MOMASのとびら これまでの報告

アート★ビンゴ【わかくさ】

今回は雨の降る中、アート★ビンゴが行われました。小学生のグループが「アート★ビンゴやってこうぜ!」と気軽に参加してくれ、アート★ビンゴが根付いていることを感じました。また、傘をさしながら音楽噴水の巨大なサキソフォンを鑑賞し、「こんな曲が流れたらいいな~。」と想像する親子連れや大学生もいました。1階吹き抜け周りでは、小村雪岱の挿絵の中から問題を探し、お化けのようなキャラクターに名前を付けて盛り上がりました。次回の「アート★ビンゴ【きん】」は、726日(土)です。楽しい問題を9問 用意しておきます! 是非、ご参加を!!


◆「この椅子、デカ過ぎでしょ!」


◆「これ、風呂敷みたいじゃねっ!」

み~っけ!「半分仮面でおどろう!」

今回のみ~っけ!はいつもとちょ~っとちがった雰囲気です。創作室に入るとアフリカの音楽が鳴り響いています。アフリカの仮面を鑑賞した後、仮面作りを楽しみました。その名も「半分仮面」です。美術館の古いポスターを半分に折り、ハサミでチョキチョキすると線対称の模様が出来上がります。それを立体的になるように工夫して貼りながら仮面を飾りました。のぞき穴にカラーセロファンを貼ると、いつもと違った色の景色が広がります。最後は半分仮面を被って、これまた手作りのマラカスを振りながらアフリカの音楽に合わせて楽しく踊りました。


◆ここをテープで留めるとふくらんだ感じになるよ!


体も半分隠れるほどの半分仮面が勢ぞろい。カッコいぃね!

<参加者の声>
◆踊るのが嬉しくて楽しかった。形を切って作るのが楽しかった。(6歳男児)
◆ポスターがこんな立体的なものに変わるとは驚きです!(4歳女児保護者)

MOMASコレクション みる+つくる「カクカクころころ90°」

今回は近代美術館のエントランスの脇にある野外彫刻、松本 薫さんの作品《Cycle 90°》を鑑賞しました。ステンレスのパイプがカクカクと直角に曲がっている作品です。実はこの作品、良~く見ると動いているんです。動きながら形は変わるのですが、直角の部分は変わりません。この不思議な作品をもとに、90°をたくさん使った作品を作りました。曲がるストローを直角に曲げてカクカクつなげていきます。最初と最後をつなぐと「中にビーズを入れて1周させて遊べるよ。」と子ども達が提案してくれました。最後にみんなで作った《カクカクころころ90°》で遊びながらいろんな角度で作品を鑑賞しました。


◆今度はどっちにつないでいこうかな~?


◆最後は鑑賞会。いろんな形の作品が勢揃いしました。

<参加者の声>
◆ストローで面白い形ができたのでうれしかったです。(3年女子)
◆ストローを組み合わせて中にビーズを入れて遊べる物を作ったので、家でも遊びたいです。(4年男子)

MOMASコレクション 親子クルーズ「不思議な生き物親子ストラップ」

今回は北浦和公園に展示してある野外彫刻の中から、山本 信さんの《這うものたちの午後の眠り》を鑑賞しました。3体ある這うものたちの模様や形に注目し、『胸が太陽みたいだから太陽くん。』『首を伸ばしているから、ビヨ~ンちゃん。』などと、素敵な名前を付けてあげました。次に、この作品がタイルのモザイクで制作されていることから、卵の殻を使ったモザイク風のストラップを作りました。まず、“おゆまるくん”で不思議な生き物の形を作ります。特製ボンドを筆で塗り、そこに乳棒で細かく砕いた卵の殻をパラパラと振りかけると出来上がり! 完成した不思議な生き物の親子を主人公にした物語を書いて、作品と一緒に発表して盛り上がりました。


◆エビフライの衣をつけてるみたい!


◆きれいに色分けされたストラップ。作品に素敵なストーリーができました。

<参加者の声>
◆形づくりと卵の殻をつぶすのが特に楽しかった。(3年男子)
◆卵の殻のモザイク、家でも真似できそうで良かったです。名前付けや物語や作品、子供の発想はステキでうらやましかったです。(保護者女性)

アート★ビンゴ【やまぶき】

今回のアート★ビンゴもたくさんの常連さんと初めての親子連れの方々で、大いににぎわいました。北浦和公園にある大きな機械のような作品を見て、「いったい何をする機械だろう・・・」と想像したり、近代美術館に突き刺さった巨大な直方体を見て、「自分だったら何をドッキングさせようかな~?」などと想像を膨らませました。今開催されている県展の作品の中から、自分のNo.1の作品を選ぶなど、親子で鑑賞を楽しみました。次回の「アート★ビンゴ【わかくさ】」は、628日(土)です。乞うご期待!


◆「このロッカーを開けたら何が起こる?」「時間が止まる!」


◆「この人、寒くて毛布にくるまっているのかな~」

工房

   ここ埼玉県立近代美術館は、建築家 黒川紀章さんの設計によるものです。正方形の格子がデザインの基調となっており、いたる所に構成されています。今回の工房のテーマは「しかくいかたち」です。まず、グループごとに美術館にある「しかくいかたち」を探すミッションをクリアーしに行きました。戻ってきたら制作です。障子紙を貼った四角い格子を基に立体を構成し、きれいに色を塗ったらモダンなランプの完成です。最後に部屋の照明をおとすと、たくさんのランプがきれいに浮かび上がり、「わぁ~!」と子どもたちの歓声があがりました。


◆にじみやぼかしを生かして塗ると、きれいだな~!


◆組み合わせた格子の隙間からこぼれる光もきれいですね!

<参加者の声>
◆四角をいろんな向きから見たり、組み合わせたりしておもしろかったです。ライトを当てたらちがう感じにもにもなってきれいでした。(5年女子)
◆とても夏にぴったりのプログラムでした。(6年男子)

み~っけ!ファッションショー

   今回は「みっけ!ファッションショー」を行いました。ファッションショーといっても、ここは美術館。ミラマットというフワフワしていて柔らかい梱包材量を使って、真っ白な飾りのある服を作りました。まず、模造紙に寝転がり、体の周りを鉛筆でなぞって体のサイズを測ります。次に、ビニール袋で下地を作り、そこにミラマットをくるくる丸めた飾りや、ジグザグに折って真中をキュッととめたリボンや、ハサミでちょきちょきしたハートをセロテープでぺたぺた貼るとオリジナルの服のでき上がりです。ファッションショーでは〝決めポーズ“を決めるなど、気分はモデルさんでした。


◆ミラマットをくるくるしたりビリビリして飾りを作ろう!


◆とげとげがいっぱいついて強そうです。決めポーズも決まった~!

<参加者の声>
◆めちゃめちゃすごく楽しかったって感じする!(5歳女児)
◆男の子なので普段あまり興味を示さないファッションに触れる貴重な機会で、夢中になって作っていました。(保護者)

企画展物語 親子クルーズ

「企画展物語 親子クルーズ」で現在開催中の「ピカソの陶芸」展を紹介しました。

展示室にはピカソが描いた様々な「顔」があります。じっと見ていると、どこかで見たことのある「顔」が見つかったり、逆にどこにもない不思議な「顔」に出会ったりします。親子で鑑賞した後、ピカソになって「顔」を陶器のお皿に描きました。お母さんのニコニコ「顔」、ピカソ風の息子さんの「顔」、弟さんの特徴をとらえた「顔」など、いろいろな「顔」が出来上がりました。この食器で家族との食事を楽しんでいただければと思います。


◆「こんな作品もあるんだね」親子で展覧会を楽しみました。


◆たくさんの楽しい「顔」ができました。

<参加者の声>

◆ピカソやみんなの顔を見ることができて楽しかったです。(小学校5年女子)

◆とても楽しかったです。娘も息子も個性的な作品を作ることができました。お家で大切に使います。(保護者)

アート★ビンゴ【そら】

   ゴールデンウィークのアート★ビンゴは、子ども達の想像力をかきたてる問題をたくさん用意しました。カラスの彫刻と会話をしてみたり、作品に乗って時空を旅してみたり、公園にある大きな岩を何かに例えてみるなど、思い思いに想像して答えてくれました。子どもが想像した世界を生き生きと話す姿を見て、お父さんやお母さんの顔もほころんでいました。
次回は531日「アートビンゴ【やまぶき】」を開催します。たくさんのご参加をお待ちしています。


◆カラスが「あそぼ~」って言ってるよ!


◆「背中に乗って、お空に行くの~」「うん!」

MOMASコレクション 親子クルーズ


MOMASコレクション 親子クルーズ」では、小清水 漸さんの《作業台―硯―》を紹介しました。

この作品は真っ黒なテーブルの表面に窪みがあり、そこに水を注いであるので、硯(すずり)にも見えます。そこで今回は、硯をヒントに 墨と水、割り箸を使って“アートな水平器”を制作しました。親子で相談しないで交互に割り箸を付けていき、水を注ぐ小皿を取り付けます。割り箸を墨で真っ黒に着彩し、最後に水を注ぐと、親子の感性が詰まった“アートな水平器”が完成しました。


◆水平にするのって難しいな~


◆墨で真っ黒に塗ると、がらっと雰囲気が変わりますね!


<参加者の声> 

◆てきとうに作っていったらできたのでとってもうれしかった。すみでぬるのも楽しかった。(小学校3年男子)

◆話し合わず、インスピレーションだけで制作していくのは予想もつかない偶然の楽しさがありました。(保護者女性)