MOMASのとびら これまでの報告
2023/8/19 サマー・アドベンチャー「王冠をつくろう!」
2023年のサマー・アドベンチャー第3弾は、講師に平島鉄也さんをお招きして「王冠をつくろう!」を実施しました。「自分にご褒美をあげよう!」今回は自分へのご褒美となる王冠つくりに挑戦です。さまざまな王冠の画像を見てつくりたいものを想像したら、どんな王冠にしようかアイデアを描いていきます。「組み合わせてもいいから5つ描けたらいいな」。鉄也先生の声掛けに、参加者もたくさんアイデアを出していきます。おおよそ描けたら、元となる段ボールを頭の大きさに合わせて切っていきます。王冠は立体的になるので、どの部分がつながるのか、どこを前にしようか考えながら切りました。その後は、アイデアを元に思い思いの素材をつけていきます。「ピカピカにするよ」「お花が好きだからカラフルにするの」「黒でかっこよくするぞ」。作品に似合うものを選んだら午前の活動は終了です。午後は、王冠を360度さまざまな角度からみて付け足していきます。「これでいいかな…と思った後に、どれだけ頑張れるかが大切だよ」。鉄也先生の言葉を聞いた参加者は、新たなアイデアをプラスしていきます。完成した王冠をみんなで鑑賞すると、「海の中をイメージしたよ」「上と下が取り外せて形もかえた!」「キラキラがたくさん」。最後は被ったり、本物の作品のように展示台へ置いたりして自分へのご褒美王冠を満喫しました♪
◆鉄也先生とアシスタントの由香先生の王冠をみせてもらいました。
◆アイデアたくさん出せるかな?「星がいっぱいにしよう☆」
◆しっかり押さえて、かたちを決めます。
◆「最後の飾りはどこにしようかな~」
◆「工夫したところを教えてくれる?」「このカプセルの部分にこだわったよ。」
◆最後は鉄也先生とハイポーズ!
(参加者の声)
・おなじものをちがうつかいかたで みんなつくっていて びっくりしました。(小1)
・つくるのもたのしくて ともだちの作品をみるのもたのしかったです。(小2)
2023/8/12 サマー・アドベンチャー「フリープログラムDAY!」
サマー・アドベンチャー第2弾はどなたでも参加できるフリープログラムDAY!今年度からフリープログラムは人数制限がなくなり、多くの方とのびのび活動することができました。「洗濯ばさみで絵を描こう!」では、カラフルな洗濯ばさみを使い、部屋一面を作品にしていきます。「恐竜を描いたよ」「ながくながくつないでいきたい」。手を動かしながら描いたりつくったりしました。午前、午後と一日開催したので部屋の中は素敵な作品でいっぱいになりました!「わくわく鑑賞ツアー」は久しぶりに展示室や1階吹きぬけ周りで開催です。案内は美術館ボランティアの皆さん!展示室の作品や館内に置いてあるグッドデザインの椅子について、どうしてこんなかたちなのかな?と考えたり、彫刻と同じポーズをして作品の気持ちになったりと普段はなかなか体験できない鑑賞となりました。サマー・アドベンチャーは来夏も実施予定!ぜひ遊びに来てくださいね♪
2023/7/15,7/22親子クルーズ「不思議な果実!君の中身はなんだろな?」
黒い背景、赤いテーブルの上に乗ったいくつもの果実…キスリング《赤いテーブルの上の果実》を鑑賞すると「青りんごがある」「マンゴーかな」他にもさまざまな果実の名前が挙がります。「でも、ぶどうの部分は何だか蛇みたい…」。「腐ったじゃがいもにみえるものもある」と、おいしそうではない果実もみつけました。キスリングはユダヤ人で、この絵は戦争中に描かれました。その時の気持ちが果実に入っているかも…と思いを巡らせます。制作場所では、自分たちの思いを詰める作品づくりに挑戦です。親子で同じかたちの果実の元になるものを選んでいきます。外側は親子で同じでも違っていてもよいですが、中身は親子でも内緒のままつくります。最後の鑑賞では親子で中身をぱかーん!「鮫の口の中をイメージしたよ」「子どもと過ごす夏休みが楽しみだということを詰め込みました」。外側からは想像できない中身、同じかたちでもいろいろな中身の果実ができました♪
◆「どの果実がおいしそうかな~」「マスカット?」「梨もあるよ!」
◆「果実の元は縦に切ろう!」
◆「外側はどうするの?」「青の紙をつけるよ」
◆親子でぱかーん!
◆果実の外側に足がついた作品もありました!
(参加者の声)
・みんな自分のきもちがあり、とてもよいと思いました。自分もよくできたと思います。(小5)
・自分も子どもも楽しんでできました。周りの方々の作品を見るのも楽しくて、どれもすてきでした。(保護者)
2023/6/24、7/1 工房「まるまるあなだらけのランプシェードをつくろう!」
埼玉県立近代美術館は北浦和公園の中にあります。工房は、屋外彫刻鑑賞からスタートです。目の前の作品はぐにゃぐにゃしていて、穴がたくさん開いています。「じゃがいもみたい!」「宇宙人かもしれない」。見え方もさまざまです。橋本真之《果実の中の木もれ陽》は、木が生い茂る場所に設置され、動き出しそうな有機的なかたちをしています。近づいて作品にある穴を覗いてみると、作品の中に太陽の光が入り、また違う見方ができました。今回は、この作品のような不思議なかたちのランプシェードを作ります。まずは、円形の白いポスターにどんなかたちにしたいか想像しながら展開図を描きます。かたちができたら、光が指すように穴あけパンチで穴をたくさん開けて、組み立てて中にライトを入れて完成です。最後は、暗いお部屋に移動してライトアップ!「たくさん集まると大きな作品みたい」「天井にも世界が広がったよ」。ずっと見ていたいような鑑賞の時間でした♪
◆触って、のぞいて…どんな感じがするかな。
◆真ん中を切らないようにゆっくりと。
◆「かぼちゃみたいになったよ!」
◆どんなかたちにしたか、お話を聞きました★
◆「宝石が光っているみたい!」
(参加者の声)
・作品をみるのがたのしかった。くらやみのなかでみるのがとてもきれいでおもしろかった。(小1)
・つくることだけでなく、彫刻をみてから制作に入ることができてよかったです。(大人)
2023/6/3,6/10 み~っけ!「MO“MAほうつかい”がMOMASをそめる!」
初めての参加者が多い「み~っけ!」プログラム。今回はグッドデザインの椅子が用意された特別なお部屋からスタート!まずはグッドデザインの椅子に座り全身で鑑賞します。「座り心地はどうだろう?」「色やかたちは?気になったところはあった?」。さまざまな角度から椅子を楽しんだあと、もっと美術館を知るために美術館探検に出ました。探検を終えて戻ってきた参加者の顔を見るとたくさんの発見ができたようです。そして戻ってきたお部屋では、美術館をもっと素敵にするための魔法をかけていきます。まずは目に見えない四角を描く、四角の魔法です。透明な材料を使って描きました。最後には目に見える魔法として絵の具の魔法をかけていきます。美術館はグレーや灰色、ねずみ色っぽいけれど、今日は特別カラフルに!「色の中に透明な四角が姿を現してきたよ。」みんなで作ったものを鑑賞して、お気に入りの部分をお話ししました★ み~っけ!は、全身を使って活動します。お子様のミュージアム初体験にぜひ♪
◆「お気に入りのいすはみつかりましたか?」
◆みんなで目に見えない四角の魔法をかけます。
◆カラフルな色の魔法もかけてみよう!
◆「赤いところのかたちがゾウにみえるよ」「こっちはフラミンゴかな」
◆6月3日と10日の成果物。出来上がったものはどちらも違ってすてきです。
(参加者の声)
・描いたところがしっぽみたいになって楽しかった。(4才)
・家ではできないことがダイナミックにできました。(保護者)
2023/5/20 みる+つくる「作品をみつめて・・・額縁をつくろう!」
皆さんは作品をみる時、どんなものが印象に残りますか。クロード・モネ《ジヴェルニーの積みわら、夕日》では、「夕方でひんやりしていそう」、パブロ・ピカソ《静物》では、「家の中かな?お化けがいそう」、マルク・シャガール《二つの花束》では、「不思議な色のお空…動物もたくさんいるよ」。MOMASのとびら「みる+つくる」の参加者のさまざまな気持ちが聞けました。「3つの作品に同じところはあるかな?」探してみると作品の周りには額縁が!今回は鑑賞した作品に合うオリジナルの額縁を作ります。作品をよくみてどんな素材や色、かたちが似合うか考えました。出来上がった額縁のイメージを聞くと「作品が続いていくような色を選んだよ」「作品がもっとかっこよくみえるように黒くしたんだ」。オリジナルの額縁に入れて飾ったら、作品がまた違った世界にみえてきました★
◆「何色が見つかったかな?」「太陽のオレンジ」「水色が空みたい」
◆透明な額縁に作品に合う素材をくっつけていきます。
◆グルーガンを使って慎重に…
◆「カラフルなモールで作品の外側をつくるぞ!」
◆「カクカク曲げてかっこよくしたよ。」
(参加者の声)
・じぶんのすきなようにつくれてうれしかった。(小2)
・金のほう石みたいなものをたくさんつけて高級感を出しました。(小4)v
2023/05/06 フリープログラム「風を描こう!」「カクカクつなげて遊ぼう!」
5月のMOMASのとびらフリープログラムは、北浦和公園の緑が生い茂る中「風を描こう!」「カクカクつなげて遊ぼう!」を実施しました。「風を描こう!」では、肌で感じた風のイメージやアクリル板に映った風景を描いていきます。活動中には、強い風やそよそよとした風が吹き、全身で風を楽しんでいました。「カクカクつなげて遊ぼう!」は、まず松本薫《Cycle90°》を鑑賞します。「どこにあるか知っている?」実はこの作品、美術館の正面入り口付近にあるのです。作品が何にみえたか、どんな感じがするかなどを考えながら、ストローを使った作品作りに挑戦です。MOMASのとびらフリープログラムは、どなたでも参加できるプログラムです。MOMASのとびらチラシをチェックして家族で美術館へ遊びに来てくださいね☆
2023/4/29 彫刻あらいぐま
4月29日の彫刻あらいぐまでは田中米吉《ドッキング(表面)No.86-1985》を洗いました。「美術館にくっついている作品をどうやって…?」この作品を知っている人は、えっ!と驚くでしょう。実は美術館に刺さっているような目立つ1つの直方体だけではなく、地下まで広がる場所や空間も含めて作品なのです。今回はその空間に入り込んで作品を洗います。初めての場所に緊張しましたが、普段は見ることのできない角度から作品をみて洗いました。「空間全体が作品だから全部きれいにしないと!」参加者の熱は最高潮です!デッキブラシや歯ブラシを使って洗い、作品にも触れ、素材や工夫を知ることができました。残念なことに5月13日のプログラムは雨天のため中止…。また秋に彫刻あらいぐまプログラムを予定しています。今度は何を洗うのか楽しみにしていてくださいね。
◆「土やよごれがたくさん…土の下に穴がある!」「水を流し出す穴だね。」
◆全身を使って端からタイルをこすります。
◆1階公園からみた地下空間。広い!
(参加者の声)
・ふだんなかなか入れないところにはいって、洗えてうれしかった!(小学4年)
・貴重な体験ができました。すがすがしい気持ちになりました。後日もう一度見に行きたいと思います。(保護者)
2023/04/22フリープログラム「キラキラ・カチカチ★スプーンワールド」「わくわく鑑賞ツアー」
お天気に恵まれたMOMASのとびら。フリープログラム!「キラキラ・カチカチ★スプーンワールド」「わくわく鑑賞ツアー」の2つを実施しました。「キラキラ・カチカチ★スプーンワールド」では、当館収蔵作品である上田薫《ジェリーにスプーンC》を鑑賞します。絵の中にはスプーンがあり、そのスプーンの中をよーくみると…何か写っています!皆さんも本物のスプーンをのぞき込んだり、組み合わせたりして好きなかたちを作りましょう。「街ができた~」「自分が写っているよ」たくさん並べたスプーンが知っているものにみえたり、スプーンに写り込んだ自分を楽しんだりしました。「わくわく鑑賞ツアー」では、柳原義達《道標 鳩》《風の中の鴉》を鑑賞し、風がどちらから吹いているか聞くと、「足を踏ん張らせているから向かい風!」「毛がふさふさしているから追い風だよ!」作品の様子やかたちからたくさんのことを想像しました。フリープログラムはどなたでも参加できます!美術館でお待ちしています☆
2023/4/8フリープログラム「洗濯ばさみで絵を描こう!」「わくわく鑑賞ツアー」
新年度最初のMOMASのとびらでは、「洗濯ばさみで絵を描こう!」「わくわく鑑賞ツアー」の2つを行いました。「洗濯ばさみで絵を描こう!」では、カラフルな洗濯ばさみを床に並べたり、つなぎ合わせてかたちを作ったりします。「お城みたい」「ドラゴンだ」さまざまな模様やかたちができました。「わくわく鑑賞ツアー」は、約3年ぶりに屋外彫刻で復活です。1回30分のツアーでは、フェルナンド・ボテロ《横たわる人物》から、「友達に会いたそうな顔をしている」「からだが大きい」など、作品をじっくりみて作品の気持ちになったり、作品が持つかたちに気付いたりすることができました。あいにくの雨で、3回目のツアーは中止となりましたが、久しぶりにお話ししながら作品をみることができました☆フリープログラムはどなたでも参加できます!ぜひ美術館へ遊びに来てくださいね♪
2023/3/4、3/11 工房「ザラザラ?つるつる?肌で感じて美術館!」
「埼玉県立近代美術館で1番大きな作品は何でしょう」。そんなクイズから「工房」は始まります。「地下にあったよ~」「美術館と合体している作品!」などさまざまな作品を思いつきました。「正解は、この埼玉県立近代美術館です!」ー実は美術館そのものが作品なのです。そして美術館を見渡すと四角がたくさんあることに気付きました。ただ、壁や扉、天井や床のどれも素材が異なります。「石かな、鉄かな…」。そこで今回は、素材の違う四角を使って自分だけの作品作りに挑戦です。素材によって触り心地や重さも違うので、素材をどんな風に使おうかアイデアも膨らみます。「鳥の巣みたいになったよ!」「四角が透けて別の四角ができた~」。最後はみんなで鑑賞会。自分の作ったものだけでなく他の人の作品の工夫やよさにも気付きました♪いろいろなものに目を向けることで美術館をもっと楽しむことができるかもしれませんね。
◆壁や床はどんな触り心地かな?
◆「このパネル素材を使おう」「段ボールも気になるなあ…」
◆「ゆっくりと立てるようにくっつけよう!」
◆みんなの作品を鑑賞します!
◆どれも違って素敵なかたちができました♪
(参加者の声)
・いろいろなそざいで作ってみると、より作品のよさがわかり、よかったです。(小2)
・色々な素材を使ってつくるのは楽しかったし、いい作品になりました。次は違う形を使った作品をつくりたいです。(小4)
2023/2/4,2/11 親子クルーズ「みえない気持ちをかたちにしたら」
親子クルーズは保護者の方も一緒に鑑賞、制作するプログラムです。小島喜八郎《九月の庭にて》、上田薫《ジェリーとスプーンC》を親子で鑑賞しました。小島の作品では「オレンジ色が金魚みたい」「ピンクは花かな~」と多くの色を見つけ、どんな作品なのかを考えました。上田の作品では、「ブドウ味のゼリー…いや、イチゴ味かも」「スプーンの中に畳がみえるよ」描かれているものをよく観察します。実はどちらの作品も身近な景色ですが、同じものをみてもひとり一人感じることは違います。今回は親子でその違い楽しむために、テーマを「楽しい時の気持ち!」として透明シートに表現します。いろいろな素材から自分の気持ちにふさわしいものを選んで接着しました。最後は親子2人で楽しい気持ちを合体させます。「サイクリングとスキーの楽しいが重なったね」「すき間から色がみえて違う楽しいができたよ」同じ気持ちでも色やかたちが違う作品の完成です!じっくり鑑賞して表現の違いを楽しんでくださいね♪
◆どんな色があるでしょう。
◆「赤いキラキラで楽しい!をつくるよ」
◆最後は親子で合体させて…
◆「ここからみると…」「逆からみたらどうだろう…」
◆楽しい時の気持ち!が2つ合体したら、どんな世界がみえますか。
参加者の感想
・合わせることでいろんな感じにみえて楽しかったです。(小2)
・「楽しい」を目に見えない表現をした娘、目に見える表現をした自分。その違いが面白かったです。(保護者)
2023/1/21、28 工房「板から椅子ができた!」
埼玉大学の学生が進行する今回の「工房」は、3脚のグッドデザインの椅子鑑賞から始まります。「どんなものにみえるかな」「どんな人が座るのかな」学生に質問された参加者は、思い思いに答えていきます。「あひるのくちばしみたい」「偉い人とか社長が座るよ」椅子の特徴からさまざまな発見をします。最後にみた椅子は同じかたちがたくさんあります。実は、1枚の板を全部使ってできている椅子でした。鑑賞した椅子のように板を切って椅子作りに挑戦します。デコパネという素材を使って適当に切っていきます。切り出したパーツは全て使って完成!でも今回はもっと自分らしい椅子にするために、ビー玉やタイルなどから好きな素材を選んで接着します。「空を飛ぶよ!」「王様が座る!」出来上がったどの椅子も座ってみたいものでした☆
◆「この黄色はどんな黄色かな」「バナナ!」「滑り台みたい」
◆「この部分をよーくみると…」
◆次はどこをくっつけようか考え中。
◆「次はおはじきをつけるよ!」
◆ギザギザした形の椅子ができてきた!
(参加者の声)
・自分りゅう のいすをつくるのがたのしかったです。(小2)
・どこを工夫すると立つかを考えるのがとても面白かったです。(小5)
2023/1/14 フリープログラム「洗濯ばさみで絵を描こう!」「カクカクつなげて遊ぼう!」
2023年初めてのフリープログラムは「洗濯ばさみで絵を描こう!」「カクカクつなげて遊ぼう!」の2つのプログラムを行いました。「洗濯ばさみで絵を描こう!」は、2年半ぶりに地下1階の吹き抜けで2万個の洗濯ばさみを使って模様を描いたり、たくさんつなげてかたちを作ったりしました。床に並んだ洗濯ばさみを1階から覗くと、お花にみえたり、恐竜にみえたり…色鮮やかな世界ができました。「カクカクつなげて遊ぼう!」では、松本薫《Cycle90°》を鑑賞し、どんな感じがするか、何かにみえるか考えます。今回はストローを使ってカクカクの作品づくりです。自分だけのかたちを考えて、ストローをカクカクさせたら、作者も驚くカクカク作品の出来上がりです♪
◆「どんどんつなげて…」何ができるのかな?
◆足元にはたくさんの作品が!
2022/12/10.17 みる+つくる「ガクガク?わくわく?額縁をつくろう!!」
12月最後の「みる+つくる」は、埼玉大学の学生が考えたプログラムです。まずは、展示室に作品をみに行き、お話をせずにじっくり作品をみて、活動する部屋に戻ってから考えたことや感じたことを話していきます。今回は、パブロ・ピカソ《静物》、クロード・モネ《ジヴェルニーの積みわら、夕日》、マルク・シャガール《二つの花束》の3作品を取り上げました。「どんな色があるかな」「何時ころに描かれたのだろう」など、作品とじっくり向き合いました。すると、学生から「この3作品に共通するところがみつかるかな」という問いが。今回はどの作品にも「額縁」がついていることに気付きます。「なんで額縁が必要なのかな」「この額縁…作品に似合っているのかな」そんなことを考えながら、3作品から1つ選んで作品に似合う額縁を作ります。「青のテープで暗くする!」「ふわふわした感じ!」作品から感じたことを表現したら額縁の完成です。「モールで優しいイメージにしたよ」「絵の続きを額縁に作ったよ」作品も喜びそうなさまざまな額縁が並びました♪
◆「じっくりみてね。どんなことを感じるかな」
◆「何色が見つかったかな」「赤!」「むらさき!」「濃いみどり!」
◆作品をみながら材料を選んで額縁をイメージします。
◆「ここに作品と同じ色をつけよう!」
◆鑑賞では自分が作った額縁についてお話ししました。
(参加者の声)
・じぶんのすきなえ を、えらんでまわりのがくぶちを つくれてよかった!(小1)
・ほかの人のがくぶちをみることができてよかった。ひとりひとりがぜんぜん違ったけどそれがよかった。(小5)
2022/11/19,12/3 み~っけ!「カクカク カラフル かがやく四角!」
埼玉県立近代美術館には、四角がたくさん隠されています。今日はみんなで「四角探しツアー」に出かけます。館内をよく見ると、床にも、扉にも、天井にも、数えきれないほど四角が見つかりました。その後は、四角を使った作品をつくっていきます。様々な大きさの四角に切り取られた型紙とスポンジを使って、大きな白い布を四角でいっぱいにします。スポンジに絵の具をつけて、優しくトントントン・・・型紙をはずすと、きれいな四角の出来上がりです。「次は何色の、どんな大きさの四角にしようかな。」白い布にどんどん四角を描いていると・・・あれ、停電だ!暗くなった部屋をブラックライトで照らすと、みんなが描いた四角が光り始めたではありませんか!光る絵の具でさらに四角を描いて完成です。美術館みたいに四角でいっぱいの素敵な作品ができあがりました♪
◆「あそこにも四角があったよ」
◆動かないようしっかり押さえて、優しくトントン
◆いろんな大きさの四角を組み合わせよう
◆「わっ!光った!」
◆美術館のように、四角でいっぱいになったね。
(参加者の声)
・しかくをくみあわせて、ダイヤをつくったのが たのしかった。(6歳)
・子供がどんどん集中して、のめり込む姿があり、とても楽しく貴重な機会でした。(保護者)
2022/11/14 もますまつり「風を描こう!」「カクカクつなげて遊ぼう!」
お天気にも恵まれた県民の日、午前には「風を描こう!」を実施しました。アクリルボード越しにみえる風景やそこから感じる空気感、自分が風になったつもりでボードに描いていきます。「黒くて強い風!」「やわらかい風は水色で~」。全身を使って思い思いに描いたらたくさんの風が混ざり合い、今日限定の作品ができたようでした。午後の「カクカクつなげて遊ぼう!」では、松本薫《Cycle90°》を鑑賞します。「首が長いきりんにみえるな」「横からみると魚みたいだよ」いろいろな角度から作品をみた後、ストローを使ってカクカクの作品づくりに挑戦しました。もますまつりは来年も実施予定です。来年は、感染症が拡大する前のように多くの人が参加できますように♪
◆「向こうに見える大きな木はかっこよく赤で!」
◆いろいろな風が合わさりました~
◆よーく見て、ストローをとおします。
◆「桃色と水色でやわらかい色のカクカク☆」
2022/10/08.10/22.11/5 みる+つくる「どんなところに行こうかな?夢みるトランク!」
皆さんは今、どんなところを旅したいですか。MOMASコレクション第2期には、画家の森田恒友が愛用したトランクが展示されています。このトランクは作品ではありませんが、美術館では作品と同じように大切にしたいものです。このトランクは恒友が絵を描く際に各地を一緒に旅した相棒で、その土地のにおいや音、その時感じた気持ちを吸い込んでいることでしょう。今回は、どんなところに行きたいか、その場所を想像して「夢みるトランク」を作ります。まずは元となる段ボールを切ります。「ピアノのかたち」「野原のイメージ」など場所やものを想像しながら切った形を箱のように組み立てて、トランクを飾っていきます。「シールを重ねて夕日のようにしたよ」「針金で波を作ろう」。さまざまな素材を使ったら、トランクの持ち手をつけて完成です。最後は展示室のように展示台にトランクを乗せてライトアップします。「ボールがたくさんある国!ピンポン玉が入るよ!」「アイスがたくさん食べられるアイスの国!」行きたい場所にお供する最高の相棒トランクができました☆
◆「中身はどうなっているかな~?」
◆道具を使って段ボールを好きな形に切っていきます。
◆グルーガンをつけて、ぐっと力を入れたら10秒数えてしっかりとめます!
◆スタッフと協力して「針金を丸くしよう」
◆「宇宙に行けるトランクができたよ♪」
◆展示室のようにライトを当てたら、どんな風にみえるかな。
(参加者の声)
・材料がたくさんあって楽しかったです。がんばってつくりました。(小4)
・じぶんのトランクができて うれしかったです。(小2)
2022/10/1 フリープログラム「お気に入りの椅子をみつけよう!」「洗濯ばさみで絵を描こう!」
10月のフリープログラムは、「お気に入りの椅子をみつけよう!」「洗濯ばさみで絵を描こう!」の2つです。グッドデザインの椅子が用意された部屋では目でみて、お尻で楽しみ、お気に入りの椅子を見つけます。「茶色のちょうちょみたい」「青キノコの椅子もある」。色やかたちから、椅子を何かに見立てます。最後には座り心地も体感して、椅子のよさに気付きました。もうひとつの部屋には、カラフルな洗濯ばさみがたくさん!床に並べたり、洗濯ばさみ同士をつなげたりして自分だけのかたちを作ります。「恐竜みたい」「虹を作ったよ」。洗濯ばさみを自由に使ってカラフルな世界ができました♪次回のフリープログラムは年明けの1月を予定しています。ぜひご参加ください。
◆「下からみると…くちばしみたい!」
◆どーん!と全身で椅子を楽しみます。
◆「太陽みたいなかたちと色ができたよ」
◆家族ひとりひとり違うかたち作りに挑戦です。
2022/9/10.9/17 彫刻あらいぐま
9月の彫刻あらいぐまは、10日に、鹿間厚次郎《静の旋律No.31》、志水晴児《NEGATIVE BALL》を、17日に、橋本真之《果実の中の木もれ陽》を洗いました。ではなぜ屋外彫刻を洗うのでしょうか。「風が吹いてほこりがつくから」「雨が作品を汚すから」。汚れがついたままだと彫刻も傷んでしまいます。いつもきれいな状態の彫刻をみられるように、今回は、彫刻を洗うプロの方と一緒に彫刻を洗います。彫刻によって洗い方は異なり、使う道具も変わります。環境に優しい洗剤を使いスポンジで洗ったり、大きな作品には高圧洗浄機で手の届かないところに水をかけたりしていきます。屋外彫刻に近づいて洗うことで、「思ったよりもザラザラしている」「穴の中が光っているよ」など、いつもよりも彫刻を細かく観察し、新しい発見ができました。洗い終えた彫刻はますます素敵にみえたかもしれませんね!
◆触ってみると…どんな感じがするかな。
◆「力を入れて汚れを落とします!」
◆「洗ったら新しい色がみえたよ~」
◆のぞいてみると何がみえるかな。
◆高圧洗浄機でザーッと!上の方もきれいになります。
(参加者の声)
・いろいろなかたちがおもしろかった。カラダみたいなかたちをみつけた。(小1)
・作品を洗うことはなかなかできない経験なので、とても良い機会でした。(保護者)