いている途中、部屋の電気が消えてしまいます。次の瞬間、ブラックライトがついて模様が光り出し「わぁー!」と歓声が上がりました。「キラキラ!」「魔法みたい!」「もっと描きたい!」とみんなの気持ちも高まります。最後は、光る模様のマントと帽子を身に着けて、幻想的なファッションショーです!枢機卿になりきってたくさん遊びました。

 

枢機卿を鑑賞中 

◆枢機卿に変身して、みんなでお祈り。


マントに絵を描いている 

◆「お花のとなりにちょうちょを描こう。」

 「ぐるぐるでつなげたら町みたいになったよ。」


ブラックライトの中 

◆「お星さまが光ってきれい!」


ファッションショー 

◆みんなキラキラ、ピカピカな枢機卿です。

 

 

(参加者の声)

・えのぐをぬるのがたのしかった。ひかるのにびっくりした。(5才男子)

・小さい子供でも楽しく芸術とふれあうことのできる貴重な会だと思いました。(保護者)