カテゴリ:2012年度の報告

みる+つくる「色のリズムで!アーティスト♪」

 この夏最後のサマー・アドベンチャーは、気持ちを手で表現するところからスタート!手を大きく叩いたり、ゆっくり叩いたりするリズムによって「うれしそう〜」「びっくりしてる!」同じ叩き方でも感じ方は人それぞれです。「リズム」は絵の中にもあるかも!?ということで、たくさんの作品からリズムを感じます。白髪一雄《青波》を前に「動いてるみたい!ぐーるぐる!」「ぼこっとしてる…ぼこっぼこっ!」など、作者の表現から作品のリズムをみつけます。展示室から制作する部屋に戻ったら、みんなも絵具でリズムよく描きます。なんと今回は手だけで描きます!最初は普通のサイズの画用紙に描きましたが、最後は机いっぱいに広がる大きな紙にむかってアーティスト気分で大胆に描いていきます。絵の具をたくさん手につけて「ぐーんとのばしたよ!」、はじくように「パシャパシャと手を振って絵の具を飛ばしたよ!」どの作品も動きのある、リズム奏でる作品になりました♪ 

 

展示室で作品を鑑賞します

◆「バシャバシャ!シャチの口みたい!」

 

 

さまざまな角度から鑑賞します

◆「横からみたリズムはどうかな~?」

 

絵の具を使って制作します

◆両手の先で細かい動きを!トントントン!

 

自分の作品を発表します

◆「上と下でリズムを変えて、色をかえたよ~」

 

(参加者の声)

・色をまぜたことで、おもしろい作品ができた!(小学2年)

・いろんなものがかけてよかったです。(小学2年)

 

工房

ドアなどに使われている蝶番(ちょうつがい)を知っていますか?実は、当館の屏風(びょうぶ)の作品にも使われているのです。私たちの身の回りでは金属性の蝶番が一般的ですが、屏風の作品には紙蝶番が使われているのです。しかも、一方向に開くのではなく手前にも後ろ側にも開くという仕組みです。先人の知恵って素晴らしいですね。
今回の工房は、この紙蝶番の原理を利用してパタパタ開く屏風をつくりました。開き続けると全部で八面あります。それぞれの面にあらかじめ切ってある色画用紙を組み合わせて作品をつくりました。原理はちょっと難しかったけれど、皆さん制作を楽しんでいました。


それぞれの面に色画用紙でコラージュしました。


最後にみなさんの作品を鑑賞しました!

〈参加者の声〉
◆何かをイメージして、貼ってつくるという楽しみがわかりました。(小2 男子)
◆想像することがとても楽しくて、自由にできた。イメージをふくらます力も使えて、すごく楽しかったです。(中1 女子)

MOMASコレクション 親子クルーズ

当館ではグッド・デザインの椅子を多数コレクションしています。
今回の親子クルーズでは、この椅子のなかにある「おもしろい線」をさがしました。椅子をいろいろな方向から見たり実際に座ったりして、お気に入りのラインを探します。その線をパネルを台にして紐で表現しました。親子でじっくり椅子を鑑賞して楽しそうに制作していました。


横から見たり下から見たりして鑑賞の段階から工夫をしていました。


この椅子は、足の形がおもしろいんです。

〈参加者の声〉
◆はじめてこういうことをやって楽しかったです。今度はイス以外のものでやってみたいです。(小4 女子)
◆普段見ない角度からいろいろな椅子の形を見て、新たな発見があった。(保護者)

み~っけ!

去年10月以来の「み~っけ!」。楽しみにしてくれている参加者も多いようです。
今回は、ビニール袋に絵を描きました。最初は細長い傘袋にクレヨンで描き、気持ちも乗ってきたところで、巨大ビニールに水性マジックで好きなものを描きました。イチゴやハート電車など、ちびっこたちの好きなものがたくさん詰まった夢の世界が出来上がりました。床に寝転がり、下から作品を見上げて鑑賞しました。いつもと違うシチュエーションに幼児たちは大興奮でした。


傘袋の作品は、上からつるして飾りました。


大きなビニール袋の作品をドームにして中から鑑賞しました。

〈参加者の声〉
◆身近にある素材で、こんなに楽しく遊べるなんて驚きでした。(保護者)
◆みんなで描いた大きなビニール袋の作品を下から寝転がって見たのが楽しかったです。(保護者)

工房

MOMASの扉の運営を手伝ってくれている研究員の蓜島さんは、普段は大学で版画の制作を行っています。そこで今回の工房では、蓜島さんが主担当になり、「リトグラフ」という版画に挑戦しました。アルミ板にアラビアゴムで絵を描き、薬品を刷り込むと…あら不思議、これで版の出来上がりです。学校で版画をやったことのある参加者もいましたが、インクの付け方も版画の摺り方も違い、びっくりしていました。


リトグラフの説明です。後ろは蓜島さんの作品です。


すてきな作品に仕上がったね。

〈参加者の声〉
◆リトグラフという言葉は聞いたことがありましたが、こんなに楽しいことだとは知りませんでした。(一般 男性)
◆子どもがいつも楽しみにしている理由がわかりました。とても楽しかったです。(一般 女性)

企画展物語 親子クルーズ

今回は、親子でデルヴォー展を楽しみました。デルヴォーの好きなものがたくさん詰まった夢のような世界をたっぷりと鑑賞した後は、《夜明け》という作品の一部分を北浦和公園の景色や噴水などに置き換え、写真に撮って作品にしました。親子で協力しながら構成を考えて写真を撮っている姿が、なんとも微笑ましかったです。出来上がった作品も秀作ぞろいでした。


「何か不思議なところはないかな?」


写真を撮り重ねるにつれて面白い工夫が見られました。

〈参加者の声〉
◆親子ならではの写真が撮れたのでとても楽しかったです。(小4 女子)
◆普段見落としていたものの見方、見え方の発見を不思議な世界を通してみることができました。他の人たちの作品を見ると、さまざまでさらに発見があり、楽しめました。(保護者)

アート★ビンゴ【きん】

美術館にかかわる9つのクイズが印刷されたビンゴシートを手に、参加者が館内をまわって楽しむアート★ビンゴ。今回は今年度最後のビンゴでした。風が強く日が差しても寒い日中でしたが、常連参加者の方や地下で行われていた「埼玉県小・中学校児童生徒美術展の中央展覧会」の出品者の方も参加してくださり、多くの参加者でにぎわいました。初めて参加した方が多く、美術館や作品の面白さを知っていただくよい機会になりました。
次回は、来年度の4月6日(土)13:30-15:30「アート★ビンゴ【さくら】」となります。ふるってご参加ください。


「フカフカしていい気持ち!」


この作品の中に描かれている遊び道具は?

企画展物語 みる+つくる

「ポール・デルヴォー展」の中に美しい女性が並んで歩いている絵画《行列》という作品があります。この作品を見て、参加者の子どもたちは「きれい」「お祈りに行くのかな?」などと感じてくれたようです。作品の鑑賞をもとに、参加者は女性のお面をかぶり、ランプを持って体に白い布を巻き、美術館の周りの小道で《行列》の作品の再現をしてみました。どの場所で、どんな速さで歩くとよいかを話し合い実際に歩いてみました。周囲には北浦和公園の木々が立ち、石造りの道を行列で歩くとすてきな雰囲気が漂いました。


みんなで《行列》の鑑賞をしました。


木の間から一人ずつ加わって行列になりました。

〈参加者の声〉
◆歩き方やランプの持ち方を工夫して歩いてみて、後でビデオの自分を見たら変だったけど楽しかった。(小4 女子)
◆いつもは経験できない“変”な世界に浸れて面白かったです。(小6 女子)

MOMASコレクション みる+つくる

MOMASコレクションの3室には郭徳俊の〈大統領と郭〉のシリーズ作品があります。これは、TIME誌の表紙を飾るアメリカの大統領と自分の顔を重ね合わせた作品です。この作品の鑑賞をもとにして、参加者は他人の顔画像と自分の顔を鏡を使って重ね一つの作品にしました。まったく自分と似ても似つかぬ顔の人物と自分を重ね合わせても、一つの顔になるところが面白く楽しく活動することができました。


なぜ、大統領と自分を重ね合わせたのかな?


輪郭や鼻の位置調整が意外と難しいのです。

〈参加者の声〉
◆変な顔ができて面白かった。(小3 女子)
◆いろいろな顔と組み合わせて、全然違う顔ができました。(小6 男子)

アート★ビンゴ【わかくさ】

MOMASコレクションの第Ⅳ期がスタートした初日のビンゴです。吹き抜け周りの作品も一新しました。寒い1日でしたが、家族連れの方が多く参加してくれました。作品の中に描かれている生き物を探したり、木のおもちゃ(一般展示室の作品)を触って遊んだりと楽しんでいただけたようです。次回は2月16日「アート★ビンゴ【きん】」を開催します。たくさんの参加お待ちしています。


何種類の生き物がいるのでしょう?


木のおもちゃを振ると音が出るのです。