カテゴリ:2013年度の報告

6月22日 工房


世の中には積み重ねたり組み合わせたりしたものがたくさんあります。たとえば、積木や組体操などです。アートの世界でも積み重ねたり組み合わせたりすることで大きな作品になることがあります。そこで今回は、封筒を輪切りにして切り込みを入れて組み合わせ、高い塔のような作品をつくりました。高く高く制作する人、形にこだわって制作する人、それぞれのこだわりポイントをもちながらの制作になりました。完成後は、美術館の外観をバックに見上げるようにして写真を撮り、作品が、まるで大きなオブジェのように見えました。

皆さん制作に夢中です。


すてきな写真でしょ。

〈参加者の声〉
◆つくる時に、どきどきわくわくしました。ふねを1だい、2だい、3だいつくりました。またやりたいです。(小2 女子)
◆想像力を働かせたりアイデアを出したりして時間を忘れるほどおもしろかった。(小6 男子)

6月29日 アート★ビンゴ【わかくさ】


梅雨なのにお天気も良く、空気のさわやかな一日だったので、今回のビンゴは外で受付をしました。公園内には多くの家族連れが訪れていたので、ビンゴの参加者も多かったです。短いひと時でしたが、お気に入りのイスを見つけたり、作品の中の人物の気持ちを考えたり、美術館にある作品やグッドデザインのイスを楽しんでもらいました。
次回は7月27日に「アート★ビンゴ【きん】」を開催します。今年度最後の「アート★ビンゴ」になりますので、たくさんのご参加お待ちしております。

友達同士で楽しんでいます。


この作品の人たちは何をしているのかな?

7月6日 MOMASコレクション みる+つくる


当館には、GOODデザインの椅子が館内のあちらこちらに置いてあります。今回は、これらの椅子をグループに分かれて、いろいろな角度から鑑賞しました。《ガーデン・リトル・ツリー》という椅子では、その見た目から「きのこのマンションみたい!」と会話が弾みました。創作室では、ひとつの椅子をみんなで囲み、いろいろな角度から椅子の絵を描きました。できた作品を写真に撮り、ひとつの動画にしてみんなで楽しみました。

まさにいろいろな角度から鑑賞していますね。


透明なシート越しに、椅子を描きました。

<参加者の声>
◆いろいろなイスを見て、最後にイスをいろいろな角度から描いたのが、難しかったけれど楽しかった。(小4 男子)
◆片目をつぶって絵を描くのが、楽しかった(小5 女子)

7月13日 み~っけ!


美術館の中にはおもしろい形がたくさんあります。今回の「み~っけ!」では、親子でおもしろい形をさがし、その形をもとに遊びました。画用紙で形を切り、紙を乗せてクレヨンでフロッタージュをしたり、長い障子紙にたくさんの形を白クレヨンで描き、絵具をぬってはじきの表現を楽しんだりしました。描いた形が浮き出てくると「でた!」と言っては喜んで、大きな紙をたくさんの色で埋め尽くしてくれました。

「このランプの形がおもしろいな。」


絵具でぬると、白い形が浮き出てきます!

<参加者の声>
◆絵具でぬるのが楽しかったようです。絵が浮き出たとき、思わず「出た!」とつぶやいていました。(保護者)
◆最後にすてきな大作ができてびっくりしました。自由にさせてもらえて、ほめてもらえて大満足でした。(保護者)

7月20日 企画展物語 親子クルーズ


今回は、企画展「浮遊するデザイン‐倉俣史朗とともに」を楽しむためのプログラムです。倉俣史朗のデザインした《ミス ブランチ》という椅子は、アクリルの中に造花の赤いバラが埋め込まれたすてきな作品です。これをもとに参加者が持参した写真の一片を高透明度ポリエステルで固め、思い出を閉じ込めた作品をつくりました。作品を乾燥させている間に、企画展示室を親子でまわり、「浮遊」をキーワードに会話をしながら楽しんでいました。

《ミス ブランチ》をみんなで鑑賞しました。


できあがった作品は、まるで宝石のようです。

〈参加者の声〉
◆つくったものの中の写真が、「浮遊するデザイン」と共通していると思った。(小5 女子)
◆光、透明、屈折、影、鏡で不思議な世界を見せていただき楽しかった。(保護者)