カテゴリ:2013年度の報告

企画展物語 みる+つくる

企画展「たまもの」は32のテーマで構成されています。今回は展示してある作品から「どんなテーマなのか?」を考えながら鑑賞しました。「世界は丸い」というテーマの部屋では、さまざまな球や丸い作品と出合い、中でもマルセル・デュシャンの《ロト・レリーフ》を鑑賞しました。中心のずれた大小の円が重なっている作品ですが、これが回ると奥行きがあるように見えてくるので不思議です。創作室ではこの《ロト・レリーフ》をまねてつくりました。


丸や球の作品がいっぱいです。


できた作品を並べて回してみました。

〈参加者の声〉
◆いろいろな色を混ぜるとどうなるのか予想がつかないところが楽しかった。(中1 女子)
◆回している時と回していない時の感じが全然違ってびっくりしました。(小4 女子)

MOMASコレクション みる+つくる

北浦和公園内にはたくさんの彫刻作品があります。今回は、その中でも子どもたちに人気のある《果実の中の木もれ陽》という作品を鑑賞しました。作品に触れて感触を確かめるところから始め、「何に見えるかな?」と聞いてみました。「アリの巣」「野菜」「ウナギ」「人の横顔」と参加者の感じ方はさまざまでした。
創作室に戻ってからは、それぞれが感じた作品のイメージをもとにして、身近な物で作品をつくりました。作品がヘビに見えた子は、そのお友達をつくり、果物に見えた子はそれを入れるかごをつくるなどして、自分の感じたことをもとに制作を楽しみました。


「触ると冷たいね。」「意外とツルツルしている!」


制作した物を、作品の近くに飾りました。

〈参加者の声〉
◆身近な物でつくっておもしろかった。(小2 男子)
◆いん石が落ちたようにつくっていたけれど、だんだん違ってきてしまった。でも、楽しかった。(小5 女子)

アート★ビンゴ【さくら】

4月4日から企画展「たまもの」が始まっています。この展覧会は、当館所蔵の作品や関連資料を1000点近く展示している、いわば当館の大コレクション展です。展示室だけでなく館内のいたるところに作品が展示してあり、いつもよりにぎやかな雰囲気の館内です。今回は、「アート★ビンゴ」だったので、いろいろな作品をお客様に見てもらうことができました。特にふきぬけ周りには、グッド・デザインの椅子がたくさん置いてあります。親子連れが多く、楽しく座っている姿が微笑ましかったです。みなさんも、ぜひいらしてください。


「座り心地いいなぁ。」


どんな人が座るとピッタリかな?