2018年1月の記事一覧
親子クルーズ 企画展物語「1つの版から無限の世界!」
始めに「版画の景色~現代版画センターの軌跡~」の靉嘔《I love you》を鑑賞しました。「人は何人いるかな?何色が使われているかな?」みんなで話をしている中で、同じ版で色や位置を変えて7種類の作品ができていることに気づきました。今日はみんなも、いろいろな工夫をしながら版を作ったり、刷ったりしてみましょう!まずは、親子でスチレンボードに「住みたいお家」の凹版を作ります。次に、いろいろな形に切り分けたスチレンボードを使って、家の周りの様子をイメージした凸版を作ります。最後に、それぞれの版を1枚の紙に刷ることで完成!更に、版の位置をずらしたり、向きを変えたり、色を変えたり、色を重ねたり、凸版と凹版を組み合わせたり…、みんなどんどん工夫を重ねていきます。「同じ版からいろいろな作品ができておもしろい!」お互いの作品を鑑賞し合い、版画の楽しさを味わうことができました。
◆同じ版でいろいろな作品ができるんだね!
◆子供が考えて下描きをした「住みたいお家」を保護者の方が彫ります。
◆お家のまわりはどんなイメージにしようかな?
◆黄色でやってみよう!きっと明るくなるんじゃないかな!
◆バレンでゴシゴシ!うまく刷れるといいな~!
◆とても素敵な作品がズラリと並びました!
◆色や向きが変えて、理想の世界を表現しました。
<参加者のこえ>
・素敵な未来が描けてよかったです。版画のことがよくわかりました。(小2女子)
・単純な色と形の組み合わせの版画で創造性の豊かな体験ができました。(保護者)
どこへ行く~イスと旅する365日~
今日の『工房』は、<ツル><レッド&ブルー><タン>の3脚のイスを取り上げました。「このイスと一緒にどこへ出かける?」と想像を膨らますプログラムを、埼玉大学の学生が考えてくれました。鑑賞では、タンが「滑り台、チョウチョ、トランポリンに見える!」という参加者に、常連の参加者が「これはベロなんだよ!」と教えている場面もありました。ざらざら・ふわふわなど“触り心地”や、“誰にぴったり?”、“座って何をする?”と対話が盛り上がりました。制作の時間には、色々な景色の写真を眺め、自分とお気に入りのイスで“どこを旅したいか”考えました。「雲の上、自然の森の中、外国の街…」イスに座ってこんな景色を見れたらいいなとイメージの旅を楽しみました。
◆3脚とも個性的。「どのイスが好き?」
◆「このイス 紙飛行機みたい」
◆海にしようかな~山にしようかな。
◆制作の様子
◆大きなひまわりの葉っぱの上にみどりのイス
◆外国のおしゃれな街を旅しているレッド&ブルー
<参加者の声>
・同じいすでも人それぞれちがうところにもっていくのがおもしろいと思った!(小2・女子)
・今日はいすをいろんなところから見るのが楽しかった。しゃしんをえらぶのが楽しかった(小1・男子)
アート★ビンゴ
2018年最初のMOMASのとびらは「アート★ビンゴ」です。館内や公園にある作品などに関わる問題に答えます。北浦和公園にある橋本真之《果実の中の木もれ陽》が何の形に見えるかを考えたり、「MOMASコレクション」ポスターにある作品の中に人は何人いるかを数えてみたり、シャルル・デスピオ《ビアンキーニ嬢》と見つめ合って会話をしたりして楽しみました。最後にスタッフと答え合わせ。お話をしながら、どんどん想像を膨らませることができました。とても寒い日ではありましたが、たくさんの方に参加していただけました。これからも、ぜひ親子や友達と一緒に美術館へ遊びに来てください!
◆アート★ビンゴに出発!9つの問題に挑戦しよう!
◆「クジラやイルカみたいだな~」「アリの巣にも見えるよ!」
◆「この作品に描かれているのは人なのかな…?」
◆子供「首を曲げて体操しているの?」ビアンキーニ嬢「そう!気持ちいいよ!」
◆子供の発想力にスタッフもびっくり!「その考えはとても面白いね!」