MOMASのとびら これまでの報告

6月29日 アート★ビンゴ【わかくさ】


梅雨なのにお天気も良く、空気のさわやかな一日だったので、今回のビンゴは外で受付をしました。公園内には多くの家族連れが訪れていたので、ビンゴの参加者も多かったです。短いひと時でしたが、お気に入りのイスを見つけたり、作品の中の人物の気持ちを考えたり、美術館にある作品やグッドデザインのイスを楽しんでもらいました。
次回は7月27日に「アート★ビンゴ【きん】」を開催します。今年度最後の「アート★ビンゴ」になりますので、たくさんのご参加お待ちしております。

友達同士で楽しんでいます。


この作品の人たちは何をしているのかな?

7月6日 MOMASコレクション みる+つくる


当館には、GOODデザインの椅子が館内のあちらこちらに置いてあります。今回は、これらの椅子をグループに分かれて、いろいろな角度から鑑賞しました。《ガーデン・リトル・ツリー》という椅子では、その見た目から「きのこのマンションみたい!」と会話が弾みました。創作室では、ひとつの椅子をみんなで囲み、いろいろな角度から椅子の絵を描きました。できた作品を写真に撮り、ひとつの動画にしてみんなで楽しみました。

まさにいろいろな角度から鑑賞していますね。


透明なシート越しに、椅子を描きました。

<参加者の声>
◆いろいろなイスを見て、最後にイスをいろいろな角度から描いたのが、難しかったけれど楽しかった。(小4 男子)
◆片目をつぶって絵を描くのが、楽しかった(小5 女子)

7月13日 み~っけ!


美術館の中にはおもしろい形がたくさんあります。今回の「み~っけ!」では、親子でおもしろい形をさがし、その形をもとに遊びました。画用紙で形を切り、紙を乗せてクレヨンでフロッタージュをしたり、長い障子紙にたくさんの形を白クレヨンで描き、絵具をぬってはじきの表現を楽しんだりしました。描いた形が浮き出てくると「でた!」と言っては喜んで、大きな紙をたくさんの色で埋め尽くしてくれました。

「このランプの形がおもしろいな。」


絵具でぬると、白い形が浮き出てきます!

<参加者の声>
◆絵具でぬるのが楽しかったようです。絵が浮き出たとき、思わず「出た!」とつぶやいていました。(保護者)
◆最後にすてきな大作ができてびっくりしました。自由にさせてもらえて、ほめてもらえて大満足でした。(保護者)

7月20日 企画展物語 親子クルーズ


今回は、企画展「浮遊するデザイン‐倉俣史朗とともに」を楽しむためのプログラムです。倉俣史朗のデザインした《ミス ブランチ》という椅子は、アクリルの中に造花の赤いバラが埋め込まれたすてきな作品です。これをもとに参加者が持参した写真の一片を高透明度ポリエステルで固め、思い出を閉じ込めた作品をつくりました。作品を乾燥させている間に、企画展示室を親子でまわり、「浮遊」をキーワードに会話をしながら楽しんでいました。

《ミス ブランチ》をみんなで鑑賞しました。


できあがった作品は、まるで宝石のようです。

〈参加者の声〉
◆つくったものの中の写真が、「浮遊するデザイン」と共通していると思った。(小5 女子)
◆光、透明、屈折、影、鏡で不思議な世界を見せていただき楽しかった。(保護者)

7月27日 アート★ビンゴ(きん)


夏休みに入って初めての「MOMASの扉」でした。エントランスには、子ども向けの相談窓口である「MOMASステーション」を設置し、連日多くの子どもたちが来館してくれています。
そして今回は、今年度最後の「アート★ビンゴ」でした。受付でビンゴシートをもらい、親子連れや友達どうしで、美術館散策を楽しんでくれました。次回は、来年度になりますが、スタンプカードは引き続き使えますので、パーフェクトを目指して保管しておいてください。

今回もたくさんの方が参加してくれました。


この作品は何に見えますか?

8月3日 「身近なものが生き物に変身!」


身近な素材を使って、キュートな生き物を制作する美術家の富田菜摘さんを講師に迎えてワークショップを開催しました。富田さんが講師を務めるプログラムでは、身近にあるプラスチックのスプーンやストローを使って生き物を制作しました。プラスティックの独特の艶やカラフルな色あいで、どれもかわいい動物が完成し、創作室を彩りました。
また、2階の講堂では、フリーのプログラムも同時開催しました。こちらも富田さんの作品をもとに、新聞紙のカラー刷り広告をコラージュし、海の生き物を制作しました。2時間近くも制作に没頭する、熱心な参加者もいました。

自身の作品《俊彦》に乗って説明する富田さん。


かわいいペンギンができそうです。

8月10日 「せんたくバサミで絵を描こう!」


「幼い頃にせんたくバサミで遊んだことはありませんか?」並べたり繋げたりして楽しいものですが、家にある数ではなかなか満足のいくものができません。そんな体験をもとに今回のワークショップでは、10000個のせんたくバサミを用意しました。初めは子どもたちがワークショップに参加しますが、次第に大人の方が夢中になって1時間以上も制作に没頭する方もいました。地下のセンターコートがカラフルで華やかになりました。

並べるだけでもきれいですね。


センターコートが華やかなせんたくバサミで埋まりました!

8月17日 「親子でペーパーキルト 動物王国!」


色紙の紙片を巧みに貼り合わせ、アフリカをテーマに制作しているテツ山下さんを講師にお迎えして、ワークショップを開催しました。さまざまな色のタント紙という紙を切り、台紙に敷き詰めて貼ります。紙をめくると裏に動物の絵が出てくるので、その形を切り取ると…、カラフルなモザイクで彩られた動物になります。背景や他の動物なども作成して、はがき大の紙の中に、アフリカの世界が表現されました!
オープン参加のワークショップも同時並行で行い、多くの方に楽しんでもらいました。

親子で楽しむテツさんのワークショップ。


オープン参加のワークショップもにぎわいました。

〈参加者の声〉
◆ただの三角や四角が組み合わさることで、もっと素敵な作品に変身できる発見がありました。また家でも親子で作品づくりをしたいです。(保護者)
◆アフリカの大草原の動物たちを見てみたくなりました。(小2 男子)

8月24日 「企画展物語 親子クルーズ」


現在行われている企画展「浮遊するデザイン 倉俣史朗とともに」に関するワークショップです。ガラスでできた透明な椅子や光るテーブルを、子どもたちはとても興味深く鑑賞していました。倉俣作品のひとつに、プラスチック板を熱で軟らかくしてつくったランプの作品《ランプ (オバQ)》があります。この作品をもとに、参加者もLEDライトと白い紙でランプシェードをつくりました。「浮遊」をキーワードに、ふわふわと漂うようなランプシェードが、たくさんできました。

思わず、「この椅子ほしい!」という子も。


闇に浮き上がるようなランプたちが並びました。

〈参加者の声〉
◆すごくすてきなものができて思い出になると思いました。(小2 女子)
◆子どもが切った紙を親が貼りました。共同してできたことがとてもよかったです。(保護者)

8月31日 座れる段ボールの椅子大集合!


夏前から募集を行ってきた「座れる段ボール椅子グランプリ!」の作品がたくさんエントランスと3階に並びました。どのグループも工夫を凝らして制作して出品してくれました。
大人でも座れるような構造をよく考えている椅子、デザイン的に見ても面白い椅子、使う人を想定してつくられた椅子などそれぞれのグループの思いの詰まった作品ばかりでした。
31日は、受賞作品の表彰式と椅子の鑑賞会を行いました。
制作者の子どもたちはもちろんのこと、先生方や保護者の方も参加してくださり、盛況のうちに終えることができました。

副館長より賞状が贈呈されました。


鑑賞会は制作者へのインタビュー形式で行いました。