2023年7月の記事一覧
2023/7/15,7/22親子クルーズ「不思議な果実!君の中身はなんだろな?」
黒い背景、赤いテーブルの上に乗ったいくつもの果実…キスリング《赤いテーブルの上の果実》を鑑賞すると「青りんごがある」「マンゴーかな」他にもさまざまな果実の名前が挙がります。「でも、ぶどうの部分は何だか蛇みたい…」。「腐ったじゃがいもにみえるものもある」と、おいしそうではない果実もみつけました。キスリングはユダヤ人で、この絵は戦争中に描かれました。その時の気持ちが果実に入っているかも…と思いを巡らせます。制作場所では、自分たちの思いを詰める作品づくりに挑戦です。親子で同じかたちの果実の元になるものを選んでいきます。外側は親子で同じでも違っていてもよいですが、中身は親子でも内緒のままつくります。最後の鑑賞では親子で中身をぱかーん!「鮫の口の中をイメージしたよ」「子どもと過ごす夏休みが楽しみだということを詰め込みました」。外側からは想像できない中身、同じかたちでもいろいろな中身の果実ができました♪
◆「どの果実がおいしそうかな~」「マスカット?」「梨もあるよ!」
◆「果実の元は縦に切ろう!」
◆「外側はどうするの?」「青の紙をつけるよ」
◆親子でぱかーん!
◆果実の外側に足がついた作品もありました!
(参加者の声)
・みんな自分のきもちがあり、とてもよいと思いました。自分もよくできたと思います。(小5)
・自分も子どもも楽しんでできました。周りの方々の作品を見るのも楽しくて、どれもすてきでした。(保護者)
2023/6/24、7/1 工房「まるまるあなだらけのランプシェードをつくろう!」
埼玉県立近代美術館は北浦和公園の中にあります。工房は、屋外彫刻鑑賞からスタートです。目の前の作品はぐにゃぐにゃしていて、穴がたくさん開いています。「じゃがいもみたい!」「宇宙人かもしれない」。見え方もさまざまです。橋本真之《果実の中の木もれ陽》は、木が生い茂る場所に設置され、動き出しそうな有機的なかたちをしています。近づいて作品にある穴を覗いてみると、作品の中に太陽の光が入り、また違う見方ができました。今回は、この作品のような不思議なかたちのランプシェードを作ります。まずは、円形の白いポスターにどんなかたちにしたいか想像しながら展開図を描きます。かたちができたら、光が指すように穴あけパンチで穴をたくさん開けて、組み立てて中にライトを入れて完成です。最後は、暗いお部屋に移動してライトアップ!「たくさん集まると大きな作品みたい」「天井にも世界が広がったよ」。ずっと見ていたいような鑑賞の時間でした♪
◆触って、のぞいて…どんな感じがするかな。
◆真ん中を切らないようにゆっくりと。
◆「かぼちゃみたいになったよ!」
◆どんなかたちにしたか、お話を聞きました★
◆「宝石が光っているみたい!」
(参加者の声)
・作品をみるのがたのしかった。くらやみのなかでみるのがとてもきれいでおもしろかった。(小1)
・つくることだけでなく、彫刻をみてから制作に入ることができてよかったです。(大人)