MOMASのとびら これまでの報告
わくわく鑑賞ツアー
今日は、スタッフとお話しながら作品を楽しむ「わくわく鑑賞ツアー」です。公園を通る子供たちにはとても馴染みのある橋本真之《果実の中の木もれ陽》を観ました。「外から見ると大きなヘビかな?中には木の実があるよ!」「ヘビが食べちゃったのかな?」楽しい会話が広がります。展示室では、ルオー《横向きのピエロ》を人物の気持ちを考えたりして鑑賞しました。「ピエロの顔は白かったよ!」以前見たピエロと比べて発見があったり、親子でお話しながらみると名画がとても身近なものに感じられますね。30分の短時間で小さなお子様でも飽きずに作品を楽しめます。ぜひ気軽にご参加ください。
◆「目を閉じて何してる?」
◆「シャワーかな?」
◆「この作品大きくなったの知ってる人?」
◆家族みんなのお気に入りはこの赤い椅子でした。
みる+つくる「MOMAS探検隊!」
今日のMOMASのとびらは、埼玉県立近代美術館の秘密や不思議や面白いことを探って、集めて、持ち帰る日です。みんな、美術館のことどのくらい知っているかな?行ったことない場所もあるかな?小学校1年生から6年生まで、MOMASのとびらに初めて来た子も30回以上来ているベテランさんも一緒に、埼玉県立近代美術館を探検します。初めて見たもの、前に来て楽しかったところ、友だちと見つけたおすすめポイントなど、美術館での発見や出来事をカードに集めていきます。さて、美術館への想いがたくさん詰まったカードをつなぐと…小さな埼玉県立近代美術館が出来上がり!屋根を付けたり、隠し扉を加えたり、みんなで繋げて大きな美術館にしたり!今日集まった仲間だけの、特別な美術館が出来上がりました。埼玉県立近代美術館は、いつでも、北浦和公園の真ん中でみんなを待っています。また遊びに来てね。
◆美術館のどこに行ったことがある?地図を見ながら考えます。
◆探検開始!ショップに並んでいるものは…?
◆展示室も探ります。この人はどこに向かっているのだろう?
◆探検の結果、自分だけのMOMASが出来ました。
◆入口からのぞくと、中に入っていくみたい。
◆みんなのMOMASをつないで、巨大埼玉県立近代美術館!
楽しいことがたくさんの美術館です。
<参加者の声>
・さくひんなどを見て、美じゅつかんをつくれて、たのしかったです!(小5・女子)
・美じゅつかんのいろいろなことが知れたし作品が作れてよかったです。(小3・男子)
洗濯ばさみで絵を描こう!
4月から「MOMASの扉」はアート体感ワークショップ「MOMASのとびら」に名前をリニューアルし、気持ちも新たに頑張ります!今日のプログラムは、美術館で人気の洗濯ばさみを使ったワークショップでした。カラフルな洗濯ばさみを並べたり・つなげたり・積み上げたりして遊びます。どなたでも無料でご参加いただけます。今日も幅広い年齢層の方に楽しんでいただきました。今年度は申込不要のフリープログラムが増えました。ぜひ皆さんで遊びに来て下さい。
◆素敵な色と形のチョウになりそう。
◆制作にはまっているご様子!
◆鮮やかな作品が上から見ると綺麗です☆
わくわく鑑賞ツアー
公園の桜がちらほら咲き始めた今日のツアーは、川合玉堂《山村春色》など桜が描かれた掛け軸4点と、彫刻3点を鑑賞しました。《山村春色》には、のどかな春の風景に牛を連れた子供が描かれています。「どこに行くのかな? 人や牛はどんな気持ちかな~」と想像して楽しんだ後、雰囲気の違う掛け軸の桜を見比べてお気に入りをみつけました。また、「MOMASの扉」ではお馴染みの彫刻、柳原義達《風の中の鴉》、ロダン《ウスタッシュ・ド・サンピエールの頭像》は色々な角度から観ると発見があり、とても会話が弾みます。彫刻と目を合わせると何だか話しかけてくる気がしませんか? スタッフとの会話が楽しい「わくわく鑑賞ツアー」に、ぜひお気軽にご参加ください。
◆「牛を連れているのは大人かな?子供かな?」
◆「この像はどんな仕事してそうかな?」
◆「どこから見たら一番格好いい?」
親子クルーズ(企画展)「動きのある絵を動かそう!」
今日のプログラムは“親子クルーズ”です。企画展「カッサンドル・ポスター展」を見に行き、ポスターに描かれている人物が、この後どの様に動くのかを考えながら鑑賞しました。大きな斧を振りかざした人物が描かれている作品《オ・ビュシュロン》の前で実際にポーズをとり、斧を振り下ろす動きをしてみました。真似をしてみると、描かれた人物のダイナミックさが体感できるのです。創作室に戻って制作です。今日はポスターを描くのではありません。赤青アニメの原理で、自分で描いた絵を動かすのです。1コマ目は赤い蛍光ペンで描き、その上に重ねて2コマ目を青い蛍光ペンで描きます。赤と青のセロファン眼鏡で交互に見るとあら不思議、絵が動き出すのです。親子で動きを考えて、交互にモデルになりながら描きました。最後はできあがった絵を並べて物語をつくり、発表会をしました。絵の動きや物語に、親子の工夫がたくさん詰まっていました。
◆「さあ、斧で木を切り倒すぞ!」
◆DUBONNETワインを何杯も飲むぞ!
◆子どもの望みどおりにポーズをとります。
◆「目覚まし時計が鳴るところだけど分かる?」
◆グループごとの発表会は、大盛り上がり!
◆「跳ねていたウサギを見ていたら自分も跳ねたくなりました。」
<参加者の声>
・わたしね、おうちでもしてみます。どうゆうえだかたのしみにしていてね(小1女子)
・赤青アニメが面白いうえに、お話づくりができてとても楽しかったです。親子の作品を合わせるのがいい思い出になります。家で夫にも作ってほしいと思います!(保護者)
工房「壁サイを作ろう!」
今日の工房は、階段の《ホコリ高き壁サイ、23年4ヶ月の歴史を駆け抜ける》を鑑賞しました。「どこに向かっているのかな?」と聞くと「山登り、獲物を捕りに、森を散歩、恋人と一緒、創作室へ向かってる」など想像が広がりました。さらにこのサイは美術館の歴史を刻んだ作品だと知り、みんなで壁や床をよく観てサイが潜んでいそうなところを探検しました。創作室に戻ったら制作です。スチレンボードをサイ形にくり抜き、片面は美術館で見つけた壁の色に、もう一方はオリジナルの模様で作ります。ミラマットを貼ってポスカで色を塗ると、カラフルになっていきます。「ところで、なぜサイがいるのでしょうか?」「埼玉、彩の国のサイ!」と子供達が答えてくれました。発泡スチロールの球に色を塗り、サイと合体させたら完成です!鑑賞会では工夫がいっぱいの素敵な<サイ玉>が並びました。こんな<サイ玉>に住んだら楽しそうですね。
◆「ほんとだ、こんなところにサイがいる!」
◆サイが隠れていたらいいな~
◆サイの形を描いたら、切るのはこの道具。
◆サイ玉にはウサギが住んでいるのかな?
◆世界に一つの☆サイ玉
◆ゴツゴツ・ジャリジャリ?サイの表面にこだわりました!
<参加者の声>
・こんなところにサイがいたらいいなというのが探せて楽しかったです。(小6女子)
・色々な材料を使ってサイを作ったのが楽しかったです。(小5男子)
み~っけ! 「からだをつかって」
今日の“み~っけ!”は、身体をいっぱい使って楽しみました。最初はモニターに映る作品を見て、ポーズや表情、人物以外も身体で真似してみます!「何になる?」と親子で相談しながら、抱っこやお相撲をとったり寝そべったりで大盛り上がり♪ 1番の難問、白髪一雄《青波》も見事に身体で再現!ところで、この作品は一体どうやって描かれたのでしょう? 実は、画家自らロープにつかまり足を筆にして力いっぱい描きました。今日は子供達も足や手を使って大きな段ボールに思い切り絵を描きました。保護者の人にしっかり掴まったら段ボールの上にジャンプ!「ぬるぬる気持ちいい~。」カラフルでダイナミックな作品が出来ました。そして、絵の具が乾いたら作品が大変身!切って組み立てると、子供が入れるお家になりました。「お家の中にも絵を描いて、あなただけの美術館にしてくださいね!」
◆ママは大きい三角!私は小さい三角!
◆輪かな?亀かな? 線が重なってるよ!
◆ぶら下がって「せ~の!」
◆「黄色が緑色になった!」なんで~???
◆簡単に組み立てられました。これは…!
◆みんなお気に入り♪「家に遊びに来て~」
<参加者の声>
・えのぐでペタペタするのが楽しかった。(6才)
・親子で絵の具や身体を使って作品を作ることができ、いい思い出になりました。(保護者)
みる+つくる(企画展)「○△□い生き物を描こう!」
今日のプログラムは“みる+つくる”です。展示室に行く前に、「ポスターとは何だろう?」と尋ねると、「宣伝するための大きな掲示物!」と、的確な答えが返ってきました。企画展「カッサンドル・ポスター展」を見に行って、何を宣伝するためのポスターなのか考えながら鑑賞しました。作品《ピヴォロ》には、鳥とワイングラスが描かれています。「ワインの宣伝?」小学生にもしっかり伝わっていました。次に、描かれている鳥に注目し、どんな形を使って描かれているのか考えました。「くちばしの所が三角!」「顔が丸い!」など、○や△、□が使われていることが分かりました。創作室に戻ると制作です。今日は、○△□を使って生き物を描きました。テンプレートを使ってデザインしたら、折り紙を切って貼って完成させました。オリジナルの文字もデザインすると、気分はもうデザイナー!素敵な生き物がたくさん生まれました!
◆尾羽の所は長方形だね!
◆テンプレートを使って描くと楽しいな~
◆レタリングにも挑戦だ! 文字もキュート!
◆「僕は三角と四角をつかってインコを描きました!」素晴らしい!!!
<参加者の声>
・まるしかくさんかくでどうぶつがつくれるなんてびっくり。(小1女子)
・テーマもとてもおもしろくて、作るときにワクワクしました。(小6女子)
アート★ビンゴ 「りんどう」
今日のビンゴの問題は、MOMASコレクションの古川吉重さんの作品を見て、自分で題名をつけるとしたら何か考えたり、グッドデザインの椅子《XL(プランクトン1.8)》のように大きくなったら面白いと思うものを想像して楽しみました。また、齋藤春佳さんの絵を隅々までよ~く観ると「花、スマホ、手をつないでいるところ、ショートケーキ、餃子、おしり?」日常で見かける好きなものがたくさん見つかり絵の世界を身近に感じました。最後にお互いの答えを見合わせると、ユニークな答えに驚かされたり、感心したり、楽しく会話がはずみます。来年度も実施予定ですので是非ご参加ください。
◆この人はここで何してるのかな。
◆「緑のところが扉かな!」「どこにつながるの?」
◆素敵な椅子だね!何て名前にしようかな?
◆ホットケーキが大きくなったらいいね。花まる~!
親子クルーズ「 お面をつけて 作品の中へ 」
作品をよく見ていると、なんだか物語が浮かんでくることも…? 今日のMOMASの扉は親子で参加! MOMASコレクション展で展示中の、谷川晃一《jazz》シリーズを鑑賞しました。どんな色がある?形は?場所はどこかな?・・・まだ少し、作品と仲良くなれていません。そこで、《jazz》シリーズから大学生たちが考えた物語の朗読を聞いてもらいました。作品の中で、家族を探す物語です。朗読が終わると、作品の中から飛び出したようなお面が登場!みんなも、作品の中に入れそうな家族のお面をつくってみましょう。今日はなんと、親子別々に制作します。絵具やペンキ、ステンシルを駆使してお面が出来上がり。仕切りを外してみると、別々で作っていたはずのお面が、親子で似た形や色をしています!《jazz》の中に入ったとしても仲良し親子。お面を付けてもう一度作品を見に行くと、なんだか本当に中に入って遊べそう。これからも、親子でいろんな美術作品を、自由に楽しんでくださいね。
◆展示室にて《jazz》シリーズを鑑賞。どんな色や形があるかな?
◆大学生が作った朗読劇を聴きます。物語に集中…。
◆不思議なお面が登場!みんなも作ってみよう。
◆大人チームも子どもチームも一生懸命。どんなお面が出来るかな。
◆別々に作っていたのに、そっくりなお面が出来た!家族って不思議だねえ。
◆お面を付けて、再び展示室へ。似た形を発見!
<参加者の声>
・たいへんなこともあったけど、すごくたのしかったです。(小1女子)
・親子の共通点がみなさんにあり、鑑賞もうれしい時間でした。家族という着眼点がもたらす幸せな時間でした。(保護者)