2017年8月の記事一覧

空洞の世界を楽しもう!

  遠藤利克展の作品はどれも色が真っ黒!!さらに大きさにびっくりします! また、作品に水を使ったり水を連想させたりするので、展示室に入る前に、みんなで水について思い起こしました。目に見える水もあるけれど、目に見えない水もあります。“知らないところで水は地球をぐるっと巡っている”そんな大きな視野で《空洞説》シリーズを鑑賞しました。《円い沼》では、「中は火山とつながっている」、《(ドラム状の)-2013》では、「これはきっと砂漠の落とし穴だよ、中にはきっとトゲトゲが! ゴジラ(未知の生物)が出てくる」、《木の舟》では、「この舟は沈んで別の世界につながっているの」など想像が広がりました。さて鑑賞後は、円(空洞)の中を子供たちに楽しんでもらおうと秘密のトンネルが用意してありました♪ 楽しんだ後は、円をつなげて生け花で宇宙をイメージした制作です。円が重なって球になったり、隣の別の円(宇宙)とつながったり、そんなことを考えながら素敵な作品を作りました。
氷を観察している

◆掌に氷をのせて水になるまでじっくり観察!

作品を鑑賞している

◆「この中どうなっているのかな?」

 「マトリョーシカのように次から次に木の箱がでてくる!」


ビニールトンネルの中
◆トンネルの中は楽しいな~!



◆遠藤作品とどっちが長い!?

制作中
◆円をつなげてパチン。


作品
◆2段重ねの空間に花を!

作品

◆みんなの作品を鑑賞~

<参加者の声>

・丸を作って楽しく遊べたと思います。(小3女子)

・(作品が)すみでできていることがびっくりしました。(小2女子)


 

~音楽に合わせて遊ぶ!描く!~「リズム&アートで遊ぼう!」

 今日は、東京造形大学から石賀直之先生、そしてミュージシャン松田光弘さんとKAKUEIさんをお招きし、音楽でアートするプログラムを実施しました♪ 部屋に入ると生演奏が始まり、子供たちのテンションもアップ!リズムにのってきたら足にビニール袋と靴下をはいてダンスしながら紙の上にスタンプ。創作室の床一面がカラフルになりました。次にKAKUEIさんから楽器の作り方や演奏方法を習います。二つの球に絵を描き、つなげて<パチカ>を作ります。後半はカラフルな紙で衣装作りに挑戦。「こんなのはどお? カッコいい!私はお姫様みたいでしょ~!」どの親子も素敵な衣装が完成しました。最後に楽器を持ってステージ上で演奏会です!! 目で楽しい、耳に、心に残る素敵なパフォーマンスをみんなありがとう!

演奏にのって遊んでいるところ

◆音楽にのって心も軽やか♪

絵の具でスタンプをしている。

◆演奏に合わせてステップ♪


絵の具をつけているところ
◆足元が素敵な色に染まっていきます。

      
衣装をつくっている                        

◆衣装作りは保護者のみなさん頑張りました!!

楽器の練習中

◆パチカの練習中~

記念にポーズしている

◆それぞれ好きな決めポーズ!!楽しかった~♪

<参加者の声>

・足でもようをつけたり、舞台にのって踊るのが楽しかった。(小3・4歳姉妹)

・創作と音楽が一緒で楽しい!”足で描く”のも新鮮でした。(保護者)


 

「座れる段ボールの椅子大集合!」

 第5回目を迎える『座れる段ボールの椅子グランプリ』。29校が参加し、51作品が美術館の1階と3階に並びました。今日は、その中から受賞した作品の鑑賞会を行いました!今回、総合グランプリをとったのは高等学校。“油絵具チューブ”をモチーフに、ユニークかつ実用的な作品になるように制作したそうです。審査員からは「鉛チューブを絞った表情と、くたびれた段ボールの姿が重なってよい」「とてもポップで楽しい作品になっている」と評価が高く、今回の受賞となりました。制作した児童生徒に作品の見どころや制作におけるエピソードを楽しく聞き、さらに審査員のデザイナー高須賀昌志先生や美術館学芸員からそれぞれの作品のよいところをたくさん聞くことができました。27日()まで展示していますので、ぜひ工夫を凝らした作品をお楽しみください。


インタビューしているところ
◆制作者にインタビュー!


解説しているところ
◆デザインの専門家と学芸員による楽しい解説!


実際に座っているところ

◆実際に座ってみよう!

サマー・アドベンチャー フリープログラムDAY

 夏休みも中ごろ、今日は「時間中いつでも!どなたでも!」参加できるプログラムを3つ開催!大人気の『洗濯ばさみで絵を描こう!』では、カラフルな模様やオリジナルな生き物?がたくさんできました。隣では、上田薫の大きなゼリーとスプーンの描かれた絵画を観て、実際にスプーンですくう真似をしたり、たくさんのスプーンを並べたりしてピカピカの世界を楽しみました。3階の創作室では、ストローをつなげて造形です。皆さん、松本薫《Cycle 90゜》をじっくり観たことはありますか??「サイコロみたい! Zみたい!」、実は形がカクカクと変わる彫刻なのです!ストローでくねくねカクカクと曲った作品を作ってみました。「どこにあったかな?」と思った方はぜひ探してみてください!

洗濯ばさみをつなげているところ
◆床いっぱいに大きく描いたね!

スプーン

◆作品の中に素敵な世界が広がっているね!


ストローをひもに通している
◆ひもを通してアクセサリーも作ったよ。

 

「イロイロ色水アドベンチャー~環境の彩りを探そう~」

 夏休みのMOMASのとびらは「サマー・アドベンチャー」、いつもより少し特別な日です。今日は、里山や自然をテーマに制作活動をしているアーティストの近藤愛子さんと共に、自然のなかの「色」を楽しみます。3色のインクを混ぜていろんな色をつくりながら、近藤さんから虫や植物などの色の不思議についてのお話を聞きます。では、北浦和公園にはどんな色があるだろう?北浦和公園の整備をしている緑の再生プロジェクトの方から、樹齢53年のヒマラヤスギや、フウノキの実のことなど教えてもらいながら、公園で色を集めます。バッタの色、コガネムシの色、きのこの色…色をよく見て歩いていると、公園の通路の色や、ベンチの色も気になってきます。たくさん色を集めたら、色水で再現!インクを混ぜたり、水を増やしたり、色水と色水を混ぜてみたり。こだわって、こだわって、公園で色を見つけた楽しい気持ちを表現します。本当にきれいな色がたくさん出来ました。北浦和公園にこんなにたくさんのきれいな色があること、他の人にも知ってもらいましょう。みんなの色水を美術館のエントランスに並べて、近藤さんとみんなの合作・色で出来た北浦和公園が完成!自然の中の無限の色を、もっともっと楽しみたくなる1日でした。


講師が話をしているところ 

◆カエルの色、サカナの色、葉っぱの色、どの色にも意味があります、と、近藤さんのお話。


公園で色を探しているところ 

◆公園で色探し!同じ葉っぱでも、色が少しずつ違っていることを発見。

色をつくっているところ 

◆公園で見つけた色を、色水で再現します。少しずつ、少しずつ調整して…。


作った色水を並べているところ 

◆みんなの色水を一つにして並べよう。素敵に見える並べ方でね。


みんなの作品 

◆美術館に来る人みんなに、公園のきれいな色を伝える作品が出来ました。

作品 

◆実は、あちこちで参加者のかたちをした人形が遊んでいます。気持ちよさそう!

 

<参加者の声>

・いろがきれいだったからおうちでまたつくりたい。(小1)

・じぶんの作ったさくひんをびじゅつかんにかざれてよかったです。(小2)

・色いろな色水ができたり、予想もつかない色ができて楽しかった。(小4)