カテゴリ:2014年度の報告

企画展物語みる+つくる「つくろう★ぼくらのヒミツ基地!」

今回の企画展物語 みる+つくる では、原 広司さんの《原邸》と 石山修武さんの《幻庵》を見て 対話による鑑賞を行いました。本物そっくりにできた模型や大きな写真を見ながら自分の家と違うところを探すなどして、今や伝説となった建築を見て楽しみました。制作は6つのグループに分かれてヒミツ基地作りを行いました。机や椅子、布、段ボール、スズランテープなどをカラーガムテープでとめながら、どんどん作りました。段ボールカッターで♥型の窓を開けたり、スズランテープでカーテンを付けるなど、たくさんの工夫がいっぱい! 二階建ての基地や、屋根にペットのヘビがいる基地まで出来上がり、子ども達のアイディアに驚かされました。発表会の後も自分達の基地でノリノリで遊ぶ、元気いっぱいの子ども達でした。


◆「切り抜いたハートやクローバーも飾りになるね!」


◆「屋根の上にいるのがペットのヘビです。」発表も上手!

<参加者の声>
◆真中の柱をすごくがんばりました。ヒミツ基地を作るのが私の夢だったのですごく楽しかったです。(5年女子)
◆ヒミツ基地のドアを作るのが楽しかった。(4年男子)

MOMASコレクションみる+つくる「墨絵でお宝掛け軸をつくろう!」

今回のMOMASコレクションみる+つくるでは、小茂田 青樹さんの《春の夜》で、対話による鑑賞を行いました。「何が描かれているのかな~?」と質問すると、「花」「猫」「フクロウ」と、子ども達が描かれているものを見つけて答えてくれました。「この猫はいったい何をしているのかな?」と尋ねると、「子猫にあげるエサをくわえて巣に帰るところ!」などと、想像を膨らませて答えてくれました。制作はもちろん掛け軸です。3種類の濃さの墨を用いて、季節の絵を描きました。桜やアジサイや紅葉、カブトムシやバッタなど、季節を感じさせるモチーフを生き生きと表現していました。墨絵に合わせて表装した掛け軸をくるくると巻いて持ち帰る子ども達の顔は、満面の笑みでいっぱいでした。


◆「この猫はいったい何をくわえているのかな~?」「鰹節」「羽」


◆壁一面にずらりと掛けられた掛け軸。壮観です!

<参加者の声>
◆墨で絵を描いたのが楽しかった。(1年男子)
◆さくらの絵のところを描いたとき、楽しかった。(1年女子)

工房「まるまる穴だらけのランプシェード」

今回の工房では、橋本真之さんの作品《果実の中の木もれ陽》を鑑賞しました。鍛金で作られた作品は植物や生き物のようにも見え、生命感が伝わってきます。作品の表面には大小様々な穴が開いており、作品の内部に光が注ぎこみます。子ども達は作品の中を覗き、「星みた~い!」と呟いていました。この作品の特徴である丸みのある形と穴がいっぱい開いていることをもとに、「まるまる穴だらけのランプシェード」を作りました。美術館のポスターをお花みたいに切って、パンチや鳩目抜きを使ってたくさん穴を開け、セロテープで貼り合わせていくと、不思議な形が出来上がりました。最後に暗い部屋でランプを点けると、天井に満天の星空が浮かび上がりました。エンヤのBGMが流れる中、幻想的な一時を過ごしました。


◆初めて使う鳩目抜き。「便利な道具だな~。」


◆音楽に合わせてランプをゆっくり回転させながら、光の動きも楽しみました。

<参加者の声>
◆ポスターでできると思いませんでした。お花みたいに切って組み立てるだけなので、家でも作ってみたいです。電気を点けるときれいでした。(2年女子)
◆驚きの連続でした。1枚の紙がランプになるなんて思いもしませんでした。個性的な作品が完成し、作品の発表の時は感動的な空間になりましたね。楽しかったです。(一般女性)

アート★ビンゴ【わかくさ】

今回は雨の降る中、アート★ビンゴが行われました。小学生のグループが「アート★ビンゴやってこうぜ!」と気軽に参加してくれ、アート★ビンゴが根付いていることを感じました。また、傘をさしながら音楽噴水の巨大なサキソフォンを鑑賞し、「こんな曲が流れたらいいな~。」と想像する親子連れや大学生もいました。1階吹き抜け周りでは、小村雪岱の挿絵の中から問題を探し、お化けのようなキャラクターに名前を付けて盛り上がりました。次回の「アート★ビンゴ【きん】」は、726日(土)です。楽しい問題を9問 用意しておきます! 是非、ご参加を!!


◆「この椅子、デカ過ぎでしょ!」


◆「これ、風呂敷みたいじゃねっ!」

み~っけ!「半分仮面でおどろう!」

今回のみ~っけ!はいつもとちょ~っとちがった雰囲気です。創作室に入るとアフリカの音楽が鳴り響いています。アフリカの仮面を鑑賞した後、仮面作りを楽しみました。その名も「半分仮面」です。美術館の古いポスターを半分に折り、ハサミでチョキチョキすると線対称の模様が出来上がります。それを立体的になるように工夫して貼りながら仮面を飾りました。のぞき穴にカラーセロファンを貼ると、いつもと違った色の景色が広がります。最後は半分仮面を被って、これまた手作りのマラカスを振りながらアフリカの音楽に合わせて楽しく踊りました。


◆ここをテープで留めるとふくらんだ感じになるよ!


体も半分隠れるほどの半分仮面が勢ぞろい。カッコいぃね!

<参加者の声>
◆踊るのが嬉しくて楽しかった。形を切って作るのが楽しかった。(6歳男児)
◆ポスターがこんな立体的なものに変わるとは驚きです!(4歳女児保護者)