MOMASのとびら これまでの報告

2023/8/12 サマー・アドベンチャー「フリープログラムDAY!」

サマー・アドベンチャー第2弾はどなたでも参加できるフリープログラムDAY!今年度からフリープログラムは人数制限がなくなり、多くの方とのびのび活動することができました。「洗濯ばさみで絵を描こう!」では、カラフルな洗濯ばさみを使い、部屋一面を作品にしていきます。「恐竜を描いたよ」「ながくながくつないでいきたい」。手を動かしながら描いたりつくったりしました。午前、午後と一日開催したので部屋の中は素敵な作品でいっぱいになりました!「わくわく鑑賞ツアー」は久しぶりに展示室や1階吹きぬけ周りで開催です。案内は美術館ボランティアの皆さん!展示室の作品や館内に置いてあるグッドデザインの椅子について、どうしてこんなかたちなのかな?と考えたり、彫刻と同じポーズをして作品の気持ちになったりと普段はなかなか体験できない鑑賞となりました。サマー・アドベンチャーは来夏も実施予定!ぜひ遊びに来てくださいね♪

2023/7/15,7/22親子クルーズ「不思議な果実!君の中身はなんだろな?」

 黒い背景、赤いテーブルの上に乗ったいくつもの果実…キスリング《赤いテーブルの上の果実》を鑑賞すると「青りんごがある」「マンゴーかな」他にもさまざまな果実の名前が挙がります。「でも、ぶどうの部分は何だか蛇みたい…」。「腐ったじゃがいもにみえるものもある」と、おいしそうではない果実もみつけました。キスリングはユダヤ人で、この絵は戦争中に描かれました。その時の気持ちが果実に入っているかも…と思いを巡らせます。制作場所では、自分たちの思いを詰める作品づくりに挑戦です。親子で同じかたちの果実の元になるものを選んでいきます。外側は親子で同じでも違っていてもよいですが、中身は親子でも内緒のままつくります。最後の鑑賞では親子で中身をぱかーん!「鮫の口の中をイメージしたよ」「子どもと過ごす夏休みが楽しみだということを詰め込みました」。外側からは想像できない中身、同じかたちでもいろいろな中身の果実ができました♪

 

◆「どの果実がおいしそうかな~」「マスカット?」「梨もあるよ!」

 

◆「果実の元は縦に切ろう!」

 

◆「外側はどうするの?」「青の紙をつけるよ」

 

◆親子でぱかーん!

 

◆果実の外側に足がついた作品もありました!

  

(参加者の声)

・みんな自分のきもちがあり、とてもよいと思いました。自分もよくできたと思います。(小5)

・自分も子どもも楽しんでできました。周りの方々の作品を見るのも楽しくて、どれもすてきでした。(保護者)

2023/6/24、7/1 工房「まるまるあなだらけのランプシェードをつくろう!」

 埼玉県立近代美術館は北浦和公園の中にあります。工房は、屋外彫刻鑑賞からスタートです。目の前の作品はぐにゃぐにゃしていて、穴がたくさん開いています。「じゃがいもみたい!」「宇宙人かもしれない」。見え方もさまざまです。橋本真之《果実の中の木もれ陽》は、木が生い茂る場所に設置され、動き出しそうな有機的なかたちをしています。近づいて作品にある穴を覗いてみると、作品の中に太陽の光が入り、また違う見方ができました。今回は、この作品のような不思議なかたちのランプシェードを作ります。まずは、円形の白いポスターにどんなかたちにしたいか想像しながら展開図を描きます。かたちができたら、光が指すように穴あけパンチで穴をたくさん開けて、組み立てて中にライトを入れて完成です。最後は、暗いお部屋に移動してライトアップ!「たくさん集まると大きな作品みたい」「天井にも世界が広がったよ」。ずっと見ていたいような鑑賞の時間でした♪

 

◆触って、のぞいて…どんな感じがするかな。

 

◆真ん中を切らないようにゆっくりと。

 

◆「かぼちゃみたいになったよ!」

 

◆どんなかたちにしたか、お話を聞きました★

 

◆「宝石が光っているみたい!」

 

(参加者の声)

・作品をみるのがたのしかった。くらやみのなかでみるのがとてもきれいでおもしろかった。(小1)

・つくることだけでなく、彫刻をみてから制作に入ることができてよかったです。(大人)

2023/6/3,6/10 み~っけ!「MO“MAほうつかい”がMOMASをそめる!」

 初めての参加者が多い「み~っけ!」プログラム。今回はグッドデザインの椅子が用意された特別なお部屋からスタート!まずはグッドデザインの椅子に座り全身で鑑賞します。「座り心地はどうだろう?」「色やかたちは?気になったところはあった?」。さまざまな角度から椅子を楽しんだあと、もっと美術館を知るために美術館探検に出ました。探検を終えて戻ってきた参加者の顔を見るとたくさんの発見ができたようです。そして戻ってきたお部屋では、美術館をもっと素敵にするための魔法をかけていきます。まずは目に見えない四角を描く、四角の魔法です。透明な材料を使って描きました。最後には目に見える魔法として絵の具の魔法をかけていきます。美術館はグレーや灰色、ねずみ色っぽいけれど、今日は特別カラフルに!「色の中に透明な四角が姿を現してきたよ。」みんなで作ったものを鑑賞して、お気に入りの部分をお話ししました★ み~っけ!は、全身を使って活動します。お子様のミュージアム初体験にぜひ♪

 

◆「お気に入りのいすはみつかりましたか?」

 

◆みんなで目に見えない四角の魔法をかけます。

 

◆カラフルな色の魔法もかけてみよう!

 

 

◆「赤いところのかたちがゾウにみえるよ」「こっちはフラミンゴかな」

 

◆6月3日と10日の成果物。出来上がったものはどちらも違ってすてきです。

 

(参加者の声)

・描いたところがしっぽみたいになって楽しかった。(4才)

・家ではできないことがダイナミックにできました。(保護者)

2023/5/20 みる+つくる「作品をみつめて・・・額縁をつくろう!」

 皆さんは作品をみる時、どんなものが印象に残りますか。クロード・モネ《ジヴェルニーの積みわら、夕日》では、「夕方でひんやりしていそう」、パブロ・ピカソ《静物》では、「家の中かな?お化けがいそう」、マルク・シャガール《二つの花束》では、「不思議な色のお空…動物もたくさんいるよ」。MOMASのとびら「みる+つくる」の参加者のさまざまな気持ちが聞けました。「3つの作品に同じところはあるかな?」探してみると作品の周りには額縁が!今回は鑑賞した作品に合うオリジナルの額縁を作ります。作品をよくみてどんな素材や色、かたちが似合うか考えました。出来上がった額縁のイメージを聞くと「作品が続いていくような色を選んだよ」「作品がもっとかっこよくみえるように黒くしたんだ」。オリジナルの額縁に入れて飾ったら、作品がまた違った世界にみえてきました★

 

◆「何色が見つかったかな?」「太陽のオレンジ」「水色が空みたい」

 

◆透明な額縁に作品に合う素材をくっつけていきます。

 

◆グルーガンを使って慎重に…

 

◆「カラフルなモールで作品の外側をつくるぞ!」

 

◆「カクカク曲げてかっこよくしたよ。」

 

(参加者の声)

・じぶんのすきなようにつくれてうれしかった。(小2)

・金のほう石みたいなものをたくさんつけて高級感を出しました。(小4)v