MOMASのとびら これまでの報告
MOMASコレクション みる+つくる
北浦和公園内にはたくさんの彫刻作品があります。今回は、その中でも子どもたちに人気のある《果実の中の木もれ陽》という作品を鑑賞しました。作品に触れて感触を確かめるところから始め、「何に見えるかな?」と聞いてみました。「アリの巣」「野菜」「ウナギ」「人の横顔」と参加者の感じ方はさまざまでした。
創作室に戻ってからは、それぞれが感じた作品のイメージをもとにして、身近な物で作品をつくりました。作品がヘビに見えた子は、そのお友達をつくり、果物に見えた子はそれを入れるかごをつくるなどして、自分の感じたことをもとに制作を楽しみました。
「触ると冷たいね。」「意外とツルツルしている!」
制作した物を、作品の近くに飾りました。
「触ると冷たいね。」「意外とツルツルしている!」
制作した物を、作品の近くに飾りました。
〈参加者の声〉
◆身近な物でつくっておもしろかった。(小2 男子)
◆いん石が落ちたようにつくっていたけれど、だんだん違ってきてしまった。でも、楽しかった。(小5 女子)
アート★ビンゴ【さくら】
4月4日から企画展「たまもの」が始まっています。この展覧会は、当館所蔵の作品や関連資料を1000点近く展示している、いわば当館の大コレクション展です。展示室だけでなく館内のいたるところに作品が展示してあり、いつもよりにぎやかな雰囲気の館内です。今回は、「アート★ビンゴ」だったので、いろいろな作品をお客様に見てもらうことができました。特にふきぬけ周りには、グッド・デザインの椅子がたくさん置いてあります。親子連れが多く、楽しく座っている姿が微笑ましかったです。みなさんも、ぜひいらしてください。
「座り心地いいなぁ。」
「座り心地いいなぁ。」
どんな人が座るとピッタリかな?
工房
ドアなどに使われている蝶番(ちょうつがい)を知っていますか?実は、当館の屏風(びょうぶ)の作品にも使われているのです。私たちの身の回りでは金属性の蝶番が一般的ですが、屏風の作品には紙蝶番が使われているのです。しかも、一方向に開くのではなく手前にも後ろ側にも開くという仕組みです。先人の知恵って素晴らしいですね。
今回の工房は、この紙蝶番の原理を利用してパタパタ開く屏風をつくりました。開き続けると全部で八面あります。それぞれの面にあらかじめ切ってある色画用紙を組み合わせて作品をつくりました。原理はちょっと難しかったけれど、皆さん制作を楽しんでいました。
それぞれの面に色画用紙でコラージュしました。
最後にみなさんの作品を鑑賞しました!
〈参加者の声〉
◆何かをイメージして、貼ってつくるという楽しみがわかりました。(小2 男子)
◆想像することがとても楽しくて、自由にできた。イメージをふくらます力も使えて、すごく楽しかったです。(中1 女子)
MOMASコレクション 親子クルーズ
当館ではグッド・デザインの椅子を多数コレクションしています。
今回の親子クルーズでは、この椅子のなかにある「おもしろい線」をさがしました。椅子をいろいろな方向から見たり実際に座ったりして、お気に入りのラインを探します。その線をパネルを台にして紐で表現しました。親子でじっくり椅子を鑑賞して楽しそうに制作していました。
横から見たり下から見たりして鑑賞の段階から工夫をしていました。
この椅子は、足の形がおもしろいんです。
〈参加者の声〉
◆はじめてこういうことをやって楽しかったです。今度はイス以外のものでやってみたいです。(小4 女子)
◆普段見ない角度からいろいろな椅子の形を見て、新たな発見があった。(保護者)
み~っけ!
去年10月以来の「み~っけ!」。楽しみにしてくれている参加者も多いようです。
今回は、ビニール袋に絵を描きました。最初は細長い傘袋にクレヨンで描き、気持ちも乗ってきたところで、巨大ビニールに水性マジックで好きなものを描きました。イチゴやハート電車など、ちびっこたちの好きなものがたくさん詰まった夢の世界が出来上がりました。床に寝転がり、下から作品を見上げて鑑賞しました。いつもと違うシチュエーションに幼児たちは大興奮でした。
傘袋の作品は、上からつるして飾りました。
大きなビニール袋の作品をドームにして中から鑑賞しました。
傘袋の作品は、上からつるして飾りました。
大きなビニール袋の作品をドームにして中から鑑賞しました。
〈参加者の声〉
◆身近にある素材で、こんなに楽しく遊べるなんて驚きでした。(保護者)
◆みんなで描いた大きなビニール袋の作品を下から寝転がって見たのが楽しかったです。(保護者)