カテゴリ:2012年度の報告

工房

夜の美術館を見たことはありますか?中からの光が建物の側面にある格子を通り、とても素敵に映ります。今回は建物の外観を鑑賞し、それをもとにランプシェードをつくりました。LEDライトを光源にして、ケント紙にカッターで穴をあけたものをライトの周りにおきました。そこから漏れる美しい光を「夜の美術館」に見立てて表現しました。部屋を暗くして作品を並べると、さまざまな光が浮き上がり「ワーッ」という歓声が上がりました。


灯りをつけたらどんなふうに見えるかな。


作品を並べると幻想的な世界になりました。

〈参加者の声〉
◆こんなにカッターを使ったこともなかったし、こんなに光がきれいだと思わなかったからびっくりした。(小3 女子)
◆上に三角の模様をつけたら天井に映ってきれいでした。(小3 男子)

MOMASコレクション 親子クルーズ

MOMASの扉では、絵画や彫刻作品を鑑賞することが多いのですが、今回は写真の作品にスポットを当てて鑑賞をしました。その中にはカメラを使わないで制作された作品があり、それを見てから参加者の方にも実際に体験してもらいました。コピアートペーパーという光に反応する紙を使い、その上におはじきや自作の型紙などを置いて光(日光)にあてます。その紙にアイロンで熱を加えると…。なんと、置いた物が紙に写るのです。自分の指を写したり紙にわざとしわをつくったり、それぞれの工夫があって面白い作品に仕上がりました。


「どんな作品にしようかな…。」上は既に完成した作品です。


光の当て具合で色が変わります。みなさん真剣ですね。

< 参加者の声>
◆光を当てたり当てなかったりで色が大きく変化するのが面白かったです。重ねたり折ったりして面白い作品ができました。(小6 男子)
◆コピアートペーパーは初めて使い、仕上がりが想像できない点もあり、ワクワク感が今まで体験した親子クルーズNo.1でした!(保護者)

MOMASコレクション みる+つくる

MOMASコレクションの作品を鑑賞し、かんたんな制作を行う「MOMASコレクション みる+つくる」。
今回は作品の色や形、感じることを視点にしてグループで鑑賞をしました。その後、自分のお気に入りの作品を選んでさらにじっくりと鑑賞します。制作では、自分の選んだ作品を思い出しながら、すでに用意しておいたさまざまな色や形をした紙片を組み合わせて、コラージュ作品を作りました。再び展示室に行き、作品を見せながらどの作品かを当てるクイズをして楽しみました。


「こんな感じだったよなぁ。」思い出しながら制作をしています。


「ぼくは、この作品からつくってみました。」

〈参加者の声〉
◆人の描いた作品を作るのも、人の描いた作品を作ってクイズで当てるのもどちらも楽しかった。(小3 男子)
◆自分の想像したものを工夫して表現できた。(小6 女子)

MOMASコレクション みる+つくる

今年最後のビンゴの日。寒い中、多くの方が来てくれました。今回は、40スタンプを集めて賞品を手にした方が6人もいました。毎回ビンゴに参加してくれて、とてもうれしいです。
参加者は、作品をよ~く見て想像したり、椅子に座ってどんな人が座るとピッタリか考えたりしながら、館内巡りを楽しんでいました。次回は1月26日(土)にアート★ビンゴ【わかくさ】を予定しています。どうぞご参加ください。


離れてみたり目を細めてみると…。この作品、何に見えますか?


この椅子、座る以外の使いみちを考えてね。

企画展物語 親子クルーズ

企画展「ベン・シャーン展」を親子でまわるプログラム。
今回は、ベン・シャーンの作品の特徴の一つである、「人物の顔」にスポットをあてて鑑賞しました。鑑賞後は、親子でお互いの顔の特徴を考えながら描き合いました。子どもたちが親の特徴をよくとらえて顔を描いているのがとても楽しかったです。中には、我が子の眉毛だけを描いた親もいて、そのデフォルメや強調の手法はまるでベン・シャーンのようでした。


「顔って意外と難しい。。。」


力作がズラリ。みんなの作品を見あいました。

〈参加者の声〉
◆単純そうでむずかしい。線の力は凄い!!ベン・シャーンもスゴイ。(保護者)
◆お父さんの顔を真剣に描いたことがなかったし、筆で初めて描いたので楽しかった。(小4 女子)